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81.  ありがとう (2006)
話が話だけに、実直いちずな作りをとったのはわからないではないが、しかし誰かも言っておられたように、なんともベタな演出で、音楽も陳腐。年寄りの監督でもないのに、どうしてこんなオジンくさい、古めかしい演出にしてしまったのか。そこが惜しく、辛口ぎみの採点にさせてもらいます。
[DVD(邦画)] 6点(2008-01-27 03:45:13)
82.  古都(1980)
市川崑作品としては、横溝正史シリーズと『細雪』との中間にあって、まだ前者の雰囲気をひっぱりながら後者への準備となった、と思えばそれなりの意味もあったのかもしれないが、いかんせん、つい中村登監督1963年松竹版が思い出されて比較してしまう。この映画が撮られた1980年の京都というと、市電もなくなり、それまでのみやびさが陰湿さ一方につつまれた京都とちがって、明るさと小綺麗さが出てきた京都だったように記憶する。もうしっとりさも薄らいできた時分だった。そうした時代性もあるのか、松竹版の深みが感じられない。松竹版の成島東一郎の撮影、武満徹の音楽の調子の高さにも比べようがない。岩下志摩に比べると、山口百恵は呉服屋の箱入り娘の雰囲気にはなく、なにか問題ある家の薄幸の若い女(テレビの赤いシリーズの延長線!)という感じだった。せっかくの市川崑の映像美もからまわりというべきか。残念。
[DVD(邦画)] 6点(2007-09-17 21:26:33)
83.  ドッペルゲンガー 《ネタバレ》 
前半はお得意の不気味さも少々あるが、後半は軽めのスラップスティックなロードムービー。他の作品のような難渋さはないかわりに、逆に食い足らなさが残った。ドッペルゲンガーというより、ジキルとハイド。それに、ドッペルゲンガーを見た者はまもなく死ぬ、という法則が消えてしまった。主人公にはハッピーエンドより死んでほしかった。ただ、ところどころブラックな笑いがあるのは楽しめた。一度黒澤さんには、全編ブラックな笑いに満ちた作品を撮ってみてもらいたいものだ。
[DVD(字幕)] 6点(2006-02-13 04:34:43)
84.  感染
役者陣の演技は文句なかった。この監督は演出の才があると見た。ところが、脚本も監督が書いたらしいが、いったいどこにお話の焦点があるのか、なんだかつかみどころもなく終わってしまった。残念。エイリアンの病原体版かと思えば、『カリガリ博士』流の主人公の幻覚でした、で終わるかと思えば、はたまたオカルトものなのか、どれかにしてくれ、と言いたくなる。これならいっそのこと、病院の内幕もののシリアスドラマで通したほうがよかったのでないかしらん。
[DVD(字幕)] 6点(2006-01-16 03:22:15)
85.  血と骨
迫力とインパクトはあったけれども、崔洋一の演出は、ほかの作品同様、ケツの穴を目の前につきつけて、どうだというような、悪趣味なところがあるので減点。
[DVD(字幕)] 6点(2005-09-19 02:31:08)
86.  半落ち
皆さん同様、樹木希林の出色のピカイチ演技に感動したので、いちおう6点入れますが、あれがなかったら、もっと点数は低かった。なぜかというと、「半落ち」を続けなければならない理由がよくわからんのだ。整理してこの映画が言っていることをまとめれば、「アルツハイマーで魂をなくして生きるくらいなら、臓器移植のドナーになりましょう」と言っているのではないのか?それではさすがに言い過ぎと思ったのか、「魂をなくして生きる」者に生きる価値がないかどうか、誰にも「裁くことはできない」と良心的判事に言わせて、主張をぼかしてしまった。だから、結局この映画は「泣きのための泣かせる映画」にすぎなくなってしまった。「ああ、泣いたな」という記憶しか、あとに残らないのではないですか。アルツハイマー者の描き方にも疑問が残る。彼らは「魂をなくした」ということなのだろうか?
6点(2004-11-08 04:36:22)
87.  ラスト サムライ
勝本のモデルが西郷隆盛だというのは、表面的な設定上のこと。本当は『王様と私』のユル・ブリンナーだ。『王様と私』も史実からするとむちゃくちゃな映画だったが、これもまたそうだ。結局、アメリカ人のアジアを見る視線は、半世紀間も変化なし。この映画も、根本の視点として目新しいことなし。のっけから、銃を使うのはサムライの恥だなどと......。信長の時代には日本は世界きっての銃大国だったことぐらい知っているだろう。本当は知っているくせに、アジアはこうであるべきだという願望に近い視点が、なかったことにして無視するのだ。というわけで、2点でもよかったが、渡辺謙は好きな役者だし、彼を世界に知らしめた功績に2点加えて、4点。 しかし、勝元の死からラストのあたりは、映画として良かったので、2点加えて、6点。
6点(2004-09-06 12:04:14)
88.  黄金を抱いて翔べ 《ネタバレ》 
かなり前に原作を読んだのだけれど、印象がずいぶん違う。こんな話だったっけ?と途中で何度も思った。ハラハラさせる銀行襲撃のくだりは、大筋原作に沿っていたと思うが、西田敏行のおっちゃんが実は妻夫木聡の父親の神父だったというシーンは、あまりに唐突すぎて、映画だけではなんのことやら、原作を知らない観客にはわけがわからないのでは? あそこが最も高村薫らしい奥深いところだと思うのだが、映画ではなんともあっさり描かれる。その分、ヤクザとの抗争に時間が割かれていて、そこは『パッチギ』の監督らしいのかもしれない。しかし結果として、深みのない映画になってしまった。
[DVD(邦画)] 5点(2013-10-16 11:59:53)
89.  臨場 劇場版
作りや演技陣はしっかりしているのものの、どうもしっくりこない。原作・横山秀夫のところでクリックして、リストを見てみると、ああそうか、あの『半落ち』の原作者じゃないか。なるほど、犯行の謎解きに加えて、社会派的題材と、泣かせるシーン。この三本柱でできているところは、どちらも共通している。さらに話に決定的に無理があるところまでが、やはり共通しているじゃないの。そのため、どちらも泣かせはするが、やはり後味がすっきりしないのだ。
[DVD(邦画)] 5点(2013-06-21 09:52:26)
90.  ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
太宰ファンはどう評価するのか知らないけれども、太宰好きでもない私のような者には、嫌ったらしい後味しか残らなかった。それ以上に、どうも描かれる世界が浅薄だ。そもそもこの作り手の根岸吉太郎という人の作品が、これまで観て来たかぎり、どれも語り口はいいし、受けねらいもうまくはまって、評論家氏によるランキングは高いのだけれども、私個人の感想としては、どうも嫌ったらしくて、後味が悪い。ひょっとすると、そんなところは、まさに太宰的で、ぴったりなのかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2012-02-25 07:23:14)
91.  書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 《ネタバレ》 
 たしかにベタな映画だけれども、地方都市のシャッター商店街、安価な外国製品に押されての地場産業の衰退、そんな状況のなかで地味いっぽうな書道部、いったい何重苦なのか、というような苦しいテーマをあえて取り上げて、一服の爽やかな物語にしあげたのは評価するべき。若い女優陣がよかった。それにしても、当世の男連中の影の薄さよ......。  追伸:河合克敏の漫画「とめはねっ! 鈴里高校書道部」、およびNHKによるそのTVドラマ化からのパクリが指摘されているのを知って、点数を下げました。 たしかに、よく似たところがある。それから、現実では高校の書道部の活動を町おこしのために利用したことはない、と四国中央市の市民から抗議されているのも知りました。どうやら、日本テレビによる演出という疑いがあるらしい。しょせん映画は実話とは違うものとはいいながら、いささか興ざめな話。
[DVD(邦画)] 5点(2011-01-31 16:00:06)
92.  宗方姉妹
制作年でいうと、あの大傑作『晩春』と『麦秋』の間にはさまれた一作だけれども、松竹でなくて新東宝で撮ったためなのか、いまイチ、いまニ。第一にキャスティング。田中絹代は実力抜群だし、上原謙はいいとして、他の方々も指摘されるように、高峰秀子がひっかかる。あの芯の強い、ちょっと意地の悪い、どこか斜に構えて、世の中に対して批判精神を忘れない、高峰秀子のあの個性は、小津さんの世界にはなじまず、やはり成瀬巳喜男の映画にこそふさわしい。それでも、『麦秋』などとよく似たカットや台詞の言い回しが多数あったりして、確立された小津スタイルの様式美を再認識するには、いいかもしれない。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-13 00:58:06)
93.  ICHI 《ネタバレ》 
 『座頭市』かと思えば、『はなれ瞽女おりん 』、見おぼえのあるシーンは、黒澤明の『用心棒』に『七人の侍』の砦のシーン、ラストは『シェーン』じゃないかいな。期待せずに観たわりには、しっかり作っていたし、撮影がけっこうよかったけれども、あまりにパクリが多く、そのぶん話が散漫。綾瀬はるかの可憐さがなければ、ひどい点数になるところ。
[DVD(邦画)] 5点(2010-11-01 18:17:08)
94.  20世紀少年 《ネタバレ》 
 どうやら基本的な構図としては、1960年代頃の、ある個別的な集団の、および世界ニュース的な出来事が、2000年頃の恐ろしい危機的事件を発生させることになった。その間をつなぐ関連の証しが、例のマークだというわけだ。まるで非線形科学のいう「バタフライ効果」のように。このお話には、1990年代のオウム事件というカルト教団の起こした、「世界征服」への野望が、下敷きになっているとみえる。『三丁目の夕日』的なノスタルジーと、謎解きのサスペンスと、カルトがひきおこす得体の知れぬホラーとが、ないまぜになった世界。これはたしかに新機軸と思うけれども、ちょっと話が複雑すぎて、ついてゆきかねた。
[DVD(邦画)] 5点(2009-04-13 01:24:55)
95.  あしたの私のつくり方
 『トニー滝谷』もそうだったけれども、映画というより、映像付き朗読というのが、どうやら市川準作品のスタイルらしい。しかも描き方がサラサラしていて、あえて表面にとどまって、深くわけ入ってもゆかない。どこかの名監督の作品のように、粘りけもなければ、エグ味もドロドロさもない。そんな市川準の世界とスタイルに、心地よく酔うことのできる観客が、少なからずいるのは確かだと思うが、私には残念ながら退屈で、もう一度観てみたいという気にどうもなれません。
[DVD(邦画)] 5点(2008-12-06 05:08:00)
96.  IZO 《ネタバレ》 
まあ豪華役者陣と、とても優秀と思える撮影・美術スタッフでのぞみながら、みごとにコケてくれた大駄作。よくこんなもん撮れたな、とかえって感心する。かえって点数つけるのに悩んでしまう。この悪趣味きわまるもの凄い物語世界は、あきらかに寺山修司か唐十朗あたりの、かつてのアングラ芝居の観過ぎ。その反体制ぶりは、松田龍平扮するところの天皇までも、とうとう斬って捨てるのかと思いきや、なんと天皇の息の一吹きで、さすがに退散しなければならなかった。面白いところは随所にあるのだけれど、作ってるほうでも整理できていなかったのじゃないか。友川かずきの歌に関しては、どうやら大多数の皆さんには悪評のようだけれども、小生にはこんな歌い手がいるんだと知ることができたのが、この映画の唯一といっていい収穫だった。歌うというより呻吟、うめくといったほうがいいような、ど暗く悲痛な魂の叫びは、さすがに東北出身。ジョン・リー・フッカーでもかなわないような強烈な歌いっぷりに魅かれました。もしこの映画から友川かずきを抜いたなら、もっと評価の点数は下がったはず。
[DVD(邦画)] 5点(2008-11-24 05:02:25)
97.  花よりもなほ
なるほど、黒澤の『どん底』の落語版と見ればいいわけだ。たしかに、望遠レンズによる詰まった画面、文句ない凝った美術セット、それから衣装、と見どころはあるわけだが、いかんせん人物の彫りが浅くて、彫りの浅い現代人のドラマにしかみえない。俳優陣の大半が、深みのある時代劇セットの美術に負けてしまっている。これならむしろ現代劇でもよかったんじゃないだろうか。美術賞だけなら10点。
[DVD(邦画)] 5点(2007-03-01 21:29:52)
98.  凶気の桜 《ネタバレ》 
斬新な映像!(?)、若々しさが最大の売りだ。でも、結局お決まりヤクザ映画になっちまうのはどういうことだ。それが「ネオ東条」の限界だというわけか?
5点(2003-12-24 13:44:44)
99.  11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち
ひと言でいえば、学生運動として見た三島事件。以前に観た同じ監督による『実録・連合赤軍事件』と似たような雰囲気で、その続編といっていいのだろう。しかしそれに比べると、明らかに薄っぺらで、迫力もなく、これはつまり、若松孝二という映画作家には学生運動はよくわかっても、三島由紀夫はよく理解できていなかった、ということだと思う。
[DVD(邦画)] 4点(2013-05-04 16:07:44)(良:2票)
100.  ハッピーフライト(2008)
矢口史靖という映画の作り手は、大体がこじんまりとした小規模世界のテーマを描いては次々とヒットを飛ばす、小市民的映画作家だと思う。これも例外にあらず。ただ、このテーマでは無茶ができず、展開に幅がなかった恨みがある。そのためか、退屈な時間が多かった。
[DVD(邦画)] 4点(2012-02-15 23:46:39)
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