Menu
 > レビュワー
 > あにやん‍🌈 さんの口コミ一覧。40ページ目
あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : 日本 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748
>> カレンダー表示
>> 通常表示
781.  クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ踊れ!アミーゴ
残念ながら、クレしん映画の中では今まででいちばん面白くありませんでした。元々、いろんなネタを我が物として吸収しちゃってみせるクレしんなのですが、今回はSFホラー仕立てへ持ってゆくための演出が、クレしん世界との融和性がとりづらいのか、前半部分ではやたら空回りでモタついている印象を受けました。中盤の完全なるSFホラーワールドは純粋に楽しめました(風間くんが、頑なに母親を信じようとする部分なんか、健気で良かったです)が、肝心の起承転結の転がスコッと抜けちゃってます。いきなり脱力系な結(オチ)が延々ダラダラと繰り広げられるという、クライマックスは一体どこへ行ってしまったの?みたいな展開。ま、まさかコレで終わりなハズないよね?って状態で終わりを迎えてしまった印象です。ボディスナッチャーものとサンバという、ちっとも繋がらない題材を持ってきて、それが繋がらないままに放り出されてしまった状態。従来のクレしんは、その不条理&おバカな題材でも力技で繋いで納得させていたんですけれどねぇ。今回、どういうワケか下ネタにブレーキがかかってない状態なのも、微笑ましさを越えてかなりヒキ気味。作画がテレビレベル、ゲストキャラクターのデザインに魅力がない、などの欠点もあり。「感動させろ」とは言いませんが、映画としての基本的な構成、流れは納得できるレベルに持って行って欲しかったですね。※ついでに【ネタバレ】最後に出てくるジャッキーのパパ(シャア声)は『ポピーザぱフォーマー』のパピー、『塊魂』の王様とイメージカブってますなぁ・・・
[映画館(邦画)] 3点(2006-04-30 16:49:21)
782.  シリウスの伝説 《ネタバレ》 
日本初のフルアニメを作る!という意欲は凄くって、ホントにずーっと動いてます。それから、マシントレスではなくフルハンドトレスで、トレス線1つ1つに、黒ではなくて、ちゃんとペイントに適合した色が使われています。とっても丁寧な作り。それだけに、なんでこんなにディズニーを意識しなくっちゃなんないの~!みたいな絵柄や、後味悪~な悲劇になっちゃうのが惜しい惜しい。せっかく、そこまで凄い事をしているのに、アニメ映画として語り継がれる事なく、なんとなく忘れられてしまっている感じなのは、やはり脚本やキャラクターに魅力が足らなかったせいじゃないかな、って。あと、すぎやまこういち氏とサーカスによる音楽は心に染みる名曲でしたが、シリウスが行進するトコのBGM、映画の「009」、「ゴジラVSビオランテ」の自衛隊、「ドラクエ4」の馬車と、同じパターン過ぎですよ~。あと、初日の映画館前ではこの映画を作った会社の労組がデモ行進をしておりました。えーと、そういうのはあなた方内部の問題で、お金払って見に来る観客には関係のないハナシなのではないの?と疑問に思った私でした(東京国際映画祭の会場前でデモってる某社労組もウザいですよ、と)。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-12 01:31:47)
783.  地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 《ネタバレ》 
生まれて初めてひとりで映画館で見た映画でした。渋谷の映画館の前まで母に送って貰ったんですけど。この映画の印象と言えば、スプラッタ。刃物系怪獣ガイガン相手に、なんかやたらにゴジラとアンギラスが血飛沫ブシューって上げてて、今にして思えば「キル・ビル」風?みたいな。みんな血が赤かったんですよね。後のゴジラを見ると、血の色変わっちゃったよーですけど。結局逃げられちゃって決着付かない、という展開に、子供心に甘い展開・・・と思ったものでした。でも、見終わった後、併映の「ミラーマン」と「帰ってきたウルトラマン」と「天才バカボン」見て、もう一度見たいな、どうしようかな、って迷ったのでそれなりに楽しんだのかな。帰りが8時になっちゃうから諦めてバスに乗って帰ってきましたが、ってそんなトコまでしっかり覚えてるし。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-12 00:56:56)(良:1票)
