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プロフィール
コメント数 2011
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 《ネタバレ》 
一寸先も見えない位真っ黒黒、強烈にブラックな喜劇。今日の核拡散の情勢を鑑みれば洒落にならないんだけど、次々繰り広げられる馬鹿者どもの狂気乱舞に笑わずにいられない。米国大統領に将軍、少佐に英国将校、元ナチ御用達博士とソ連大使。みんなのキャラ立ちが半端ない。うち三名を一人の役者が演っているなんて、神がかり的な人間離れした技に圧倒されるばかり。個人的に好きなのは、同士討ちになっちゃってる基地内部のやりとり。純血主義のリッパー将軍と、それをなだめすかすのに必死な英国将校。あろうことか公衆電話で小銭を調達しながら大統領に電話しなきゃならないシチュエーションの馬鹿らしさ。そこへ自販機会社に訴えられる、と主張する大佐。あーここにも馬鹿が~。さらにペンタゴンの地下では政府高官がずらりと顔を並べる中、いかにもソ連人な面構えの大使が盗撮(!)なんかして将軍と取っ組み合い。あと数分で核が落ちるんですよ?あっ、やっとつながったソ連首相、酔ってるってさ。極めつけの狂気はストレンジ・ラブ(なんて名前だ)博士、キワモノ中のキワモノ。この怪演に水を打ったように静まり返る作戦室。博士によって提示される地中の新世界構想。これがまた酒池肉林的な側面があってアヤシイことこの上ないんだけど、事ここに及んでも共産主義社会との格差を心配して声を張る馬鹿将軍。ここまでくると「もうお前ら死んでしまえっ」という気持ちになるわけで、果たしてソ連大使もそう思ったか人類滅亡スイッチをONする始末。キノコ雲にのせて「また逢いましょう」の調べが美しすぎる。なんという逆説。たらたらとあらすじ書きになってしまったけど、「こんな馬鹿みたいなことで絶滅なんてヤだろ?」とキューブリックの声を確かに聞いたような気がする私はこの映画を愛してやまないのです。
[DVD(字幕)] 10点(2013-02-14 01:15:25)(良:1票)
2.  パイレーツ・ロック 《ネタバレ》 
ユルくてお馬鹿で、でも人生にはロック、という信念が一本強固に通ってて大好きな映画です。出てる英国俳優がいかにもイギリス映画っぽい多彩な「顔」博覧会で唸る。ホフマンは米国人だけど。見てるだけで面白い。 舞台が船内に限られているにも関わらず、話の一つ一つがとても楽しい。ほぼセックス事ばかりなのはご愛嬌。狂言回しも兼ねるトム・スターリッジ君、あからさまな童貞顔で役にぴったりだ。極めて不道徳な檻に放り込まれた彼、かなり気の毒な目にあったりしながらも成長(?)してゆくのだった。多分。 戻ってきた往年のキングVSホフマン演じる伯爵の対立が一触即発の事態になったりするのかな、と思いきやこれが思いもかけぬ流れでもってお互い手打ちで締める展開へ。一本気ながら妥協点を知る、みたいな適度なしょーも無さ。このエピソードが一番好き。 敵役の政府側は完全にコメディ。強敵なようなそうでもないような。感じはモーレツに悪いが。 遭難ラストの緊迫感はかなりのものです。電波に乗って流れてくるラジオからのSOS、なすすべなく呆然となるリスナー。海の底へ沈むレコード。泣きたいのをこらえて見守りまして、ついに伯爵が浮いてきたときの喜びったら。ああよかったなあ。だってロックは悲愴なものじゃない。生きるための音楽だからね。制作は正しい判断をしました。 全編通して耳に心地よい音楽はもちろんパーフェクト。でも時代はちょっと違うのね。レビュワーの皆さん、勉強になりました。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2016-11-19 17:28:40)
3.  パディントン2 《ネタバレ》 
1作目よりも大幅に評価が高いのですね。続編でこの現象は珍しいと思って鑑賞しました。ああ、確かに。“2”の方が「小さいクマさんを巡って起こるハートフルな世界」観をよりしっかりと確立しようという制作の心意気を感じますね。 だってまあご覧なさいよ。美術画の如き画の美しさを。琥珀色に輝くアンティークショップ、金色に縁どられたカーニバルの輝き。悪巧み役者の自宅インテリアですらグリーンを基調とした品の良い調度品で設えられています。お子様向けのクマの物語に、こんなにも情熱を注ぐ。クラフトマンシップの粋と呼べるCGスタッフの仕事ぶりに感動すら覚えます。 お話も、新登場のキャラクターに頼りすぎず、パディントンの人の好さとブラウン家の親切さもそのままに、ストーリーの流れに沿って交友関係を広げています。審美眼にやや難のある警備スタッフの彼まで再登場するとは。笑わせどころも心得た脚本です。 「善良」というエッセンスのみで作られたかのような本作、ぜひお子さんと一緒にご覧あれ。かなりささくれた大人になった私でも、ラストの叔母さんとの再会には泣けました。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2020-02-09 23:50:17)
4.  博士と彼女のセオリー 《ネタバレ》 
かのスティーブン・ホーキング博士と妻であったジェーンとの結婚生活とその終わり。言ってしまえば他者の私生活だけれど、存命中の博士や関係者らにもきちんと配慮した、品のある筆致で描かれていると思います。 博士とジェーン、二人とも共感しやすく好感の持てる人柄として描写されており、ゆえにジェーンの心の揺れに、こちらも一緒に苦悩するのでした。 病を得てもいなくても、人の心とは測れないもの。 言葉では言い尽くせない思いを数年にわたって抱えながら、二人が誠実に精一杯生きてきたことが伝わる良い映画でした。 エディ・レッドメインはそりゃあオスカー獲りますよもちろん。顔立ちがもともと似ているのも手伝って、博士ご本人そのものに見える。限られた顔の筋肉の動きで出す表情も見事で、これは役者が放つ、一世一代の渾身の演技でありましょう。彼の瞳は雄弁で、ジェーンとの別れを意味するシーンでの彼の表情を思い出すと、今また泣けてきます。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-25 23:53:53)
5.  バトル・オブ・ザ・セクシーズ 《ネタバレ》 
エマ・ストーンとS・カレルがもう凄くって。あの時代に起きた出来事をなぞっているけれど、二人が‶今進行形で生きている人”としてキャラを立ち上げてくれているので物語が生き生きと動いています。 ウディ・アレンの映画では眩しいくらいに可愛かったエマがキラキラ要素を捨て去って闘う女子選手になっていて、この振れ幅の大きさは女優としての力量を感じさせるものでした。スティーブ・カレルの熱演はもう大変です。熱量、高い高い。もうボビー・リッグスはカレルの仕事でしか思い出せないだろうなあ。 それにしても「女にも敬意を払え」と訴えるために男VS女の試合なんぞという見世物興行にも甘んじなければならなかったとは。当時の先達らの労苦をつくづく思わされる映画でありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-21 22:45:16)
6.  バーン・アフター・リーディング 《ネタバレ》 
そうそうたる役者陣の珠玉の馬鹿演技が見られる得難い一本。皆すごいなあ。高い演技力を間抜けの発露に発揮するなんて。ほぼ全員馬鹿なんだもん。 J・マルコヴィッチはプライド高すぎて世間と折り合いつかずアルコールに逃げ、妻と職場からNGを突き付けられるも受け入れられないプライド馬鹿。その妻ティルダ・スウィントンは間男の本性もよう見抜けないくせに尊大なおバカさん。フランシス・マクドーマンドは冴えない人生が整形で逆転すると信じ込んでいる出会い系利用の痛い中年女。G・クルーニーはエロで頭いっぱい(笑)妻を裏切り、でも実は妻に切られていることにも気付かない能天気。そしてブラピの天然で純度の高い阿呆っぷりはこの面子でも真打ち。緊張感のカケラもない顔つきから仕草から、もう真正の馬鹿に見える。 馬鹿が引き起こす事件がバカすぎて深読みCIAは何のことだか全体像が掴めない。面倒くさくなってるお偉いさんのJ・K・シモンズのブルーの瞳が哀しげです。 F・マクドーマンドが勝ち残ったと言えるんでしょうな。しかし彼女の浅薄さもかなりのもんで、ロシア人に「こんな情報いらん」と突き返されたら「私は米国市民よナメないで」だって。その「米国の機密」を売ろうとしたくせに。 お馬鹿がわあわあ騒いで起こる事件は極めて無意味。この味わいを楽しめるかどうかはコーエン兄弟のファンであるかどうかにかかっています。わたしは好きです。 無意味に見えて本質はCIA批判なのだ・・って、そんなことはないよね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-08-31 23:44:22)
7.  バルカン超特急(1938)
さすがに今の時代に観てしまうと、トリックも想像つくし窓の字がキーになる伏線だな、と読めてしまうのですが、でもこれ戦前の作品なんですね。当時初見だったらきっとすごく興奮したと思うなあ。列車の中で忽然と人が消え、目撃者もいない。ヒロインが追い詰められる展開は緊張感があってスリリングですし、時折はさまるコミカルなセンスも品があります。 クリケットの試合のことしか考えないイギリス人二人組なんかは脇役ながら変な存在感があったり、皆キャラ立ちしてます。古典ながら娯楽作品としてのあり方を確立しててやっぱりヒッチコックは凄い。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-10-25 20:36:44)
8.  ハンガー(1983) 《ネタバレ》 
先日逝ってしまったD・ボウイ氏。本当に美しいなあ。ドヌーブもさすがの美貌だなあ。ヨーロッパ型美形のお二方が揃ってのヴァンパイアはハマりすぎて画が完璧だ。吸血鬼はやっぱりヨーロッパ出身でないと、との思いを強くする。白っぽい粒子がキラキラしているような映像は幽玄さを醸し、現代のニューヨークにおいてもゴシックな芳香が漂う。早々とボウイ氏が降りた後釜はスーザン・サランドンと、急に20世紀顔になってしまうのは少々惜しかった。 お話はポーの一族さながら、永遠を生きる彼らの不変の苦悩がベースではあるけれど、半分人間の血が入っている者は死ぬに死に切れないという恐ろしいオチがついててびっくりだ。これではボウイさんは”永遠の命詐欺”に遭ったみたいなものではないか。何世紀にもわたる過去の被害者たちが朽ちかけた肉体を引きずってカトリーヌにすがりつく場面は恐いけど可哀想でもあった。 思いもよらない逆転打を放ったサランドンの横顔と、ドヌーブの切ない呼びかけ。徹頭徹尾クールな美学を貫いた感のあるラスト。
[ビデオ(字幕)] 7点(2016-03-05 00:40:41)
9.  バニー・レークは行方不明 《ネタバレ》 
兄と妹がセットで動くってなんかおかしいなあとは思いつつ、“サイコ”要素が入ってくるとは予想外。ネタをばらされてみると色々プロットに粗が見えてきてしまうのが玉にキズ。お母さん、娘が行方不明なんですから、しかも自身が疑われてるんだし「いや実はうちの兄、少しおかしいんですよ」と警察に相談しないかね。とは言っても、そう感じたのは観終わってからでのこと。鑑賞中は孤立してゆく母親の焦燥感とか事件の不思議感の引きが強くて、わーどうなるんだろう、と楽しむことができました。モノクロのシャープな映像も印象的です。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-25 00:04:29)(良:1票)
10.  蝿の王
見ている間中、「おまえはどっちの側につくんだ」と問われ続けているようで、やな汗かきまくり。もちろん理性をフル動員すれば、どちらにつくべきなのかは明白なのだけど、しかしこの極限状況で自分はそれができるほど強いのか?肉食べたくなるだろうしなあっとうじうじしてるうちにエンディングをむかえた。とりあえず結論を先延ばしにできて、私としてはあのラストはすごくほっとしたのですが。
[映画館(字幕)] 7点(2011-08-10 17:10:39)(良:1票)
11.  ハリー・ポッターと賢者の石
原作の世界をほぼ損なうことなく映像に立ち上げてくれた製作スタッフの皆さんに感謝。本一冊分を2時間強に収めるのだからややぎゅうぎゅう感は否めない・・けど目をつぶりましょう。キャスティングは満点 3人は言うに及ばず(ハーマイオニーの完璧さには目頭が熱くなる)先生たちも本物をホグワーツから呼んできたんだ、きっと。 ダイアゴン横丁やホグワーツ城の不思議にわくわくできないなんて人生の損失だ。今からでもホグワーツに入学できないかなあ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-07-07 17:35:28)
12.  博士と狂人 《ネタバレ》 
実話を映画化するに当たっては、脚色の塩梅がすごく大事だと思うんですよね。出来事の羅列だとつまんないし、フィクションすれすれに盛られても鼻白んでしまうし。 本作はやや後者寄りの演出に感じられてしまった。マイナー氏と被害者女性のロマンス話はわたしにはちょっと煩く、ほんまかいなとの疑問が先立ちます。またショーン・ペンが一切手抜きなしの重ったい演技で惨状感を増すし。 こんなに浪花節的に話をこしらえなくても、OEDの編纂という大事業なのですから他にもっと「へえー」となる裏話エピソードがありそうなものですが。完成まで20年も要しているのですし。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-09-04 00:13:34)
13.  パニック・トレイン 《ネタバレ》 
これ、ネットで資金を募っての制作だったんですって。観る前に知っておいて良かった。低予算で若手有志が撮ったのだと分かっていれば、派手な演出やド迫力映像なんて期待はハナからしないで済みますもんね。でもこれお金が無いんだなあと思わせることなく、健闘していると思いますよ。少なくとも「シベ超」では全然ありません。ちゃんと客車動いてますもん。 外からの救出映像など撮れっこないので、車内にいる人間らのドラマ一択。6人全員のキャラもしっかりしているし、お約束の「縮まる心の距離」描写も抜かりありません。 遭遇した不条理な危機をどう乗り切るか。「こうしたらいいんじゃないか」→失敗、が何度か繰り返されるプロットも見ごたえあります。その場にいるつもりで鑑賞するのがコツですね。希望を言うと、全員助かってほしかったなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-05-31 23:33:18)
14.  パディントン
これは、観る側の心の持ち方で評価の分かれるタイプのやつ。たとえ同一の人物であっても、上司を呪いながらビール片手に暇つぶしに見る環境下と、幼いわが子と一緒に映画館へと出向いたのとでは作品に対しての感想は180度違ってくるでしょう。 お話は極めてオーソドックス。一生懸命に居場所を探すクマさんとお約束のアクシデントの数々。ちょこちょこ挟まる過去作品のパロディーに笑えるかどうかは、あなたの心の幸福度次第。 全編にわたる色彩の濃い画は素敵ですが、パディントンがけっこうリアルなクマなんですよね。剥製が動いているみたいな。日本人としてはもう少し可愛さを要求したくなるな。個人的には見た目も中身も大陸のクマTEDの方が好きです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-22 16:55:35)
15.  ハットンガーデン・ジョブ
じーさん達が”昔取った杵柄”で大暴れ的なコンセプト、近年やたら多くてモーガン・フリーマンあたりはそんな仕事ばっかり。年をとっても元気なのは良いことだ。が本作はひねたイギリス人によるイギリス映画なので、マッチョで超人的なじいさんはおらず、皆御老体に鞭打って出動してるのがリアリティ満載である。ただそこは英国人、年齢を重ねた味わい深さがハッキリ顔に出てて、人生刻んだ良い顔の役者ばかりでこれには唸った。 「仕事」である金庫破りの本番においては、これといったトラブルが用意されていない脚本である。裏切り者が出たり防犯装置がけたたましく響いて銃撃戦、とかそういう映画ではないのだった。 スリルは味わえないけど、老境に入ってのメンタルの持ちようが多いに参考になる、まあ滋味溢るる好ましい一本でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-08-06 00:08:24)
16.  パレードへようこそ 《ネタバレ》 
サッチャー政権による炭鉱閉山ドラマって多いなあ。いかに荒療治で、人々の傷も大きかったか分かろうというもの。今作は炭鉱ストの フィールドに何故かゲイの皆さんが加わる。「同じく圧政に苦しむ境遇だから」というのが理由らしいが、このあたり描写あっさりし過ぎじゃないですかね。たまたまTVでリーダーが炭鉱街の苦境を見て、思いつきで行動をおこしたように見える。そんな唐突なことで集団は動くのだろうか。 描写の浅さはそこかしこに感じる。一因としては、誰が「主人公」なのか軸がはっきり定まっていないこと。炭鉱にもゲイ側にもぱらぱらとさわりだけ触れられる人物が多数存在している。群像劇というには各キャラに入り込めるほど掘り下げていない。炭鉱サイドのアンチゲイのおばさんも、ビル・ナイもそれなりに存在感を発しているけど、話の収め方はもやっと不発に終わる。A・スコットのウェールズ人のアイデンティティーのくだりとか、菓子職人志望の青年ん家の揉め事とかはいっそカットでよかったのでは。描ききれてないもん。 実話の強みで、終盤のパレードのシーンはそこそこの盛り上がりを見せるけれども。実話だからなあ。なんかずるいよな。 炭鉱ものは名作が多いので、ちょっと辛口になってしまった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-07-16 00:07:32)
17.  バリー・リンドン
長尺なわりに、話をわざと平坦に続ける印象だ。もちろんわざとだ。主人公は まあごく一般的なレベルのモラルを持った人間で、そこそこ小悪人でそこそこずるく、しかしたまに褒められた行いも人生の中にはある、といった私たち一般人の投影だ。 後世の人間だからといって、バリーの愚かな選択を笑うなかれ。なぜなら私たちも同じだからだ。生きてるうちはバリーと同じ轍を踏み、そのうちあの世で“皆一緒”になるのだから。 あえてドラマチックな演出を排したキューブリックの狙いはそこ。人なんて、皆一様に愚かで、主人公なんかじゃないのさ。偏屈監督の冷徹な人生哲学を感じる一本であります。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-04-29 00:41:06)
18.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 
実話ものとは知らなかった。銀行強盗がうまくゆくまでは、しめしめ♪的な空気だったので、ゆるい心持ちで観ていた身に後半のハードな展開はきつかった・・。J・ステイサムが絡む銀行強盗モノってことで勝手にトボけたものを想像してたこちらが悪いんですが。でもラストの妙なハッピーエンドはよろしくないな。他のエンディング候補は無かったのかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-07 01:15:19)
19.  バットマン リターンズ
猫顔M・ファイファーのキャット・ウーマン、彼女の存在で作品に艶が出た。哀感漂うペンギンと美しい猫女、彼らに比べてバットマンがちと押され気味。もすこしがんばれ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-02-07 00:52:48)
20.  ハリー・ポッターと秘密の部屋
原作に忠実で、キャスティングと美術が満点。ハリーの映画で良いとこはこれだけです。エピソードを盛り込むのに一生懸命で、映画単体としてののびやかさには欠けてしまう。ポッタリアンとしては、画が素晴らしいので前作ともにこれはこれで及第点をあげたい・・でもロックハート先生、あれはないわー。全女生徒をノックアウトしちゃう美形の設定で彼ですか。ない。ベタでもいいからもっと若くてキレイなのを使ってー
[地上波(吹替)] 6点(2011-09-29 15:43:15)(笑:1票) (良:1票)
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