121. コーヒー&シガレッツ
《ネタバレ》 次々と話が変わる短編が連続するオムニバスって疲れるから苦手なんですよ。でも、この作品はそれを感じることなく楽しめました。このユルさ、この気だるさ、この可笑しさがたまらないですね。噛み合わない会話、微妙な間、気まずい雰囲気、この不思議な可笑しさ。全11話、微妙な間のちょっとした可笑しさにちょっとだけ笑ってしまう。そう言えば喫茶店で会話が弾まない時、待ち合わせの相手が遅刻して待たされている時、いいアイデアは無いものかと考え事をする時・・・。僕はコーヒーは好きだしタバコも吸いますが普段気にしたこともなかったけれど、何気ない日常の様々な間を埋めてくれているコーヒー&シガレッツに感謝したくなる作品でした。 [DVD(字幕)] 6点(2009-08-30 19:55:56) |
122. ビルマの竪琴(1985)
《ネタバレ》 気になる所もあり、言いたいこともあるけれど、やはりいい映画だと思います。最後のお別れに水島が収容所までやって来たシーンは見入ってしまいました。戦争が少しずつ遠い昔になり、年々戦争の記憶が遠くなっていくのかもしれない。だからこそせめて年に一度、この時期にはこうした映画を色々とTVで見せてくれることはとても大切なことだと思います。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-08-14 23:47:20) |
123. かもめ食堂
いいですね。このゆ~ったり、まったり感。こんな日常に憧れますね。観ている間仕事の事や、気忙しい日常を忘れさせてくれます。でも、鑑賞後はニッポンの現実の世界にちょっとだけ戻りたくなくなるかな。 [映画館(邦画)] 6点(2008-12-09 21:51:53) |
124. 武士の家計簿
実在した武士のドラマとしては、後の世にその名を残す侍が主要登場人物にいない、 下級藩士とその家族を主人公とした時代劇。 それゆえ、幕末という激動の時代を舞台としながらも淡々と時が過ぎていく。 特に終盤は2時間越えの作品にしてはかなり足早に時が過ぎていきますが、 それでも中盤までは当時の名もなき下級藩士の生活が垣間見える、 1人の下級藩士とその家族のホームドラマとしてみれば味わいのある作品となっています。 特に猪山家を支えた女性を松坂慶子と仲間由紀恵がいい。 ドラマの中の猪山家だけでなく、本作もまたこの2人の好演に支えられた作品であったと思います。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-05-16 17:20:26) |
125. クイック&デッド
ビッグネームがズラリと名を連ねる豪華キャストですが、 ラッセル・クロウやディカプリオはこの頃はまだ売り出し中の頃だったんだな、という時の流れも感じる作品です。 後の貫禄あるラッセル・クロウと比べるとまだ線は細いですが、既に西部劇が似合う面構えがいい。 本作の少し前には「ギルバート・グレイプ」で神がかった演技を見せたディカプリオですが、本作は微妙。 作品の世界観に馴染んでなくて見事に1人浮いていました。 100分の大半は早撃ちガンマン・トーナメントが繰り返されていくのですが、 話の本筋はあくまでもシャロン・ストーン演じる女ガンマンの復讐譚。 よって、名優ハックマン演じる町の悪徳支配者のクズっぷりを浮かび上がらせていくということだったのでしょうが、 本筋に絡んでこない1回戦、2回戦あたりの前半から中盤までがどうにも盛り上がってこないのが難点。 [試写会(字幕)] 5点(2020-09-19 22:10:02) |
126. 日本の黒い夏 冤罪
《ネタバレ》 松本サリン事件。第一通報者が疑われ、まるで犯人と決めつけるように過熱する報道の裏で一体何があったのか。 歴史に残る重大な事件を扱う社会派の作品として第三者の目を通すにしても、もっと徹底的に硬派な作品であってもよかったと思いますが、 その第三者の目をこの事件の背景を取材する高校生に置いたことで、想像していたよりもマイルドな作品となっていました。 それでも警察の捜査のあり方、それを伝える報道機関のあり方に対する問題提起としては十分であると思うし、 終盤に挿入される、事件当夜の再現も十分すぎるほどの凄味がありました。 警察の捜査の方向性や過熱する報道に一般市民や社会全体が流されていく。冤罪への流れが加速していく様も丁寧に描かれているのですが、 事件を振り返る地元テレビ局の面々と高校生との絡みと、事件当時の再現ドラマとの間に微妙な温度差が出来てしまっているのが残念なところです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-04-11 19:28:31) |
127. 海峡
北海道と本州をトンネルで繋ぐことに命をかけた男達のドラマと、健さんと吉永小百合のドラマ。 中盤は吉永小百合がほとんど登場しない時間帯もあり、後者のドラマがあまりにも淡白で奥ゆかしすぎる。 それでも、最後に店でほとんど会話も無い中、2人で酒を飲むシーンは良かったですけどね。 トンネルや橋が開通する度に、偉いさんがテープカットをし、ニュースでは「本日○時に開通しました」と報じられる。 その裏にある、実際に過酷な作業に携わった名も無き男たちのドラマ。こういう映画は本来好きなのですが、 本作はそこに挿入されるその他のドラマがかなりお粗末で非常に長く感じられました。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-09-29 21:35:04) |
128. 男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花<特別篇>
《ネタバレ》 渥美清さんがこの世を去った翌年の作品。勿論本作の存在は知っていたのですが、ずっとスルーしてきた作品です。 満男の回想で始まる本作。当然一緒のシーンはありませんけど、1つの作品の中で2人の満男が共演を果たす貴重な作品?でもあるのですが、 何点をつけて何と評価すればいいのか難しい作品です。 冒頭で満男が「おじさんは色んな女の人をとらやに連れてきたけど、思い出すのはリリーさんです」という。 それには多くの寅さんファンが異議なし!と手を上げると思います。 そして序盤にはリリーが初めて登場した「忘れな草」、2度目の登場作にしてシリーズ屈指の名作「相合傘」のワンシーンも挿入されます。 寅さんとリリーと言われれば絶対「相合傘」だと思うのですが、本作で扱われるのはリリー3度目の登場となった「ハイビスカスの花」です。 本作の満男君、寅さんがいなくなってしまったせいか少々寂しげ。 満男、なに寂しそうにしてるんだよ。泉ちゃんはどうしたんだよ! 泉ちゃんと幸せになってる姿見せて、「おじさん、僕はこの通り元気で幸せにやっています。」 なんて寅さんを安心させてあげたかったなあ・・・。という思いもあったりします。 例えば、ラストで満男はとらやに帰ってきますが、マイホームに帰ってきて、泉ちゃんが「おかえりなさい!」と出迎えるとかね。 さて、僕の寅さん歴も長くなりましたが↓の3737さんの「雑記」を見て、全く同じ謎をお持ちなんだなと思いましたよ。 そう、備後屋です。一体何の店をしてるんだろうって。僕もずっと謎に思っていました。 備後屋はよく白い作業着を来て配達の帰り?らしき自転車に乗って登場してましたので、とらやとご同業の和菓子屋さんかと推測しますが・・・。 まだ他にもいる。蓬莱屋に麒麟堂に、色々出てきました。 麒麟堂は44作「寅次郎の告白」で麒麟堂のせがれが結婚したというエピソードが登場しました。 その時点で今も柴又で商いをされていることが分かりましたが、結局皆さん何の商売をされているのか全く謎のままでした・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2015-10-17 16:29:44)(良:2票) |
129. しあわせのパン
主演は原田知世さん。どこから見ても彼女が素敵な映画。 大泉洋も個性を抑えながら彼女を立てている感じで微笑ましい夫婦役でした。 お伽話風の作品に大橋のぞみちゃんのナレーションもはまっています。 カフェの窓から見える洞爺湖と空の青、夏の緑、実りの秋の色・・・。 しかし本作の映像はどうも薄味で、そんな北海道の自然の美しさがあまり感じられないのは残念。 洞爺湖畔のカフェに集う人々ののどかな人間模様。いい人しか出てこない。 カフェを訪れる客さんの1つ1つのエピソードも薄味なんだけど、こういうふんわりした映画の雰囲気は好きです。 あのお店で原田さんに淹れてもらって、カフェオレでも飲んでみたくなりましたよ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-30 20:27:47) |
130. 男はつらいよ 寅次郎の休日
満男&泉ちゃんシリーズ第2弾。その中でも本作は特に寅さんの存在感が薄い作品。満男のドラマがメインになっても、そこに寅さんのドラマがあるか無いかは重要なポイントだと思いますが、本作には寅さんのドラマはほとんどありません。泉のお母さんも登場しますがやはり寅さんのマドンナがいないのは淋しいです。 寅さんは“寅さん”以外にも色んな呼び方をされましたが、恋に発展しなかった初期の作品の大空小百合ちゃんの「車センセ!」と泉ちゃんの「おじちゃま~!」は妙に印象に残っています。 満男がに寅さんに似ていく様子が可笑しい。特に「アパートが見つかったから出ていく」とさくらに言った矢先に泉ちゃんが遊びに来ていることを知るとすぐに前言撤回。これは寅さんがとらやで喧嘩して「じゃあ俺は旅に出るからな!」と、とらやを飛び出そうとした矢先にマドンナがとらや訪問ですぐに前言撤回と全く同じ状況です。 作品としては寅さんの存在感は薄いですが、御前様も「さくらさんには困ったお兄さんでしょうが、満男君にとっては頼れるおじさんということでしょう」と言ったとおり、満男の中ではおじさんの存在感がますます大きくなっていくことになります。 [DVD(邦画)] 5点(2014-01-13 13:33:37) |
