221. 女番長 野良猫ロック
和田アキ子と梶芽衣子という豪華タッグに、范文雀。アンバランスな気もするが、それが良いように作用していて、異様に格好よかった。 が、脚本、演出、男衆の演技など、ちょっとテンポが良くないような気が。 そして、オックスの鳥肌が立つような歌がちょっと可笑しかった。こういうライブで、失神者続出させていたのかオックス… [DVD(邦画)] 5点(2011-06-03 05:12:19) |
222. Dear Pyongyang ディア・ピョンヤン
「日本人とアメリカ人は、アカンで」などと、父親が悲しい事を言わなくてもいい時代、そして、この映画が北朝鮮で検閲を受けずに公開されるような、そんな時代が一日でも早く訪れるようにと、この優れたドキュメンタリを観たイチ日本人としての私は願うばかりだ。 …蛇足だが、オモニのしゃべり方と、ちょっと独特な笑い方が、ウチのオカンそっくり。ちょっと可笑しかった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-26 02:05:38) |
223. 夏への扉
当時のアニメ演出の流行りに対してとやかく言うのも無粋かもしれないが、静止画に逃げず、もうちょっとセルで勝負して欲しかった。 それと、特盛りメロドラマ風・羽田健太郎の音楽ボリュームを、もう少し下げるべき。 しかし蛇足ながらこのアニメ映画、公開当時の評判はいかがなモノだったんだろうか...なんというか、今観ると非常に濃いぃ。 [DVD(邦画)] 4点(2011-05-25 04:30:03) |
224. 涼宮ハルヒの消失
「可愛いのに、ちょっとイタくて残念なヒロインが主人公。だが、SFとしては良作。TVモノアニメとしては中の上」と評していたハルヒシリーズでしたが、いやあ、京都アニメーションの目論見通りか、すっかり堪能させられました。 一見さんにはちょっとツラい世界観と萌えっぷり(そして、拾いにくいエピソード)でしたが、まあ及第点はアッサリとクリアしていた印象です。 しかしながら、このシリーズ。「面白いけど、キャラ萌えになんかにゃ理解してやらないんだからね!」とツンデレ気味な公言を憚らぬ私でしたが...「文芸部仕様・長門」の、魂を抉るよーなか細い佇まいは強烈でした。改変された世界も、全然アリでした。プラス2点んんん!(一番イタくて残念な奴ァ、お前だ!) [DVD(邦画)] 8点(2011-05-25 04:28:39) |
225. 星を追う子ども
「命とは、なんぞや」的なテーマを基にした、ジュブナイル映画の佳作。 少し未消化気味な脚本や、キャラクターの掘り下げ切れていない感に、ちょっと抵抗が無い訳ではないが、作品全体に脈打つ慈愛的なものを強く感じました。 でも、新海誠作品の中では、ちょっと面白みの無い内野安打みたいな印象。期待していた程ではありませんでした。(劇場で半泣きしていたクセに、偉そうな) [映画館(邦画)] 7点(2011-05-24 01:24:38) |
226. 地球へ・・・
美術や動画のグレードは高いんですが、盛り上がりに欠ける印象。劇場向きでは、ないのかもしれないですね。 ちょっと前に「地球へ…」がTVアニメシリーズになったという事なんで、なるほど竹宮原作の方は愛されているんですねぇ。TVシリーズも未鑑賞、原作も未読ですが。 [DVD(邦画)] 5点(2011-05-24 01:11:02) |
227. 日本のいちばん長い日(1967)
《ネタバレ》 この作品は、日本人のメンタリティに対して(善し悪し問わずに)しつこいくらいに訴えかけてくる。 そして、その冗長さも中弛みもない、ジットリ暑く、みっちり濃く、ひたすら長い1日に否応なく付き合わされる。 昭和二十年八月十四~十五日の、濃密多難な長い1日。傑作でした。 160分以上の見応えのある尺も、苦にこそはならないがそこそこ長い。 そして、蛇足もイイトコロだが、20分以上あるプロローグを観た後に改めて現るタイトル「日本のいちばん長い日」を観て、私は思った。 そこも長いのか、と。(だいなし) [DVD(邦画)] 9点(2011-05-17 13:47:19) |
228. 着信アリ2
一作目の消化不良を丸投げされた本作品であるが、なんか雪だるま式にどうでもイイ伏線ばかりが増えて逝き、ますます混沌化。今度はfinalへと丸投げする羽目に。政治によく見られる悪しき日本人気質と言えば、言い過ぎだろうか。 何しか、無策なまま転がり続ける意味不明なまでにデカい雪だるまのお陰か、ホラー要素もずいぶん希薄化してゆき、犠牲者の数も死に様もマイルドかつコンパクトに。(特に風呂場の死体とか、コンパクトだった) 演技、演出、脚本、その他諸々のオザナリ具合も、ヒドいもの。 ある意味、次回作が楽しみです。 [DVD(邦画)] 2点(2011-05-13 19:05:49) |
229. おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!
おニャン子世代の真っ只中なんですが「夕焼けニャンニャンとか、部活で観れんし。そもそも観たくもねー」というヒネた硬派中学生だったんで、おニャン子クラブ自体に興味も思い入れも無い私。 そんな私に、作品の良さなど1ピコグラムも理解出来ないのも当然です。が、そういう鑑賞側の事情を差し引いても、この作品の無味無臭な雰囲気は凄い。まさしく、アイドル・バブル期の徒花みたいな作品。 とりあえず、アイドルの歌のヘタさをとやかく言うのは、力士にデブと言うよな無意味なモノらしいので、差し控えときます... [DVD(邦画)] 1点(2011-05-06 16:28:36) |
230. ICE(劇場版)
1980~90年代のバブル期に乱発された、ウンコレベルのオリジナルビデオアニメを彷彿させる出来映え。 中途半端なエロ描写や、コケ脅しみたいな残酷描写、美術・キャラクターの造形からして、何もかもが異様に古臭く悪趣味。動画のキレも、テレビアニメ以下。 「とりあえずAKB48をアニメでプロモートしてさ、そしてアニヲタ層を引き込めれば儲けものじゃねえ?」というヒトを舐めきったソロバン勘定と態度が、遺憾なく作品に発揮・反映さてれおります。 AKB48の演技も、予想以上の棒読みっぷり。 しかしこの作品、プロ声優を起用して撮り直したところで、ウンコ以下という評価は変わらんだろう。 近年稀にみる、産廃レベルアニメ。 [DVD(邦画)] 1点(2011-05-02 12:24:12) |
231. 修羅雪姫 怨み恋歌
この作品が二作目とは露知らず、鑑賞してしまいました。その内にでも一作目を観て、改めてレビューさせて頂く所存です。 とりあえず、この作品の「いかにも小池一夫!」という世界観、ステキ過ぎます。 そして梶芽衣子の「眼力」に魂を射抜かれつつも、ちょっと「日本髪」はイマイチだったなぁと感じてしまう私でした。 [DVD(邦画)] 6点(2011-04-28 13:16:27) |
232. 私の優しくない先輩
「またもや日日日原作の実写映画化、しかもアニメ作家が実写映画に挑戦てアホですか…」と呆れ果て、1ミクロンの期待もせずに観たのが幸いしたのか(災いしたのか)、非常に面白かった。 「らき☆すた」や「涼宮ハルヒの憂鬱」など、個人的にゃあまり得意ではないアニメを作る監督なだけに、意外な一面に驚きを隠せぬ私です。 チープながらも嫌味のない軽妙な脚本や、安易に泣かさない演出、エンディングの一発長回し撮りもお見事でしたが、川島海荷のヘソがやはり一番神懸かり的だったなぁ。(だいなし) [DVD(邦画)] 8点(2011-04-25 14:23:29) |
233. 劇場版TRIGUN Badlands Rumble
私はミリィ・トンプソンが大好きてある。 然し今作の彼女、出番という程の出番も特になく、見せ場という見せ場も特にない、という扱いには、正直がっかりしました。 だが然し「ミリィならば、何でもアリだこんちくしょう!」という私の歪んだ愛情で、なんとか踏破。 感想というか、またマッドハウスでテレビシリーズを始めてくれんものか?と、ちょっと思いました。 劇場版としてのクォリティは「たいしたことなし」といったOVAレベルのテンションでしたが、私的には久しぶりに新作トライガンを鑑賞できた事が嬉しいですね。 及第点プラス、ミリィ・トンプソン(雪野五月)という事で、この点数です。 [DVD(邦画)] 6点(2011-04-25 10:15:00) |
234. 笑う警官
社会派サスペンスかと思いきや、イヤハヤ、何てこたぁない社会派の皮を被った安いトンデモ・ポリティカルアクションでしたね。 そこはかとなく原作の良さが垣間見えるが、浮薄なジャズミュージックと泥臭く鈍重な脚本と演出でことごとく劣化していった感じ。 ただ、主役に大森南朋という起用。その一点だけは素晴らしいと思いました。 [DVD(邦画)] 3点(2011-04-25 09:54:11) |
235. 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生
《ネタバレ》 ユング好きには、タマランのだろうねえ。手法に足掻く作り手の苦労は判るが、相変わらずの「一見さんお断り」的な世界観は、どうかと思う。ま、アニメ界にゃもっとひどい例あるし、お疲れさん!頑張ったね!な、評価と、素の評価で、これ。 [ビデオ(邦画)] 5点(2011-04-13 05:20:26) |
236. 劇場版“文学少女”
作画や美術、キャラ設定が美麗なアニメに有り勝ちなイヤミったらしさを感じつつも、天然系やヤンデレ美少女や優柔不断男子の三つ巴にヘキエキとしながらも、主人公の長すぎる三つ編みにイライラオロオロしつつも、三年生の受験生センパイ役に花澤香菜という微妙キャストに煮え切らなくなりつつも、そこそこ面白かった。 この甘酸っぱさ特盛なセイシュン謳歌アニメをここまでボロクソに貶しておいて、何故に及第点以上に評したんかい!?というと、そりゃアレですよ。 「読書家に悪人なし」という歪んだ価値観で生きる私としては、ちょっとケチがつけ難いんですよ、このアニメ。 [DVD(邦画)] 5点(2011-04-13 05:18:54) |
237. 宮本武蔵 ―双剣に馳せる夢―
NHKとかで放映しそうな、ちょっと無駄に豪勢な「検証・宮本武蔵」といった感じ。(中澤一登のキャラデザなんて、無駄遣いもイイとこだと思う) しかし、豆知識ネタの好きな私にとってはソコソコ面白く、今回はDVDでの鑑賞ということで、まぁイイ暇つぶしにはなったかも。 映画として評価するならチト厳しいが、まぁ及第点ですね。 しかし西久保瑞穂って…画面構成が非常に地味だ。(個人的には嫌いではないが) そして蛇足だが…この作品を観て今後、ほかの「宮本武蔵モノ」を観ても素直に楽しめなさそう。そういう意味では、なかなか罪な作品である。 (単純な私の脳にも問題があるのかも、だが) [DVD(邦画)] 5点(2011-04-10 00:55:54) |
238. 劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者
原作殺しと悪名高い水島精二監督のわりには物語的な無茶(原作と勝負したがる監督なのかな?)が控えめというか。全体的に及第で何気にに面白く、想像してたよりも楽しめた、というより酷くなかったと、思う。のっけのジプシーミュージックでチョコッとセンスの良さも垣間見たかと思いきや、OP・EDがダサい!と不貞腐れていたが、そのダサさの理由、わかりましたよ?主人公が「チビだけど格好イイ」に対して主題歌のひとは「格好イイけど、チビ」という符号だったんですよ!超納得。(勝手に) [DVD(字幕)] 6点(2011-04-02 01:39:19)(笑:1票) |
239. のんちゃんのり弁
入江喜和原作のイイ所を丁寧に引き出し、キチンとした人間ドラマに仕立てた監督の手腕に感服です。 小西真奈美、岡田義徳、倍賞美津子、岸部一徳、そして子役の佐々木りおのソツのないキャストも巧かったが、村上淳の芸幅の広さには改めて驚かされた。と言うか、何処に出ていたのかエンドロールまで気づかなかった… [DVD(邦画)] 7点(2011-04-02 01:32:22) |
240. 惑星大怪獣ネガドン
《ネタバレ》 国内のフルCGアニメーション作品の世界では、すっごい高レベルな作品のではないかと思った。 短い作品時間も、脚本や演出の上手さで巧みに切り抜けていて、実にスッキリとしていた。 次回作は、是非長編で観てみたい。 [DVD(邦画)] 7点(2011-03-19 15:25:41) |