141. かもめ食堂
志は好きなジャンルなのです。しかし、脚本練りが足りない感じがします。一人一人のキャラや場面設定が、思いつき程度ものくらい。フィンランドの観光映画ですね。「キッチン」と「冷静と情熱のあいだ」という映画を思い出した。もたいまさこは、さ迷う女の感じが出ていて良かった。小林聡美の高感度もアップ。結局出ていた三人の女優は、役柄よりもその素材が良しという感じ。 [映画館(字幕)] 5点(2006-05-23 20:12:00) |
142. 大停電の夜に
クリスマス映画は好きなんですけれど、構えすぎの気取った演出に心がのらなかった。台詞に面白みや深みが欠けています。岩井俊二か行定勲あたりに任せればよかったなと考えてしまった。宇津井健と吉川浩司は、最近またまた良いですね。宇津井健は垂れ下がる前髪が「ザ・ガードマン」のキャップ、吉川なんて動けばいまだに「モニカ」の関節。ブリブリの田畑智子を始めて可愛らしいなと思った。 [映画館(字幕)] 5点(2006-03-06 16:42:56) |
143. 妖怪大戦争(2005)
妖怪って、もっと・・こう・・ぐちゃという感じや、ゾゾッ・・という感じがあるでしょう?。いいキャラがたくさん出ているのに生かせていない。子供に合わせて可愛く作りすぎたのでは。子供だって暗くておどろおどろしいものを欲しがっているはずだ。私も子供の頃、ウルトラマンシリーズの中で実相寺監督の作品が好きだった。ヒュ~ドロドロドロ~追加希望投稿。 [映画館(字幕)] 5点(2006-03-06 16:31:45) |
144. 赤目四十八瀧心中未遂
見ている自分も逃れたくなってしまうほどの全体を包む重苦しい妖怪屋敷的な雰囲気がありました。拙い演技の主人公を安定感抜群でおどろおどろしいバイプレイヤーが取り囲んでいく。狙ったのかどうかわからないが、主人公のか弱さは表されている。しかし、主人公が心中まで行く気持ちがわからず、どうもしっくりいかない映画ではありました。寺島しのぶに無理やり妖艶な魅力を追うことはもうやめてほしい。串刺し作業の「クチュ、クチュ・・。」という音が耳から離れない・・よ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-03 11:42:58) |
145. レイクサイド マーダーケース
何か手っ取り早く撮った感じのする映画でした。これだったら「火サス」ですむのでは。「火サス」に失礼とあらばバラエティーの再現フィルムという感じ。舞台劇のような、場にそぐわない突然の激情や、カメラを意識させる撮影が気になりました。湖畔の宿に殺人事件、そして子供も絡む。状況設定は大好きなので原作を読んで臨んだのですが、これだけの俳優陣を使ってこの演出は残念無念。ちょっと感じた収穫は、薬師丸ひろ子が良い感じの脱皮をしているなということ。ミセス役も良いです。 [映画館(字幕)] 5点(2005-02-08 13:35:04)(良:1票) |
146. 69 sixty nine
学生運動、なつメロ、青春。好きな題材なので期待してみたのですが、なにせギャグが弱い。レトロや下ネタで滑るとキツイ。笑いが欲しいからって、ウンコじゃイカンよ。ウンコだけじゃ。行定か石井克人か矢口史靖、または、かの「下妻」の中島哲也監督に撮って欲しかったバイ。フォークソング沢山絡めてこの時代のものをまた誰か撮らないかな。 5点(2005-01-12 02:32:26) |
147. ポストマン・ブルース
物語の大まかさが、テレビ以上映画未満という感じでした(映画に敬意を込めた言い方だが)。ご都合主義が目立った。しかし、もうひとふたヒネリによってはすごい骨格になったのではないかと思う面白いストーリー。堀部はホント俳優になって良かったと思う。いいだら。 5点(2004-02-25 16:35:01) |
148. Jam Films
堤 幸彦と行定 勲 が 勝ち組。 5点(2003-12-17 10:36:30) |
149. 殺し屋1
コミックを読んである程度のグロは覚悟していたが・・・気持ち悪~い。不快感満載。やはり平和が良いなと思った。原作での1は落ち付いている時と泣き顔のギャップが良かったが、映画では何時もおどおどしてて暗い感じだけでした。キャラでコミックより良かったのは浅野、その子分のごつい人、ヤクザ側のアジア系の女、です。 5点(2003-10-06 03:04:44) |
150. うずまき
変な感じからくる怖さを期待したのですが・・。変なだけでした。「戦隊シリーズ」の作り方に似ているのですけど関係者いらっしゃる?。主人公のカレシ演技へたすぎ。子供がちょっと喜んでプラス1点。 5点(2003-08-25 21:59:27) |
151. ヴァイラス(1999)
期待して見なければそこそこ見れる映画。結構一生懸命作っている感じはあるのですが、もうこの手の展開は食傷気味。宇宙、海、機械、ゾンビ、全部出したかったのねん。 5点(2003-01-05 14:23:36) |
152. 突入せよ!「あさま山荘」事件
学園ドラマみたいな軽い演出が、あの事件に合わない気がしました。もう少し重厚に撮ってもよかったと思います。犯人側を写さない恐さと、警察側を短に英雄的に扱わないで混乱ぶりを描いたところは、良い方向性だった。これで見るとあの作戦は失敗だったのですね。今だったらどのような作戦に出るのだろう。兎にも角にも相変わらず役所は良いなぁ。 5点(2002-11-05 10:09:55) |
153. ピンポン
期待してしまったせいか余り面白く感じられなかったです。ピンポンの対戦がいまいち躍動感がない。キャラ設定がありきたりで、主人公も練習すれば強くなってしまうというベタさ。全体的に演出が弱かったと思います。でも一番の原因は「少林サッカー」の後に、ハシゴして見にいってしまったことかもしれません。ホーマンファイの魔力がかかっていたのでしょう。 5点(2002-09-17 12:03:21) |
154. 陰陽師
しかし魅力的。野村万斉、野村万斉、野村万斉、野村万斉。野村万斉満載の映画。言いたい事(特撮問題、伊藤英明問題、「オレたちひょうきん族」のセットではないか問題、蜜虫ルックス問題)はいっぱいあるけど、もういいでしょう・・・。失礼。 5点(2002-07-04 11:28:41) |
155. 五条霊戦記//GOJOE
どうも作品に重みがないな、と思っていたら登場人物たちの話し方に迫力がないのです。腹の底から出してないというかドスがきいてないというか。カメラは本当に動き過ぎで、位置関係がわかりづらくなるほどの落ち着きのなさ。殺陣の下手さ(スターウォーズでなく黒沢明!そうそう!)もあいまって、これも作品を軽くしてる。船木だけが重厚だった。 5点(2002-06-03 14:51:26) |
156. SPACE BATTLESHIP ヤマト
《ネタバレ》 持ち場離れすぎ。飲み会やりすぎ。イチャイチャしすぎ。身の上話が多すぎ。戦闘が簡単すぎ。・・・しかし残念。映像が素敵なので痛い痛い映画。アニメの「ヤマト」に対する愛情を感じませんでした。キムタクだけでなく,ヤマトおよびヤマトの乗組員やガミラス・イスカンダルを描いてほしかった。どこからか圧力がかかったのでしょうか。脚本の大切さを今さらながら感じる。山崎監督は,この脚本家とはもう組まないほうが良いと思う。観ていて,かの「シベ超」に近づく感覚にとらわれた時があった。 [映画館(邦画)] 4点(2010-12-03 18:51:32)(笑:1票) (良:2票) |
157. 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗
足をすくえば倒れる兵器ではいけない。町会の片隅でやっていて、という感じ。1作目から見え見えだったから、取ってつけたようなトモダチの正体事情も薄っぺらでした。悪も正義もこの世に対して「ドンキホーテ」。個人的世界と全体的世界のバランスがバラバラです。 [映画館(邦画)] 4点(2009-11-02 22:45:26) |
158. 地下鉄(メトロ)に乗って
メトロであること、レトロであることの理由がないのです。昨今の昭和ノスタルジーブーム(私は好きです)に乗っかって見事にすべりました。このドラマ、途中から残酷な復讐劇になります。意表をつくというよりも、フィルムが飛んでいってしまった感じ。仕事の疲れを昭和で癒すファンタジーは、「異人たちとの夏」という名作がありました。あれは良かった・・懐かしい。制作も昭和でしたけれど。これから、もっとすさんだ精神不況の社会になって、将来は平成で癒す映画も出てくるのかな。いつでも人は、過去と向き合いたくなる。 [試写会(字幕)] 4点(2007-01-15 17:06:37) |
159. サイレントヒル
脚色失敗。ゲームの行動パターンは、明らかに映画では不自然でありますね。母の気持ちを感じるより、ゲームを進めやすいほうにどんどん進んでいく。何かにおおわれた雰囲気の映像は良かったので残念でした。映画というより映像芸術。ちなみに、試写会場の新宿厚生年金はコンサートをするだけあって音響は◎(映像も良かった)。終了後に、オバちゃん二人が「お金払って見てたら、金返せよね~!」と,当然かつベタな感想を言っていた。 [試写会(字幕)] 4点(2006-07-24 19:15:50) |
160. イン・ザ・プール
もっと溜めて、もっと弾けていただかないと笑えない。変態を感じないんです。普通の感覚なんですよ。普通の人が変態を描いてるような・・・。でも変態は脚本を書かないかな。否、そんなこともないか。松尾スズキはそれほど個性的な俳優と感じない。 [映画館(字幕)] 4点(2006-05-23 20:15:06) |