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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2013
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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【製作国 : オーストリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
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1.  ピアニスト 《ネタバレ》 
母親支配の怖ろしきこと。冒頭からいきなりモンスター・マザーが娘を蹂躙する描写からスタートし、不穏な空気がぷんぷん、ハネケ節全開だ。後悔先に立たず。観始めてしまうと、不吉な磁場に引きずられるように、この異常な話に最後まで付き合わされてしまう。 エリカは母親に精神支配されているステージ3くらいの疾患だ。反発した後で「お母さんを傷つけてしまった。申し訳ない」と幼女のように泣く。DVのせいで相手に依存症になってしまっている。そのひずみが性に向かう。経験の無さが彼女のコンプレックスだから。質の悪いポルノや覗きだけで頭でっかちになってる似非SM趣味のエリカ。M嗜好なのは母親を傷つけたいから。真のMじゃないので、ワルターに暴力を振るわれると一気に萎縮する。悦ぶどころではない。 ワルター。おそらく人生で拒否などされたことなど無いであろう容姿も育ちも申し分ない坊ちゃん。同世代のガールフレンドとはこれまで飽きるほど付き合ってきて、変り種のエリカは知的で格上の女性に思えたのだろう。だけど彼の手に負える物件じゃなかった。 エリカもワルターも互いに「私の言うとおりにして」「僕に優しくしてくれ」と要求するばかり。暴力に嫌悪を示していたワルターが、エリカの発する毒々しい気に呑まれて、手を上げ強姦におよぶ場面は映画史上グロトップ3には入るだろう。 ついには自らを切りつけるエリカ。もっと何年も前にその刃は母親に向けるべきだったのだ。あくまで彼女の心の中でだが。 その場で崩れ落ちるのでなく、外へ歩き出るラストは私にとっては不可解だ。エリカが死んだのかどうか明らかにしないとはハネケは何がしたいのか。この上エリカに生を与えるつもりなのか。 哀しい中年女を虐めているだけにもみえるこの映画。監督てのは作中の人物にとって神たる立場だろう。少しは愛をかけたっていいんじゃないのか。 ダンサー・イン・ザ・ダーク以来だこんなに点をつけづらいのは。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-13 00:39:05)
2.  ヒトラー 最期の12日間
ブルーノ・ガンツの熱演といい、ナチ高官に激似の役者さんたちといい、崩壊してゆく大都市ベルリンの姿といい、この当時の再現力が凄い。自国の負の歴史を顧みるにあたってもきっちりと正確な仕事をするドイツ人気質を見る思い。際立って自虐に走るでなく、抗弁するわけでもなく、“史実”を淡々と描く。追い詰められる総統ヒトラーの精神崩壊ぶりが迫力ありすぎで150分間釘付けになった。ベルリンを襲う悪夢のような市街戦が凄まじく痛ましく、ドイツの人はこの映画をどう思って観るのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-05-30 00:05:43)
3.  ヒトラーの贋札 《ネタバレ》 
ナチの作戦に加担することを潔しとしない人間と、信条は棚上げしても生き延びようとする人間。両者の確執が描かれていて、ユダヤ人収容所を舞台とした話としては目新しかった。収容所の過酷な環境下にあって、ナチスに一矢報いてやろうとする彼の怨念めいた気力に驚く。尊敬はするけど一緒のグループにはなりたくない。生きるのが先でしょ、どう考えても。贋札作戦が成功しようが失敗しようが戦況がどう動くかなんて一個の人間には計り知れないことだし。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-01-18 00:28:38)
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