Menu
 > レビュワー
 > パブロン中毒 さんの口コミ一覧
パブロン中毒さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 914
性別 女性
ホームページ http://ameblo.jp/cluttered-talk/
自己紹介 After shutting down my former blog, I'm writing some boring stories at new site. Anyone who's interested in, come along if you'd like to.

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : フランス 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  ゴッホ 《ネタバレ》 
登場人物がおのおの勝手にしゃべってセリフがかぶったりするあたり、アルトマンらしさを感じます。 ゴッホとその時代の空気を描いものとして、画的なリアリティという点では今後これを超えるものは出ないと思われます(音的にセリフが英語ってとこがね)。ティム・ロスだってこの時はほぼ無名だから、スターを1人も起用していないという点でも非常にリアリティにこだわっている。 兄弟の結束に不可欠なものはまず「貧乏」ですが、もうひとついえば「もともとはリッパな家柄だった」というものがあるみたいです。ゴッホ兄弟もそうでしょう。 ゴッホ家のリベンジ、というものが相当あったと私は思う。 さて、「妻子より兄弟が大事」という場合に妻は微妙な立場ですが、よく知られているように、ゴッホの絵を売りまくって、有名になるために貢献したのはテオの妻です。 あるドキュメンタリーでは、テオの妻は生前からヴィンセントに親切で同情的で、そのため彼の死後本来なら紙クズ同然の絵を処分せず、なんとか認めさせたいと奔走したのだといいます(ヴィンセント・ヨハンナ間の手紙などが残っているらしい)。 確かに、そうでないと、いくら金に困っていたとしても、なぜ誰も欲しがらない絵を売り込んだのかという説明がつきません。 この作品では、兄弟愛を際立たせるため、ヨハンナは現実的な女として描かれており、特にヴィンセントに同情しているようには見えませんが、そのへんかなりズル(というか失礼)なんじゃないでしょうか。 現実には、テオが死んでこの映画が終わったあと、第2幕が上がり、彼女の活躍が始まるのです。テオの妻がいなければ、現在知られる画家ゴッホは存在しなかったのであり、面倒を見たテオも、死後の活動を引き継いだヨハンナも、ゴッホ家複合体「画家ゴッホ」の一部です。 旺盛な食欲と同様に、絵を売りまくるヨハンナの姿を予測しながら見終わるのもオツなものです。 売れない芸術家は他人の稼いだ金を当てにして、「せびる」を当然のこととして活動していたのだなあ、ということがよくわかる作品(でも他人の金で女まで買うなよな…)。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-03 21:06:54)
2.  コッポラの胡蝶の夢 《ネタバレ》 
ヒモの干渉を嫌ったコッポラが、私費を投じて製作したという。…すると、コッポラ作への出演を熱望していたティム・ロスを起用した意味がわかるような気がしてくる。…たっぷりギャラが払えるならば、ティム・ロスを使わなかったと思うのだ。 なにやら難解に思えるお話だが、若き日のドミニクが追求していた「言語の起源」「人間の意識」「時間の概念」というテーマを、1938年以降のドミニクの人生にそのまんま絡めていったようなストーリー。夢オチか?という期待は、ラストのホテルフロントの電話とパスポートの中味を見せることで否定される。わざわざ。そう、わざわざ否定することによって、この作品についてはどこらへんが夢でどこらへんが現実だったのか、とか、チマチマ考えても意味がない、ということにもなります。事実の整合性を保つことは目的とされていません。謎解きをする映画ではないです。 そこで、謎解き以外に映画としての魅力は何になるのか、と考えてみるに、これはもう、ドミニク役の役者さんにホレるしかありません。いろんな意味で、ドミニクにホレるしか。ドミニクと共に泣き、ドミニクと共に不安に震え、ドミニクと共に不可思議な物語を歩む。 ところが、主役は誰だ。ティム・ロスだ。 観客はティム・ロスに2時間も恋ができますか。 身長とか体格のことを言っているのではなくて、基本的に主役を張る俳優さんではないと思う。カレは「2時間恋ができるか」という条件を満たさないんだから。 で、私はドミニクをスティーブ・ブシェーミにやって欲しかったと思うのです。 なんとなくキャラがかぶっている感じでロスのライバルであるブシェーミ、彼なら2時間は長くなかった。ラウラ=ヴェロニカ役の女優が無名であっても、ブシェーミなら私は泣けたかもしれない。 主役選びを間違えてはいけないという見本のような映画です。〝主役に恋する〟は〝上手い〟かどうかと関係ないんです(ブシェーミはもちろん上手いですけど)。  〝みんなが心配している問題〟とは〝人類の叡智を善悪のどちらに使うか〟ですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-24 13:24:47)(良:1票)
3.  氷の微笑 《ネタバレ》 
うん、シャロンがきれいでよいです。あんまり胸ないけど、その自信満々ぶりが「日本人の女には逆立ちしても真似できねー」と思わせる。こういうキャラって、ちょっとでも「でもあたしって胸いまいち無いし」とかって思ってるところがバレたら台無しだから、演じるの難しいと思うよ。でもシャロンはやってくれた。拍手。アクターズスタジオのインタビューで、「あのヒロインは、誰よりも深く傷ついて、ああなってしまった女性なの」と言っていた。うんうん、そうだと思うよ、とうなずく。ともあれ、女優さんはこうでなくっちゃ、の映画です。
[地上波(字幕)] 8点(2005-11-17 21:08:13)
4.  ゴールデンボーイ(1998) 《ネタバレ》 
欧米の人がナチスを恐れる心情は、反キリストに対すると同じく、日本人にはわかりにくいものなのであろう。この作品は「オデッサファイル」とセットで見るとよいですね。老ナチが行進中に変身するところ、恐ろしいですね。でもこの恐ろしさも、本場の人の半分以下であろう。だもんだから、「キングの原作だからホラーなんでしょ」と思って最後まで見たりする。異文化の映画を見るときには、しつこく同じ題材が描かれていることの意味に留意しなければならない。日本人が怖いものと、他の国の人が怖いものとはイコールではない。
[ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-16 23:47:32)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS