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tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2013
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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1.  マップ・トゥ・ザ・スターズ 《ネタバレ》 
クローネンバーグフィルターを通して見たハリウッドはエグくてグロテスクの極みでした・・。 理解に苦しむなんてレベルを超えてエゴと自意識に過剰に振り切れた群像劇。付き合うのがなかなかキツくて、なので凄惨なラストにはむしろちゃんとオチた感がありました。 嫌な子役、嫌なセレブ家族、痛々しいまでに自己承認に追われる女優。ジョンキューザック演じるセラピストの自己中な冷酷ぶりには背筋が冷えるし、病んでるジュリアン・ムーアの”ただれた感じ”には胸が悪くなりました。火傷痕の残るヒロイン、ミア・ワシコウスカを応援したくなるのですが彼女もまた近親愛に囚われてて、不気味でよくわからない人なのでした・・。 「そして誰もいなくなった」的終幕はこんな狂った業界を丸ごと焼き払ってしまいたいという監督の願望なんでしょうか。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-11-27 16:38:53)
2.  まぼろしの市街戦 《ネタバレ》 
殺伐とした現実風景に投げ込まれた色とりどりの夢世界。北フランスのその町がグレーの石造りが基調となっているので華やかな衣装がとりわけ映えます。 暴力と理不尽の圧倒する現実VS笑顔とカラフルの狂気。両者は拮抗し、でもやはり現実の圧は圧倒的に大きくて呆気なく病院に収まる患者たち。そこで終わらないのがこの映画の言ってみればもっとも重要な落としどころで。どっちを選ぶかな、貴方なら、私なら。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-10-23 23:10:26)
3.  満月の夜 《ネタバレ》 
自由恋愛先進国のフランスにおいてさえ、でも最低限相手への敬意を忘れてはいけないよ、という教訓めいた一本であります。 ルイーズは美人で社交的、彼氏と同棲してても束縛されるのは嫌い。彼氏のことはもちろん好きだけど、恋ばかりで心が占められる人ではないのでしょう。まあ同棲には向いてないよね。それにちっとも他人の心が分かってないし。友人のオクターヴは下心丸出しじゃないですか。「友だち」と思っているのは彼女の方だけだよ。 「私の友だちは男性ばかりよ」と言っていたように、同性の友人が出てこないのもルイーズの自己中性格が見て取れるように感じます。ところがね困ったことにパスカル・オジェがとても魅力的にこの勝手女子を演じてしまっているんですよね。ぽわん、と憂い顔で細身、子猫を思わせるような声。わたしは女なのでスルーできますが男性ならばこのタイプに弱いのでは、と容易に想像できますなあ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-09 00:23:40)(良:1票)
4.  マドモアゼル 《ネタバレ》 
自分の情欲や憤懣やらを周囲に撒き散らかしておいてお天道様からも成敗されない妖女のお話。うへえー、となりました。 男を破滅させてしまう女の話とくれば、日本製の人情話なら女側にもそれなりの事情なり、汲んでやりたくもなるいきさつを抱えてそうなものですが、フランス女にはそんなもの無いんだねえ。ただただ悪い。冒頭からいきなり水門開けて村の民家水浸し。理由は特に無し(!)。 顔が仏頂面のJ・モロー。教師として生徒にアカハラする場面などはただのおっかない中年女なのですがイタリア人の林業労働者の男と情交にふける終盤は色欲全開。艶っぽいというレベルを超えてもはや禍々しさすら感じましたね。いやオソロシイ話でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-10 16:02:13)
5.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
スタッフが楽しんで作っているなあ、と伝わる雰囲気の良い(?)クライム・ファミリー話です。無茶なことを、はっちゃけてやる。いや、面白かったです。デ・ニーロとトミー・リーにこんな役はまあバイトみたいなもんでしょう。余裕のあること、楽しそう。だいたいロバート・デ・ニーロをゲストに呼んで上映するのが“グッド・フェローズ”ですからね。この冗談センスを受け入れられれば楽しめること間違いなし。 おとーさんの過激な倍返し妄想は「わかるわかる」と膝を打ちましたし、凶暴純情長女も知能派謀略家の弟も、若々しいM・ファイファーも、この家族みんな好き。ただ何故犬の名前がタイトルなの?
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-02-06 00:09:53)(良:1票)
6.  マイ・ブラザー 哀しみの銃弾 《ネタバレ》 
原題は「Blood Ties」 血の絆というわけで、厄介な性格の兄を持った弟が全編にわたって振り回されてます。犯罪者と警官と、社会的立場も真逆の二人。当然割を食うのは真っ当な社会人をやっている弟の方。二人の父親はなかなか気骨のある人物であるのに、兄ちゃんは破天荒な遺伝子のみ継いだんだな。まったく暴力はよろしくない。 短気な上考えも性急な兄に大変迷惑している弟であるが、切るに切れない血縁の手ごわいことよ。幼い頃に抱いた憧れや、裏切った負い目とか、自分の心と折り合いが付けられないんだろうな。 で実のところフリーダムにやりたいことやってるこの兄ちゃんが、たしかにちょっと魅力的でもあるのだよ。勝手な奴だけど、なぜか惹かれるキャラクター。すぐケンカしたり殺人に手を染めたり、その考えの浅さにダメだろお前、と嘆息しつつもラストシーンには涙腺がぶわっと緩んでしまったのだった。自分でも驚いたけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-30 00:06:55)
7.  マリー・アントワネットに別れをつげて 《ネタバレ》 
フランス革命という題材は創作者の想像を色々と搔きたてるのですね。男装の麗人も良いけれど、王妃に心酔するおぼこ侍女、という視点もなかなか面白かったです。 王妃という絶対的な存在に心底入れ込んでしまうシドニー。若い女の子がアイドルを神格化してしまうような熱中でありましょう。想いは権力者の非情な仕打ちに粉々にされてしまうのだけど。苦し切ないレア・セドゥーの表情が見事です。 ベルサイユの内側から見た革命の足音、その緊迫感もリアルに迫ってきます。パニックになる貴族ら、逃亡する者たち。どうしたらよいか分からない大勢の侍従たち。実際に撮影されたという宮殿内部も興味深く観賞しました。王侯関係者の場は金ぴかだけれど、従者らの生活空間の質素なこと。むき出しの石壁に最低限の家具。あまりにあからさまな差に口があんぐり。この時代に福利厚生の発想なんかあるわけないのよ、と視覚に訴えられました。 D・クルーガーはクール美女なのでマリー・アントワネットのイメージとはちょっと違うかなあと思いましたが、そこは演技力でカバーしました。ポリニャック夫人に心掴まれている姿など儚げでしたしね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-04-29 00:54:07)
8.  マリリン・モンロー 瞳の中の秘密
大女優マリリン・モンローという人格を被って生きなければならなかったノーマ・ジーンの悲劇を知った。 あんなに明るく素敵な笑顔で世界を照らしてくれたマリリンがこんなに苦しんでいたとは、ファンもつらい。 見つかったメモは走り書きのようであり、散文的であり、そして一貫してもがいている。複数の後輩女優らが、彼女の語り部となって半生をつづる本作はドキュメンタリーのようであり、舞台劇のようでもあり。皆 マリリンを敬愛しているかの打ち込みぶりだ。泣ける。 彼女のファンでなければ興味の持てない淡白な内容ではあるけど、私はマリリンが大好きだし、特にジョー・ディマジオが病院から彼女を奪還するくだりには泣けて泣けてしょうがなかった。そして、アーサー・ミラーに厳しい視線を向ける制作の姿勢には大いに同意した。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-14 00:00:55)
9.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 
英国史上初の女性首相、男社会を闘い抜き、瀕死の英国経済を立て直し、旧ソ連をして“IRON LADY”と言わしめた女傑M・サッチャー。当時政治家としての彼女の存在感は凄かった。日本の首相は印象薄くても彼女のことは明瞭に思い出せる。彼女の生涯を二時間弱に詰め込むのはそもそも無理で、やっぱり諸々のエピソード紹介になってしまっている感がある。教科書のように出来事を短く次々つながれても、こちらとしては「それ知ってる」ことばかり、たとえば予算案をめぐって党内で揉める折、サッチャー氏が持論を強硬に展開し、「おお」と思ったところでその話は終わっちゃう。がくっ。ただ、家族とのエピソードは他国民が知りえないことで、どれほどが創作かはわからないけれど、かつての栄光無く、息子に会えなくてがっかりする老女の姿には胸が詰まる思いがした。なにしろメリル・ストリープがオスカー何本でも持ってけー、と言いたくなるような卓抜の芝居芸を見せる。ほんとに上手い。個人的には彼女の演技はシツコイなあ、といつも思うけれど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-08-29 23:55:22)
10.  マリー・アントワネット(2006)
ソフィア・コッポラのしたかったことがストレートに伝わるポップでキュート、少女趣味爆裂のブルボン絵巻。舞い散るフリルとレースの層に目がちかちか。ピンクでゴールドな小物の数々、可憐なお菓子。気合てんこもりの美術に目くらましをかけられそうになるけれど、K・ダンストのマリーは無邪気な女子高生みたいで、いやあだって当時14才で嫁いだという史実を思えば実際ほんとにこんなお嬢さんだったのじゃないかしらと思わせて好演だったと思う。後半の暗さは物語のボルテージを一気に下げてしまって、中途半端。マリーアントワネットをポップアイドル仕立てにしたかったのなら、あの革命をも軽やかに生き抜いたくらいの創作をしても良かったのかも。ソフィア・コッポラにタランティーノばりの胆力が無かったのは残念だ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-04-12 00:40:14)
11.  迷子の警察音楽隊
ユダヤ人の中に迷い込んでしまったアラブの人たち。と聞くとぴりぴり緊張しそうな設定にしておきながらも、彼ら個人個人に政治的な色はほとんど無い。迷い込んでしまった方も、急遽上がりこまれてしまった側も、お互い困惑しながら、どこまでも普通の人たちなのだった。洋の東西問わず、このあたりのぎくしゃく感はすごく良くわかって微笑ましい。何人であっても、結局は人の心って同じ動きをするもので。そんなことを、特に凝った演出もなしにところどころ笑わせながら、あっさり心地よくまとめてある。食堂の女主人の存在感抜群。ざっくりしててイイ女です。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-10 00:28:42)
12.  マルホランド・ドライブ
だいたい、ナオミ・ワッツが二役やってることに気付かない大とんまな私が一度でリンチワールドを解るわけがない。初めて解説サイトを覗いてみた。そして仰天。ぶっとんだとはこのこと。点数評価が一気に5点くらいアップした。各パーツが意味不明に配置されたかのようでいて、実のところ理路整然と織られていたのに驚く。解った瞬間から物語が哀調を帯びて輝きだした。切ないなあ。でも監督、「理解に苦しんだら直感を信じろ」とか手品師みたいなこと言ってないで、ぼやっとした観客のためにもう少しバーを下げてもらえませんか。解説してくれた皆さんありがとう。
[DVD(字幕)] 8点(2011-09-16 14:10:48)
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