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ひよりんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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自己紹介 2006年春にレビュワーにしていただきました。よろしくお願いします。

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21.  暗くなるまでこの恋を
こんな失敗作に出演させた埋め合わせに、トリュフォーは後年ド・ヌーブを終電車に起用したという記事をどこかで読んだことがありますが、そうでもないんじゃないかなあというのが第一印象。ストーリーはよくありそうなものだけど、さすがフランス映画、いい雰囲気に仕上がってます。とくにド・ヌーブは見事だと思います。「彼女がいると、その場の雰囲気を曖昧にする」と誉められていたのを思い出します。問題はベルモンド。アフリカのタバコ農園持ちのお金持ち、だけど本が好きなインテリ風側面ももつ。これって、設定も含めて黒い絨毯のチャールトン・ヘストンに似てますよねえ。でも、あれはアクション・スペクタクルなのでよかったけど、こちらはかなりな心理葛藤の描写が要求される。そこでは、どうしてもベルモンドの顔ではちょっとねえというのが正直な印象。ミス・キャストか演出不良か。ちょっと残念。すこ~し、小さくまとまりすぎてる感もありますね。ところで、ここのみなさんの評価見て困ってしまった。4,5,6,7,8点と一人ずつ。わたしは、3点か9点しかつけられないのか?はたまた、平均点を変えないように6点か?迷いに迷って素直な気持ちで7点です。全般的には6点かなあと思いますが、ド・ヌーブがいいので+1点です。
[DVD(字幕)] 7点(2006-11-26 14:06:02)
22.  映画に愛をこめて/アメリカの夜 《ネタバレ》 
好きなんですよね、この映画。最後に向かって一直線に盛り上がる展開があるわけでもないし、トリュフォー得意のドキっとするようなオチがあるわけでもないんです。映画に関わる人のいろんなエピソードが組み合わさりながら、作品完成までの過程が比較的地味にあまりメリハリ無く描かれています。それでも、派手さが無い分、逆にリアリティーがあって、自分も映画製作の現場にいるような気分に浸って楽しむことができる作品です。セリフのないシーンの音楽の使い方も上手です。公開時リアルタイムで観ていれば、もっと点数高かったかと思います。ちなみに、ネコのシーンは「柔らかい肌」に同じシーンがあるのでその時の苦労話ですよね。イタリア人女優のセブリーヌは、トリュフォーがロッセリーニからさんざん聞かされたバーグマンの悪口がモデルになっているらしいです。アレキサンドルが交通事故で死ぬのは、「ジャイアンツ」撮影終了間際のジェームズ・ディーンを思い出します。こういう謎解きのような、宝探しのような楽しさもありますね。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-24 22:35:13)
23.  シェフと素顔と、おいしい時間 《ネタバレ》 
いい雰囲気の作品で好きです。ストレートではなくてちょっとひねくれているのがいい。一夜で成立する恋といったら「恋人までの距離」を思い出しますが、あちらは若者の、すがすがしくテンポのいい言葉のキャッチボール。こちらは、中年男女の皮肉とイヤミの入り混じったドロ~リとした疲れた会話。でも、それはそれでリアルっぽいし、これで恋におちるのも何となくわかるのが年取った証拠(汗。2人が盛り上がり始めると、航空機の都合や電話で何度も中断される。「え~い、もう」って、2人と同じように観ている私もいらだたしくなる。その中断の間合いが本当にいいですね。上手な演出です。携帯をトイレに流してしまったのがきっかけで恋が始まるって、世界初のシチュエーションですよね。昔の映画なら、航空機が離陸したらお別れなのに、その後ああいう方法があるんですね。う~ん、あれやられると絶対戻ってくるなあ。レノの疲れた感じがセクシーだし、ビノシュのコテコテメイクとスッピンメイクの変化も楽しめます。85分。もう少し長くても良かったかなと思います。
[DVD(吹替)] 7点(2006-06-10 10:30:46)
24.  まぼろし 《ネタバレ》 
フランス映画らしい雰囲気とテンポの作品。マリーと夫(ジャン)とのそれまでの幸せな生活描写なしに、夫を亡くした寂寥感や空虚感に説得力を持たせるのは大変難しい。ヴァンサンという男を登場させてジャンと対比させることにより、かろうじてそこを描こうと演出している。成功しているかどうかは微妙なところ。寂寥感や空虚感それ自体は、シャーロット・ランプリングの演技力で見事に描かれています。ただ、それと夫とがつながらないような気がします。なので。この点数の大部分はシャーロット・ランプリングのものです。それにしても姑とのやりとりは、静かだけど恐ろしい。この部分はすごいなあと思いました。失踪は姑との確執から認めたくないし、かといって死亡も受け入れがたい。時計は、結局ジャンのだったんですよね?
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:14:19)(良:1票)
25.  突然炎のごとく(1961)
男2人と女1人の恋の物語は、フランス映画の大きなテーマの一つですよね。そのなかでも、この作品の女性はほんと可哀相。ジュールとジムの友情が強すぎる。なので、その間で焦燥するカトリーヌ。その気持ちははよくわかるとは言えないけれど、カトリーヌの行動から推し量ってみてわかるような気がします。原題は「ジュールとジム」。邦題は「突然炎のごとく」ってカトリーヌのことですよね。日本語にするときに巧妙に主役が入れ替わっているようですが、この作品は原題通り男性2人の物語。そして男性2人の友情の間で翻弄される哀れなカトリーヌなのだとおもいます。でも、一番可哀相なのは、娘のサビーヌかなあ。ナレーションが多いので、吹き替えで観たかったなあ。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-03 19:11:52)
26.  8人の女たち 《ネタバレ》 
色鮮やかな色調に仕上げられた作品というのが第一印象です。間違いなくコメディの予感。金糸で縁取られた真っ赤なリボンのかかった、緑色の包装のクリスマスプレゼントを開くときのワクワク感がありました。で、ほんとに楽しい豪華絢爛なコメディでした。素人ダンスもコメディにピッタリで楽しい。大女優さんたちが集まってクリスマス会をやってるのをのぞき見してるようないい感じ。なのに、最後パパが自殺してからの10分間位が不可解。自殺した後も、きっとコメディならではの楽しい落ちがあるはずと期待してたのに。これってコメディじゃなかったの。ダニエル・ダリューの歌は悲しくて(かなり上手)、そのまま女8人手をつないで静かなエンディング。エンドタイトルのBGMももの悲しい。コメディのまま終わらせてもらったらよかったのになあ。
[DVD(吹替)] 7点(2006-05-20 22:57:36)
27.  ボン・ヴォヤージュ
やっぱり一つの作品にあれこれ詰め込みすぎの感は否めませんねえ。アジャーニは、でも、こういう小悪魔的な役もこなせるんですね。彼女は、精神に異常をきたす役、何処か狂気をはらんだ役、本格的な悪魔のような役。こういった役がふさわしいと思ってたんですけど、小悪魔ぶりも板にはまっていました。あと、パリ陥落の前後のフランス人の脳天気ぶりと慌てぶり。そういう時代の雰囲気も面白かったです。フランス人って、な~んも抵抗しなかったのね。架空の物語とはいえ、親独ヴィシー政権の要人の愛人になって、パリ解放後はひどい目にあわされなかったのかなと、いらぬ心配をしてしまいました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-14 22:38:53)
28.  逢いたくて(2002) 《ネタバレ》 
この作品は主演女優(ドヌーヴ:ファネット)と3人の助演男優からなる作品だと私は思っています。中年のファネットは、めぐり逢い(1957)を観て涙する、子供も成人した(多分)バツイチの美術編集者。学生時代の同窓生のフィリップ(後ろ姿のみ登場)が忘れられない。同じく同窓生のベルナール(フィリップの影としての役割か?)が言い寄ってきてもこれをはねつける。そんなある日、フィリップから、ニューヨークのエンパイアステートビルの最上階で逢おうと手紙が来る。彼女は仕事でニューヨークに行き、そこで写真家のマットと出会う。マットもファネットを誘うが、彼女はフィリップと待ち合わせたエンパイアステートビルの最上階に向かう。エレベーターの前でベルナールを見つけて、彼女は再会を断念し外で待つマットの元へ向かう。ざっと、こんなストーリー。ファネットの気持ちの揺れは丁寧に描かれているけれど、助演男優のプロファイルがぼんやりしていてわかりにくい。でも、それでいいような気がします。私見ですが、ファネットは、昔の恋に恋してる。最後にエレベーターに乗らずに、マットの方に行ったのは、「昔の恋」を断念しマットを選んだのではなくて「昔の恋に恋し続ける」ことを選んだのではないだろうか。そう考えるとファネット以外の人々の描写は、ソフトフォーカスでいいのだと思います。作品の中で2カ所、ドヌーブに対してハッとするような行為が行われますが、それは観てのお楽しみです。大人の雰囲気が漂う中に、ファネットの乙女心がチラチラ見える、女はいつまでたっても乙女なのよということをアピールする作品です。余談ですが、原題のAu Plus Pres du Paradisは、めぐり逢いの中でデボラ・カーが、待ち合わせの場所を「天国に一番近いところ」と呼んだことから来てるみたい。フィリップからの手紙に書かれた待ち合わせの場所も、たしかPlus Pres du Paradisと読めました。
[DVD(字幕)] 7点(2006-05-12 21:31:25)
29.  みなさん、さようなら(2003)
死と家族と友人。描きたいことはわかるけど、あまりにも主役が血色が良すぎて、声が若々しくてリアリティに欠けるかなあ。それにしてもカナダってまるで社会主義国みたい。病院が国営化ってほんとにそうなのかしら。まるで日本を見ているみたい・・・な気がしてしまった。
[DVD(吹替)] 6点(2008-11-23 19:32:04)
30.  美しき諍い女 《ネタバレ》 
流れとしては画家とモデルの緊迫したやりとりになるんでしょうけど、とにかく長いので観る方の緊迫感が薄れてしまいます。絵を描いているシーンが延々と続きますし、そのとき紙やキャンバスをこする独特な引っ掻く音がユニークだけどあんまり気持ちは良くないです。また、本格的に絵を描くシーンは手とキャンパスだけなので、吹替(?)なのはみえみえです。リアリティを出すのならミシェル・ピコリさんに絵のお勉強もしてもらわないと。そして最後まで問題の絵は晒されません。実はその絵がこの作品で最も重要になるのですが、それは観客には見せない。そのような作品が実際に出来るわけでもなく晒せないのはそれでいいんですけど、その絵がどのような絵かを役者さんの演技でわかるように演出しないといけないのですが、ちょっとこの演技だけでは不足な気がします。ある緊迫した空気を楽しむには良い作品かもしれませんが、あまりに長すぎるのでだれてしまいました。
[DVD(字幕)] 6点(2008-11-23 19:25:41)
31.  親密すぎるうちあけ話
大人の恋にからまる心の動きを、会話中心にうまく描いていてさすがフランス映画(ハリウッド作品ではない)ですねってかんじです。音楽がサスペンス的だけど内容はそういうわけでもない。でも、未婚ではない大人の恋は、常にサスペンスの要素がつきまとうという暗示かなあ。ちょっとラストにひとひねりが欲しいところでした。でも、作品の持つ空気は十分楽しめるました。
[DVD(吹替)] 6点(2008-04-05 18:19:09)
32.  愛されるために、ここにいる
「彼女を見ればわかること」のスペイン版?靴の意味が余りわからないし、全体的に焦点が絞れなかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2008-04-05 18:18:14)
33.  ぼくを葬る(おくる) 《ネタバレ》 
肺と肝臓に転移した癌患者がこんな穏やかな死を迎えることが出来るわけがないというのが、見終わって最初に感じた現実的な印象です。ただ、そういう非現実性を乗り越えて、死を宣告された人間の心の理不尽な動きや非合理的な行動を描いた作品として考えれば、リアリティのある良作品だと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-11 22:12:01)
34.  バーバレラ
完璧B級作品なんですけど、マズウマっていうか、結構いけてます。時代が古いのでセットとかはちゃちですけど、ジェーン・フォンダがとっても綺麗ですねえ。
[DVD(字幕)] 6点(2008-02-10 09:38:42)
35.  アザーズ 《ネタバレ》 
ホラーはほとんど見ないので、点の付け方に自信がありませんが、それなりに楽しめました。あちらの世界の人が出てきて恐いなあと思ったら、実は自分たちがあちらの世界の人で、あちらの世界の人がこちらの世界の人だったって、こういうモチーフの映画ってあったようななかったような。それにしても、最近ニコール・キッドマンの出演作あれこれ観てるけど、どの作品でもすごい貫禄ある演技を見せてくれますねえ。作品の出来さえ良ければ、いつでもオスカーノミネートみたいな演技してるわ。
[DVD(吹替)] 6点(2007-02-24 21:21:43)
36.  ザ・インタープリター 《ネタバレ》 
