Menu
 > レビュワー
 > sayzin さんの口コミ一覧。2ページ目
sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : スペイン 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  みんなのしあわせ
タイトルバックからしてアレックス・デ・ラ・イグレシア監督のセンスを感じさせる、欲に取り憑かれた人間達が織りなすブラック・コメディ。誰一人美男・美女は出てきません。パロディ・シーンも豊富で、登場人物の一人が「スター・ウォーズ」マニア、その登場シーンには「帝国のテーマ」がかかる(!)。「マトリックス」のシーンは、あのまま落下してくれてたら大爆笑だったけど…。因みにビデオでは、何故か「13(サーティーン)」というタイトルになってるので注意してください。ということで、益々勢いの増してきた感のある注目のスペイン映画に、6点献上。
6点(2002-08-21 01:20:39)
22.  インティマシー/親密
行きずりの関係から定期的な関係に移行すると、男女は肉体関係以上のものを相手に求めるようになる。人間は不倫関係にさえ「安定」した方向を求めようとする。不倫の主従関係は男女共、常にパートナーのいる側が主である。そして、愛に於いて肉体関係は重要でも、肉体関係に於いて愛は邪魔である、という2000年度ベルリン映画祭金熊賞受賞作品(因みに、この期に及んで「千と千尋の神隠し」は未見)。果たしてこの映画のどこが傑出しているのか私には解りませんでした。映画は起承転結の「承転」だけが提示され、数回登場する中年男女の濡れ場は、リアルと言うよりも醜い交尾として描かれています。これが人間の本質に迫った芸術作品というものなのでしょうか? 6点献上。
6点(2002-05-29 19:55:09)
23.  アザーズ
(私もネタバレです) 正統派ゴシック・ホラーの装いを呈しつつ、その実「シックス・センス」をそのまま裏返しで描き(「幽霊は自分の見たいものだけが見える」という同じコンセプト)、最後は「オリエント急行殺人事件」的落とし方。正直びっくりはしませんでしたが(だって全員の顔が怖くて怪しいんだもん。息子の顔なんて反則だよ。でも、降霊会のシーンで一瞬場内がざわつきましたよ)、【チャーリー】さんのお書きのようにアメナーバルという人は雰囲気作りが強力に巧いですね。それにキツイ顔立ちのニコール・キッドマンはこういう役が最高にハマる。確かにこの映画は謎解きやどんでん返しではなく、ゴシック・ホラーの雰囲気を楽しむ映画なのかもしれません。ということで、6点献上。
6点(2002-05-05 16:30:24)
24.  サルサ!
ストーリー自体は全て既視感のある陳腐なモチーフの寄せ集めなのに、歌と踊りと音楽に彩られてとても楽しめる映画になっています。無理矢理な設定もキューバ音楽に乗せて歌って踊れば全然気にならない(そーゆー意味で「ダンシング・ヒーロー」に近い?)。映画で見る限りサルサ・ダンスは男女のセックス・アピールの究極の形。このダンスで息が合えば、きっとそのカップルは全てうまくいきそうな気がします。私も早速習ってみたくなりました(言われる前に止めときますが…)、6点献上。
6点(2002-03-19 19:13:24)
25.  オープン・ユア・アイズ
「バニラ・スカイ」は「アサシン」並のまんまリメイクらしいので、とても観る気にはなれません(主演女優まで同じ)。で、この映画ですが、ものすごくいい雰囲気で始まるのに中盤からは話の展開が見えてきてしまい、「な~んだ」という印象。主人公の身勝手ぶりが最後まで変わらないので同情もできない。90年代後半はファンタ系映画祭で韓国映画と共にスペイン映画が注目されていたらしく、その勢いを感じさせるのに充分な出来だとは思いますが…(邦画は益々肩身が狭くなる)。ということで、ペネロペ・クルスのあっさりとしたバストにも免じて及第点、6点献上。
6点(2002-01-04 17:22:35)(良:1票)
26.  バッド・エデュケーション(2004)
ペドロ・アルモドバルとしては、変わり者としてのゲイ、迫害される存在としてのゲイ(若しくは服装倒錯者、性同一性障害者等々)による相変わらずの物語を描きたかったんだと思う。しかし、あらゆることが許容されてしまう現在に於いては、既にそのテーマでは描けない。だから舞台設定を1980年にしたんでしょうけど、それにしたって古臭さは拭いきれてない。翌年には「ブロークバック・マウンテン」という「一般向け」のゲイの純愛映画も登場してくる時勢を考えると、余計本作が古臭く感じる。凝ったタイトルバックや独特の色彩を放つ美術は流石だし、ラテンの星・ガエル・ガルシア・ベルナルのドラッグ・クィーン振り(&寸止めブリーフ姿)も見ものでしたけど、肝心のサスペンスや哀愁は全然描けていない印象です、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-10-22 00:06:00)
27.  キャロルの初恋
健気な12歳の少女の視点で描いていくスペイン内戦もの。田舎の風景の瑞々しさや、もちろんキャロルを演じたクララ・ラゴちゃん(目が大きい!)のボーイッシュな魅力は堪能できますが、肝心の物語はベタな設定の詰め込み過ぎだと思う。父親の出征、母親の病、預けられた親戚の家での確執、貧しい少年との淡い恋、etc.…、そして確実に忍び寄って来る戦争の影。特に、複雑な事情を抱えた母親の設定は、本作では全く不要でした。原題は「キャロルの旅」なので、それらの経験によって成長する少女の姿がテーマなんでしょうが、映画自体は少し陳腐な仕上がりです、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-13 00:03:50)
28.  サロメ(2002)
一種のモキュメンタリー手法で構築されたフラメンコ版の舞台「サロメ」。前半のメイキングっぽい部分は、スタッフも役者が演じてるフィクション。後半のステージも舞台ではなく、あくまでもスタジオ内での上演。むしろ全体で二幕一場ものの舞台劇といった構成です。もちろんダンス自体は「本物」だし、前半の「解説」を踏まえた上で後半の「本番」を鑑賞できるので、「サロメ」やフラメンコに疎い私の様な素人でも楽しめるとは思います。しかし私には、この手法の意図する所が良く理解できませんでした。映画としてもどう評価して良いものやら解りません。従って、中道の5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-13 00:35:21)
29.  女優マルキーズ
路上の踊り子から女優へ、そして大スターへと上り詰めるサクセス・ストーリー。夫や作家との愛憎関係。そして、本人を追いつめていく限り無い野心。こういった物語のファクターが全然絡み合ってないと思う。もちろん伝記映画ですから、それなりに事実に忠実なんでしょうけど、それぞれがバラバラなので、それぞれが唐突に感じてしまう。だからたっぷり2時間の映画なんですけど、何とも駆け足だった様な印象です。マルキーズは、たぶん女優開眼したことで尊大なスターになったのでしょう。しかし映画ではその開眼が描かれないので、観てる方は置いてきぼりです、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-02 00:01:57)
30.  アタメ
私は最近の作品しか知りませんが、ペドロ・アルモドバル監督はずっと「倒錯した性愛」をテーマにしてる様ですね。本作には「私をしばって!」等という副題が付いてるもんですから、SMモノを想像してたんですけど、中身はストーカーとストーカーに監禁される女とのロマンス。女を監禁する部屋の美術や、ビクトリア・アブリルとアントニオ・バンデラスの匂い立つ様な色気は雰囲気抜群でしたけど、変態の私も話には納得しかねます。しかも【ぐるぐる】さんもお書きの通り、ハッピーエンドと言うには余りにも能天気すぎるラストの会話には着いていけません。確かに「倒錯」してるとは思いますけど、倒錯に付き物の「危うさ」みたいなものが全く無いゾ。このあっけらかんとした感じがスパニッシュ・スタイルなんでしょうか…、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-13 00:09:32)
31.  ウェルカム!ヘヴン
オフ・ブロードウェイ辺りにありそうな凄く安い設定を、豪華キャストで映画化したスペイン製ファンタジック・コメディ(?)。見る影も無くなった嘗ての文化の中心地・パリと、犯罪大国・アメリカの刑務所をそれぞれ天国・地獄に見立ててますけど、そこに新鮮味は無いし、何より本作に一番欠けてるのは地上への風刺だと思う。つまり「お前はどうなんだ、スペイン?」ってこと。これでは安い設定が、そのまま安っぽい映画にしかなってません。豪華キャストだったのが唯一の救いです。本作と比べれば「ハリウッド大作」の「コンスタンティン」の方が、まだ皮肉が利いてましたヨ、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-04-19 00:07:28)
32.  ANA+OTTO/アナとオットー
悲恋に仕立てられたスペイン版「みゆき」って感じ? アナとオットーそれぞれの視点で語られていく禁断のラヴ・ストーリーには、まるで現実感が無く、「北極圏の恋人達」という原題通り、演技にも映像にもどこか寒々しさを感じる(ナイワ・ニムリの独特のクール・ビューティ振りは大変好みですけど…)。この雰囲気にハマれれば楽しめると思いますが、本作はかなり観る人を選ぶと思う。そして私も、ハマれなかった者の一人です、5点献上。
5点(2004-12-15 00:17:53)
33.  赤いアモーレ 《ネタバレ》 
傍目には満ち足りた暮らしを送ってる様に見える男が、社会の最底辺に暮らす女に惹かれ、何とか心の空白を埋めようとするものの、結局はその女を棄てて元の平安な暮らしへと戻っていくという、恐ろしく古臭いメロドラマ。イタリア映画に登場する貧しい女性は昔から生命力に溢れてるイメージがあるんですけど、スペイン人のペネロペ・クルス演じるその名も「イタリア」は、まるで昔の邦画に登場するキャラクター。男の為に潔く身を引き、艱難辛苦を耐え忍ぶ。おまけに、最後には守護天使にまでなってくれるの? いくら何でも、これは身勝手な男の妄想でしかないでしょう。ペネロペの並々ならぬ役作りが一つの見所にはなってますが、例によって私的にはとても受け入れ難いストーリーでした…、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-11-30 00:05:12)
34.  ユートピア(2003)
確かに「マイノリティ・リポート」からの影響がアリアリ。おまけに映像まで青を基調としたヤヌス・カミンスキー風だから、益々その感が強くなる。しかし、映画のスケールはグッと小ぢんまりしてます。「ユートピア」という組織の実態も良く解らず、主人公がナイワ・ニムリだけにこだわる理由や彼女のバック・グラウンド、そしてマインド・コントロールが解ける過程も割愛(舞台が南米なのかスペインなのかもはっきりしない)。予知モノというSFは細部のディテール(例えば予知と現実の僅かな違い等)がサスペンスを生むジャンルだと思うんですけど、スタイリッシュ風の映像だけに満足してしまって、題材の面白さを活かしきれずに終わってしまったという印象。「未来は自分で切り開ける」というテーマも今更…って感じです、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-10-22 00:04:48)
35.  トリコロールに燃えて
時代錯誤感の漂うクラシックな戦争メロドラマ。前半は例によってデカダンな雰囲気ながら、遂にシャーリーズ・セロンとペネロペ・クルス(本作の役は彼女にとっては「役得」だった筈)のレズ・シーンが描かれることはない。これがアメリカ市場を最優先に考慮した作品の限界。もちろん旬の美女二人によるカラミが見たかったというのもありますが、それよりもその所為で、特殊な三角関係が生み出すドラマが思い切り薄味になってしまった。ここがきちんと描かれてれば、後半、戦場で出会うペネロペとスチュアート・タウンゼントのシーンが凄く活きたし、主人公のキャラクターの説得力不足を多少は補えたと思う。それにしても、邦題もワケ解んないけど、原題の意味も良く解りませんね(慣用句なのかな? 誰か教えて)、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-08-07 00:26:43)(良:1票)
36.  惨劇の週末
雰囲気はそんなに悪くないし、アメリカ製の似た様なティーンズ・ホラーと比べれば良く出来てると思う。「インビジブル」をモロにパクった日本のビデオ・パッケージからZ級のバッタもんをイメージしてると、凄く「まとも」な作品であることにも驚くでしょう。しかし、伏線の張り方が余り上手だとは思えなかったし、そもそも、もうこの手のオチには飽きた。別に途中でオチが判っちゃうってことではなく、例え最後まですんなり騙されてたとしても、真相が明かされた時に最早「おおっ!」という驚きは無い。むしろ「な~んだ、またかよ…」って感じ。そういったことで、私的には惜しくも4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-03-13 00:33:17)
37.  dot the i ドット・ジ・アイ 《ネタバレ》 
本作も一応どんでん返し型サスペンスに当てはまるんでしょうけど、私はこのストーリーを余り楽しめなかった上、もっと悪いことに全く意外性を感じませんでした。仕組まれた三角関係というのも古典の時代から嫌と言うほど繰り返されてきた設定だし、ラストのトリック(?)にも感心しません。一番意外だったのは、監視カメラの映像を繋いだだけの映画が、どっかの映画祭で賞を獲ってしまう設定(この辺は「サル」を思い出した)。ま、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」も似た様な映像を繋いだだけだったし、こーゆーのもアリなのかな? そういうことで、残念ながら4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-21 00:04:56)
38.  ベンゴ
オープニングのパーティ・シーンの迫力あるフラメンコ音楽(+中東音楽?)には引き込まれたものの、そこから始まる物語は、人物の相関関係も判り辛くて退屈。何かというと歌や演奏や踊りのシーンが登場するので、トニー・ガトリフとしては当然ジプシー音楽自体に主眼があったんだと思う。でも、スケールの小さなヤクザの抗争(でいいのか?)という背景とフラメンコの繋がりも良く判らず、【永遠】さんご指摘の通り、私も古臭いヤクザ映画みたいな印象を受けました。音楽シーンが無ければ最後まで観られなかったでしょう。そういうことで、本物のフラメンコに+1点して、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-17 00:03:16)
39.  死ぬまでにしたい10のこと
(何故か長くなっちゃった…)  極端に社会経験の乏しい若い主人公の行動を一概には非難しませんが、私から言わせて貰えれば、どれもこれも「23歳の小娘の思いつきそうなこと」でしかない。劇中、彼女は娘達のことも含めて、一度たりとも他人のことを考えません。全ての行動が自己満足の為だけ。死期の迫った人間が自己中なのは許しますけど、映画を如何にも綺麗事として作ってあるのが気に食わない。クローズ・アップばかりのドグマ風カメラ・ワークも鬱陶しいだけ。それに浮気相手が、何で女に逃げられていつまでも呆けてるイケてないヘタレ野郎じゃなきゃいけないんだ? 夫以外なら誰でも良いのか?(なら、俺んトコに来い!) 「君は僕との生活で一度も不平を言ったことが無かった」と能天気な旦那は言いますが、彼女自身も気づいてなかっただけで、腹の中では不平不満が渦巻いてたんだと思う。あと、“My Life without Me”というのは彼女が死んだ後のことではなく、彼女の生きた23年間を表してるんだと感じました。それにしても驚いたのは、大して話題作だったとも思えない地味な少女趣味的ミニ・シアター系映画に、既に130のレヴューが並んでたこと。ファッション雑誌か何かで芸能人が薦めたりしたのかな…? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-02 00:03:24)
40.  10ミニッツ・オールダー イデアの森
ベルナルド・ベルトルッチの物語に安心したのも束の間、マイク・フィッギスの前衛狙いに嫌悪感を覚え、イジー・メンチェルの人生コラージュで気を取り直し、イシュトヴァン・サボーの1カット・カメラ・ワークに感心した所、クレール・ドゥニの小難しい禅問答が虚しさを漂わせ、フォルカー・シュレンドルフの悪い意味での初々しさに鼻白み、マイケル・ラドフォードのストレートな短編SFを懐かしく感じる。そして誰も着いて行けないジャン=リュック・ゴダールの俺流芸術が止めを刺して終わる。「人生のメビウス」と違い、作家性ばかり強調する作品が多いので、こっちは概して退屈です、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-11-15 00:09:56)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS