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コメント数 1963
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1.  レッド・ツェッペリン/祭典の日(奇跡のライヴ) 《ネタバレ》 
ロックになど興味がなかった私がロックが好きになったきっかけが彼らレッドツェッペリンである。レッドツェッペリンは解散してから既に22年という長い年月が経とうしている中での今は亡き盟友ボンゾことジョン・ボーナムへの思いが最高の形で行われたライブ映像である。とにかく解散から何年経とうが解散前と変わらない格好良さ。格好良い男達によるどこまでも熱く格好良い男達の音楽とパフォーマンスに酔いしれた。ラストのロックンロールを歌い終えた後の挨拶、演奏を終える時の格好良さ、とにかく全て格好良過ぎる。歌から演奏、生き様の格好良さがタイトル通りの奇跡のライブ映像として蘇った。見終わったと同時に震え上がる程の感動をありがとう!とメンバー全員に言いたい。あなた達はやはり世界一最高のロックバンドです。 亡きボンゾもきっと天国で喜んでくれたと思う。 
[DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2013-01-22 21:00:18)(良:1票)
2.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 
念願叶った。今日から一週間の限定公開が私の住んでる所でというわけで見てきました。これは絶対に映画館の大きなスクリーンで観たい。観るべき映画である。この映画が好きな人は絶対に映画館で観るべきだと声に出して言いたい。オープニングのロレンスが亡くなる所を見せることでロレンスとはどんな人物なのだろうか?という想像をかきたてる。この何とも心憎い上手さ、そして、あの壮大な音楽によって映し出される砂漠のシーン、あの映像なんて、絶対にCGなんかじゃ無理な素晴らしさ、まぶしいほどのギラギラした太陽と砂、躍動感に満ち溢れた映像の力、砂漠をらくだに乗って歩く男達、走る馬、素晴らしい撮影とが見事に融合し、ただただその素晴らしさの前に圧倒させられぱなしの3時間半を過ごすことが出来たことが凄く幸せです。冒頭でバイクの事故により亡くなってしまうロレンスが見終わった後、そうえばというようなものを思わせる上手さもこの映画の素晴らしいところであり、何から何までとにかく素晴らしくて、しつこいようだけど、この映画は絶対に映画館で観たい映画であり、観る映画である。それにしてもこれほどまでに見事な砂漠の映像を映し出した映画を私は他には観たことがない。
[映画館(字幕)] 10点(2010-02-27 23:10:47)
3.  まぼろしの市街戦 《ネタバレ》 
凄い!凄すぎる。なんという発想の面白さ、ユニークさ、そしてまた狂気に満ち溢れた世界!これはもう、傑作を通り越して大傑作としか言えないぐらいの本当に物凄い映画です。第一次世界大戦下のパリの小さな村が舞台となっているこの映画、ドイツ軍の仕掛けた時限爆弾を撤去するまでのその物語の運び方、斬新且つユーモアいっぱいの人達による何とも魅力的なこの世界、たまらなく大好きです。人間の狂気、戦争の狂気をここまでして、徹底的に描きながらも、重苦しさをまるで感じることなく描いている所が本当に凄いし、好感が持てる。精神病院の患者達がチェスをしたり、トランプをしたりしている姿など正しく人間の持っている狂気とでも言うか、バカな一面を見事に表しているし、人間らしさとは何か?ということをシニカルな笑いで描いているこの素晴らしさ、観ていて本当に楽しかった。そして、またこの映画、どの登場人物にしても本当に魅力的で、特にもう命が残り3分しかないと言って時計台に登って回る王様の姿など観ていて楽しくて仕方がない。そんな楽しい風景を時計台の下から見守る人達の温かさ、素晴らしい笑顔、どれをとっても素晴らしいの一言に尽きる。ヒロインのビジョルドの綱渡りのシーンも映画ならではの素晴らしさ、これほどまでにユニークなストーリーと個性的な人達を素晴らしく描いている戦争映画なんてないと思うぐらいの素晴らしさ、映像の美しさ、音楽の素晴らしさも相成って見事なまでの大傑作になっているこの映画、文句なしの満点!本当に一人でも多くの方に観て欲しい素晴らしい映画です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2006-10-09 11:56:15)(良:1票)
4.  第三の男 《ネタバレ》 
映画のお手本のような映画!演出、脚本、撮影、編集、音楽、そして出演者全員の演技、どれをとっても完璧です。映画とは何か?光と影のバランスの妙、美しさ、それもモノクロならではの素晴らしい映像美の前には現代の映画が霞んで見えるぐらい素晴らしいです。勿論、サスペンスとしての魅力もいっぱいで何度見ても面白い!余りにも素晴らしいシーンが多くて、特に暗闇の中から浮かび上がるオーソン・ウェルズと墓地から続く並木道に立つ作家の前を振り向かずにハリー(オーソン・ウェルズの親友役、ジョゼフ・コットン)の恋人(アリダ・ヴァリ)が去っていくラストシーンは特に忘れられない印象を残すほどの名場面!
[DVD(字幕)] 10点(2005-07-04 22:55:23)
5.  ウォンカとチョコレート工場のはじまり
見てる時、見終わった後とチョコレートが食べたくなる。チョコレート好きにはもう、たまらなくなるぐらい出てくるチョコレートが美味そうで、帰りにチョコレート買ってきてしまいました。作品全体を彩るカラフルな色合い、笑いあり、スリルあり、ホロリとくるシーンありと最初から最後までずっとニコニコしながら見てました。あの悪役警官、2週間で70キロ太ったとか言ってたけど、どうやったら2週間で70キロも太るんだ?競走馬でもそんな太らないぞ!空に向かって上がるバルーン、楽しい音楽、美しい街並みなど、とにかくこの映画、美しい映像美に目が釘付けになります。ミュージカルに対して全く抵抗のない私みたいな人にはずっと楽しく見れて大満足です。
[映画館(吹替)] 9点(2023-12-12 20:34:06)
6.  女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 
怖い。女の怖さ全開の何だか昔の昼ドラでも見てる様なドロドロした内容に釘付けになる。とにかく3人の女優の演技が凄い。アン王女(オリヴィア・コールマン)に対する2人の女優レイチェル・ワイズとエマ・ストーンの仁義なき女同志の戦い、嫉妬から始まるドロドロした戦いに一瞬足りとも目が離せません。王室を舞台に繰り広げられる女同志、男が絡んで来ての凄まじく醜い人間関係、出てくる女も女なら男も男でロクな奴が居ません。それだけに女3人がお互いの感情を爆発させる瞬間の怖さ、エマ・ストーン演じる侍女アビゲイルがやって来る前はアン王女に気に入られていたサラ(レイチェル・ワイズ)が見せるアビゲイル(エマ・ストーン)への虐め、いたぶりの凄さ、凄いと言えばエマ・ストーンのあれだけ散々、蹴られたり、馬車から落とされようが、本を投げつけられようが自分は間違ってないんだとばかりの態度、演技も素晴らしい。女ならではの嫉妬、凄まじき演技合戦、とにかく圧倒させらた。プライドとプライド、意地と意地の戦い、果たしてアン王女にとってのお気に入りとは何なのか?どの様にして展開していくのか?先が気になって仕方ない。ラストのアン王女の表情、この映画は英国の王室の舞台裏、色んな意味で日本人には無い英国ならではのドラマとして圧倒的な面白さと下卑で有りながらも美しいセット、イギリスの街並みなども見ることができる。一見、お堅い映画の様でブラックな笑い、不気味な音楽などに単なる王室のドラマではない一級品のエンターテインメント映画だ。
[映画館(字幕)] 9点(2019-02-15 18:16:01)
7.  パディントン2 《ネタバレ》 
色んな映画の感想、レビューなどとにかく高評価なのも納得です。何故、パディントンが沢山の人(それは観れば分かります)映画の中でも愛されるのか?その最大の理由は誰に対しても同じ気持ちで優しく接する事ができるからです。自分の家族だけでなく、隣人にも家族同様に接する。だからこそ愛されるのである。泥棒の罪を着せられ、牢屋に閉じ込められても同じで、他の囚人に対しても同じ気持ちで優しく接する事が出来るパディントンの姿は一人の人間として尊敬することができる。そんなパディントンの姿に心を開く囚人と食事を提供している男もパディントンを助けようとして脱走する場面はあの傑作大脱走を思わせ、他にもこの映画、過去の名作を感じさせる。オマージュしている様な映画でとにかく楽しい。悪役のヒュー・グランドの憎たらしさの中にある愛嬌溢れるキャラクターもこの映画をより、楽しいものにしている。罪がバレて捕まった後の独房でのダンスシーンに、ニヤリとさせられ、ルーシーおばさんとの再会には感動させられた。一見、普通のファミリー映画の様だけど一本の映画として本当によくできており、単なるファミリー映画でもなければ子供向きの映画なんかでもありません。大人が観ても楽しめる映画であり、誰が観ても楽しめる作品になっていて、娯楽映画としても素晴らしい内容であり、人に好かれたかったら先ず、自分が人を好きになれ!優しくされたかったら優しくしろ!パディントンの姿を通して愛とは何なのか?という大きなメッセージを持ったそんな映画です。
[映画館(吹替)] 9点(2018-02-08 21:37:14)
8.  チップス先生さようなら(1939) 《ネタバレ》 
教師ってただ単に勉強だけ教えてれば良いものではないてことをこの映画は語っている。チップス先生みたいな先生がいれば子供達は真っ直ぐな大人になり、世の中もっと平和になると思わせる力がある。チップス先生の一言一言が子供達にも伝わってくるのが見ていても解る。全く説教臭さなくユーモアを交えて見せてくれるのが良い。生徒達は皆、息子だというチップス先生の言葉を世界中の教師は見て知るべきだ。
[DVD(字幕)] 9点(2014-02-11 11:43:21)
9.  レッド・ツェッペリン/狂熱のライブ 《ネタバレ》 
タイトルにあるように本当に狂熱のライブだ。世界最高のロックバンド、レッドツェッペリンによるレッドツェッペリンファンの為にあるような素晴らしいライブ映像ドキュメント風タッチによる素晴らしいライブ映像です。全てがとにかく格好良すぎる。痺れます。オープニングの何だ?何が始まるんだろう?凄まじいアクション映画並みの銃撃戦、ここからの流れとその後のロックンロールで一気に吸い込まれる。ツェッペリンファンなら誰しも知ってる素晴らしい音楽が素晴らしいライブ映像によって流れていく。ロバート・プラントンの痺れまくりの歌声になんでこんな低い位置からのギターの持ち方でこれだけの音が出せるんだ?て言わずにはいられなくなるジミー・ページのギターとジョン・ポール・ジョーンズのベース、キーボード、そして神が宿ってるかのような凄まじい手の動きのジョン・ボーナムのドラムととにかく痺れます。音楽に合わせるかのような映像も凄く凝ってる。 馬に跨がって走るロバート・プラントとそのバックの景色の凄さやら、他にも目の前で行われているライブを見ている観客の楽しんでる姿もレッドツェッペリンがどんなにファンの心を酔わせるか解るし、レッドツェッペリンファンにとっては間違いなく楽しめる凄いライブ映像です。唯一残念なのは「移民の歌」が見れなかったぐらいでそれを除けば大満足。もうこんな凄いロックバンドは世界中どこを探しても現れないと思ってます。  
[DVD(字幕)] 9点(2013-10-08 20:58:43)(良:1票)
10.  フォロー・ミー 《ネタバレ》 
人として凄く大切なことをこの映画では語っている。見せてくれている。妻が別の男と何かあるんじゃないか?どこかで浮気しているんじゃないか?と疑って妻を探偵に尾行させる夫、そうとは知らずにいる妻、ベリンダ(ミア・ファロー)にとっては夫に結婚前と同じようにいつまでも恋人気分で過ごしていたいと思っているが夫は忙しいと言って相手にしてくれない。夫婦のちょとしたすれ違いが生んだ結果の探偵とベリンダのやりとり、この二人のやりとりが言葉なしにただただ描かれているがお互い言葉に出さなくても解るものを感じさせる。夫は妻が自分が雇った探偵とまさかデートしているなんて思いもしなかっただろうし、妻も夫が探偵を頼んで自分を尾行していたなんて思ってもいなかっただろうし、いつも同じ場所、同じ場面で現れる男がその探偵だなんて思いもしなかっただろうし、皆して複雑な気持ち、感情に陥る。その感情というものが人間本来の持つものとしてとても解り易く描かれている。探偵のあの面白さ、バイクに猿だらけの場面の面白さは映画館で笑いを堪えるのに必死でした。探偵とのやりとりを夫婦でやることでもう一度、夫婦としての絆の強さ、愛の深さを知る二人。相手を信じることの大切さを描いた傑作!
[映画館(字幕)] 9点(2011-10-15 19:45:44)
11.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 
ここ何年もの間、どれもこれも私には受け付けない映画きりアカデミー賞作品賞に選ばれている。大勢の人間が殺されたり、病死したり、凄い映像だけで中身スカスカの超大作ばかりを選ぶアカデミー賞にはうんざりさられぱなしである。果たして今回は?やっとまともに受け入れられる映画に出逢った。題材そのものは最近のアカデミー賞受賞作品の中では地味である。お金もかけていないであろう!しかし、映画は金さえかければ良いというものではない。素晴らしい脚本と素晴らしい役者達の演技が凌ぎをけずれば例え地味でも素晴らしい映画は撮れるというお手本のようにこの映画は脚本もしっかりしていれば役者の演技も素晴らしい。吃音に悩まされ、好きでもないのに国王にならざるを得ないジョージ6世を演じてるコリン・ファースとそれを支える素晴らしき妻を演じているヘレナ・ボナム=カーター、更にはジョージを励まし、応援し続けるローグ(ジェフリー・ラッシュ)の三人が演説の為の練習をする場面のちょっとした笑い、国王へとなったジョージのスピーチを緊張をほぐそうと眼の前で聞きながら優しく手伝うローグの姿に感動しました。感動したと言えば私が一番感動したのは妻のジョージからの二度のプロポーズを断った理由と受け入れた理由を話す場面、政治家の妻となることよりも吃音のことに対する言葉の美しさ、吃音というものを否定しない。それ所か全て受け入れて一緒になることを選んだ事の素晴らしさ、人は色んな人に支えられながら生きている。それを見事に描ききって見せたこの映画に作品賞を与えたことが私は本当に嬉しい。これからもこういう人間の持つ素晴らしさを描く作品、大人の映画に出逢えることを期待したい。
[映画館(字幕)] 9点(2011-04-10 14:28:35)(良:2票)
12.  ウォレスとグルミット/ペンギンに気をつけろ! 《ネタバレ》 
これはキートンの映画とヒッチコックの映画を合わせたかのような笑いとスリリングに満ちた面白さに何?もう終わり?たったの29分という短い時間が更に短く思えてしまうぐらいである。あのペンギンの顔だけど、全く無表情な所の恐さとそれでいてやたら可笑しくて、ウォレスを操る所の面白さ、恐さ、グルミットがペンギンが悪戯している場面に遭遇する時の怯えている顔付きやベッドで寝ているウォレスに階段を上って忍び寄るペンギンのシーンなどはまるでサスペンス映画でも見ているような気持ちにさせられる。終盤の列車でのグルミット対ペンギンの攻防のスリリングさ、スピード感はアニメの枠を超えた素晴らしさ、これぞ映画的!それにしてもウォレスの「なんでこうなるの?」のギャグには大爆笑!そして、あの変なスボンといい、全編に流れるサスペンス的な可笑しさ、サスペンスとしても喜劇としても傑作!このシリーズの他のも全部見たくなった。なるほどね。これってアカデミー賞の短篇アニメーション部門を受賞しているんだね。納得です。
[DVD(吹替)] 9点(2011-01-29 22:04:38)
13.  スノーマン<TVM> 《ネタバレ》 
泣いた。泣いた。不覚にもわたくし、この歳、もう30過ぎてるのに、今頃になって恥ずかしながら初めて見た。ここでの皆さんの評価の高さが気になってどうしても観たくて観たくて、近所のレンタル屋さん、片っ端から探したけどどこにもない。我慢出来ずにDVD購入!こんな凄いアニメとは知らなかった。30分にも満たない時間の中で少年の無邪気さとスノーマンの無邪気さ、そして、自分は少年とは別の生きもの、雪であるが為に、最後は消えてしまう運命という哀しさ、少年とスノーマンが楽しそうに遊ぶ場面はどれもが観ていて楽しい。スノーマンが果物を顔に当てる場面のあの時のスノーマンの顔の面白さ、スノーマン自身も思い切り楽しんでるのがよく解る。だからこそラスト、マフラーだけとなってしまう場面は泣けてくる。特典映像の中でデヴッド・ボウイが語っている子供の頃にゆきだるまを作った話、スノーマンがくれたマフラー、彼は本当にいたんです。そう!この台詞に夢なんかではない。いや、実際は夢でも、それが宝物であるように例え、夢であっても信じることの素晴らしさ、いつまでも子供心を忘れないという素晴らしさ、人間、年齢と共に夢なんて信じない。そう思ったり、段々と疑い深くなってしまうものです。でも、この作品を観ると夢って良いなあ!純粋な子供の気持ちに帰れる映画として、良いものを見せてもらった気がする。こういう作品こそ全ての子供達に見せてあげたい。
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2010-12-29 22:05:44)(良:1票)
14.  ザ・ローリング・ストーンズ/シャイン・ア・ライト 《ネタバレ》 
しまった。絶対に劇場の大きなスクリーンで観るべきだったと後悔している。これは凄い。これこそ本物のライブだ!マイケル・ジャクソンの映画じゃ満足出来なかった興奮がDVDでも味わえたのだから、映画館で観ていたらと思うと本当に悔しい。絶対に映画館で観るべき本物のライブ映像の興奮、とにかく全てにおいてかっこ良い。とても平均年齢64歳だなんて信じられん。監督のマーティン・スコセッシ、恐れ入った。どうしたら本物のライブとしての興奮を伝えることが出来るか解ってる。観客の期待に応えてくれる。まず何よりも収容人数僅か2800人というけして、大きくない会場、だからこそより一層、近い距離でライブを味わえる。正にライブの臨場感、演じる者と観客とが一体になっての興奮を映し出すことに見事成功している。ライブ前に顔を出すスコセッシ監督とローリング・ストーンズの面々とのやりとりもその後の最初の曲が流れてきた瞬間の興奮を伝える為の前触れであって、ライブの前後に顔を出す所なんて、これまたある意味、面白く、そして、このライブ映像における撮影、カメラ、至近距離からのアングル、それによってストーンズの様々な顔を見ることが出来るし、ライブ会場に放り込まれたかのような感覚でとにかく、興奮、興奮のしっぱなしです。正直、ローリング・ストーンズの名前ぐらいは知っていたし、幾つかの曲は知っていたぐらいの私でさえもこれだけの興奮を味わえたのだからファンなら絶対に一度は観るべきライブ映画である。
[DVD(字幕)] 9点(2010-05-11 21:10:50)
15.  ロミオとジュリエット(1968) 《ネタバレ》 
あぁぁぁ!神様!私をお許しください。これほどの古典的名作を今まで見ていなかったことに、そして、私の汚れた心をどうかお許しください。オリヴィア・ハッセーがこの映画の中でヌードになってるということだけはずっと前に聞いて知っていた。こんなにも美しくて、心の優しい汚れを知らない純粋で愛に生きる女、ジュリエットの「あぁぁぁ!ロミオ!あなたは何故?ロミオなの?」とベランダ越しに一人、語っている時の何たる可愛さ、美しさよ、それを下から見ているロミオ、この二人だけの場面のこれこそがこの映画そのもの、私もこんなにも美しい女性が相手なら名前なんか気にしない。例え「バカ」でも「アホ」でも「与太郎」でも「抜け作」でも何でも構わない。名前なんてなくても良い。こんなにも可愛くて、美しいオリヴィア・ハッセーが相手なら、一緒になれるなら、僕は例え、世界中の人達の前で自分のお尻を披露することとなっても構わない。あのおかしなお面だって、被れる。神様!ごめんなさい。こんなにも素晴らしい映画なのに、こんなアホなコメントしか書けない私をどうかお許しください。それにしてもオリヴィア・ハッセーのこの美しさ、あの美しい寝顔も死に顔も一生、忘れることはないだろう!そのぐらいとにかく美しい。ニーノ・ロータの切なくも悲しい音楽も美しいし、イタリアの町並み、素晴らしいセットととにかくこの映画は美しさに酔うための映画だ!自らの命を絶つことになってしまった若い二人に涙すると共に天国でも二人仲良く愛し合う事を心より神様にお願いしたい。この「ロミオとジュリエット」を見てしまったら、もう他の「ロミオとジュリエット」なんか見れない。この作品だけあればそれで良い。
[DVD(字幕)] 9点(2010-02-07 22:44:44)
16.  ラビリンス/魔王の迷宮 《ネタバレ》 
いや~久しぶりに見たけど、面白い。昔、何度も何度も繰り返し見た映画である。まず何と言ってもジェニファー・コネリーが可愛い。ホグルがデヴィト・ボウイの魔王ジャレスを裏切り、サラの見方となる気持ちが痛いほどよく解る。解りすぎてたまらなくなる。気持ち良く立ちションしている後ろで声をかけられる時の慌てようといったらない。もしも、私が同じ立場で気持ち良く立ちションしている時にこんなにも可愛いジェニファー・コネリーに声をかけられたら、ションベン所ではなく、あっ!すいません。お食事中の方はこんなどうしようもないアホなレビューなど見ない方が宜しいかと!ジャレスの命令に従い、毒の桃をサラに渡す苦しみ、ホグルにとって初めてかもしれない親友となったサラとの友情を優先したワイズマン、私は好きです。同じく図体は大きいくせに臆病者のルードも好きなキャラクターとして忘れられない。この映画は確かに子供向けの作品ではあることは否定致しません。しかし、単なる子供向けではない魅力、出てくるキャラクターが魅力的で久しぶりに見てもやはり初めて見た時と同じく楽しめた。セサミストリートを毎回毎回、楽しみに見て育った私としては、セサミスリートのような雰囲気、何とこの映画の製作はセサミストリートを製作した人達であるとのこと、とにかくそんな訳ですから何年経とうが今も変わらず好きだった当時の気持ちと同じ気持ちのままでいられることが何よりも嬉しい。ラスト、サラの部屋で皆が楽しそうにしているシーン、この映画はそんな楽しさに満ち溢れた素晴らしいファンタジー映画としてこれからも見たい。そんな映画である。
[DVD(字幕)] 9点(2010-02-04 21:08:51)(良:1票)
17.  ストレイト・ストーリー 《ネタバレ》 
美しい映画である。田舎町の風景の美しさ、音楽の美しさ、更に人間愛としての美しさなど、この映画はとにかく美しい。十年前に喧嘩したまま別れたままの兄が病気で倒れたと知らされ、このままでは二度と会えないかもしれない。弟の兄への気持ち、それを見事に表現してみせたリチャード・ファーンズワースの名演技がこの映画を単なるヒューマンドラマではない人生の厳しさ、老いていく者の厳しさをあの台詞「若い頃のことを覚えていることは老いていることの短所である」というこの何とも痛烈で心の痛む台詞であって、老いた者にしか解らない。老いた者だからこそ言える台詞である。兄との再会をただ目指してゆっくりとトラクターに乗って走る。物語にこれといった凄いアクションがあるわけでもない。そこがこの映画の最大の長所である。兄との再会を果した時のあの弟の表情と兄の表情が何とも嬉しそうで見ていて良かったね。このまま二度と会えないまま終わらずに本当に良かったね。と言わざるを得ないぐらいこの兄弟の嬉しそうな顔付きはいつまでも心に残りそうです。
[DVD(字幕)] 9点(2010-01-11 11:23:38)(良:2票)
18.  旅情(1955) 《ネタバレ》 
中年の男女の話なんて、どこにでもあるような話であるがここまで素晴らしくしているのはデビッド・リーン監督の素晴らしい演出無くして考えられません。赤いベネチアン・グラス、サンマルッコ広場に鳴り渡る楽隊の響きや大きく聳え立つ鐘、スクリーンいっぱいに舞い上がる鳩の群れ、ベニスの美しい町並み、青い海の美しさ、大空に鳴り響く花火の美しさなど、とにかくどの場面も一度見ただけでいつまでも心に残ること間違いなしの美しい映像美があればこそである。前半はジェーン(キャサリン・ヘップバーン)がカメラを手にベニスの町並みを写真に収めるなどして楽しんでいる姿を見て私達も彼女と同じように旅行している気分にさせられる。ところがそんな彼女がサンマルコ劇場で後ろにいた男との出会いから話は変わっていき、しかも、その男のことが気になり、遂にはどうしようもない気持ちになってしまうその心理状況をキャサリン・ヘップバーンは見事な演技力で見せてくれてます。