1. プラトーン
ヤンキー的マッチョ主義とハリウッド的感傷主義のゴッタ煮映画。優れたベトナム映画がすでにたくさんあるのに、今さらこんなの作る意味が認められない。アメリカ的偽善映画。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2012-02-25 21:03:20)(良:1票) |
2. K-19
《ネタバレ》 なんかハリソン艦長の与える印象が前半と後半で違うので、こっちの視点の切り替え作業が必要だった。音楽の使用法、カメラワークは相変わらずののコテコテハリウッドで「またか」感。リアリティのある感じと重みのあるテーマで「レッドオクトーバー」や「U-571」よりは見ごたえあったが、何かフィクションでもいいからテーマを掘り下げた事件を加えてほしかった。 [地上波(吹替)] 6点(2006-08-17 23:02:50) |
3. リトル・ダンサー
主人公ビリーがなんで、バレーに興味持ったか、先生がなんでビリーの才能にほれこんだか、オヤジがなんで改心してビリーのバレーを応援する気になったかが、描かれてないのが非常に不満だった。何かを好きになるなんて理屈じゃない!師の愛、親の愛も理屈じゃない!なんてのは百も承知だが、創作者の怠慢に思えた。唯一一押しは全編通じてビリーの家の前にたたずんでいる謎の女の子。なおラストシーンは製作予算がなかったのがバレバレー。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-28 00:03:11) |
4. フルメタル・ジャケット
《ネタバレ》 あのオデブちゃん、いわゆる集団による「イジメ」にあっちゃうけど、あれって比喩でなく日本の小中学校の「イジメ」と全く同質のものだと思った。日本の学校の教育方法って、軍隊式ですものね~。作品全体は戦争映画の割りには、悪く言えば淡白、良く言えば透明感があり、新鮮だったです。でも最後のスナイパーが女の子だったのは見せ場っぽくしてましたが、別に驚かなかったです。 7点(2004-06-12 19:47:16) |
5. 時計じかけのオレンジ
最低、鑑賞者が主人公と同じ年頃でないと分かりにくい映画だと思う。私はそんな年齢のときに場末の映画館で見たが、それでも主人公に感情移入しにくかった。難解で消化不良のものが残る映画。また、「2001年宇宙の旅」で大成功していたクラシック音楽の使用が、ここでは無理して起用しすぎ。ハナについて完全に失敗していると思う。 4点(2004-03-07 13:44:47)(良:1票) |
6. カプリコン・1
《ネタバレ》 見てて画面に釘着けになるほど面白いのは面白い。ただ、国家的権力とか、宇宙の暗さとかいったこの映画を構成する冷たく暴力的な要素が、もっと前に出て強調されてたら、ラストの緑の中を走りぬけるスローモーションがもっと感動的になったと思う。今見るともう、ちょっと映画としての密度をあげることができるストーリーなだけに、なんとなく画面のスケール(予算)が小さいのが気になります。 7点(2004-03-06 05:37:56) |