ニコール・キッドマンが、彼女に期待されるとおりの良い演技でした。ショーン・ペンのキッドマンとの対比もいいと思います。そして、随所に見られる緊迫感・緊張感がたまらなく良いです。DVDの特典映像で、シドニー・ポラック自身が一人で出来る編集が好きだといっていたけど、バスのシーンなんかほんとに緊迫感を高めるように上手に編集してますね。ただ、国連を舞台にした大がかりなサスペンスの割にはテーマがチグハグ(独裁者と、家族を殺された私怨)なのと、結末が人気取りのためのやらせ暗殺というのもパッとしなかったです。サスペンスの緊迫した雰囲気を2時間強味わうには良い映画でした。
[映画館(吹替)] 6点(2007-02-07 21:48:46)
37.  野性の少年
良きにつけ悪しきにつけ、この種の映画はどうしても奇跡の人と比較してしまいます。あちらは、壮絶な戦いで感動的、本作品はやや平板で記録映画のように進んでいきます。坦々進行するドラマの中にトリュフォーの優しさが込められている。そんな感じを受けました。好印象の作品です。
[DVD(字幕)] 6点(2006-12-22 22:00:15)
38.  愛の地獄(1994) 《ネタバレ》 
ここまで嫉妬の妄想に駆られるとまさに「愛の地獄」だと思います。フランス映画にしては出会いから結婚出産までテンポがいいなあと思ってみてたら、妄想・嫉妬の表現の執拗なこと。これでなにか落ちがあれば(例えば奥さんの仕組んだ罠とか)、サスペンスの良作になるんでしょうけど、結局最後までよくわからないまま終わるという(ベアールは殺されたの、それとも妄想?)、ほんとにフランス映画している作品でした。作品の最後の方は、サイコとコレクター(65)を連想してしまうのですが、それらの名作にはおよんでないですね。
[DVD(吹替)] 6点(2006-12-22 21:58:03)
39.  優しく愛して
あまり期待しないで見たんですが、結構よかったですよ。ラブコメというほどコメディっぽくはないし、かといってシリアスでもない。男女3人というプロットは数多くありますが、4人というのはフランス映画としても珍しいのではないかしら。悪友にのせられてすぐに浮気に走るマルク。マルコにあいそうをつかしているはずなのに、同情からマルコと寝てしまう困ったジャンヌ。暗い過去のせいで、情緒不安定なサマンタ。このなかで、アントワーヌだけが穏やかに節度のある行動をします。そして、アントワーヌの行動が、4人の男女の奇妙な同居生活の接着剤となるのです。3人というプロットだと心臓をえぐるほど究極までいっちゃうんですが、4人目が加わることでお互いの関係が薄められて軽めの仕上がりになっています。一人一人の人物描写はやや浅薄になりますが、それでもマルクはうまく描かれていますねえ。フランス(だけとは限らないかも)の 男友達って結構悪の道に誘いあうのね。マルコの交友関係もうまく描かれていて興味深かったです。初老の男性のアントワーヌが一番いい役かなあ。わたしでも好きになっちゃいそう。どこか、近くにいて安心感が得られそうな男性ですね。ちなみに、この作品で競演したオートゥイユ とベアールは未婚ながら一児をもうけているそうです。
[DVD(吹替)] 6点(2006-08-01 07:43:52)
40.  パリ、ジュテーム
とにかく数が多すぎます。同じ人が撮っているのならそれもいのでしょうけれど、それぞれ別の人が撮っているものだから、当然のこととしてテイストの違う作品ばかり。展開の予測が出来ないので、観る方としては非常に疲れます。パリのいろんな場所での出来事というのが共通なだけで、ちゃんとオチのある話もあるし、ただ日常を描いているだけのもあるしでまとまりがありません。こういうのは総監督(というのがいるのかしら?)がちゃんとまとまりをつけないと、指揮者のいないオーケストラみたいになってしまっています。かろうじて鮮明に思い出されるのは、「おまつり広場」。刺された黒人男性と黒人看護師の物語。5分あまりの時間できちんとまとまりのある作品に仕上がっていると思います。この監督さん(オリヴァー・シュミッツ)は短編のつくりかたを知っている方だと思います。あとは、ビノッシュやドパルデューやファニー・アルダンが出ていたなあと覚えていますが、ストーリーを明確には記憶してません。あと、それぞれの冒頭がパリの夜で始まる作品が多かったので、作品の弁別もとっても悪かったです。再度見直して一話一話味わってみたい気にはなりますが、トータルとしての評価はどうしても低くならざるを得ませんでした。
[DVD(吹替)] 5点(2008-04-05 18:20:44)
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