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1.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 
映画が始まって直ぐの高速道路でのシーン、1人が車から降りて歌いだすとまた1人、また1人と次から次へと大勢の人達が車から降りて同じ様に歌い、踊り出す。おう!何処かで見た世界、ジャック・ドゥミ監督のロシュフォールの恋人たちを彷彿させるシーンにここで早くも完全に映画の世界に入るとそこから後は良きハリウッド映画やロシュフォールの恋人たちと同じジャック・ドゥミ監督のシェルブールの雨傘を彷彿させる色彩の鮮やかさ、音楽の素晴らしさに見ていてまだまだずっと見ていたい気持ちにさせられました。主人公の二人が街の夜景をバックに踊る丘の上でのシーンに昔のアステアの映画を感じる事が出来て、他にも色んな場面にこの監督の映画に対する愛情、情熱を感じる事も出来る。プールでのシーンの映画ならではの楽しさを感じ、プラネタリウムを見てる二人が舞い上がるシーンの素晴らしさ、どうやって撮影してるんだろう?色んな場面での映画ならではの素晴らしいシーン満載、数多くの映画へのオマージュを捧げるシーンばかりで一度見ただけではまだまだ物足りない。少なくともあと二回は映画館で観たいと思わせる力、魅力がこの映画にはある。私自身、アカデミー賞は全く信用していませんが、今回に限ってはこの映画こそアカデミー賞作品に相応しい。こういう娯楽作品こそアカデミー賞作品賞を獲得するベきだと声に出して言いたい。やたら小難しくて、説教臭かったり、お涙頂戴みたいな作品やミュージカル映画に犯罪を絡める様な作品なんかよりもずっと作品賞に相応しい映画です。ミュージカル映画とはこうあるベきだと思わせるお手本のようなミュージカル映画の大傑作がここに誕生!
[映画館(字幕)] 10点(2017-02-26 22:36:37)(良:2票)
2.  誰かがあなたを愛してる
香港映画、更にチョウ・ユンファと言えばアクション俳優みたいなイメージがあるけれどこれこそチョウ・ユンファのベスト映画!至ってシンプルなストーリーでこういうので良い。恋愛映画、特に今の邦画に感じられるような叫んだり、喚いたりしない。わざわざ愛を語らなくても解る繊細な描写、夜のニューヨーク、美しい街並みにマッチするメロディの美しさ、チョウ・ユンファの演じる不器用さ、ヒロインの女性の不器用さ、お互いが不器用同士でありながら多くを語らない。勿論、下手な恋愛物にあるような過激なシーンも無いのも最高だ。複雑な話にしなくても、態々愛を叫ばなくても、素晴らしい恋愛映画が撮れるんだというお手本の様な映画だ。香港映画=アクション映画というイメージを良い意味で覆らせた素晴らしい恋愛映画の傑作!何度も言う様にチョウ・ユンファが本当に格好良い。劇団ひとりに似てるのに、なんでこんなにも格好良いし、素敵なんだろう?劇団ひとりファンの方ごめんなさい。走る姿までが絵になるチョウ・ユンファの最高傑作!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2024-01-24 19:42:35)
3.  ラヴソング 《ネタバレ》 
ラヴソングって、何だかタイトルだけを見ると何や、甘たるい恋愛ものかと思っていたらとんでもなかった。何と言う心憎い演出でストレートに泣かせてくれる。やるな!香港映画!こんなにも素晴らしい映画が香港映画の中にあったとは知らなかった。この映画、冒頭のあのモノクロの駅のシーン、この最初のシーンを最後になって、もう一度繰り返されるのだが、それが物凄く効いてきます。同じ頃、香港へと出稼ぎにやって来た若い男女二人の十年越しの愛、遠回りであったものの、二人の恋が実ったことを表すシーンが映像と共に迫ってくる。作品のスタイトルとしては完全なメロドラマである。この映画の中でも何度となく流れてくるテレサ・テンの歌声と映像、そして、そんなテレサ・テンの死を知らせるニュースを街頭テレビで見ている二人が見せる表情が素晴らしい。二人の思いがここに象徴されている素晴らしいショットだ!このシーンについて語らせてもらうと、もう、二人が抱き合ったりしなくても愛し合っていること、二人の恋が実ったことが伝わるのだ。下手な映画、例えば今の日本映画だったら、ここでぐたぐたと言葉を交わしたり、抱き合ったりするものだが、この映画はそういうことをしていない。そんなことなどしなくても十分、二人が十年越しの愛を実らせたことが解る素晴らしいシーンだ!ここで終わりと思わせておいて、ラストにあの冒頭の駅のシーンを持ってくるというこの何とも気の効いた心憎い演出!マギー・チャンのラストの微笑みは、いつまでも頭から離れなくなりそうです。