784.  香港パラダイス
GO-BANG’Sが主題歌を歌ってましたねぇ。当時はよく聴いたなぁ。出ている人々も、当時を思い出す人々ばっかだぁ。遠い過去のようにも思えるけれど、14年前。そんな最近の映画でしたっけか。なんだかややこしい物語と強引な展開の映画だったと記憶しておりますが、それでも結構楽しかったのは、全体がごくごくカルい作りだったから、だと思います。リアリズムとかドラマティックとかとは無縁の、サラサラと流れる口当たりの良さ。その分、毒にも薬にもなんない。斉藤由貴を見に行く映画、それ以外の価値はなかったよーな気もしますが、でも、そんな映画もあっていいですよね。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-11 00:11:20)
785.  誘拐(1997) 《ネタバレ》 
渡哲也が「むぐふっ!」って血を吐くところがあるでしょ。あそこが違うなぁ、って思いました。もうみんな「どうしました!」「大丈夫ですか!」って一拍も置かずに駆け寄る、でも、実際そういう場面に遭遇したら、まずヒキますね。5秒や10秒はヒキまくり。で、ある程度結果が出た時点で、初めて「大丈夫ですか!」と。まー、日本映画って、そういうの様式化されちゃってますね。リアリズム、ってのから遠いところにある古き日本映画の姿。それがいかんとは言わないけど、あんまりそういうのばっかりだと醒めてしまうのね。ところで、ゲリラロケですよ~、凄いですよ~、っていうの、クドかったです。苦労しました、っていうの、映画本編には関係のない事ですし。映画って出来上がったモノ、スクリーンに映るモノが全てなんですから。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 23:48:43)
786.  タオの月
血の色を全編に散りばめた、時代劇宇宙人アクションでございます。シネマジャパネスク作品は、ちと中途半端な予算と誰が見るの?ってコンセプトで登場したモノが多くて、これもそのひとつ、って感じ。シネマジャパネスク、松竹の奥山体制下での徒花ですなぁ。マカラガが、CGとフルサイズモデルとで明らかに見映えが違っちゃったりしてて、どっちかひとつに統一した方が良かったんじゃないの?みたいな。舞台が、戦隊ヒーローものにありがちな切り崩した荒地に、「風雲たけし城」みたいなセットの世界ですから、そこに豪華キャストを散りばめた事から生じる違和感の楽しさを味わう事はできるのですが、もっとカルく痛快な物語にした方が良かったんじゃないかなぁ。ヘンにマジメでね、どーもマニア向け、みたいなニオイが漂ってきちゃう。時代劇で宇宙人で怪獣な物語、って聞いたら、誰もシリアスなアクション映画なんて期待しないよーな気がするんですけど。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 23:43:53)
787.  友子の場合 《ネタバレ》 
ともさかりえが演じる友子って、かわいいバカさ加減が原作漫画の野暮ったさを遥かに超越しててとっても好きなんですけど、この映画はちとハズしちゃってる、って感じでした。出だしは快調に飛ばしてて、こりゃ面白いわ!と思ったのも束の間、電車に乗り遅れて駅に取り残されてからの展開は、もどかしさのみを映画の動力としちゃってるために、見ているこちらはひたすらイライラ。せめてスレ違うにしても、ひたすら友子の爆走を見せてくれれば、まだ楽しめたんですけれどねぇ。しかもラストは物語を放り投げておしまい、ですし。放り投げた結末に向かってゆく物語って、なんでもアリなんで作る方はラクでしょうけれど、そこをスカッ!と気持ち良くまとめ上げるのがプロの仕事なんでないの? ハイビジョン撮りのフィルムプリントは、今のHD24Pに比べるとグダグダな見づらい画面ですし、まあ、フジテレビ製お手軽映画ではありました。ともさかりえの魅力に対しての5点ですわなぁ、こりゃ。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 23:38:45)
788.  COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
映画的テンポ、ってアニメではもたない事があるんですよね。特に、ドラマを語る部分。手書きのキャラクターに「静」の状態でドラマを語らせる事ができるほど、アニメが高い表現力を持っているとは思えません。それを知っている演出家は、その代わりとなる映像表現を模索しているのですが、この映画は、そこに至ってません。中ダルミは、アニメの限界をわきまえずに映画を意識し過ぎたために起こっているような気がします。スパイクがカッコつけまくりの単純明快なアクション映画にしてくれた方が楽しめたんですけどねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 23:35:30)(良:1票)
789.  学校の怪談3
シリーズ中唯一、平山秀幸監督ではなくて金子修介監督作品なのですが、前2作と同様、学校内で巻き起こるオバケ話というパターンでマンネリ感が強く、しかも今回は核となる敵の存在がないために、映画のテンションはかなり低め。リアルな子供像を描いてみせた平山監督と違って、子供に作りものの演技をさせていて違和感もたっぷり。西田尚美は腰を痛めてコルセットを巻いた状態で撮影に臨んでいたとの事ですが、お腹ぽっこり状態で太ってる?みたいに見えて可哀想。女優には気を使ってあげなくちゃねぇ。金子監督、女優がお好きなようだけど、毎回細かいトコへの気配りは足りなくない?
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 23:24:05)
790.  機動戦士ガンダムII 哀・戦士編
前作同様、16ミリブローアップの画面ザラザラ線ガタガタ、『こんなの映画じゃない!』って世界ですが、今作はガンダム幕の内弁当状態で、ヘンに楽しめてしまったのも確かです。アムロがうだうだ~、と苦悩する姿を延々と見せられるよりは、ラル&ハモン、リュウ、マチルダ、カイ&ミハル、アルテイシア&キャスバルと視点あちこち飛んで世界を色とりどり見せてもらった方が単純に面白い、と。「ガンダム」知らなきゃ置いてけぼり、っていうのは問題なんですけどね・・・。でも、ガンダムの映画版はテレビの時にあったマイナー臭もハンパにスポイルされちゃってるのが残念ね。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 00:34:46)
791.  レリック
すっかり敗戦処理投手みたいなポジションになってしまったハイアムズ監督ではありますが、こういういかにもなやっつけ仕事世界でも、プロとしての意地、みたいなのが折りたたまれてゆくサスペンス描写に垣間見れて、ちょっと微笑ましくもあり、淋しくもあり・・・。映画自体はあっちこっちから頂いてきた亜流ワールドで、33%は人間、とかいう設定も後半じゃどっか行っちゃってるよーな状態、クライマックス近くになってやっとハッキリする姿はフツーに怪物で、人間がヘンにぐちゃぐちゃしちゃいました、ってコワさを見せてはくれなくって残念。生首ころりん、脳みそころりん、胴体切り、なんてワリと節度のない描写も気色悪くて、おいおい~、と思いもしたけれど、なんとなく楽しんじゃったりもしました。最初っからあんまり真面目に見るべきじゃないって判ってる映画ですからねぇ。前売り券を買うと貰えた、つぶやきシローが宣伝してた『レリックちゃん』は欲しくねぇ~!ってカンジでしたけどね(劇場では買わなかったので貰いませんでしたが)。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-10 00:15:08)
792.  龍の子太郎 《ネタバレ》 
子供で溢れた映画館で、うっわー、お仲間いないのかぁ、オタク(当時はまだオタクという形容はありませんでしたが)はこういうのは見ないのかぁ、と肩身の狭い思いをしながら見ました(併映が「闘将ダイモス」「SF西遊記スタージンガー」「キャプテン・フューチャー」それに「ピンクレディーと夏休み」ですよ)。小品ですが、とっても丁寧に作られたアニメで、今思えば東映動画の良質な童話アニメはここまでだったのかなぁ、と(その後童話系が萎んでしまい、作られなくなったのは、需要の低下よりも作品の質の問題だったように思います)。美しい背景と綺麗なアニメート、物語の広がりはあまりありませんが、1つ1つのエピソードが本当にキッチリと心に響いてくるように作られています(鬼の756号ホームランはご愛嬌ですが)。息絶えた龍の剥き出しになった骨と、そこから出てくる裸のお母さんの生々しいムッチリさ加減にはドッキリさせられますが、それは『子供に毒』ではなく血の通った絵として印象に残るものでした。宮崎アニメだけでなく、こういう、かつて東映動画が送り出した数々の名作童話アニメもみんなに見て貰いたいものです(宮崎監督が参加している作品もいっぱいありますし)。
[映画館(字幕)] 8点(2005-12-08 01:29:01)
793.  魔界転生(1981) 《ネタバレ》 
うーん、私はそんなに楽しめませんでした。なんでだろ? 東映のアクション時代劇が元々そんなに好きじゃなかったり、女優の映画ではなかったり、物語の背景が色々と複雑な分、そんなに大スケールではない作品のワリに上映時間が長い印象がしたり、ってところでしょうかねぇ。私の中には「よっ!待ってました、千葉ちゃん!」ってノリもないですし。ちなみに従姉はラストの首が飛ぶところで劇場で大笑いしたそーです。周りの人達、さぞかし迷惑だっただろーなー。彼女の笑い方、いつも豪快だもん・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-07 01:48:38)
794.  うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー 《ネタバレ》 
押井監督の「他人のフンドシで相撲を取ってる」感が強くて、当時、かなりイラついた記憶があります。今にして思えば、監督の世界観がよく出ている映画ではあるんですけど、やっぱり、自分の創造したキャラクターで勝負すれば?みたいな気持ちは、今でも変わりません。第一、私はメガネってキャラクターがそんなに好きではありませんしね。ラムの世界の物語なのに過剰にメガネに語らせ過ぎな気がして仕方ありませんわ。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-07 01:42:14)
795.  機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
アムロとチェーンがマトモ、シャア、クェス、ハサウェイはバカ?としか思えなかった私は、すっかり保守的な思考パターンになっちゃったんでしょうかねぇ。シャアの言ってる事が支離滅裂な戯言にしか思えないんですけど(元々1stから「Z」と彼の言動・行動自体が支離滅裂ではありましたけどね)。「Z」以降の富野アニメって、物語が迷走、混乱するばかりで、判りやすく伝えようという意識がない気がします。戦争って、人間ってそういうものだ、って事なのかもしれませんが、まず作品としてまとめる、というのが第一なんじゃないかと。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-07 01:39:28)
796.  もののけ姫 《ネタバレ》 
宮崎監督の迷いとか、テーマのブレを感じる映画でした。それまでのシンプルな構造を捨て、現実的に環境と開発の問題を捉えるところまでは良かったんですけれど、答えらしい答えを出しあぐねてしまったような感じ。やはり脚本を書かずにコンテと作画を平行させて、どんどん製作を進行してゆくスタイルは大幅な軌道修正が不可能な分、弊害も大きいかと思います。結局クライマックスからラストにかけての展開はヘンに肥大化してしまった世界に無理矢理ケリをつけるような感じで、ご都合主義的に思えました。ごてごてした世界をまとめるための暴走による大災害状態に、見終わって思った事と言えば「まるで『AKIRA』みたい」。もう少し頭の中なり文章なりで整理してから描いて下さいな。あと、事態が終結して緑が広がるところで流れるピアノのメロディはなーんか陳腐な気がしちゃったなぁ。久石譲の余計な自己主張、ってカンジ。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-04 12:49:56)
797.  伝説巨神イデオン 発動篇 《ネタバレ》 
人として業を背負って滅びの道を歩む性、追い詰められ死んでゆく人々の物語。だけど、キッチンやアーシュラ、カララ、カーシャと、酷い死に方で描く事の意味が理解できませんでした。残酷な死によって戦争の無情を描くにしても極端過ぎ。製作側とファンとの間にある馴れ合ったアニメの枠にウンザリして、「形骸化されたアニメを殺す」みたいな意図があったのかもしれませんけれど、それ以前にアニメの表現の限界ってモノがある事にも留意して欲しい感じがしました。その枠を刺激的な表現によって超えようとしても、アニメである事の根本を破壊する事は出来ないのですから。その意図を更に進めて破綻した感じがするのが「エヴァ」なワケですが。その模索は実のところ、もっと全然別のところに正解があるんじゃないかなぁ? 少なくともキャラクターの記号化、形骸化はこのアニメの意図に反して(本家ガンダムの新作まで含めて)更に進んでしまっているような今日この頃。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-04 01:10:27)
798.  ホワイトアウト(2000) 《ネタバレ》 
絵的な変化の乏しい雪景色の中を、一生懸命移動してみせても、残念ながら距離感の表現が足らないので大変さが判りません。お隣りのダムまで歩いてゆく苦労が見えてこなくって、大変な演技をしてる、という風にしか思えないのが、ちとツラいですねぇ。それにしても日本でこういうジャンルの映画を撮ると、どうして粋にならないんでしょう? 大変だった、苦労した、っていう悲壮感が前面に出てきてしまって、「いやっほう!」というノリには絶対ならなくて。ラストのパトカーが集まってる画なんか、一体いつの時代に撮影された映像?って感じで、昭和の匂いがしてました。もっとスペクタクルな映画かと思ったら、どっか~ん!っていうのはヘリ1つでしたしねぇ。退屈ではなかったけれど、野暮ったさを感じてしまう映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-04 00:58:18)
799.  ハウルの動く城 《ネタバレ》 
初期に物語の着地点ってモノを提示するモンなのですよ、多くの映画は。物語が目指すところって何処で、どうやってそこまで導いてゆくか、って。この映画、早々に当初見えていたハズの着地点が消失します(ソフィーが元の姿に戻る、荒地の魔女と対決する)。以降、この映画は一体何処へ向うんだろう?とこちらは途方に暮れるばかり。もちろん、それが提示されない映画だっていっぱいあります。そして、それを行うには人を惹き込むだけの自信に裏打ちされたエピソード、映像の積み重ねを求められます。この映画は果たしてそこを自覚してたのでしょうか? 繰り広げられるのは、安定しているけれどサプライズのない毎度の宮崎節。散漫な人称によって視点は定まらず、結局のところの着地点は納得できず。既存のスタイルからの脱却を目指すのであるならば、まずは自身のスタイルそのものの破壊から始めるべきだったのではないでしょうか? 大ヒットを命題に掲げた映画の限界、とでも言うのかな?
[映画館(字幕)] 4点(2005-12-03 13:24:06)
800.  卓球温泉 《ネタバレ》 
ぽや~ん、とした家出主婦、松坂慶子はすっかりおばさん状態ではありますが、適度な太り具合が逆に魅力的(あ、個人的な好みじゃなくて、あくまでおばさん役として、ですよ)。だけど、そんな彼女の存在感に助けられている感じで、映画そのものは物語が平板で不要に長く、温泉の過疎を描いていながら、それを単にエッセンスに終わらせていたりと問題は多いです。クライマックスのラッシュはいい加減長すぎでクドいですし。映画としてもっと高められる要素はあった筈なのに、「卓球温泉」というタイトルの映画ならこの程度、ってハードルを低く設定しちゃった感じが否めません。フツーの人達の持つ楽しさのパワー、みたいなのが表現されていれば良かったんですけどねぇ。
[映画館(字幕)] 5点(2005-12-03 00:36:17)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS