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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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81.  ターミネーター 《ネタバレ》 
か、、、カッコ良過ぎる。 「2」もそうだけど、この「メカ」な雰囲気がカッコイイ。 そして全編に流れる哀愁が素晴らしい。 少し昔の「近未来アクション」には独特の哀愁が漂っていて、 その哀愁が好き(それは懐かしさなのかも)。  サラの親友がヘッドフォンで音楽を聴きながらサンドウィッチをつくる場面も「80年代!」って感じでとても良い感じ。 作品中に流れる懐かしい音楽(ロック)も哀愁をだしている。 この作品のサントラ音楽がとてもカッコイイ。  この作品は、地下駐車場の雰囲気がとても好き。 「2」に比べると地味な印象であったが、しかし、しっかりと面白い。 「描かれ過ぎていない」のがとても素晴らしいと思う。  シュワちゃんは悪役も良い感じだね。 カイルは目つきがとてもカッコ良かった。 ベッドシーンには何故か「永遠」を感じた。 そこで流れる音楽も、とても切なくて良いです。 最後のメカ剥き出しターミネーターは、なんだかチープなんだけど、なんか変な怖い感じが出ていてとても良かった。  最後のガソリンスタンドの雰囲気がとても良かった。 物語の終わり方がとてもカッコイイ。シビれました。 デカい物語だと思った。自分もこの作品の中に入れたらと思った。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-03-02 01:18:08)(良:1票)
82.  袋小路(1965) 《ネタバレ》 
人間関係ってとても面白い! とても変な関係ですね。変な人間関係はそこに変な雰囲気をつくり出すのだと思う。  ドルレアックはスラっとした感じが本当に美しい。とてもセクシーだった。  ガキがホント~に煩くて生意気でムカつくんです!イライラ。 本当に子供があそこまでいくとタチが悪いです。 従兄みたいな人たちが来るんだけど、その人たちがまたウッサく描かれている(価値観の違う人たちが入ってくると邪魔です)。 子供の母親はぺチャぺチャ親バカっぷりを展開し、父親は空気の読めない恩着せがましいお節介の嵐! でも、その従兄の中でもサングラスをかけたちょとアートっぽい女性が変にセクシーだった。 サングラスが似合っている女性であり、クールで、なんかインテリ風だった。  作品の中の「メチャクチャ雰囲気の良い場所」があるとすると、 必ずと言っていいほど「その雰囲気を邪魔する(価値観の違う)存在」が現れるから嫌だ。  主人公ジョージが鶏を沢山飼っているが、彼が鶏のようだった。 ジョージって凄い面白い動きをするね。 ギャングのリチャード(かな?)は大きな声でウルサい筈なのに何故か良い味を出して親しみを覚えた。 彼は本当に良い声をしている。少々自分勝手だが、 しかしそのマイペースなところには愛嬌があって良い(悪気は無いんじゃないかな?時々可愛らしく見える)。 この作品の見所の一つはやはり「二輪車」ではないでしょうか。 レコードから流れてくる曲がやけに脱力感があって良い。 孤島であるというのも、「袋小路」というタイトルも、どこかシュールなものを感じました。 この作品には独特の居心地の良さがあります。 僕もあの島に行きたいと思ったほど、、、  凄い凄い。 シュールだなあ、、、シュール過ぎる!  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 03:15:54)
83.  恐竜100万年 《ネタバレ》 
なんだか「恐竜」というよりも「巨大生物」って感じがした。 この作品を観て「映画にセリフはいらないかも」とか思った。 そのくらいセリフ無しでも、物語がちゃんと進行して行き、そして退屈させないのは凄い。 でも映像に違和感があるっていいですね。なんだか迫力があります。 巨大亀と戦闘するシーンは「横スクロールアクションゲーム」をしているようだった。 地底人みたいな生物もとても不気味でよかった。 なにより「恐竜」が「怖いもの」として描かれているのが良かった。 こういう衣装は肉体美を引き立たせる。黄金色に輝くとても健康的な肉体美。 衣装デザインもとても良いと思う。 木に登って怯えている子供が喜んでいるようにしか見えなかった。 女性たちがエロ過ぎる! やっぱ恐竜って夢がありますね。 『これだと思ったんだけど、僕が探していた作品となんだか違うんだよね。僕が観たかったのは昔に観たもので、この作品と似ているんだけど違う。冒頭の場面で「太陽崇拝」の儀式みたいな事をしている。そんな作品を何方かご存知じゃありませんでしょうか』 
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 02:58:17)
84.  ラストエンペラー 《ネタバレ》 
うん、難しかった。 (前半で)中国の美術品や装飾がとても美しく、それだけで自分は満喫できた。 僕には、「墨を飲んだおじさん」が可哀想でならなかった。 皇帝から堕落していく様はとても孤独を感じた。 靴の紐を結ぶとか身支度とか全てを家来がやってくれていて、それが無くなったときの彼はとても小さく孤独な一人の男でしかない。それが悲しい。 最後は哀愁が漂っていて淋しそうだったけど、その皇帝の王座に歩んでいく彼の、子供の様に無垢な姿にとても感動した。 背の曲がった老人が「立ち入り禁止」を乗り越えて(自分の昔いた場所が立ち入り禁止になっているのも哀愁)、かつて自分のいたところに向かって歩いて行く。地位とか人目とか関係なくて偉大だ。感動する!というか考えさせられる。 庭師でも偉大な帝王だ。彼の人生はまさに激動!という感じ。偉大な作品を観ると、「生きるのって恐ろしく大変だな」と感じる。 中国の楽器、音楽は素晴らしいですね。 なんか偉大な作品です。もう10回は観たいかも。 (じゃないと自分には理解できないから) 
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-09 02:25:29)
85.  エイリアンVS. プレデター 《ネタバレ》 
エイリアンが可哀想だった。 結局プレデターのほうが人間に近い形だから味方にするんですね。 面白かったのはエイリアンの頭が奇麗にスパッと切れたところ。断面を見たのは始めてかも。緑色って奇麗ですね、というのが印象。 ピラミッドっていうのはそれ自体が神秘的なものだが、それが地下にあるというのでさらに神秘的で不思議な印象を受けた(地下っていうのが良いと思う)。 舞台をピラミッドにしたのは正解だったと思う。 だってエイリアンをデザインした「ギーガー」はエジプト美術から少なからずの影響を受けていると読んだことがある。 だからピラミッドはそれなりに雰囲気が良かった。 南極というのも良い。南極って人が踏み入れられない場所だからとても神秘的だと思う。 エイリアンのデザインは複雑な形の連続からグロさ、美しさを感じる。 でも親玉が鎖に繋がれてたりとか、意味わかんないけどね。 プレデターのデザインも良いですね。 プレデターのカッコ良さは「ジェイソン」や「レザーフェイス」と相通する(しないかな?) ズッシリとした重みのあるカッコ良さ(ゴーレムのようなかっこ良さ)。 かっこ良さはあるが、「エイリアン」「プレデター」それぞれ1作目ほどのリアリティや説得力をもって描かれていない様な気がする。 簡単すぎるというべきか、、、 たとえばエイリアンの赤ちゃんが女性の胸を突き破って出てくるシーンは(「エイリアン」の1作目を観ていただければわかると思うが)、それがここではとても簡単にあっさりと描かれてしまっているような気がする。緊張感が無いともいえるかもしれません。 プレデターが透明になるのは、「ジャングル」でこそそれが意味を持って効果的にあらわれるのかもしれない。 もはや「危険だ」「怖い」とは感じない(怖くなくちゃいけないというわけではないけど)。 これはホラーというよりも「エイリアン」と「プレデター」が織り成す「SFアクション」として楽しめる。 一番面白かったのはロッククライマーをしながら携帯電話で「打ち合わせ」をしているところ。頂上にちゃんとその相手がいて「いや~映画ですね!」と感心した。 この作品は「エイリアンはアートだ!」と考えている僕には結構イタかったです。 でも楽しめた。 
[地上波(吹替)] 6点(2008-02-09 00:43:37)(良:1票)
86.  シャイニング(1980) 《ネタバレ》 
始まりの場面からとても強いインパクトを受けた。 広大な大自然を美しい映像で見事に捉えている。 この大自然をスピード感のあるカメラワークで大地を滑るように写しているので、 観ている側が空を飛んでいるかのように気持ちいいのだ。  家族が車の中で「ドナー隊の遭難」の話しをしているが、 それがこの家族の「これからおかれる状況」を暗示している様に思う。 父親の孤独感、疎外感が描かれている。 憔悴し、疲れ果てた父親の表情がヤバい。 ウェンディーがすごいホラーっぽい顔立ちをしている。 ウェンディーが驚くのがとても上手。 「シャイニング」という作品には家族が描かれているんだと思う。 その家族のかかわりが面白いと思った。 そして父親には父親だけの世界があるんだと思った。 家庭的では無いというか、どこか非現実的な、自分のすがりたい世界が。  ハロランさんが食料庫の食材の説明をしている時、とても楽しそう。 ハロランさんの「アイス好き?」っていう表情が一番怖い。 双子の少女はすごい存在感。ただそこにいるだけで怖い。 バーテンのロイドは、照明のあたり方がとても不気味で、どこか陰になっている。 グレーディーにも同様のことが言える。  庭に巨大迷路があるが、それもまた現実世界から非現実の世界に迷い込むきっかけになっているように思う。 床のカーペットの装飾模様もどこか気持ち悪く生きているように見えてきてしまう。 トイレはどこか今までとは違う未来的な空間になっている。 これは父親が「家族側」から「ホテルの住人側」に移るきっかけになっているように思う。 (もしかしたらそれ以前のロイドのお酒を飲んだ時点で悪に身を売っていたのかもしれない。) 食料庫の、食品の缶詰や箱が大量に山積みにされていて、その様々な食品のパッケージ模様が独特の雰囲気をつくっていて面白かった。 だから僕が一番好きな場所は「食料庫」。  やはりキューブリックの映像の魔力はスゴい。 
[DVD(字幕)] 10点(2008-02-09 00:40:10)
87.  チャーリーとチョコレート工場 《ネタバレ》 
映像がとても面白い。 ティムバートンは雪景色が美しい。 この監督が持つ独特の美意識はとても大好き。  家のドアなどのパ-スが歪んでいるのは表現主義からの影響なのでしょうか。 そういったところにこの監督の意思を感じます。  チャーリーが「金のチケット」を手に入れたときは、大人の誰かに奪われそうでとてもハラハラする(大人ってそういうもんでしょ)。 ガムを噛み噛みしている勝気な空手少女が小生意気で可愛いなあ。 ウィリー・ウォンカがとてもハイテンションでとても良いキャラクター。 チョコレートの部屋の芝生の黄緑色がとても明るくてどこか毒々しい。 「リスの工場」とかは、UFOの内部の様な、とても無機質で冷たい感じが良い。 「テレビ室」でのゴーグルも、とてもインパクトがあって良い。  楽しい子供デザインの奥にある恐怖を描いている。 子供を誘惑する甘いお菓子にも、その奥には何か危険なものが潜んでいるのかも。 でも「夢のチョコレート工場」のほうが面白いよ。 本作ではあまり「クレイジー」で「ヤバい」という感じがしないと思う。 ウンパルンパもオリジナルほど危険な感じがしないかな。 「テレビ室」「人形の病院」が良かった。 最後は、、、いや~良い話じゃないですか! 
[地上波(吹替)] 6点(2008-01-12 00:27:35)
88.  ハンガー(1983) 《ネタバレ》 
モノクロの冷たい質感がとても良かったと思う。 都会的で無機質な雰囲気が良い。 ベッドで寝ている場面の静寂的な空気が好きだ。 病院の待合室で待たされる孤独感ってとてもよく分かるな。 女医が約束どおりに来てくれなくて、老化の症状をみて「おねがいです、ちょっと待ってください!」と追ってきたのは「ざまあ見ろ」と思った。 全体的に地味な印象だが、映像はスタイリッシュで、ところどころに美しいと感じる場面があった。 個人的にはカメラを持った少女が可愛いと思った。 ああいうタイプのボーイッシュな少女はなかなかいない。 また個人的だが、館の静寂的な雰囲気なんて、「ブレードランナー」の一場面に似ていたように思う。 なんでだかカーテンやレースが印象に残った。 なんたって音楽が良かった。ゴシックロックに冷たい無機質なサウンド。ヴァイオリンの音楽がとても悲しくていい。  
[DVD(吹替)] 7点(2007-12-31 01:49:17)
89.  わらの犬(1971) 《ネタバレ》 
すごくいいと思う。っていうかすごく暴力的。 村の雰囲気がいいね。寂れている感じ。 みんなが顔見知りで、酒場に集まっているのがいい。 こういう「小さな村」をテーマにした作品は、そこに渦巻く人間模様を描いているのが良い。 でもこういう人たちっているよね。 その人と二人で話している時は親切そうな人なんだけど、その人が集団になった瞬間になんだか自分がバカにされているように感じる時ってない? それがこの作品で描かれていて、自分としてはとても惹き込まれた。 相手の連中は集団意識を持っていて、それを敵にした時に、その「集団」ってとても怖いと思った。 施設に入っていたノッポのお兄さんが、いつも何かに怯えていて、とてもシュールで怪奇的な良いキャラを出していて好きだ。 子供が楽しそうに遊んだり、パーティーではしゃいだりしているが、しかし村の大人たちのドロドロとした人間像の闇の部分をまだ知らないのだ(いやむしろそれが自然で、それがこの村の雰囲気なのかもしれない)。 そのギャップが面白いと思う。 しかしこの作品、暴力にかけては「本気」だ。 主人公の奥さんが男に襲われるシーンがとてもエロティックに描かれている。 連中の中に一人だけ不気味な笑い方をする人がいる。 その笑い声が外の暗闇から聞こえてくるのは怖い。 散弾銃を棒で「コツン」ってやるのが気持ちよかった。 なんか「ホームアローン」をめちゃくちゃ暴力的にした感じかな? 終わり方が印象的だ。 「帰り道が分からない」というセリフが、起きてしまったことの重大さを物語っているように感じた。もう戻れないんだ。 あんな事が起こってしまった後での主人公のやけに落ち着いた(あるいは高揚した)笑みには考えさせられる。逃げていた自分が変われた達成感みたいのもあるかもしれない。 でもあの「帰り道が分からない」ような、闇に消えていくような終わり方は、やはり暴力の虚無、虚しさを表しているのかもしれませんね。 僕はこの作品を観ると、村の雰囲気から「バイオハザード4」を連想してしまいます。 邦題が良いです。。。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-31 00:45:34)
90.  ストリート・オブ・クロコダイル 《ネタバレ》 
面白いというより大好き! 「ストリートオブクロコダイル」の長さは、短くて良い(短いほど集中できるから)。 動きがとても美しい。 とても滑らかで心地よく、でも独特の動きが美しい。美意識! 独特の雰囲気も古惚けた質感も良いです。 アニメーションに詳しくないので「ヤンシュバンクマイエル」と比較してしまう。 「ヤンシュバンクマイエル」は漂白剤がかかったような色あせた質感が古ぼけていて、それがどこか風化した楽園的なものを感じさせる。 「ストリートオブクロコダイル」は全体的に暗闇で薄暗い、光と影のコントラストがとても良いと思う。 アニメーションは密室で展開するのが面白いと思う。 現実と隔離された全く嘘の世界で、そこは箱庭のユートピアのよう。 独特の暗い雰囲気。古惚けた質感。 この暗い退廃的な場所にどこか居心地の良さを感じる。 憂鬱な音楽、でも途中で入るヴァイオリンの旋律の美しい音楽がこの作品に高揚感をあたえる。 内臓が出てくるのは良いのです。 しかしそこに釘がたくさん刺さっているのは痛々しいものがあります。 一瞬だけ映る人形の表情にゾッとする。あの顔は、、、  
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2007-12-31 00:01:33)
91.  ゴシック 《ネタバレ》 
3年くらい前に観た作品。どうやらDVD化されていないようだ。 快楽、享楽が渦巻き、それがとても病んでいて、退廃的な雰囲気だったように記憶している。 快楽に溺れる憂鬱が描かれていたように思う。(欝は欝でも限りなく躁鬱状態!) 学生時代に難しいのを頑張って読んだ「エドガーポオ」の小説を思い出しました。 とにかく変な雰囲気が館の中を渦巻いていて、とても「変」な作品だった。 館の中には、これまた変な女性の人形があり、それがとても奇妙な動きをすることにより凄く変な雰囲気を放っている。あの人形は怪奇です。 変な作品! 登場人物みんなビョーキだ。 (もしかしたら、少人数で日常から閉ざされた空間の中で過せば、発狂して変な現象が起こるかも知れない。)  魔物が登場したと思うが、それも登場人物たちの幻想世界の住人なのかもしれない。 館の怪しげな美術品や装飾模様がそういった厳格を引き起こすのだろう。 あるいは館の陰に潜む妖精なのかもしれない。。 館は迷路のように歪んでいて迷い込みそうになる。 (しかし記憶が確かではないために、もう一度観てからでないとわからない。でも僕の記憶しているところだと、その館はとても変なふうに歪んでいた) 美しく毒々しい。快楽の向こう側にある狂気、憂鬱、退廃、これぞ「ゴシック!」といった感じだったと記憶している。(今観ると普通なのかもね) もしDVDがあったら再度観て評価しなおそうと思う。 この作品のDVDが欲しい!!  「アルタードステイツ」が「ドラックムービー」なら、この「ゴシック」も少し違った形で高揚感のある「ドラックムービー」「トリップムービー」だと、僕が個人的に思います。 ※決して面白いとかではないです。 
[ビデオ(吹替)] 8点(2007-12-30 22:53:26)
92.  小さな恋のメロディ 《ネタバレ》 
これは何度観ても色褪せないです。 ノスタルジックな町並み、ミュージック、子供の楽園、、、 僕が子供のころに見た夢がそこにあるように思った。 「少年」から見た「少女」はとても不思議で神秘的な生き物であり、それが学園の中でとても不気味に存在している(少女は神秘的なパワーを放つ存在)。 「少年」と「少女」との「世界の違い(故郷の違い)」というものが、見事に描かれているが、しかし学園の中ではそれらが同じくらいのエネルギーでもって渦巻いている。 「中性的」な主人公の少年「ダニー」は、その「少年の世界」と「少女の世界」との間をさ迷うのである。 だから「ダニー」の存在は中間に位置する。 「少年達の遊び」と「少女達の遊び」を覗き見て、中性的な存在の「ダニー」はどちらか迷う。 迷っているからこそ、隠れてオドオドしながら覗き見しているのだと思います。 「ダニー」は少年達が爆弾を作る「遊び」を覗き見る。 「ダニー」はお墓での少女達の「遊び」を覗き見る。 「少年の世界」と、「少女の世界」を見事に対比させていると思う。 「少年」と「少女」はお互いに別々の集団を形成し、その間は目に見えない確かな境界線で仕切られている。 また、それと同時に、「子どもの世界」と「大人の世界」をも対比させている。 「子供の世界」が楽園で永遠であるかのようなのに対して、 「大人の世界」が醜く下品に描かれていると僕は思うのです。 主人公「ダニー」は「悪ガキのトム」と、「恋する少女メロディ」との間を行き来する。 「トム」と、「メロディ」も、また上手く対比されていると思います。(「ダニー」と「トム」との関係が同性愛っぽく見えたのは僕だけかな?) 「メロディとのデート」と「トムとのデート?」これまた対比!? この映画、相反するものどうしを対比させまくりだ。  でも、それよりも少女という神秘的な生物を見事に描き出している。 「お墓での戯れ」もそうだが、「バレエの授業」を覗き見た時の少女の妖精のような姿、校舎を歩く少女達の奇麗な生脚!とてもエロティックで神秘的だ!  食堂でダニーが「隣に座っていいかい?」と少女メロディに尋ねるシーンは、とても恥ずかしくて見られない!  この映画は爽やかなハッピーエンドですが、その裏にあるどこか陰(毒?怪しさ?性?)があり、それがとても魅力的な雰囲気を放っている。でもやっぱ「純粋」だぁ! 
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-23 05:46:10)(良:2票)
93.  エコール 《ネタバレ》 
とても神秘的です。夢、王国、楽園、天国といったような風景がそこにある。 その「現実」から隔離された「王国」で少女達が戯れる。 5つの寮に分かれているとか、外灯に沿って歩くとか、そういったシステムというか秩序みたいなものがとてもシュールで怖かった。 寮に番号をつけたり、少女たちが見えないものに管理されている感じが良い。 また少女達を管理している「黒幕」みたいな存在がどこにも見当たらないのが怖い。 柱時計などのオブジェもとても良い雰囲気を出している。 音楽も極力使わないで、鳥のさえずりや木々のざわめきが静寂的で耳に心地よく、神秘性を高めている。 どこかPCゲームの「ミスト」を連想させられる。  「ゴシックロリータ」っていう単語がありますよね。 「少女」と「棺桶」、この二つの相性はとても美しいと思う。 「少女」と「死」、この二つは美と酷の相反する物の対比で、それがとても美しい(エロティックな)のかもしれない。 でも少女ならアジア系よりもヨーロッパ系のほうが絶対に美しいのにね。。。 観ていてとても不安になる。とても神秘的な作品。  
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 01:25:42)
94.  エイリアン 《ネタバレ》 
とてもいい! なんかもう、「エイリアン」という文字が浮かび上がってくるところからカッコいい。 並外れたセンスを感じる。 デザインが素晴らしい。 ギーガーのクリーチャーデザインはもちろんのこと、背景の宇宙船や装置がとても良い。 それが過剰じゃなくて、必要最低限の機能的なデザインだからリアルに感じる。 今観ると、「昔のSF映画」の良さがあると思う。 色彩は色鮮やかというよりも、むしろモノクロで、その色あせた感じが落ち着いていてカッコいいと思う。 宇宙の「黒」と、宇宙船の銀色がかった「白」とが対比されているように思えた。 エイリアンは生物的だけど、どこかメカニカルな感じがする(ロボットとは違う)。プラスチックとか、そういう無機質な感じがするけど、デザインが昆虫のように複雑な形態でグロテスク(生物的)だ。 なんだかエイリアンの赤ちゃんは「男性器」にしか見えない。  エイリアンは暗闇に隠れてあまり表に出てこないし、人が殺される(過剰な)描写もあまり出てこない。しかしそこがいい!あえて見せない。だから映像がうるさ過ぎないでリアルだ。 そして静寂的な怖さもあり、暗くて不気味な雰囲気もあり、全体的にクールだ。 また、この頃は「組織」の存在感も不気味だ。 そして独特のリアリティがある。 やはりシリーズ第一作目はリアリティを徹底している。  
[DVD(字幕)] 9点(2007-12-04 01:18:52)(良:2票)
95.  オテサーネク 妄想の子供 《ネタバレ》 
やっぱり変な映画。 アパートの中に独特の雰囲気が渦巻いていて、それがとても居心地よく感じた。 食べ物がグロテスクに描写されていて見事だ。人物像も面白く描かれている。 赤ちゃんがコワ~。。。 この監督にしては地味かも知れないが、しかし変なものが渦巻いている。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-08-02 00:21:45)
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