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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4675
性別 男性
年齢 41歳

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521.  マジック・ツリーハウス 《ネタバレ》 
よくよく考えれば、こういう冒険ファンタジーに特化した和製アニメって意外と少ないように思います。本を開いて念じれば、その本の世界に旅をすることが出来る。実に夢のあるお話。対象年齢はけっこう低めな感じなので、大人が見るには退屈してしまいそうですが、子どもと一緒に見て楽しむファミリー映画としては十二分な出来映え。旅をし、なにかを達成することで成長していく。その過程としてのメダル集めなのでしょう。それにしても驚いたのは、男の子の声を北川景子が演じていたこと。声優としてはそれほど上手くはないけれど、声質が全然違うのでびっくりでした。
[DVD(邦画)] 5点(2012-09-20 19:49:14)
522.  リアル鬼ごっこ5 《ネタバレ》 
やってることは同じです。 舞台を学校から会社に移したってだけで。 ただ、三部作の最後だけあって、 今回はあの芸人みたいな王様の裏側が 明らかにされます。そして、 なぜB型がターゲットにされたのかも 明かされます。 B型を選んだのは単なる気まぐれではなく、 ちゃんと理由があったのですね(笑)。 ストーリーはたいしたことないけど、 大地が希に思いを寄せることになった ささやかなエピソードが良かった。
[DVD(邦画)] 4点(2012-09-07 11:18:49)
523.  その男、凶暴につき 《ネタバレ》 
これが初監督作品だとは思えないぐらい、ちゃんとした作りになってる。そしてなによりも、初めからすでに「北野武の映画」になっているということが驚き。彼の作家性は、最初から確立されていたのですね。劇中、エリック・サティのグノシエンヌ第1番が幾度となく流れてくるのですが、よくよく考えてみれば、武の映画とサティの曲というのは、どこか通ずるものがあるなという気がします。サティの曲は、シンプルで独特なトーン、一度聞けば「あ、これはサティの曲だ」ってわかるそのオリジナリティが特色。武の映画もやはり切り捨ての美学によるシンプルさと、画面全体からにじみ出る独特なトーンが支配していて、一目見て武の映画だ、て感じるものがある。この作品では、特に「削ぎ落としていく」感じが終盤になるほど強くなっていて、ラストの一騎打ちではそれがピークに達する。犯人をひいたと思いきや突如車の窓ガラスを襲撃するシーンや、延々と平手打ちする尋問のシーンなど印象深いシーンは多いが、やはりラスト、薬を探す妹を見下ろすたけしの顔。これが強烈ですね。しかも撃ち殺しちゃうんだから、実にショッキング。武のバイオレンス映画は、良い奴とか悪い奴とかじゃなく、みんなドロドロだってのが共通してますね。
[DVD(邦画)] 7点(2012-09-05 22:10:34)(良:1票)
524.  荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE 《ネタバレ》 
私は漫画もドラマも見たことが無く、全くの予備知識無しで鑑賞したので、正直このノリとシュールな世界観に面食らってしまいましたね。コミックのノリをそのまんま映像にしたみたいな感じなので、耐性がないとしんどいものがあります。映像的にはぬかりない作りだったし、特にあの特殊メイクが見もの。3箇所ほどクスッと笑えるところもありました。コミックを読んで、きちっと耐性を作って見返したらより楽しめるのかもしれません。
[DVD(邦画)] 4点(2012-09-02 21:01:18)
525.  TAKESHIS’ 《ネタバレ》 
よくわかんないようでいて、でも結局は夢オチで片してる感じなので案外まともまってるのかもしれないですね。理系の人らしく、方程式みたいな構成だと思う。一つの夢が、(夢)でそこに×もう一個の(夢)が、、みたいな入れ子構造。だから、難解なようで意外とすっきりしてるかも。一つ一つの台詞や展開も、むちゃくちゃなようでいて一応意味があるんだと思う。ビートたけしは、それこそピエロのようにテレビで道化師を演じることに仕事上の鬱憤がたまってるのかもしれない。それを映画で憂さ晴らししたかったんじゃないかな。それまでは商業的なことも考えて作られてた映画も多かったけど、一定の地位を確立してようやく自分の好き勝手に作れる映画が出来た。それはそれまでの自分を壊す内容であり、実際この映画自体も、後半になってくるとどんどん自壊してくる。そりゃもう見てて呆れてしまうぐらいで、批判意見が多いのも頷けるんだけど、個人的にはその次の「監督・ばんざい!」のほうがさらに自壊っぷりが凄まじかったように思うので、これはまだ比較的大人しかったほうだと思う。ただ、タップダンスのシーンはちょっと長かったかな、、、。その後のDJ&おっぱいの切り替えショットは良かったけど(笑)。
[DVD(邦画)] 5点(2012-08-27 23:17:28)(良:1票)
526.  リアル鬼ごっこ4 《ネタバレ》 
前作に引き続き、B型の学生たちが 逃げ惑うお話なんですが、内容と言えば、 自分だけ助かればいいと思ってるマサハルと、 他人を助けなきゃって思ってるツカサが、 それぞれの弱みを克服して協力し合って 鬼に立ち向かうっていう、そういう展開です。 主役の女の子は割と魅力的だと思うし、 演技自体もそう悪くはないと感じたけれども、 いかんせん足が遅いですよね(笑)。 捕まったら死ぬんだからもっと速く走れないのかよ、 ていうか追いつけない鬼たちってどんだけ足遅いのよ、 てところがどうしても気になっちゃう。
[DVD(邦画)] 4点(2012-08-24 01:00:11)
527.  聯合艦隊司令長官 山本五十六―太平洋戦争70年目の真実― 《ネタバレ》 
私も戦争の知識に乏しく、かつ山本五十六さんのことはその名前ぐらいしか知らなかったので、鑑賞して色々と勉強になりました。日本はアメリカに燃料資源を頼っており、国力も10倍。そのアメリカと戦争したらどういうことになるか、五十六さんにはわかってたんでしょうねぇ。日清日露と勝利をしていて浮かれていたというのもあるし、ドイツが躍進していたのでその勢いで三国同盟を結んでしまった。五十六さんの論理的な指摘に対し「多数の方が支持しているので、、、」とか「戦争はやってみなけりゃわかりませんから」とか、全く論理的でない言葉が出てくる。そしてまた、マスコミの責任もある。事実をそのまま伝えるのでなく、単に国民を扇動するだけだった。なにが正しいかではなく、その時の空気で決め、国民が望むものを書くだけ。そういう一つの教訓が、この作品にはきちんと込められていました。まぁ、五十六さんの「奇襲したあとに講和」とか、あのへんは立場上のこともあり、なかなか難しい判断だったのでしょう。CGの全景や戦闘シーンなどもそれなりによく出来てました。個人的に印象深かったのは、「水まんじゅう」でしょうか(笑)。まんじゅうを水につけて、砂糖かけて食べるというのは初めて見たので驚きでした。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-22 22:22:47)
528.  八甲田山 《ネタバレ》 
まぎれもない大作です。そして、実際にロケ隊が遭難しかかったというのもよくわかるぐらい、全編に渡り吹雪いてる。観ていて寒々しくなるので、真夏に観るにはもってこいかも(笑)。ただ、3時間弱の尺は正直長く感じました。2時間ぐらいにしても別に問題ないのではないかと思う。基本の主軸は、有能なリーダーと無能なリーダーの対比、それに尽きるでしょう。無能なリーダーのせいで、多くの隊員が正気を失い、命を落とした。そしてそのリーダー自身は、隊員たちによって最後まで生かされたという切ないラスト。さすがに自責の念で最後は自害されてたけど、そもそもこの訓練てどれほどの意味があったのかしら、ていう思いもありますよね。案内人の女性に対して徳島大尉が「案内人殿に、敬礼!」と言うシーンが一番良かったです。
[DVD(邦画)] 6点(2012-08-20 14:06:47)
529.  サチ子の場合。<OV> 《ネタバレ》 
現ドラマの女王、片岡明日香さんの初監督作品ということで 観てみたんですけど、これはもう完全に学生映画のレベルですね。 DVを受けても彼氏のために尽くそうとするけなげな女性を演じて ますが、公園で殴り合って笑いあって和解という、そんなの 昔の不良少年のアニメじゃあるまいし(笑)。 彼女のファンなら楽しめるかもしれないけど、 真っ当に鑑みてこの点数です。 
[DVD(邦画)] 2点(2012-08-17 19:07:12)
530.  拝啓天皇陛下様 《ネタバレ》 
この作品の良いなと思うところは、戦争というものを主軸にして描いてるのでなく、あくまでも舞台装置として扱っているという点ですね。その扱い方、軍隊や貧困を扱いながら爽やかな喜劇でまとまっているということが今ではとても新鮮に感じる。勿論メインは、ヤマショーと棟本の友情物語ですよ。これがもう実に微笑ましい。見ていて心洗われる。ヤマショーこと山田正助は、まさに自然児とでもいわんばかりのキャラで、飯が食いたいという理由で軍に残りたいと考えたり、そのために天皇陛下に手紙を書こうとしたり、棟本を喜ばせるために鶏を盗んできたり、恋心募らす中、いつのまにか結婚まで決めたような気になってたりと、その純粋さがたまらないんですよね。そんで、棟本はそんなヤマショーにいつも常識という名のツッコミを入れる。男の友情の、一つの美しい姿。そしてまた、ヤマショーを演じた渥美清のナチュラル演技のすばらしさも光る。それは演技というより、まさに山田正助という純粋無垢な男が現にいたんだと、そんな風にすら感じさせられます。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-17 17:33:07)
531.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 
入り口と出口で全然切り口の違う映画でしたね~。てっきりオカルトホラーなんだと思ってたら、後半はホラーというよりブラックコメディみたいになってた。ドッペルゲンガー、つまりはもう一人の自分。みたら死ぬって言うやつ。永井さんの弟こそまさしくそんな死に方でしたが、早崎のドッペルゲンガーは、なんというか内に秘められていたもう一人の人格っていう感じがします。富と名声、金、女、そういう欲望の固まりとしての早崎道夫。それに対して、欲が全然なくて、人工人体を自分が作りたくて作ってるっていう、実際の自分。ドッペルゲンガーを殺しちゃったら、分離してた欲望の人格が自分と一つになったみたいで、そこからの展開が実にシュールなんですよね。だけど、永井さんがいたからこそ、その欲望の人格に結局飲まれずに済んだ。早崎も君島も村上もなかなか死なないのに、村上は突然トラックにひかれるとか(笑)。後半のこのシュールな世界観を楽しめるか楽しめないかで評価が大きく分かれそうですね。
[DVD(邦画)] 6点(2012-08-16 19:56:59)
532.  リアル鬼ごっこ3 《ネタバレ》 
まあ、前二作も安っぽい作品では ありましたが、本作はそれに輪をかけてチープな作り。 今回は、学校が舞台。実にこじんまりとしてます。 そして、鬼が捕まえたときも、 頭に「キィ~ン」ていうのをあてて殺すという 映像的にものすごく地味。 後でネットを見て解ったのですが、頭にボルトを 打ち込んでいるっていうことらしいですね。 全然そんな風に見えなかった。映像で見て、 そういうのが伝わってこないというのが致命的。  さらにいえば、男子諸君はもっとこう体はって 女子を守ろうとしないのかよ!って思っちゃう。 あまりに不甲斐ない男子たち。 そして、王様がもはやただの芸人みたいになっちゃった。 いろいろと残念な作品である。
[DVD(邦画)] 4点(2012-08-13 14:32:52)
533.  こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ! 《ネタバレ》 
確かに、ある意味で中途半端な作りと指摘されても仕方ないかなとは思います。いわゆる「こち亀」らしい、葛飾の下町の人たちのノリと登場人物のベタな演技。それに対して、警視庁の人たちはすごく真面目でリアルな演技をしているわけですね。なんというか、こち亀の緩い漫画世界と、踊る大走査線のようなキビキビした世界が合体してるような、そういう独特の世界観なんですよね。そこに違和感を感じる人は多いだろうし、なにより、コメディ要素がほとんどないというのもまた思い切ったな~と。笑いどころなんて全くない。完全に感動ものとして作り上げてる。確かに、両さんて人は憎めない。いくらツケがあろうが、みみっちい悪事を働こうが、根がものすごくいい人だから。それに下町人情みたいな、そういうのがこち亀の良さなので、そこを前面に出して感動物語として作り上げるというのも一つの手ではある。実際、両さんが犯人のおっさんを説得する様や、桃子とのさわやかな愛情関係など見ていて面白かった。本当言えば、こち亀のもう一つの良さである、ハチャメチャドタバタ喜劇も見たいんだけど、実写でやるにはなかなか難しいものがあるのかもしれない。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-08-12 15:06:29)
534.  岳-ガク- 《ネタバレ》 
小栗旬と長澤まとみ主演なので、もっとこうアイドル映画っぽい感じなのかと思っていたのですが、意外と硬派な作りで好感が持てました。山岳救助隊がどういう風に人命救助しているのか知らなかったので、ご遺体はポーンと下に放り投げるとか待機や撤退の判断など、新鮮で興味深かったです。ただまぁ現実的に考えるとこの人たち、これだけの頻度で危険な目にあっていると命がいくつあっても足りないですよね(笑)。限られた時間の中でより多く詰め込むためにこうなるのもわかるのですが、やっぱりリアリティ度は下がるでしょう。長澤まさみは普段通りの演技だったけど、小栗旬はなかなか良かったと思います。ひょうひょうとしたキャラなんだけど、それはなにも人の死をなんとも思わないからじゃなく、色々な経験が積み上がってのキャラなんだということ。全体として、優等生すぎて面白みに欠ける感じもするのですが、まぁ悪い映画ではないです。
[DVD(邦画)] 5点(2012-08-11 00:19:35)
535.  ロボジー 《ネタバレ》 
見終わった感想としては、「ついていい嘘もあるんだな」と感じたことでしょうか。いや勿論、劇中の台詞にもあるように、この嘘は事件ですよ。真面目にロボット作ってる人たちに申し訳ないし、なによりこの嘘で会社が潤ってる訳だから。でもそんな大人の事情を抜きにして考えると、この嘘は許せちゃう。誰にも迷惑かかってないし、子供たちには夢を与えてるし、おじいちゃんには生き甲斐が持てたし、駄目社員3人組も一躍時の人となった。だから、最後までこの嘘がばれずにいてほしいって思っちゃうわけです。中盤、大学で講義をしたら、学生たちの専門用語に刺激を受け、3人組が本気出してロボット作りに取りかかる。あの展開は楽しかったですね。個人的には、それで本当に本物のロボットを作ってほしかったんだけど、そこまではいかない。けれど、結局ばれずに終わったってのが好感持てる。こういう話は、ばれてしまい評判がた落ちだけど心入れ替えて~みたいな流れになるのが定番だったから。ニュー潮風2がうまくいかなくてまたおじいちゃんに(しかも今度は4人で)頼み込んでるけど、待ってましたとばかりの笑顔を見せるおじいちゃんの画で終わるのは良い。でも、あくまでもじいちゃんは「繋ぎ」だよ!いつか本物のロボットでやってくれよ!彼らの未来を想像して楽しむことが出来る、そんな余韻のあるラストだった。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-08-08 22:21:12)
536.  ヒミズ 《ネタバレ》 
前半はブラック・コメディなタッチ。園子温作品に登場するいつもの面々が出てくると「あ~、おなじみの皆さん出てきた(笑)」みたいな感じで各登場人物のヘンテコさや強引な暴力などがそのまま笑えてくるんだけど、後半は主役の住田君の内面にどんどんと迫っていくような感じでだいぶ身に詰まる思いでしたね~。そりゃあ、あんだけ酷い家庭で育ったのだから、腹が立つし憎いしむかつくのは仕方があるまい。どいつもこいつも、てな気分ですよ。心の底からわき上がる怒り。でも、あれだけ親身に思ってくれる茶沢さんて可愛い子がいるんだから、彼はどん底じゃない。ラストの「住田君がんばれ~!」の連呼とバックに流れる「弦楽のためのアダージョ」は、メッセージとしては凄く直球で胸にきましたね。園子温監督の作品て、いつも救いようの無い感じで終わるのに、この作品は「希望」だった。おそらくは、震災というとてつもない絶望がリアルに起きちゃったもんだから、園子温監督の作品内容も反転したのではないだろうか。そして彼が伝えようとする希望は、思いのほか素晴らしかった。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-08 20:47:08)
537.  THE LAST MESSAGE 海猿 《ネタバレ》 
確かに、同じことを繰り返しているだけだし、ものすごくベタな展開なんだけど、こういう直球な映画もたまにはいいんじゃないかしら。このシリーズは結局のところ、そういう直球っぷりを楽しむものなんだと思う。巨大天然ガスプラントのCGは邦画にしちゃあとてもよく出来ているし、セットもお金かかってる。個人的な趣向としては、このシチュエーションだったらポセイドンアドベンチャーみたいに娯楽に徹してくれたらうれしいんだけどな~なんて思うんだけど、そこはやっぱり邦画だから、人情ドラマ主体になるのでしょう。女性客が多いのもなんとなく頷ける。
[地上波(邦画)] 5点(2012-08-08 16:13:23)(良:1票)
538.  おかえり、はやぶさ 《ネタバレ》 
まずなにより、はやぶさや宇宙や地球のCG映像が 凄くよく出来てる。 それが3Dできちんと立体感出ているので、 宇宙マニアの自分としてはそれだけで楽しめました。  はやぶさ3作品の中では、おそらく 一番子供向け&ファミリー層向けだと感じました。 科学的な話の解説や、はやぶさに乗っかって 説明する前田君の画、宇宙なのに 効果音がついていたりと、わかりやすさを出した 作りになってます。 しかし、専門用語が飛び出る話はわりと難しいので、 この「わかりやすさ」と「わかりにくさ」が 混ざり合ったような、そんな内容になってると思います。  臓器移植の話、それから「のぞみ」の責任を感じてる お父さんの話はなかなか良かったと思います。 この2つのエピソードは、簡単に諦めては いけないということ、失敗は無駄じゃないんだっていうこと、 はやぶさが教えてくれたこの2つの教訓を増幅させる ファクターになっていると感じました。  チャーチルの、「成功とは、意欲を失わずに失敗に次ぐ 失敗を繰り返すことである」という言葉すごくいいです。 この映画で初めて知ったので、 それだけでも見る価値がありましたよ。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2012-08-07 19:56:40)
539.  蒲田行進曲 《ネタバレ》 
ある意味で漫画っぽいところがいいんですよね、この作品。銀ちゃんと橘は、俺が主役だ俺が主役だと張り合う俺様キャラ。そして銀ちゃんに憧れるヤスはいつも笑顔でどんな要求でも飲むお人好しキャラ。男のに振り回される不憫キャラの小夏につんつんキャラの朋子。そういうわかりやすいキャラを、さらにとてつもなくオーバーリアクションでやってるもんだからみんな漫画的なおもしろキャラになってて見ていて面白いんです。おなじみのテーマ曲のキャッチーな感じもやはり漫画的といえるし、大階段から転げ落ちるのに命をかけるっていう、よく考えるとアホみたいなお話なんだけど、この映画全体の凄まじい勢いがそのあほらしさを超越し見事な娯楽に転嫁させてる。個人的には、その転落シーンよりもいつも笑顔だったヤスがついにぷっつんして家で大暴れし、小夏に八つ当たりしながら泣き崩れる一連のシーンが良かったです。普段溜め込んでる人が感情爆発したら凄いんだぞ~っていう(笑)。なんだか妙に共感しちゃいました。
[DVD(邦画)] 8点(2012-08-07 13:07:55)
540.  はやぶさ 遥かなる帰還 《ネタバレ》 
思っていたよりも硬派な作りでしたね~。人間ドラマを前面に押し出した内容になると思っていたのですが、山口プロマネのお父さんの話と、記者の女性の家族の話が絡むぐらいで、主軸ははやぶさ、そして特に藤中教授とNECの人との絡みが中心でしたね。全体的な演出が控えめなので、劇的な感動ではなく、静かだけどしっとりとした良い余韻の残る感動という感じです。個人的に関心したのは、日本の宇宙開発は、ものすごく少ない予算でやってるんだということを映像で見せていたということ。宇宙研の施設はかなりのお古なので、NASAの人はびっくりしちゃうんだよね。はやぶさ自体も凄く少ない予算で、それでいてとてつもなく大きなことをやり遂げたわけで。のぞみの失敗が、はやぶさの成功につながっているんだということも、一応は台詞で語られてはいたけど、1ビット通信の話も出してもっと全面に押し出しても良かったかも。宇宙開発に限った話ではないけど、失敗の経験が成功に生かされているので、失敗は無駄ではないんだよってことにも触れているのは好感持てる。これはある意味、マスコミ批判みたいな面もあるんだけどね。逆に少し疑問だったのは、藤中教授の森内の口論の中で、森内が言ってた台詞。どこまで史実なのかはわからないけど、あの状況でイオンエンジンの信頼性が落ちるからと反対するものだろうか、と気にはなりました。なんにせよ、運用の上での様々なトラブルにより、NASAとか、身内とか、財務省とか、いろんなところから理解を得るのに苦労してるわけですよね。はやぶさの成功は、時折の決断の数々が導いている。「もしこの時、言われるがままに諦めていたら、、、」「もしこの時、リスクをとらずにやらない道を選んでいたら、、、」この成功はなかった。はやぶさの物語は、すべての人の人生にも当てはまる教訓を教えてくれている。初めてやることなんだから、最初からうまくなんていかない。だから困難はつきものであり、その困難に抗うか抗わないか、屈するか屈しないかが、成功か失敗かを分け隔てる要因となるんだ。
[DVD(邦画)] 7点(2012-08-04 22:32:04)
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