[DVD(字幕)] 9点(2008-01-02 10:40:09)(良:3票)
4.  酔拳2 《ネタバレ》 
ジャッキー映画を見て思うのは生身のアクションによる本物のアクションシーンの凄さ、素晴らしさ、面白さに昨今の映画が見失ってしまってるものを感じずにはいられなくなるほど、とにかくアクションシーンが凄い。終盤のアクションシーンの展開、スピード感は今のアクション映画にはないぐらいである。それにしてもあの母ちゃん面白い。面白過ぎる。麻雀をしてたのは誤魔化したり、どう見ても誰が見ても大根なのを人参と言い張ってみたりと面白い。子供が出来たて話にしてもえっ?本当なのかな?てつい思わせてしまうし、最後は子供が出来た話てのも実は嘘だったなんて最高のオチを期待してしまわずにはいられなかったりと、まあ色んな楽しみ方が出来る。前作も面白かったけど個人的には前作より好きです。  
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-13 10:20:48)
5.  イップ・マン 葉問 《ネタバレ》 
いやあ、これ本当にあった話なのか?てなぐらいとにかくこんな滅茶苦茶な映画なのに、どこをどう取ってもどう見ても「ロッキー4」のパクリなのに、「ロッキー4」は私の中ではロッキーシリーズの中で一番の駄作、いや、駄作てよりは嫌いなのに、それなのになんでだ?面白いではないか!カンフーものに私はやはり弱いことが改めてこの映画を見て解った。あのテーブルの上での二人の師匠との対決シーンの凄さもワイヤーアクションだってことは想像も付く。けど映画館で見てこれはやはり大きなスクリーンでこその迫力とスピード感にワクワクさながら観ていた。後半の「ロッキー4」的なやられたらやり返すというようなものが引っ掛るし、中国人の方が西洋人より上的な展開なのに、それでも最後にイップマンの言った「私達、中国の武術がボクシングよりも上であるということはない」というような発言にイップマンという人物の人間性、人としてのあるべき姿が見られる。この発言があるからこの映画は最後まで楽しむことが出来たし、感動することも出来た。師匠と言われる人達は弟子に対しても誰に対しても同じ気持ちで接する。それが師匠なのであるということをこの映画のイップマンを見ているとそう感じずにはいられなくなる。イギリス人ボクサーとの戦いに勝利し「記者にこれから何がしたい?」と尋ねられ「家に帰りたい」と言った一言も人間的魅力に満ち溢れている。奥さんと二人の子供の待つ所へ帰っていくイップマンと待つ奥さんの何と言う美しさ、本当に綺麗な奥さんだなあ!男ならあんな綺麗な奥さんがいたら絶対に幸せです。イップマンの表情がそれを物語っている。
[映画館(字幕)] 8点(2011-06-23 22:05:08)
6.  月夜の願い/新難兄難弟 《ネタバレ》 
相変わらずタイトルだけ見ると何とも甘さの残る映画のようだけど、監督が「ラヴソング」と同じだけあって、上手い。話的には確かに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ぽいけど、私は断然、こっちのが好きです。父と子、それも息子にとっての父親とは何か?てことを深く考えさせられる。父から見る息子と息子から見る父親、それぞれ違う一面をこの映画では笑いを交えて楽しく、時にはほろっとさせてくれる画き方がされていて、あの若き頃の父親に対してローラのどこに惚れたの?という問いに対するやりとり、「胸が大きい所に惚れた」って、いやはや、なんて男らしくて、解り易い。単純で良い。まるで男の本心をずばりと言われているようである意味、心が痛む。レオン・カーファイが子供達に「一人は皆の為に、皆は一人の為に」と問うのを聞いていて、それを見て馬鹿にしたように笑うトニー・レオンも面白い。美しき女性相手に発する眼からのビームなんて普通有り得ないけれど、実際に有り得ないことを見せてくれるのもこれまた映画としての面白さ、良さであったりする訳で、過去の世界から現実の世界へと戻ってきた息子がベッドで横たわる年老いた両親と抱き合うシーン、それを病室の外で見て泣いている医者、最高です。この映画は父と息子の関係は親子であって、それ以上に友達であるような存在だというのを思い出させてくれるそんな映画です。
[ビデオ(邦画)] 8点(2010-06-05 10:47:41)(良:2票)
7.  恋する惑星 《ネタバレ》 
香港映画=カンフーという意識をこの映画を見たことで払拭し、新たな一面を覗かせる何ともこの不思議な世界、言葉では説明するのがとても難しく、好きか?嫌いか?と尋ねられたら好きだとしか答えようがない。久しぶりに借りてきて観てみると、香港映画でありながら日本映画のようであり、香港にも日本同様、ポケベルなんてものが存在していたんだね。なんてことを思ったりして、色んな意味で同じ日本人として、身近な存在に思えてしまう魅力がこの映画にはある。最初の金城武と謎の金髪女とのやりとり、かみ合わない感じの中にまるで人間の運命のようなものを覚えずにはいられなくなる。何もかもが上手くいかないことが人間、特に男と女の間には多いというものをこの二人を見ているだけでそう感じてしまうという意味でもこの映画は男女の違いをストレートに描いていると言っても良いだろう!それはトニー・レオンとフェイ・ウォンの二人にも言える。作品全体に漂う空気、それを楽しめる人は好きだけど、その空気が肌に合わない人には不向きな映画かもしれない。それにしてもこの映画を観ているとやたらと腹が減って困る。それも夕飯を喰ったばかりでだ。だからって毎日誕生日まで缶詰ばかり、しかも、賞味期限の切れたものきりは勘弁である。金城武はよくあれで下痢にならないものだと感心させられる。それだったら毎日、サラダきりの方が健康的でダイエットには持ってこいだと思うが、サラダだけってのもちょっと困る。とにかく何か食べたくなる映画の代表のような映画である。食べたいという意味ではけして、美人ではないが、何とも不思議な魅力いっぱいのフェイ・ウォンも食べてしまいたくなるぐらい魅力的である。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-11-19 22:02:16)
8.  ドラゴンへの道/最後のブルース・リー 《ネタバレ》 
流石、ブルース・リー!スープの吸い方からしてとにかく豪快である。豪快と言えば何もスープの吸い方だけでなく、生身の肉体、CGなんかではない本物のアクションを観ることが出来る。そんなブルース・リーがあのコロシアムでの決闘シーン、相手の男、チャック・ノリスとの対決の前にお互いが服を脱ぎ、そして、相手に対して背を向けて屈伸運動をはじめる。流石は武道を志す人間は違う。今、やたら世界チャンピオンに対して挑発している亀○とかいう兄弟とは大違いである。先に攻めようと思えばいくらでも攻めれるのにそれをしない。相手に対してきちんと礼を怠らないところが素晴らしい。これこそがスポーツマンの心である。素晴らしいと言えばもう一つ!この映画が良いのは見た目強そうな奴が本当に強いというよりも、見た目弱そうなブルース・リーが服を脱ぐと凄いという所にある。あの超人的な肉体に世の多くの男はまず憧れるであろう!私もあんな身体になりたい。そして、ブルース・リーのように強くかっこ良くなりたい。但し、行く手にはいつも銃とナイフというそんな人生だけは嫌だ。てことでやはりブルース・リーのようにはなれない。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-09-11 21:53:37)(良:1票)
9.  君さえいれば/金枝玉葉 《ネタバレ》 
話の筋、設定としてのベタベタさ、いくらでも作ろうと思えば作れるような話であるが、そのベタベタした展開も気にならない。むしろ微笑ましく思えるぐらいサム、ウィン、ローズの三人が良い。ローズというナイスバディを持ち、女の色気ムンムンの女としての魅力を持つ女を彼女に持ちながらもある日、出会った別の女、ウィンのこれまたローズとは対照的に女であることを隠し、男とてし、ゲイであるということを見せる別の女に次第に惹かれていくサム、この三人の人芸関係の気持ちの揺れを上手く描いていて感心させられる。トイレのくだり、最初に男達がトイレで用を足している時に便器の前に裸の女性のポスターが貼られているのを見て、何だか覗かれているようでちょっとドキドキしました。ドキドキしたと言えばアニタ・ユンのウィンがいつ女であることがバレるのか?結局は自分の方から私は女であるということをばらすのだけど、その後のアニタ・ユンともう一人、カリーナ・ラウ(ローズ)の二人の取る行動に女としての強さと弱さが見られて男としてはレスリー・チャンのアホ!て言いたくもなる。この映画、ストーリーよりも所々で出てくるドラえもんやセサミ・ストリートの人形とか、この監督さん、日本が好きなのかもしれないと思う場面が見られるのが嬉しい。レスリー・チャンとアニタ・ユンの二人のエレベーター内でのやりとり、最初の閉じ込められた中での二人の早口言葉をしながらの運動とラストの二人の後に最後に画面に流れる打ち上げ花火は二人の幸せ、その後の二人を祝っているようだ!
