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プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
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1.  アイス・エイジ
ビックリする様な技術も引き込まれる様なストーリーもありませんが、子供向けで定石通りの展開を、ちゃんと誰でも楽しめる作品に仕上げてあるのは流石です。そして、本作が見た目のクォリティ以上に人気を博したのは、そのテーマ性にあると思います。普遍的テーマとして(やや陳腐ながら)「友情の大切さ」が描かれ、その上、「過去を水に流す」という今日的テーマがきちんと描かれてる。マンモス絶滅は、現在ではヒトによる乱獲が原因とされてますが、それを知ってる現代人から見れば壁画のシーンは非常に切ない。しかしマニーはそれを乗り越え、ディエゴの過去も不問に付す。これは何十年、何百年、そして何千年もの過去に対して、いつまでも遺恨を抱いてる馬鹿な人類への明確なメッセージですヨ、6点献上。
[地上波(字幕)] 6点(2006-06-15 00:02:23)(良:2票)
2.  暗黒街のふたり
私もこの邦題は酷いと思う。出演者からしてギャング映画か犯罪モノだと思っちゃうじゃない。せめて「街角の男たち」位にしといてくれれば良かったのに…(原題は誰にでも起こり得ることを示唆してる筈)。で、この映画の実際の姿は、ジョゼ・ジョバンニらしく、警察権力の横暴と犯人に対する情状酌量、そして死刑制度と執行方法を取り上げた重いドラマ。元死刑囚の監督(凄いプロフィールだ…)としては死刑制度自体よりも、その前の、警察が犯罪者を作り上げていくプロセスと、偏見によって情状を考慮されない不条理に主眼を置いてるんだと思う。最近我が国でも保護監察中の再犯、そして保護観察制度が話題となりました。本作の「ふたり」は理想的な関係でしたが、前科に対する偏見というのも難しい問題です、6点献上。
[地上波(吹替)] 6点(2005-11-26 00:01:35)(良:2票)
3.  愛のエチュード
エミリー・ワトソンって普通の人を演じてても正常には見えないので、私にはこの二人が異常者カップルに見えてしまう。もしかしたら、精神を病んでいる男に無条件でシンパシーを感じられる雰囲気を持つ女優ということでワトソンをキャスティングしたのかもしれませんが、女の配役はもっと普通のお嬢様に見える人の方が良かった。また、棄権して不戦敗の決まった人間をわざわざ追い詰める男(元マネージャー?)の真意も理解できない。今一つピンと来るものが無かったのは、チェスに詳しくない所為ばかりじゃなさそうです。これなら「とらばいゆ」の方が楽しめました、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-20 00:09:58)
4.  アララトの聖母
(ちと長文) 前年度には、やはりトルコ軍の悪逆無道振りを描いた「ダスト」という映画も作られており、どうにもここ最近のこれらの作品には、トルコのEU加盟に反対する政治的匂いを感じる。我が国が国連常任理事国入りの運動を活発化させると、中国・韓国が反日運動を活発化させる様なもんでしょうか。何千年も昔の遺恨が原因で戦争してる所もある位ですから、高々百年足らずの過去の恨みを忘れられないのも理解できます。しかし特定の民族が残虐なのではなく、イスラエルやチベットを見てみれば、かつての被害者であるユダヤ民族も中華民族も同様に残虐なのは明白。要するに、人間という種が残虐なのです。私としてはその部分こそ重要。製作サイドはトルコに対し、アルメニア人虐殺を認めさせたいのでしょう。「事実」を劇中劇という形で提示し、麻薬密輸容疑者の話を「信じる」という行為から、自分達の訴えを無条件で信じて欲しいという気持ちは窺えます。では、それを信じたとして、南京大虐殺を認めたとして、彼らはその後の関係をどうしたいのか? たぶん千年後も同じ問題が持ち出されることでしょう…、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-26 00:09:00)
5.  逢いたくて(2002)
邦題に「逢」の字が使われてる場合、ほぼその映画は「めぐり逢い」をモチーフとしてるのかな?(原題は「もっと楽園に近づく」って感じ?) 本作も例外じゃありません。遥か昔の恋人が忘れられず、足繁く映画館に通っては「めぐり逢い」を観て、映画の様な再会を夢見てる初老(と言っても差し支えないですよね)のご婦人が、仕事先のニューヨークで遊び人風(「マディソン郡の橋」風?)のカメラマンと出逢う話。その恋人の存在が最後まで曖昧なままなので、これこそ「まぼろし」というタイトルが相応しい気がします。恋人の存在同様、主人公のディティールも曖昧なままなので、なぜ彼女が他の男を毛嫌いし、昔の恋人に執着するのかも解らない。もっと言えば、このカメラマンは何が良くって主人公に惹かれたんでしょう? 3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-16 00:09:33)
6.  青いパパイヤの香り
雰囲気作りだけは凄いと思う。陰影に富むベトナム家屋、常に窓格子を入れた構図、徹底した横移動のカメラ…。更には絶え間なく響き渡る鳥のさえずり、虫の音、蛙の鳴き声、雨音、それに加えて後半は戦争を告げるジェット機の爆音…。しかし私は、それらがもの凄くあざとく感じてしまった。成長したムイが、ラスト近くまで一言も台詞を喋らないのもあざとい、てか、この演出は明らかに不自然。私はこの10年の間に何かあって、声を失ったのかと思った。それに最も肝心なのは、本作のテーマが何かってこと。ベトナム戦争直前の懐妊は、無常観の表現でしょうか? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-05-09 00:36:15)
7.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 
皆さん同様「オドレイ・トトゥの恋愛モノ」程度の前知識しかなかったのに、図らずも開始20分足らずで映画のトリックが判ってしまった。その時点では「妄想性の片思い」位にしか考えてませんでしたが、それでも40分辺りの本格ストーカー映画への転換に衝撃は皆無。これでは面白味も半減です。「危険な情事」等とは違う、全く身に覚えの無い影無きストーカーに追い詰められていく感じは良く出てたので、個人的にはもっと王道のサスペンス・ホラーとして組み立てた方が良かったと思う。若しくは主観と客観によるちょっとした食い違いを少しずつ提示して、徐々に恐怖を盛り上げていくとか、「21グラム」風にバラバラ編集しちゃうとか…。ということで、直接的な原題をカモフラージュした邦題のセンスに、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-05-01 00:09:44)
8.  ある歌い女の思い出
フランス統治下のチュニジア王制の末期を、王宮に暮らす使用人の娘の目を通して描く、1994年度カンヌ映画祭カメラドール受賞のチュニジア初の商業映画(らしい)。しかし、カメラは王宮から一歩も外へ出ないので、独立闘争に揺れる国情は噂話やラジオのニュースで語られる程度。物語の基本は使用人達の置かれた日常と、思春期を迎えた主人公と母親との関係。興味深い未知の題材だったんですけど、映画としては淡々とし過ぎていて、私的には退屈でした。終盤の主人公の歌に向けて、もう少し話を盛り上げていけば、感動的な歌声が更に映えたと思います、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-04-05 00:05:16)
9.  ANA+OTTO/アナとオットー
悲恋に仕立てられたスペイン版「みゆき」って感じ? アナとオットーそれぞれの視点で語られていく禁断のラヴ・ストーリーには、まるで現実感が無く、「北極圏の恋人達」という原題通り、演技にも映像にもどこか寒々しさを感じる(ナイワ・ニムリの独特のクール・ビューティ振りは大変好みですけど…)。この雰囲気にハマれれば楽しめると思いますが、本作はかなり観る人を選ぶと思う。そして私も、ハマれなかった者の一人です、5点献上。
5点(2004-12-15 00:17:53)
10.  甘い嘘
「レベッカ」風スリラーをベースに観客をミス・リードしていく、実は(ハリウッドに毒された)エロティック・サスペンス映画の「ゲーム」風フランス版複製。アメリカ製の同ジャンル物よりは映像も美しく、あり得ない設定に目を瞑れば中々楽しめる仕上がりではあります。しかし、こういう映画の最大の弱点が、罠にかけられる人間の行動予測性と罠をかける人間の動機に対する説得力。ここは相変わらず弱い。それに同じオチでも、本来ならもっと衝撃的に開示するのがセオリーというもの。「裏窓の女」という官能系パッケージでビデオ・DVD化されてしまうのもやむを得ません、5点献上。
5点(2004-10-13 23:15:03)
11.  愛人/ラマン
(↓)【やましんの巻】さん、ホント日本人ってこーゆーの好きですよね。ま、世界で一番エロに寛容な上、小児性愛傾向丸出しの国民性ですから、モロに日本人の資質にマッチしたのでしょう。(過去を美しく飾るのは本人の勝手ですけど)本作は紛れもない援交女子高生と淫行男の物語。それ以上でも以下でもない。こんな話、当時のフランス人男とベトナム人少女の間には掃いて捨てる程あった筈。そもそもフランス語の原作で、フランス人監督で、フランス人少女を描くフランス映画(資本はイギリスとベトナムも出した様ですけど)なのに、何で英語劇なの? これが最も気に食わない。でも、細部まで手を抜かない大作感と、主演の子の口元と身体付きの卑猥さに参ってしまったので(うわっ、小児性愛傾向丸出し!)、6点献上。
6点(2004-10-05 00:17:25)
12.  アンダー・サスピション
モーガン・フリーマン演じる刑事は冒頭から犯人を決め付けてましたが、正義の人モーガンが間違う筈は無い。しかも容疑者は怪し過ぎるジーン・ハックマン。取調べが進むに従い、やっぱりハックマンの怪しい趣味が暴かれていく。妻も夫を信じていない。何故なら妻は、二人の馴れ初めこそが夫の性的嗜好にあると疑い、年齢を重ねた現在は若さに嫉妬する身となっているから。「処刑人」風の演出で証言を再現していく展開も中々スリリングだし、私は楽しめました。しかし、それよりも何よりも、私は自身の問題として冤罪の恐ろしさを感じた。最近の「植草一秀手鏡事件」の例もあり、アダルト・サイトのアクセス記録やアダルト・ビデオの所有が確固たる状況証拠となったんじゃ、私なんか第一容疑者間違いなしです、6点献上。
6点(2004-09-12 00:06:53)
13.  アデュー、ぼくたちの入江
「アデュー、ぼくたちの入江」よりも、「渚のロリータ」って方が本作には正しいタイトルの様に思えた。だって、鮮烈な性の匂いを振り撒く低脳少女しか印象に残らないんだもん。てか、タイトル以前に、わけ解んないんですけど、この映画。時、場所、登場人物の境遇、テーマ等、全く解らない。またF1、殺人、不法侵入した屋敷、「天使の入江」(これが原題)等に何の意味があったんでしょう? 淡々とした映画には訳の解らないのも良くありますけど、これだけ作為的な映画でこの中身じゃどーしょーもない。官能作として騙して売るしか方法が無かったのも頷ける仕上がりです、2点献上。
2点(2004-09-12 00:05:19)
14.  青い夢の女
もちろん本作も単純なミステリー映画等ではなく、かといってコメディでもサイコ・サスペンスでもない(その全てでもある)。そして事の顛末を一切明かさないまま劇終を迎えてしまう(一体誰が彼女を殺したの?)。全てが夢の中の出来事の様な、何とも形容し難い不思議な映画。物語上ほとんど「女性」は描かれていないにも関わらず、オープニングとエンディングで思いっきりクローズ・アップされる絵画の女性器の意味も不明。だからと言って決して観念的映画でもなく、観ている間は美しい映像も相まって飽きることはない。でも観終わった後、今一つすっきりしませんでした、5点献上。
5点(2004-07-09 16:14:56)
15.  アバウト・ア・ボーイ
そこそこお金もあって、都会でお気楽極楽な独身生活を送っていると、寂しさや不安など感じることはありません。好きな映画を観て、たまに飲みに行き、休日に惰眠を貪っていれば、そんな暇はない(最近は何故か、試写会に行くのにも忙しいし)。しかし、それは寂しさや不安を感じないのではなくて、知らないだけなのです。一度でも団らんや恋人の温もりなどを知ってしまうと、一人になった時に、どーしょーもない孤独感と無気力感に襲われてしまう事があります。これは結構、身につまされる。映画では12歳の少年が物語のポイントになりますが、あくまでヒュー・グラントが主役なのが良かったです(因みにレイチェル・ワイズは役名レイチェル、もろゲスト出演って感じ)。そして後半の唐突な展開も、甘々のラストも不思議と許せてしまった…。そんな訳で、かなりの主観的評価になりますが、7点献上(「ブリジット・ジョーンズの日記」を観た同年代独身女性の気持ちって、こんな感じなのかいな?)。
7点(2002-08-10 19:41:49)(良:1票)
16.  アザーズ
(私もネタバレです) 正統派ゴシック・ホラーの装いを呈しつつ、その実「シックス・センス」をそのまま裏返しで描き(「幽霊は自分の見たいものだけが見える」という同じコンセプト)、最後は「オリエント急行殺人事件」的落とし方。正直びっくりはしませんでしたが(だって全員の顔が怖くて怪しいんだもん。息子の顔なんて反則だよ。でも、降霊会のシーンで一瞬場内がざわつきましたよ)、【チャーリー】さんのお書きのようにアメナーバルという人は雰囲気作りが強力に巧いですね。それにキツイ顔立ちのニコール・キッドマンはこういう役が最高にハマる。確かにこの映画は謎解きやどんでん返しではなく、ゴシック・ホラーの雰囲気を楽しむ映画なのかもしれません。ということで、6点献上。
6点(2002-05-05 16:30:24)
17.  アンダーグラウンド(1995)
ジュネ+キャロ作品に近い作風で綴る「フォレスト・ガンプ」のアンチテーゼ(?)。第二次世界大戦から現代までの旧ユーゴスラビアが辿る悲劇的な歴史を、滑稽なる大河ドラマで体感させてくれるカンヌ映画祭パルムドール受賞の傑作。しかし惜しい、惜しすぎる! 最後の最後まで完璧だったのに…。この映画のメッセージは映画自体でいやと言うほど解るので、ラスト3~5分程カットしてくれていれば文句なしの10点。だからと言って傑作に変わりはないですけど、すんなり終わらせて感動に浸らせておいて欲しかった私としては、残念ながら9点献上。
9点(2002-02-24 19:07:57)
18.  アメリ
カラフルでありながらセピア調でレトロな(アコーディオンのBGMがまたレトロ)モンマルトルの町を舞台に、あることをきっかけに、自分の周りの人達をほんのちょっとだけ幸せにする無邪気な悪戯を繰り返すようになる、空想好きで内向的な女の子の物語。他愛なくも可愛らしい悪戯の数々が、観ている方をもほんのちょっとだけ幸せにしてくれます。ストーリーには直接関係ない登場人物紹介が多分に毒を含み、怒濤の寄りを多用し1カットをこれでもかと作り込むジュネ・ワールドを形作っています。とにかくドングリ眼で刈り上げおかっぱのオドレイ・トトゥ(英語読みではオードリーになるんですか?)のコケティッシュな魅力が満載。私的には今一の印象ながら(ハマる人はハマると思う)、総合評価で7点献上。
7点(2001-11-20 03:19:18)
19.  アデルの恋の物語
ビクトル・ユゴーの次女の実話だそうですが、展開は「危険な情事」的。さすがに古いフランス映画だけあって退屈な出だしなんですが、アデルの手紙や独白は美しい詩のようです。決して相手を必要としない、自らが構築したひどく閉塞的な「愛」に依存し盲信し、やがて狂っていく才能溢れる美しく若い女。現実問題としてイザベル・アジャーニが相手でも、こういう女性を受け入れられる男はそうはいないと思います(愛する男に娼婦を贈るシーンはゾッとしました)。しかし、あんなだらしない男のどこがいいのか…、6点献上。
6点(2001-10-06 17:45:06)
20.  暗殺者
ま、ハイパー・アクションじゃないですよね。基本的に男のドラマの筈なのに、(男の物語好きの私が)ちっとも感情移入できない。役者を変えてウイリアム・フリードキン辺りに撮らせれば重厚な男のドラマになったでしょうに…、残念。バンデラスのキレっぷりに4点献上。
4点(2001-10-02 11:37:30)
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