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コメント数 1963
性別 男性

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1.  キャンディ(1968) 《ネタバレ》 
やばい!あまりの馬鹿馬鹿しさに笑いが止まらない。あのマクフィスト教授のいかれぷりとスマイト将軍のいかれぷりが最高である。キャンディと二人だけになった車の中で突如、キャンディに対しムラムラきて「欲求を拒むな」とか言いながら襲い掛かるシーン、それを草むらからのぞき見している男がこれまた名前がエマニュエルってなんちゅう、ふざけた名前だ。将軍の「私の子供を産んで欲しい」も思わず吹き出しそうになるし、キャンディのあどけなさといやらしさ、男たちに対して襲われながらもけして、嫌な態度はしない。言葉では欲求を拒みつつも身体は反応して拒む所か受けて入れる。もう、この映画には理屈などいらない。私にとってはただただひたすらキャンディの可愛さとエロイ身体とエロイ男たちの大馬鹿コメディとして楽しむ。それで良いのである。「バーバレラ」「裸でごめんなさい」と並ぶノーテンキなエロ万歳!な映画として忘れられない映画になった。やたらお堅いクソ真面目で小難しい映画なんかよりもこのノーテンキさが私は好きです。それにしてもほとんど見えてるんだけどあとちょっとで全部見えそうな感じのキャンディの裸、くそう!長い前髪が凄く邪魔だ。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-21 20:54:05)(笑:1票)
2.  キリクと魔女 《ネタバレ》 
何と言う凄い映像美、とにかく映像の美しさだけでも見ていて驚かされる。驚かされると言えば何も映像の美しさだけではない。出てくる人物、男も女も大人から主人公である子供のキリクまで裸、裸、裸のオンパレードである。それなのにちっともいやらしさを感じない。そこが凄い。間違ってもこの作品を実写でやろうなんて馬鹿な事を考えてはいけない。今、日本中で大ヒットしているらしいあの名作アニメの実写版を撮った監督と脚本家には間違っても見せてはならない。もしかしたら実写でなんてことを考えるかもしれない。いや、まさかいくら何でもそこまではしないだろう!おっと、そんなことよりもとにかくアニメだから良いのである。魔女としてのカラバの恐さに怯えるキリク、何故カラバが自分に対して冷たいか?と疑問を感じながらも魔女になってしまっているカラバを元の姿にしようとするキリク、キリクがカラバを元の姿の人間に戻す瞬間の周りの美しく咲く花の美しさには眼を奪われる。作品全体に漂う不思議な感じのするこの魅力は何から来るんだ?何とも神秘的な雰囲気を漂わせながらの1時間11分でした。
[DVD(字幕)] 8点(2011-01-10 20:54:36)
3.  危険な関係(1959) 《ネタバレ》 
チェス盤の黒い上に出るタイトルの文字の何とも洒落た出し方といい、全編に流れるジャズの音楽のかっこ良さによってドロドロした話でありながらそれを感じさせない上手さ、どうしようもない話なのに、その効果によって楽しむことが出来るのはフランス映画としての上手さを感じさせられる。ムード作りにおいてはほぼ完璧である。主演のジェラール・フィリップとジャンヌ・モローが作り出す危険な男と女の夫婦像、互いが互いを意識しながら別の女と別の男との不倫の関係を作る。全く別のタイプの相手との関係によって見えてくる。壊れていく夫婦の絆、関係とでも言うべきか、男と女のそれぞれの見てはならない部分まで見せ付けられてるようで怖い。ジェラール・フィリップ(ジュリエット)が出逢った人妻、マリアンス(アネット・バディム)の足を舐めまわすシーンの何ともいやらしさこと、特に海辺のシーンのエロティックなことといったらない。まあ、ジャンヌ・モローも良いが、あんな怖い悪女の妻よりマリアンヌの方に惹かれてしまう気持ちは同じ男として解りすぎるぐらい解るだけに痛い。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-06-27 16:37:24)
4.  昨日・今日・明日 《ネタバレ》 
ヴィットリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレンとマスチェロ・マストロヤンニのコンビでは「ひまわり」の方が有名だし、観ている人も多く、評価も高いけど、私なら断然、こっちを選ぶ!1話1話それぞれが面白いが、話の面白さというよりも主演の二人の演技が作品を面白いものにしていると言って良いと思うぐらい二人が良い。今までソフィア・ローレンって特に美人だとは思わなかったけど、この映画の彼女は間違いなく美しい。そんなソフィア・ローレンに対してちょっかい出したり、直ぐに身体を求め、やたらと裸を見たがるマルチェロ・マストロヤンニが何ともアホでそのアホとは男の男らしさアホぶりが微笑ましい。ところで、イタリアでは悪いことしても子供さえ作れば逮捕されないのであろうか?これを観て、そうか!ようし、私も金に困って税金も払えないようになったら子供作ってやれとアホな考えを持つ人がどれだけいるだろうか?もっともあんなにばんばん子供作ったら余計にお金がかかってしまい益々ピンチになりゃしないかと?
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-11 19:18:55)
5.  霧の波止場 《ネタバレ》 
ジャン・ギャバンの登場シーンがいちいちかっこ良い。相変わらず男としてのかっこ良さ、それも大人の中年男にしか出せない渋さというものが滲み出ている。冒頭の夜の街道を走るトラック、主人公ジャン(ジャン・ギャバン)ともう一人、とても十八には見えない大人の色っぽさ十分の少女ネリー(ミッシェル・モーガン)の二人が歩く後ろの風景、どれもが詩にでも出てきそうな感じの美しさ、話そのものは特別面白いとも感じないし、犯罪映画にしてはそれほど緊張感も感じない。しかし、作品全体の雰囲気、舞台設定の美しさと登場人物が皆、人間臭くて良い。あの犬もどことなく愛嬌があって良い。最後、殺されてしまうジャン・ギャバンのもとへと駆け寄る犬の姿が何とも悲しい。あの波止場の景色、タイトルにもある霧の立ちこむ美しさ、ジャン・ギャバンは「望郷」という映画でも同じように波止場によく合うそんな俳優だと改めて思ったと同時にこういう役柄、脱走者の役がピタリとはまる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2008-08-17 18:00:30)(良:1票)
6.  霧の中の風景
テオ・アンゲロプロス監督作品はこの作品しか観たことないけど、これは間違いなく傑作だと言えるそんな素晴らしい映画です。この映画まず何よりもどのシーンにしても台詞は少なくても映像だけで迫ってくる。それも今のアメリカ映画的な大騒ぎ的な映像とは全く違う落ち着きのあるそして、美しい構図の中で繰り広げられる物語!長回しというカメラワークを巧みに使って、一度観ただけで絶対に忘れることの出来ないほどの素晴らしいショットを撮って見せた。霧の中の風景という正にタイトルにぴったしの素晴らしい映像!霧の中から映し出される二人の姉と弟の並び立つシーンやそして、やはり圧巻はあのラストシーン!何もかもが本当に美しく撮られていて素晴らしい!映画本来の持っている映画でしか観られない。映画だからこそ可能なこれぞ映像のマジックとでも言うべき傑作の一本です。
[ビデオ(字幕)] 9点(2006-02-19 22:47:08)(良:2票)
7.  恐怖の報酬(1953) 《ネタバレ》 
凄い緊張感、迫力満点の不安に襲われる何とも恐ろしい映画である。命を賭けての報酬を受け取るために二つのトラックでニトログリセリンを運ぶ。何とも嫌な報酬である。主演のイブ・モンタンの人間性、そこには人間ならではのエゴが充満している。人間としての弱さを見せ、ほんの一瞬でも落ちれば爆発して命はなくなる危険な仕事を行なう。前半で一台のトラックが爆発されるシーンを見せつけることによって、恐怖というものを観客に見せつけることに成功している。トラックのタイヤが、崖の上から石ころが落ち、そして、遂には、あの最後の終わり方にしてもここで終わらせ、しつこく延々と描かない。昔の映画と今の映画のここが大きな違いである。作品全体に漂う人間臭い男達とモノクロの映像美によって更に漲る緊張感、恐怖の連続に息を抜くことなんて出来ないそんな凄さを感じさせる素晴らしき傑作!文句なしの満点
[DVD(字幕)] 10点(2005-09-15 20:30:58)
8.  禁じられた遊び(1952)
「プラトーン」や「プライベートライアン」の様な派手な戦闘シーンなどほとんど無くても痛い程、心に染み入る。戦争の愚かさが観ていて痛い程に伝わってまいります。ルネ・クレマン監督の見つめる視線は常に温かく人間的な視線で捉えている。子供の眼から見た戦争とは何かということをあの有名なラストシーンでの「ママ!ママ!ママ・・・」での少女ポーレットの叫びが証明する形となって映画は幕を閉じる。あの切ない音楽がいつまで経っても耳から離れません。正しく映画史上に残る反戦映画の傑作であると共に人間ドラマとしての完成度も高い。
[DVD(字幕)] 10点(2005-06-04 17:20:34)(良:1票)
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