131. 男はつらいよ 寅次郎心の旅路
第15作「相合い傘」の兵頭、第34作「真実一路」の富永、本作の坂口。みんな競争社会に疲れ果てた一流企業のサラリーマン。みんな寅さんと出会ってもう一度人生を立て直していく男たちです。そんな男たちと絡む寅さん。やはり味がありますねえ・・・。 僕は今出張が多くて、(同じサラリーマンでも彼らのように疲れ果てるほど仕事するサラリーマンじゃないですが)夜は出張先で1人酒を飲むことも多いのですが、カウンターの奥にふと目をやると寅さんが居てくれないかなあ・・・。なんて思うことが今でもありますよ。 本作もウィーンに旅立つまでは寅さんとそんな男とのひと時は面白かったのですが、ウィーン以降は3度目の登場、竹下景子さん演じる久美子と寅さんと、坂口に接点が無くドラマとしての面白さも少ないです。 日本人観光客の一行のバスに乗り込んだ時、そこでいつもの名調子で観光客相手に笑わせてくれる寅さんが見たいなあ・・・。とか思ったりもして。でも、ウィーンを去る空港で久美子のウィーンの恋人に「おい!外国人の青年!」と語りかける姿はどこに行ってもやっぱり寅さんは寅さんだなあと嬉しくなったのでした。 [DVD(邦画)] 5点(2013-02-13 19:42:05) |
132. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
このシリーズが好きな僕にとってはいつも通りに、それなりに楽しめる作品です。冷めてしまったぬる~いお茶のような、作品に漂う微妙な空気も細かい微妙な小ネタもいつも通り、それなりに楽しい。(上田の著書「IQ200」とか、仲間さんのチキンラーメンとか・・・) 山田と上田の小ネタを交えた掛け合いもいつも通りちょっとだけ笑わせてくれる独特の楽しさも健在。もう1人、矢部のキャラも好きなのですが、今回は矢部の使い方が雑というか、レギュラーなので取り合えず登場させた程度にしか感じられないのが残念でした。 こんないつも通りの変わらぬ作品の空気は好きですが、劇場版3作目、本作の舞台である「マンネリ村」という村の名前からして自虐ネタのような気が・・・。 そして次に含みを持たせるようなラスト。次回作、遂に2人が幸せになったりするのでしょうか・・・? [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-06-30 17:11:51) |
133. ロスト・イン・トランスレーション
今年の春公開されたソフィア・コッポラの最新作とは状況は異なるが、寂しさの中出会った、或いは再会した2人が次第に心を通わせていくといった共通点のある作品。 言葉が通じない異国の地。普段の生活より時間的なゆとりもある。疎外感や寂しさもあるが、そんな時だからこそ冷静に普段の自分の生活や人生を見つめることができるというのはあると思う。僕たちの知っている東京ではなく、外人の目に映るTOKYOが面白かったけど、やはり日本人としてはツッコミ所や違和感がありすぎました。 どうでもいい話ですが、折角ビル・マーレイが日本に来てるんだから、出演したトーク番組がマシュー南のベストヒットTVというのはショボすぎませんか?「徹子の部屋」か、無理なら「いいとも!」くらいには出してあげましょうよ! [DVD(字幕)] 5点(2011-09-09 23:31:37) |
134. 真夏のオリオン
戦争ものとしては戦場の緊迫感は弱いし、艦内の描写も至ってユルい。帽子を脱げば色んな髪型の人がいましたね。敵艦との攻防戦の最中に回想やロマンスが挿入されてきますが、これも作品の構成上、上手くいっているとは言えません。しかし海の特攻兵器回天をめぐる、命の尊さの分かりやすい見せ方は良かったです。攻撃よりも人命救助を優先する敵艦と、海の特攻兵器回天を搭載した潜水艦の艦長がそれを見つめるシーンが特に印象に残りました。敵艦と至近距離に対峙する戦争映画でありながらも人間ドラマに軸足を置き、ほとんど戦死者が出ていないのもこの映画らしくて良かったんじゃないでしょうか。 [DVD(邦画)] 5点(2011-06-03 00:10:44) |
135. 男はつらいよ 柴又より愛をこめて
《ネタバレ》 第36作。栗原小巻、第4作以来マドンナとして2度目の登場です。1度目の第4作では御前様が園長を勤める幼稚園の明るく朗らかな先生。本作では式根島の小さな小学校に勤務する人生に思い悩む先生。いつもは騒動勃発の柴又への帰郷もいたって平和でその後もとらや騒動も無い。途中の「二十四の瞳」までは良かったのですが、その後は寅さんの真知子への恋に、あけみと島の旅館の息子とのドラマと真知子先生と一人娘のいる中年男とのドラマが並行する形になり寅さんが目立たない時間帯も多く、笑いドコロも少なく地味な作品となってしまっています。ただ、冒頭のお馴染みの寅さんの夢は面白かった。寅さんが日本人初のNASAの宇宙飛行士となり、宇宙に行くというのに雪駄履きの寅さん、TIME紙の表紙を飾った寅さんには思わず笑ってしまったのでした。 [DVD(邦画)] 5点(2011-03-24 23:19:21) |
136. 男はつらいよ 寅次郎恋愛塾
《ネタバレ》 シリーズの低迷期を象徴する作品だとは思いますが、樋口可南子演じる若菜のマドンナ像がいいし、前半の長崎の五島でのおばあさんとの出会いもいい作品です。しかし寅さんと若菜の関係が微妙。若菜が柴又を訪れた際に、若菜に柴又を案内するのに寅さんは家で待っていて満男に行かせるのですが、この辺が淋しいなあ・・・・。で、その後の話も寅さん自身も若菜に好意を抱いているもののマドンナに恋する、お馴染みの不器用な青年の恋に手を貸す話がメインになります。古典的な手を使い2人でデートさせる、まではいいのですが、そこに寅さんが全く絡まない2人のデートを延々と見せる。このデートの雰囲気はとてもいいのですが、その後も寅さんの話ではなくこの2人の話が続いていきます。しかしこれは「男はつらいよ」ですからね。やはり物足らないものを感じてしまいます。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-10 14:39:48) |
137. 男はつらいよ フーテンの寅
《ネタバレ》 第1作から順番に見て初めてこの第3作を見る場合にはそれ程違和感は無いかもしれませんが、全作品を見た後に見直すと冒頭から色々と違和感を覚える作品。 皆さんが既に触れられている通り、寅さんが帰郷した最初のとらやの食卓にさくらがいない。(ただし、理想の女性像について「俺なんか贅沢は言えねえよ」と言いながら贅沢にも程があるほどの理想を語る寅さん節とそれを聞くおいちゃん、おばちゃん、博の表情が最高ですよ!)そして以降もさくらの登場場面が極端に少ない作品。 いつも寅さんを叱るのはさくらの役割なのですが、今回は博がその役に回っています。やっぱり寅さんが帰ってくるとらやには全員揃ってないと寂しいですね。 その後とらやのシーンはラストの大晦日の夜まで無く、マドンナのとらや訪問も無し。そのラストのとらやのシーンで”嫁と娘”に向かってTVを通じて語りかける寅さんと、それを見つめるとらやの面々の表情が悲しい。序盤は寅さんのお見合いが絡む話だっただけに余計に悲しさを感じさせます。 寅さんのキャラクターもかなり威勢のいい一面が強調されており、色々な面でシリーズ中、独特の雰囲気と特徴がある作品です。ちなみにこの第3作と次の第4作は監督が山田洋次さんではない作品です。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-10-11 21:12:04)(良:1票) |
138. 男はつらいよ 幸福の青い鳥
う~む・・・。僕の中ではシリーズ全作の中で最も厳しい作品の一つですね。初期の作品に何度か登場した、寅さんが贔屓にしていた全国を旅する一座の花形大空小百合のその後を演じるのは志穂美悦子。これが「車センセ!」でお馴染みの小百合ちゃんとは全く似ていない・・・。同じく初期の作品で準レギュラーだった寅さんの舎弟の登も後の作品で家業を継ぎ、結婚してカタギになった姿で一度だけ登場しましたが、本人が演じて時の流れを感じることができたからこそ良かったんですよね。で、寅さんは大空小百合改め美保に恋していたんですかね?マドンナとしては極めて微妙だしこれはもう志穂美悦子と長渕剛の2人のドラマになってしまっている・・・。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-06-20 00:45:36)(良:1票) |
139. 迷子の大人たち
シンプルで分かりやすいストーリー展開で結末もある程度読めてしまう作品ですが、長いようで短い、短いようで長い人生、時には人生の迷子になる事もある。そんな時にこそ前向きに生きたい、(これが難しいんですけどね…)そんな風に思わせてくれる映画でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-03-28 14:52:51) |
140. 単騎、千里を走る。
《ネタバレ》 チャン・イーモウの十八番、中国の田舎を舞台に健さんと現地の素朴な人々との心の触れ合いが感動的に描かれ・・・という大きな期待を抱いての鑑賞でしたが、色々違和感を感じる点が多く、申し訳ありませんがこの評価です。一番気になったのが、健さんが現地の中国人通訳や息子の嫁とケータイで会話をするシーンがやたらと多い事。その度に健さんが周りから浮いてしまっている感じがして、それがすごく気になってしまいました。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-23 17:47:40) |