1. エイリアン
この映画を観て、一発でH・R・ギーガーの造形美に心を捉えられた。暗闇の中で薄く光るエイリアンの体の淫靡さが、なんともそそる。クラシックと呼ぶには、あまりにも惜しい、公開から四半世紀が経過した今も鮮やかなるSFホラーの傑作。 8点(2004-06-02 08:05:55) |
2. ノッティングヒルの恋人
鼻とアゴの整形を告白するという、ガチをしかけてきたジュリア・ロバーツが素敵だ。 8点(2004-04-01 00:40:38) |
3. スナッチ
ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ観て、マドンナの旦那、才能ねーなーと思ったもんだが、やっぱマドンナが選ぶだけのことはある奴なのかも。まぁ、結婚後に嫁主演で撮った映画で、ラズベリー賞獲得しちゃうんだけれども。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-09-26 01:23:47) |
4. Vフォー・ヴェンデッタ
《ネタバレ》 Attendre et espérer. [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-07-22 19:29:11) |
5. ダニー・ザ・ドッグ
ジェット・リーとモーガン・フリーマンという、わけのわからない絡みに、脚本がリュック・ベッソンと聞けば、それだけで逃げたくなるが、 これがあまりにも意外に面白い。面白いとは言いつつ到底良作とは言えず、映画としてのバランスはバラバラで、褒められた作りではないのだが、作品として今にもこけてしまいそうな危うさが、こちらにハラハラ感を抱かせるという、ヨロヨロしながら自転車に乗っている小さな子供を見守るような気分にさせられる、斬新かつ妙な映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-29 00:33:51) |
6. モーターサイクル・ダイアリーズ
CIAの卑怯なる差し金により、ボリビアのジャングルで射殺されたゲバラが、その最期に脳裏に思い浮かべたのは、バティスタ政権を82名で打ち倒したことでも、国連でアメリカの帝国主義を糾弾して喝采を浴びたことでも、コンゴ解放闘争に失敗して惨めな敗走を選ばざるを得なかったことでもなく、この馬鹿げた旅のことであったろうと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-06-01 01:27:28)(良:2票) |
7. 戦争のはじめかた
《ネタバレ》 公開が5度も延期されたという曰く付きの作品だが、意外にも良質のエンターテイメント。ただのブラックやシニカルに留まらず、話の筋立てが巧妙で上手い。要所々々でイベントとして、戦車の暴走や摸擬戦争、モルヒネからヘロインを作り出す精製のシーンなどを組み込み、飽きさせない作りになっている。惜しむらくは、ストーリーがテンポ良く進みすぎで、あと30分くらい尺を増やし、前半のうちに、平和ボケした基地の中での主人公の立ち居振る舞いを、もう少し踏み込んで描いていた方が、後半の盛り上がりが増したのではと思われ、前半をスッキリまとめてしまったせいで、後半は強引さが目に付き、最後はややバタついてしまった印象で、この邦題のセンスもどうかとは思うが、戦争というネタを上手くダシに使った良質のエンターテイメント映画。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-27 19:36:01) |
8. カレンダー・ガールズ
素敵。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-08 07:44:27) |
9. 列車に乗った男
《ネタバレ》 最悪はシューマンのだ、弾く気にはならん。ショパンは許せる。質問した相手に、キツい答えを返されても、気にしないタイプ。シューマンは、泣き言をぐずぐず言い、同じ事を繰り返す。だが、私は弱者が好きな、シューマン派だ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-07 23:54:11) |
10. シェフと素顔と、おいしい時間
どうしても振り向かせたい相手がいるのなら、相手のハートをつかむ一番の方法は、料理をしている横顔を見せること。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-05-27 03:48:52) |
11. リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
《ネタバレ》 トム・ソーヤがモリアーティ教授を撃っちゃうんだから、もう苦笑しながら楽しむしかない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-03 03:31:18) |
12. エンゼル・ハート
気持ち悪いものを実際に画面には出さずに気持ち悪い気分にさせる名作。最初から最後まで、終始漂う臭いを伴ったねっとり感がたまらない。杖を持つデニーロの小指の爪が長いのが異様に気持ち悪い。 7点(2004-10-28 23:16:55) |
13. アイリス(米英合作映画)
女がボケて最初に忘れるのが旦那の顔で、男がボケても最後まで忘れないのが嫁の顔、という嘘のような本当のような話しを昔聞いたことがあるが、この映画はその辺りの、例え老夫婦であっても変わらない男と女の関係の微妙さが上手く描けていたように思う。 狂ってしまった大切な人から聞く「I love you」は、あまりにも切なく、あまりにも重く、そして心にしみる。 7点(2004-05-18 19:12:59)(良:2票) |
14. ハイ・フィデリティ
《ネタバレ》 気になる相手を振り向さんがため、レコードやCDを編集して一人よがりのオリジナルのテープを作った恥ずかしい過去がある人なら、その行動パターンに昔の自分を見せられるような気まずさを覚え、なんだかなぁと思いつつも主人公にシンパシーを感じられるはず。個人的には、ジャック”ぶさいく”ブラックが甘ったるく歌う「LET'S GET IT ON」にキュンとしちまいましたよ 7点(2004-04-23 04:25:35) |
15. スパイ・ゲーム(2001)
ツッコみどころ満載、矛盾点満載なんだけど、中国にアメリカ軍が・・・・などと矛盾点をツッコもうとするとダダダっと畳みかけられ、わけがわからんままに、まぁ別にいいか、と妙に納得。駐車場から颯爽とスポーツカーで飛び出していくレッドフォード。無理してるおじいちゃんだけど、カッコ良すぎっ 7点(2003-11-20 03:14:01) |
16. ブラス!
《ネタバレ》 やっぱ音楽って、希望って光やんね、人生の。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-09-26 01:11:35) |
17. ホテル・ルワンダ
内戦を引き起こし、隣人同士が殺し合うようなことをするのは、理由がどうあれ人間としての出来の悪さ故。ルワンダの内戦も、白人による影響が下敷きにあるとは言え、アフリカの人間の人間としての出来の悪さからで、ツチだのフツだのが何人死んだところで、そんなものはアフリカ人の自作自演。内戦は狂気ではなく、馬鹿だからやること。同情する気はさらさらない。ただ単純に、映画としての役者たちの演技の上手さに点を捧げたい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-05-13 02:12:09) |
18. 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
よりにもよってダグラス・アダムスも、こんなウルトラバカ映画三部作の映画化の途中に死ぬこたーないよな。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-03-28 01:48:27) |
19. ビクター/ビクトリア
《ネタバレ》 どう見ても女だろ?という思いは最後まで消えなかったものの、扉で指挟まれてボキッ、みたいなベタベタの笑いに、上手いことホモネタを織り交ぜて、肝心のステージのシーンはイマイチだったが、途中でストーリーに関係なく挟み込まれた、アカデミー助演賞候補のレスリー・アン・ウォーレンのダンスが馬鹿々々しくてかわいかったりと、思った以上に楽しめた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 20:59:23) |
20. オリエント急行殺人事件(1974)
《ネタバレ》 嫌がらせのごとくに良い役者を揃え、実際にその役者陣が揃いも揃って巧く豪華絢爛なんだが、サスペンスとしては、かなりどーでもいい内容。謎解きの部分はほとんどなく、ポアロが自分が見つけた犯罪のタネを小出しにしていき、こちらはそれを見せられるだけではサスペンスとは呼べない。オチも拍子抜け。ストーリーではなく、次から次に出てくるおなじみの役者の演技を見て、お腹いっぱいになる映画かと。ショーン・コネリーがヅラを取った記念碑的作品なんで、なんとなく+1点。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-01 21:27:19) |