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-08-22 21:56:09)
10.  大丈夫日記 《ネタバレ》 
笑った。笑った。チョウ・ユンファの大馬鹿ぶりとその親友のやりとり、あのデフ警官も面白いけど、何と言ってもチョウ・ユンファのアホ全開にはとにかく笑える。二人の美しい女性を口説いて奥さんにって、良いなあ!あんな美人二人相手なら少しぐらいの屈辱にも耐えられるかもしれない。病院でのやりとり、エレベーター内でのやりとり、ジョイとサリーの二人とのやりとりがとにかく面白い。二人の女優の本当に美しさ、可愛さを前にして重婚していることを何とか親友の手を借りて誤魔化そうとするそのアホぶりも微笑ましい。どっから見ても完全なB級映画なんだけど、馬鹿馬鹿しさ満載、それでいて、最後のオチもなかなか決まっている。チョウ・ユンファのアホぶりだけで見ていて楽しくて良い。Dr.スランプアラレちゃんの物真似など出てきたのにはびっくりさせられたが、それにしてもあの二人の女優、ジョイとサリーが結局はチョウ・ユンファのことを許してしまうのは離れられない女の悲しさ、空しさみたいなものがきちんと描かれていて、単なるドタバタコメディでない面白さがあって、こういうコメディ、私は好きです。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-06-07 13:05:41)(良:1票)
11.  燃えよドラゴン 《ネタバレ》 
社会人となって三年目の時にこの映画を好きな友達に薦められて観たのが最初で、この映画を観た翌日、会社に行って課長のことを呼ぶ時、「課長」ではなく「アチョー」て言いそうになるぐらい興奮したのを覚えてる。口から発する言葉は「課長」ではあったけど心の中では「アチョー」て気分で、この映画を観てしまって以来、会社にいて他の人が課長のことを「課長」と呼ぶのが全て「アチョー」に聞えてしまうぐらい私は重症です。はっきり言ってストーリーなんかほとんど覚えてない。しかし、ブルース・リーのあの肉体から放たれるキックとパンチの凄さの前にはもう、ストーリーなんてどうでも良く、ただただ凄い!凄い!と興奮せずにはいられない。タイトルにもあるようにこれは男の心に火を付ける(燃える)映画!正しく「燃えよドラゴン」の名に相応しい熱い映画!最後に一言だけ言わせてください。「アチョー」
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-16 23:05:48)(笑:2票)
12.  紅夢
赤!赤!赤!正しく紅という文字が映画のタイトルにあるように本当に赤い色の持っている魅力、色にはそれぞれ不思議な魅力があるけれど、この映画だとその赤が本当にゾクゾクとするぐらいの恐ろしさ、そして、エロスを感じられずにはいられないわけです。何と言ってもあの赤提灯の不気味なことと言ったら下手なホラーやサスペンスものを見るよりも恐ろしいほどのこの赤提灯!部屋の外と中にそれぞれ吊るされている赤い提灯もただ吊るしているだけならちっとも恐くはない。しかし、赤い所に青い映像を持ってくるだけで、これほどまでに恐ろしさが強調されるわけでして、部屋に飾られている不気味な顔をしたまるでメキシコのプロレスにでも出てくるようなマスクマンのようなあの飾りといい、とにかく恐い。麻雀をしている後ろであの顔が写される時の何とも不気味な事。流石、この監督、色を強調し、色で全てを語らせ、人間の心理状態まで見せてしまう。凄いとしか言えません。そんな映像を捉えるカメラもこれまたロングショットを巧みに使って見せることでより色の持っている不思議な魅力と人間の心情というものを浮かび上がらせるテクニック、とにかく色がこれほどまでに見事に人間の心理状態を言葉による説明などではなくて、映像だけで伝えて見せる。今の日本映画に見習う点が山ほどあるような気がします。そんな映像の中で繰り広げられる女と女の嫉妬、プライドが生み出す壮絶なまでの戦い、見ていて本当に恐かった。コン・リーの抑えた演技が女としての戦い、やるせなさみたいなものが伝わってきて、中国映画のレベルの高さを見せ付けられたようなそんな気も致します。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-10-06 15:53:01)
13.  秋菊の物語 《ネタバレ》 
チャン・イーモウ監督、最近じゃアクションものを撮ったりしてるけどやはりこの監督はこういう作品の方が絶対に良い。まずは何と言ってもこの作品に出てくる人達がみんな、人間的で良い。夫が村長に大事な所を蹴飛ばされたことを知って、乗り込むコン・リーの一人の女としてのあり方、夫の為にと村長に対して、一人、訴える姿はかっこ良い。そんなコン・リーの着ている服の色がこれまた赤をモチーフとして常に描き続けている監督ならではのものを感じる。私が考えるにこの監督が常に強調している赤という色は人間の血の色だと思うわけです。だからこそ赤を大切に描き続ける監督の人間的な情熱と温かさのようなものをユーモアを感じながら楽しむことが出来たこの作品、私は嫌いにはなれないし、それに作品全体を包み込む映像の美しさ、中国の大自然、これまた中国映画ならではの物を感じられずにはいられなかった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-16 20:45:17)
14.  プロジェクトA
ジャッキー・チェンの映画ではこの映画が1番だと思う。ジャッキー・チェンは時々、シリアスな部分を描こうとすると反って失敗したりするけど、この映画はとにかく余計なものを一切取り払って、ジャッキー本来の身体を張ってのアクションの連続で観ていて本当に楽しい気分にしてくれます。そういう意味でも私のジャッキー映画のナンバーワンは文句なしにこの作品です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-02 23:07:53)
15.  さらば、わが愛/覇王別姫
中国激動の歴史を踏まえた上でそこに出てくる男と女の人間関係を力強く、たくましく且つ美しく描いた超大作!見応え十分の作品です。レスリー・チャン、コン・リーといった中国映画を代表する二人の俳優の演技も良かった。その他中国映画ならではの美しい映像も良かった。こういった質の高い作品を次々と撮る中国は本当に凄い。同じアジアの国として是非、日本も見習ってもらいたい。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-23 07:44:41)
16.  スパルタンX
前半はやや退屈。しかし、ジャッキー映画の三人集が集まってからの展開は面白く、ラストまでの流れと相変わらずのアクションシーンの凄さに釘付けになる。この映画を見てもやはりジャッキー映画はアクション映画とは何なんのかアクション映画の面白さとは何かを見せてくれる。  
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-14 13:10:01)
17.  WHO AM I?
久しぶりにジャッキー・チェンの映画を観たけど、やっぱり凄い。何が凄いって、あの肉体、鍛え上げられた体の凄さ、もうストーリーよりもただひたすらジャッキー・チェンのアクションを楽しむための映画って気がする。全体的にやや長さを感じずにはいられないし、矛盾点も探そうと思えばいくらでも探せるような気がしなくもないが、それを補うだけの迫力、映像美、ジャッキー映画に付き物の本物のアクションシーン満載でこういうのを観ると最近のCGだの特撮だのってのが映画そのものをどれほどつまらないものにしているかよく解るし、嘘臭く思えてしまう。今現在、世界中を探しても自分の肉体だけで全ての映画ファンに対して説得力を持って証明して見せている映画スター、アクションスターはジャッキー・チェンだけではないだろうか?
[DVD(字幕)] 7点(2012-05-04 20:28:52)
18.  スネーキーモンキー/蛇拳
何となく「酔拳」に似たような雰囲気を思わせる。ここでのジャッキー・チェンは最初は弱いけど最後は強くなる。いつものパターンではあるがだからこそジャッキー・チェンなのだろうし、ジャッキー・チェン映画なのかもしれない。幾つかジャッキー・チェンの映画を見て感じるマンネリ感、日本で言うなら寅さんや釣りバカシリーズに通じるような安心して楽しめる作品になっている。それにしてもあの爺さん、強いんだか弱いんだかよく解らん。
[DVD(字幕)] 7点(2011-12-01 21:16:26)
19.  ドランク・モンキー/酔拳 《ネタバレ》 
なるほど!酒は飲んで飲んで、酔えば酔うほど強くなれる。確かにそう思わせる力がこの映画にはある。世の中の酒飲み、アルコール中毒患者の人達に夢と希望を与えてくれているような気がしなくもないが、それとは逆に酒が嫌いな人、飲めない人にはどのように映るのか?もしかしたら酒さえあれば、この映画の主人公やあの爺さんみたいに強くなれるのかもしれない?とある意味、勘違いかもしれないが生きる希望が持てたりと、要するに強くなりたいのなら飲め!我を忘れて酔えば良い。確かに酒飲みで酔っぱらいほど恐いものはないと思えるし、色んな意味でこの映画は深い。ところで映画の前半、眼に何か入って見えないと少女に助けてもらったジャッキー・チェンがその娘の母親に「うちの娘に何するの?」みたいなシーンがあったけど、母親との戦いで「女は相手にしない」「この辺で許してやる」だっけ?みたいなことを言うのを見て、聞いて休日の朝イチから張り切ってパチンコ屋さんに行って散々、やられて店を出る時に「今日はこのぐらいで許してやる」と一言だけ言って帰って行った会社の先輩を思い出しまいました。何となく似てませんか?それにしても飲めば飲むほど強くなれるという何と言うアホらしい単純さ、これが酒だから良いのだろう!同じ中毒でも、吸えば吸うほど強くなれる。なんてことは誰も思わないはずである。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-28 09:38:48)(良:1票)
20.  忘れえぬ想い 《ネタバレ》 
セシリア・チャンって女優さん、初めて見るけど何だか見た感じ、凄く気が強そうで我がままな感じの漂う女だなあ!ていうのが、最初の印象です。バスの事故によって愛する夫を失った女性、そこに後から優しく手を差し伸べる一人の男、これが何とも日本の俳優、財津一郎にそっくりでして、どうも財津一郎を観ると私には「新・男はつらいよ」の泥棒が真っ先に頭に浮かんでくる。そんな財津一郎そっくりな男、ファイ役の俳優、見た目は間違いなく悪い人、すいません。何しろ財津一郎似=泥棒のイメージが強すぎて、絶対に何か企んでるに違いない。夫を事故で失った美しい女性に近づいて、絶対に何か起こすとばかり勝手に思っていたら、どんでもなかった。何て良い奴なんだ!男は顔じゃないぜ!性格であるぜ!と言わんばかりの優しさ、セシリア・チャン演じるシウワイに「あなたって良い人ね」と言われるのを聞くと、この場合の良い人って?考えようによって色々解釈できる。女にとっての都合の良い人って場合もあれば、心から優しくて良い人という場合もある。ここでの財津一郎じゃなくてだ!ラウ・チンワン、名前通り本当に犬みたいだけど、セシリア・チャン演じる未亡人の子供ロロとも直ぐに親しくなるし、人懐っこい所なんて正しく犬である。とにかく本当に顔は泥棒顔でも温かくて良い奴で、それゃあ、セシリア・チャンもその子供も親しくできるのがよく解る。初めは何だか泣かせる為の話、韓国映画的なのかな?なんて韓国ものが大嫌いな私には外れたかと思ったけど、主演の二人がとにかく良いので楽しむことが出来た。ただ残念なのは亡くなった夫のことを簡単に忘れられるこの女性の心理がいまひとつ私には理解出来なかった。男が見た場合と女の人が見た場合で感想が大きく違うような作品かもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2010-05-25 22:29:13)
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