心の微妙な心理状態を表しているかの如く、監督の計算なのか?ジェーンの服装が変わる様子はまるで女性の揺れる気持ちを表しているみたいだし、ラストのあの駅の別れの場面での白いくちなしの花、届きそうで届かない。あと少しという所で手にすることなくレナードとの別れを済ませた後のジェーン(キャサリン・ヘップバーン)のあの晴々として気持ちの良さそうな表情にイタリアに来て良かった。辛いこともあったけど、それよりも楽しかった事の方が多かったと言っているようである。素晴らしいラストといい、タイトルの「旅情」なんてこれまた正しくその名の通りの素晴らしい映画である。恋愛映画の名作と呼ばれる作品の多くは同じイタリアが舞台の「ローマの休日」を代表するように愛した相手の幸せを自分の事よりも考えて自ら身を引くケースが多く、この映画のジェーンもそうです。愛した相手には奥さんがいる。その事をきちんと解っているから別れる事を決意し、ベニスから離れる事を決意して帰っていたのである。そういう品の良さを感じさせる映画を撮れるデビッド・リーン監督は素晴らしい監督である。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-08-03 22:20:40)(良:1票)
19.  ナイト・オン・ザ・プラネット
これは間違いなく良い映画だ。この映画を言葉で表すとしたら「全人類が同じ時を過ごせる映画」正に奇跡の空間!住んでいる場所、人種こそ違っても、全ての人間が同じ地球上で生きている。人間の持っているものを全て温かく包んで見せてくれるこの映画、誰が何と言おうと、私は大好きだ!人間が好きになれるし、心優しい気持ちにもなれる。そして、この映画は特に夜遅くに見るのが最高です。観終わって部屋の窓を開け、星空を見上げるとそこには地球上の全ての人の微笑んでいる表情が眼に浮かぶ。素晴らしい。
[DVD(字幕)] 9点(2008-01-09 19:05:19)(良:3票)
20.  ヘアスプレー(2007) 《ネタバレ》 
やっと自分の期待に応えてくれるミュージカル映画を見ることが出来た。「ムーランルージュ」「オペラ座の怪人」「シカゴ」「プロデューサーズ」「ドリームガールズ」と近年のミュージカル映画はどれも自分としては物凄く不満であっただけに期待半分、いや、それ以上に不安のが大きかったけど前評判の良さに今度こそという思いで見てきました。いや~もう、楽しかったなあ!歌に踊りにそして、何と言っても魅力的な登場人物達と、こんなにも楽しいと感じることの出来たミュージカル映画なんて、おそらく自分が生まれてから、そして、映画館で初めて見ることが出来たそんな気がする。良き昔のハリウッド映画の雰囲気がここには感じられるのと太ってることがコンプレックスというよりもそれを生かして、一生懸命に前を向いて生きようとする主人公の姿がとても気持ち良くて、これぞミュージカルって感じのとにかく楽しくて、楽しくてあっという間に終わってしまった気がする。主演の女の子が本当に良い。あの女の子の演技と表情だけでも見ていて本当に楽しいのに、脇を固める俳優陣がこれまた皆、良い。ジョン・トラボルタのお母さん役も全く違和感なし、父親約のクリストファー・ウォーケンのコメディアンぶりもやたらと面白く、あの変なおもちゃ屋さんでのミシェル・ファイファーとのやりとりなんて、本当に笑えるし、そして、黒人問題やらの深い問題を描きつつも、けして、重くならずに誰もが見ていて本当に幸せになれると思うそんな作品です。白人も黒人も同じ人間であるということがこの映画を見ると誰もが思うはずです。人種を超えた仲間意識、素晴らしい人達によるこの秋、一番の作品だと思いました。最後にミシェル・ファイファーのあの悪女ぶりといい、大人の色気といい、何なんだ!恐るべき、もう五十歳にもなろうというのに信じられないほどの色気とかっこ良さはどうしたら出せるんだ?
[映画館(字幕)] 9点(2007-10-20 17:46:23)
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