Menu
 > レビュワー
 > 鉄腕麗人 さんの口コミ一覧
鉄腕麗人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2597
性別 男性
ホームページ https://tkl21.com
年齢 43歳
メールアドレス tkl1121@gj8.so-net.ne.jp
自己紹介 「自分が好きな映画が、良い映画」だと思います。
映画の評価はあくまで主観的なもので、それ以上でもそれ以下でもないと思います。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  名探偵ポワロ 鳩のなかの猫<TVM>
「最も原作に近いポワロ」と評される英国人俳優デヴィッド・スーシェが、エルキュール・ポワロを演じるテレビ映画。こういうレベルの高いテレビ映画をきちんと放映するNHKは、色々問題はあるのだろうが、流石だと思う。  名門女学園内で起こった殺人事件という設定を見て、「古畑任三郎」でも同じような話があったなーと思ったが、もちろんヒントを得たのは三谷幸喜だ。  女だらけの女学園で巻き起こる連続殺人において、容疑者も被害者もすべて勤務する女教師たちという設定が先ず面白い。 それぞれくせがあり、何やら秘密を抱えている女教師たちの人間模様を描いた序盤を観ているだけで、まだ殺人なんて起こっていないにも関わらず、ぞくぞくと恐ろしさを感じた。  ミステリーは、某国のクーデターまでを含みつつ意外な程に膨らんでいく。 ただそれが決してあざとく展開するわけではなく、あくまで学園内の人間関係をベースに、一つの殺人事件としてまとまっていく描写に、原作の上質さを垣間みた気がする。 
[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-10-15 20:46:26)(良:1票)
2.  名探偵ポワロ マギンティ夫人は死んだ<TVM>
このひと月ほどの間で、「オリエント急行殺人事件」と「ナイル殺人事件」を続けて観た。 両作品とも、アガサ・クリスティが生み出した名探偵エルキュール・ポワロが登場するミステリー映画の秀作だった。  ただし、両作品共においてどうしても物足りない点があった。 それは、ポワロの存在感が“薄い”と感じたことだ。  「オリエント急行殺人事件」も「ナイル殺人事件」も原作はアガサ・クリスティのエルキュール・ポワロシリーズの代表作なのだろうと思う。 それだけ描かれる事件の内容には深い面白味があり、だからこそ映画化もされたのだろう。  ただ「事件」そのものがあまりに魅力に溢れている分、その場に居合わせた”名探偵”に魅力が感じられなかった。 “名探偵”は、起こってしまった事件の顛末を追うための”狂言回し”的な印象が強かった。  そして、二つの映画作品の“ポワロ”に魅力を感じられなかった最大の理由は、彼を演じる俳優がデヴィッド・スーシェでは無かったことだ。映画作品でポワロを演じたアルバート・フィニー、ピーター・ユスティノフという2人の名優の演技が悪かったというわけでは決してない。  が、テレビシリーズで「名探偵ポワロ」シリーズを見慣れていた者にとっては、英国人俳優デヴィッド・スーシェの演じるポワロこそがエルキュール・ポワロであり、更に言えば日本語吹替え版を担当し続けている熊倉一雄の声で、事件を解き明かしていく様にこそ、安心感にも似た爽快感を得られるのだ。  と、大部分が映画作品の評になってしまったが、相当久しぶりに観たデヴィッド・スーシェ版ポワロのテレビ映画に大変満足したという話。
[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-10-15 20:45:07)
3.  名探偵ポワロ 死との約束<TVM>
遺跡発掘現場にて会した“訳ありの一族”。周囲から忌み嫌われる夫人が殺される。 アガサ・クリスティの原作のみならず、もはやミステリーそのものの大定番の舞台設定の中で、物語は展開していく。  はっきり言うと、用意された「真相」も、“定番”であることは否定できない。 並のミステリーであれば、“オチ”の正体を薄々感じさせるストーリーなど、退屈過ぎ馬鹿らしくて追っていられない。 ただこれがアガサ・クリスティの「名探偵ポワロ」である以上、“退屈”なんてものは存在しない。  何となく真相は見えつつも、デヴィッド・スーシェ扮するポワロの推理劇に身を任せることを厭わない。予定調和の中に身を置くことに、むしろ心地良ささえ感じる。  砂漠の灼熱の中で突如発生した謎が、陽炎のように大きく膨らみ、名探偵により束の間の実体を見せ、去っていく。 アガサ・クリスティらしい叙情的なミステリーに、安心して没頭させられる。   P.S.「ハムナムトラ」シリーズのジョン・ハナーが出演しており、明らかに「砂漠の遺跡発掘現場」という舞台設定を意識したキャスティングにほくそ笑んだ。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-09-21 13:28:21)
4.  名探偵ポワロ 第三の女<TVM>
「第三の女」と聞くと、いかにも謎に満ちあふれた女の存在をイメージしてしまうが、実際に描かれる設定は、ルームシェアをする若い女性たちの中の”3番目”の女に、同じアパートに住む老婆の殺人疑惑が生じるというもの。  ミステリーのとっかかりはとてもミニマムだ。しかし、名探偵エルキュール・ポワロが事件に絡み合う人間模様を追求していくにつれ、過去のトラウマ、莫大な遺産相続と人間の隠された思惑が拡大していき、「真相」が謎の中に入り込んでいく。  このところ3作品連続して英国のテレビ映画シリーズ版“ポワロ”を観ているが、やっぱりとにもかくにも、デヴィッド・スーシェのポワロぶりが抜群だ。  デヴィッド・スーシェが演じるポワロの存在感が凄いのは、事件を解き明かしていく様、事件を解き明かした後の様に、何とも言えない愁いを携えているところだと思う。 物語においてメインに描かれるのはもちろん「事件」だが、決してそれに映画全体が支配されるわけではなく、要所を主人公である名探偵がしっかりと押さえている。それを成しているのが、デヴィッド・スーシェの存在感だと思う。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2010-09-16 12:21:16)(良:1票)
5.  めぐりあう時間たち
この作品が描き出すテーマは人間にとって物凄く深遠であり、同時に極めて身近なものである。それはすなわち「欲望」、人間として本質的なそれである。多くの人間、いやすべての人間が欲望を消化するために生き、欲望を抑えながら生きている。ほとんどの場合、欲望を抑えて生きている人が多いのが現状かもしれない。この映画で描かれる3人の女性像、彼女たちの生き様は欲望に対する狂おしいまでの自分自身の解放によるものだったと言える。欲望のままに生きることができればどんなに幸福だろうと、多くの人は思う。しかし、欲望に対し自分を解放することは、これほどまでに苦しく、エネルギーが必要だということを今作は訴えかけてくる。時間軸の異なる3人の女性のある一日の人生をひとつの時間枠に捉えることに成功した脚本が見事の一言に尽きる。
10点(2004-01-30 21:50:48)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS