Menu
 > レビュワー
 > sayzin さんの口コミ一覧。4ページ目
sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
自己紹介

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イギリス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順12345678910111213
投稿日付順12345678910111213
変更日付順12345678910111213
>> カレンダー表示
>> 通常表示
61.  魅せられて(1996) 《ネタバレ》 
この原題は「眠れる森の美女」のパロディですよね。辺り構わずフェロモンを撒き散らし、男心を“steal”しまくる当時19歳のリヴ・タイラー演じる生娘は、つまり眠ったままな訳です。周りの軽薄な大人達が見当違いのちょっかいを出しても、目覚めることはありません。唯一この眠れる美女を目覚めさせることが出来るのは、王子様の接吻ではなく、ウブな童貞男との性交…って、こりゃかなり陳腐なロスト・ヴァージン・ストーリー。一体、彼女の父親探しはこの物語にどう関わったんだ? そういうことで、初体験から積極的に感じまくるリヴの片パイに+1点、4点献上。
[ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-15 00:15:44)(笑:1票) (良:1票)
62.  シェルタリング・スカイ
俗物を軽蔑しながら誰よりも俗物な自称・芸術家夫婦の自爆旅行記。不毛の砂漠を舞台にした不毛の夫婦関係でベルナルド・ベルトルッチが描くのは、冷酷で強大な自然が如何に美しく、か弱くちっぽけな人間が如何に愚かかということ。タイトル的には“The Sheltering Sky”よりも“The Isolating Desert”という方が相応しいです。この流浪の物語から何か哲学的な命題でも導き出せれば面白いのかもしれませんが、私もどう受け止めて良いものやら解りませんでした。唯、映画後半のテーマは「後悔」だったんでしょうかね。「後悔先に立たず」とは良く言ったもんです、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-15 00:13:46)
63.  10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
アキ・カウリスマキ作品はいつもこの人達が主演なのかと疑問を持ち、ヴィクトル・エリセの余りのさりげなさにテーマを見失いつつ、ヴェルナー・ヘルツォーク作品がリアルかフェイクか凄く気になり、ジム・ジャームッシュとクロエ・セヴィニーが同じ倦怠感を共有してることを発見し、ヴィム・ヴェンダースの真っ当な短編作品に好感を受けつつ、スパイク・リーがこれをここで発表する意図を量りかねる。そして、変容する北京へと誘う陳凱歌のファンタジーに夢を見て終わる。頭でっかちの「イデアの森」とは対照的に、こちらは物語を伝える見事なアンサンブルになってます、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-15 00:09:33)(良:2票)
64.  魔王
個々のエピソードが全体の物語を形作るのではなく、それぞれが独立した何かを表してる様に感じた。また、通常「鬼」と訳される“ogre”を「魔王」とした邦題も良く解らない。魔界で「オウガ」は下っ端で、RPG等では言わばザコキャラです。この映画のジョン・マルコビッチもナチスというボスキャラに仕える小鬼に過ぎない。そして、彼が良かれと思ってさらって来た少年達も、いつの間にか小鬼へと変わっていた。この時初めて、彼は自分のしてきたことを知るのです。たぶん聖書に精通してないと、この寓意性が解らないんだと思う。従って、私にも良く解りませんでした、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-11-15 00:08:39)
65.  リトル・ブッダ
いきなり得体の知れない東洋人が現れ、「あなたの息子さんは我が師の生まれ変わりです」なんて言われたら、絶対こんな反応はしない。「オードリー・ローズ」でアンソニー・ホプキンスが「お宅の娘さんは私の娘の生まれ変わりだ!」と押しかけてきた時と全然リアクションが違うゾ(その前に比べる映画が違うってか?)。このオープニングから、アメリカ人の視点で進むオカルト風ストーリーかと思いきや、真正面からブッディズムを描いた大変真面目な作品でした。仏陀の話が凄く美しく映像化されてて、この部分は西洋人の「視点」と「資本」ならでは。現在の日本人にとっては充分勉強になる内容だとも感じました。また、西洋的な絶対思想に対する東洋的な無常思想は、今の時代こそ必要とされていると思います、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-15 00:07:49)
66.  チャーリーとチョコレート工場
「夢のチョコレート工場」のレヴューに「このまま現在に供すことは不可能」と書いたんですけど、私の浅はかな予想に反し、ほとんど手が加えられることなく、そのままの形で出てきたことに驚きました。しかし現在では子供の罪悪が多様化してしまった為か、ガキ共のキャラクター特性が薄まり、全員が唯の「クソ生意気で嫌味なガキ」になってしまってます。肝心のチャーリーも純真さで選ばれたと言うより、偶然最後まで残った様にしか見えない。この辺は、例えばデブは糖尿病であるとか(これは差別絡みで不可能か)、IT狂はゲーム脳でキレ易いとか、ウォンカと父親のエピソードなんかいらないので、何か現代風の味付けが欲しかったです。また、ウンパ・ルンパの歌以外にも、親への戒めがガキ共以上に欲しい。私は、一見ティム・バートンらしさに溢れてる様でいて、実は余り彼らしくない作品だと思いました。そういう訳で、私的に唯一新鮮だったタイトル・バックに6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-11-02 00:12:33)
67.  ティム・バートンのコープスブライド
「チキンラン」でも感じたことですけど、ここまでストップモーション・アニメのクォリティが高くなると、見た目は3DCGアニメと余り変わりませんね。このジャンルでは逆に、わざと手作り感を残す工夫が必要になってくると思います。で、中身の方は、主要スタッフ・キャストの被ってる「チャーリーとチョコレート工場」や、あくまでも子供向けだった「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」よりもずっと楽しめました。モノクロームに近い色調で描かれる寒々とした現世に対し、宴会好きが揃ってる極彩色の冥土は凄く楽しそうな所。花嫁も含めて「死」がこんなに魅力的だと、鑑賞後は死にたくなっちゃうかも? 本作の「花嫁の死体」はこの世に恨みを残してるから成仏できない訳ですが、それこそが自分で自分にかけた呪い。そんな呪いを解く鍵は、ヒーローから捧げられる愛でも復讐でもなく、自分の心の中に生まれる愛。現代のお伽話に、白馬の王子様も悪い魔法使いも要りません、7点献上。
[試写会(字幕)] 7点(2005-10-18 00:17:34)
68.  ベルヴィル・ランデブー
眺めてるだけで十二分に楽しい気持ちにさせてくれる、オリジナリティ溢れるフレンチ・アニメーション。素朴でレトロでありながら、奇抜にデザインされた世界が、デジタル技術によって細かく丁寧に描かれてます。私は導入部の時代の流れの表現でいきなり魅了された。丘の上の一軒家が発展する街に飲み込まれ、鉄道高架が無理矢理その家を傾ける。それでもおばあちゃん達の日常は変わらない。これこそ現代社会のカリカチュア。人間離れした姿形と動きを見せるおばあちゃんと三つ子も、台詞が全く無いにも関わらず凄く魅力的(ツール・ド・フランスはおばあちゃんが出た方が勝てるんじゃないか?)。とにかく、世界観構築の見本であり、キャラクター・デザインの手本であり、アニメ表現の基本がここにあります、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 00:04:19)
69.  人生は、時々晴れ
夢も希望も、しかし絶望も無いイギリスの低所得層のリアルな日常生活を、ひたすら淡々と追ったホーム・ドラマ。人間、何かしら希望があれば努力もするし、何かに挫折したりするから死を考えたりもする。しかしそこに何も無ければ、程々に貧乏のまま毎日を流されていくだけ。若者達も親を軽蔑しつつ、しかし家を出て一旗挙げようという気を起こす訳でもなく、既に親と同じ諦めの境地。これがイギリス下層階級の抱える閉塞感なんでしょうか。全編が息苦しい感じのする映画ですけど、この一家はラストで少しは晴々とした気持ちになったんでしょうか。姉の方が最後まで仏頂面を崩さないのが少し気になりました。それと「秘密と嘘」同様、クライマックスの台詞と演技が突然舞台風になってしまうのが玉に瑕でしょうか、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-20 00:20:42)
70.  サンダーパンツ!
古典的児童文学の物語を下ネタとSF的設定で粉飾し、オーソドックスながら凄くモダンな童話に仕上げた、子供向けとしては非常に優良なコメディ映画。生まれながらに負け組入りが約束されてる様な主人公の少年が、友情によって短所を長所に変えて夢を叶えるというのは、イギリスお得意のダメ人間再生物語でもあります。何十年も生きてると、今日も昨日と変わらない一日を生きるしかない訳ですけど、本作の主人公は毎日が「人生最高」か「人生最悪」の日。これは毎日を新鮮に生きられる子供の特権です。繰り返されるこのモノローグに私は一番グッときました、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-20 00:18:47)(良:1票)
71.  g:mt/グリニッジ・ミーン・タイム
夢を追いかける若者達の挫折と恋愛と葛藤を描いた、恐ろしくオーソドックスな青春群像劇。仲間の一人は事故に遭い、一人はドラッグ・ディーラーの道へまっしぐら、一人は父親コンプレックスに苦しみ、理想と現実の狭間でバンドは解散…と、全てのエピソードがどこかで見たことのあるものばかり。青春時代ってこんなことしかないのか? 特別演出が優れているとも思えず、「グリニッジ標準時」をタイトルにするだけあって本当に標準的な仕上がり。彼らの音楽も私には良く解らない(ボーカルが加入してからはシャーデーを思い出したゾ)。そういった訳で標準的な点数、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-09-20 00:17:01)
72.  スティル・クレイジー
一時代を築きつつも現在は落ちぶれたロック・バンド仲間が、ン十年の時を経て再結集し、夢と絆を取り戻そうと奮闘努力する姿を描いた、イギリス映画十八番のダメ人間再生コメディ。もう少し感動させて貰えるかと思ったんですけど、意外にあっさり終わってしまいました。ここは語り部であり観客の分身であるビリー・コノリーを、もっと前面に出した方が良かったと思います。一番感心したのはラストのロック・フェスのシーン。これだけこじんまりした映画でも、大規模ロック・フェスが「大規模」に見える様に、金をかける所にはちゃんとかけている。こういうことは重要です、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-20 00:14:56)
73.  愛のエチュード
エミリー・ワトソンって普通の人を演じてても正常には見えないので、私にはこの二人が異常者カップルに見えてしまう。もしかしたら、精神を病んでいる男に無条件でシンパシーを感じられる雰囲気を持つ女優ということでワトソンをキャスティングしたのかもしれませんが、女の配役はもっと普通のお嬢様に見える人の方が良かった。また、棄権して不戦敗の決まった人間をわざわざ追い詰める男(元マネージャー?)の真意も理解できない。今一つピンと来るものが無かったのは、チェスに詳しくない所為ばかりじゃなさそうです。これなら「とらばいゆ」の方が楽しめました、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-20 00:09:58)
74.  月下の恋
本作のケイト・ベッキンセールのヌードは、引きの後姿も含めて全部ボディ・ダブル。それ所か後半のベッド・シーンに至っては、エイダン・クインのヌードまで吹替えです。つまり、このベッド・シーンはアップになる部分を除いて、全くの別人二人が絡み合っているのです。こんなことまでして、このシーンを入れる必要があったのか? 一体プロダクションに何があったんだ? それに、「まさか、こんなオチじゃないよなぁ」と思ったオチがまんま待ってるし、“Haunted”という原題に対し、文芸映画を連想させる邦題も酷いセンス。とにかく、一から十まで凄くいい加減な作品です、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-09-20 00:07:20)
75.  眺めのいい部屋
旅先で出会った自由の香りを漂わせる男と、親の決めた家柄のあるガチガチの堅物。これまでなら本作同様、前者を選ぶのがロマンスの定石でしたけど、後者を選んだブリジット・ジョーンズは同じ英国人でも、現代的な女性だったことを改めて思い出しました。で、本作のヘレナ・ボナム・カーターの家柄はもの凄い上流という感じはせず、上の下くらいの感じなんでしょうか。旅行できること自体が贅沢だったのだとは思いますけど、フィレンツェの宿も超高級ホテルという感じじゃない。この辺が多くの人の共感を集めるのに一役買ってるんだと思います。そういうことで、5点献上。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-09-20 00:06:50)
76.  恐怖の魔力/メドゥーサ・タッチ
イギリスの名優とフランスの名優が共演したB級オカルト・スリラーの隠れた佳作。発端は一つの殺人未遂事件。最初はトレンチ・コートを着たリノ・ヴァンチュラのリードする刑事サスペンス風に始まり、捜査が進むに従いリー・レミックのリードするサイコ・スリラー風に方向が変わり、最後はこの映画の真の主役・リチャード・バートンが支配するサイキック・ホラーへと変貌する。何と言ってもこの脚本構成が秀逸。また、ヴァンチュラの存在感も凄いですけど、それ以上に彼をキャスティングした人が素晴らしい。クライマックスの大聖堂崩壊シーンも、ミニチュア・ワークと実演との編集が巧みなので、かなりの迫力とサスペンスを味わえます。多分マーク・ペリントン辺りは、本作から多少影響を受けてるんじゃないですかね、7点献上。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-20 00:06:17)
77.  ザ・インタープリター
国連本部内での初めてのロケや空撮を駆使した映像、主演二人の存在感等で重厚な映画にはなってますが、サスペンス色は薄い仕上がり。それは、物語が「暗殺計画」と「通訳の過去」に二分されてしまう為。これなら暗殺計画を偶然聞いてしまうシーンはカットして、最後までニコール・キッドマンの証言の真偽を伏せておいた方が良かった。それに、私には本作のキッドマンの人物設定が凄くご都合主義的に見えた。てか、そもそもこんな人間を国連が雇うか? 物語の背景となる国際政治情勢の描き方も中途半端なので、社会派作品としても今一な印象。それでも最後まで飽きさせずに観せる所が名匠の実力なんでしょうか。ところで、バスのシーンはロンドン同時爆破テロを思い出させて、少しゾッとしましたね、6点献上。
[映画館(字幕)] 6点(2005-09-09 00:08:21)
78.  恋するシャンソン
台詞の合間に新旧織り交ぜた様々なヒットソングをオリジナルのまま挿入し、それを出演者が口パクで歌うという、一風変わった演出のミュージカル風恋愛群像劇。話自体は毒にも薬にもならない、本当に他愛の無いフランスらしい男女の痴話言。この映画で圧倒的に楽しいのは、会話の間に突然挿入される歌。ミュージカルの様に踊ったりせず、また、歌を聴かせる訳でもなく、単純に台詞代わりに歌が使われる。しかししかし、多くの日本人が私と同じだと思いますけど、使われる歌のほとんどに馴染みの無いことが致命的です。これで本作の楽しさは半減してしまう。これは過去数十年のオリコン・ヒットチャートから、新旧、そしてジャンルを織り交ぜて代表曲を選抜した日本版リメイクを切望します。そういうことで、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-09 00:05:58)
79.  永遠のマリア・カラス
どことなく高尚な響きを持つ邦題に反し、映画は安っぽいロック・ミュージックと安っぽい“CALLAS FOREVER”という黄文字のクレジットで幕を開け、いきなり観客の腰を折る。そこに登場するのが、安っぽいポニー・テール姿のジェレミー・アイアンズ。フランコ・ゼフィレッリがこのオープニングで予告したのは、「これは本格オペラ映画じゃないんですよ」ってこと。大体が、マリア・カラスが口パクで映画を撮るということ自体が安っぽい設定。しかし映画自体は安っぽくありません。しかもカラスが口パクという設定ならば、熱演のファニー・アルダンが口パクでも何ら違和感が生じないのです。過去に埋没して生きてきたカラスが、例え声を失っていても、今ある自分を受け入れるラストは感動的。詳しくはないんですけど、実際のカラスは過去に埋もれたまま亡くなってしまったんじゃないでしょうか。これはゼフィレッリの「こうあって欲しかった」という願いの様に感じられました、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-26 00:16:31)
80.  トゥー・ブラザーズ
予告から、虎と少年との触れ合い系感動ストーリーだとばかり思ってたら、タイトル通り、ホントに虎の兄弟が主役の話だったんですね。これには驚いた。人間はみ~んな脇役(ガイ・ピアーズも最近はろくな映画に出てないなぁ)。しかも、虎に複雑な物語を演じられる技量などある筈も無く、話は至って単純。こうなると、虎に感情移入できるか否かに本作の評価がかかってきます。案の定、動物愛護精神の欠けらも無い私は、ひどく退屈してしまいました。それにしても、(↑)スタッフ・キャスト情報に「動物」なんてあったんですね。これにも驚いた、てか、笑っちゃいました、4点献上。
[地上波(字幕)] 4点(2005-08-16 00:10:24)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS