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ゴシックヘッドさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 811
性別 男性
自己紹介 今年は映画見れてないです。

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21.  顔のない眼 《ネタバレ》 
とても怖い作品でした。目を覆ってしまいました。 モノクロ映画でこんなに怖いの初めてかもしれません。 オドロオドロしいです。 地下室とか凄く怖いです。とても暗いです。 犬の鳴き声が響いて、それがとても不安な感じをあたえます。 主人公の少女はとても眼が綺麗で印象的でした。 なんだかマスクを被っているので人形のようでした。 主人公の少女の仕草はとても美しいです。 少女が誘拐されちゃって、かなりショッキングなシーンがあります。 残酷です。 でも主人公の少女はとても不幸だったと思います。 主人公の少女が女の首を刺すのですが、その場面がとても深いなぁと思いました。 とても哀しい作品です。 「恐怖映画の隠れた名作」といわれるのも分るような気がします。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 04:26:36)
22.  カノン 《ネタバレ》 
最低な男ですね!サイテーです!「人間にはモラルがある」意味が分りません。 でも僕にはこの「最低」が楽しめました。 皆さんに怒られると思いますが、愛すべき最低なのです。 僕は本当に最低な人間ですから、この男の最低な部分と重なる部分もあります。 だからその最低な部分が楽しかったです。 糞な僕はこの男に共感せずにはいられません。 (とは言っても、妊婦の腹を殴るなどの暴力行為は許せませんが、妊婦の腹は生理的にダメでしょう) この男の世間に対する見方も好きです。捻くれていて(でも中途半端じゃないんです)。 言葉使いも好きです。 映像もかっこよかったです。 この作品が最低と酷評される理由がちょっとだけ分かったような気がします。 最低に落ち込んでいるときにまた観たい作品です。 
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-15 03:49:31)
23.  アンダルシアの犬 《ネタバレ》 
国立美術館のシュールレアリスム展で観ることができました。 DVDもっているのに、、、(それなのに見入ってしまったので、やっぱり自分はこの作品を面白いと感じているのだな、と実感しました) しかし美術展で大きく映し出された映像を見ますと、やっぱ迫力が違いますね。 まさにシュールレアリスム絵画をそのまま映像にしてしまったかのようです。 異様な美しさと、当時これをやった作品としての強みを感じました(だいたい80年も昔の映画が美術館に展示されているものですから、それを簡単には否定できない確かなものがあります)。 表現されないもの、表現しようとさえ思わないものが映像の前面に出ている感じが素晴らしいです。 そしてシュールレアリストは、日常にある物をなんにでもエロスに変えてしまうのでしょうか。 紐を引っ張ってダリの絵画の一部が表れる様な場面は見事で、まるで次元がひっくり返ったかのショックを受けます。当時はちょっと怖かったです。 昔は自転車が倒れるところで爆笑したかもしれません。おもしろいです。 この作品の印象的な音楽が頭から離れません(DVD版)。 頭の中で音楽が鳴り続けていて困ります。 カルト映画の原点でしょうか。 自分はこの映像の中のエロスな感じと、ナルティシズムな雰囲気が好きです。 (上映時の人だかりが凄くて、あふれる状態で通路を確保するためにスタッフが大変そうでした。 そうかと思えば家の近くの中古DVD屋では同じ内容の映像資料が500円で売っているのに誰も見向きもしない在庫ありの状況です。 このギャップが面白いなと思ってしまいました。)
[DVD(字幕)] 8点(2008-07-18 01:41:01)
24.  コックと泥棒、その妻と愛人 《ネタバレ》 
最初の場面から下品でビックリした。 アルバートがほとんど一人で喋ってたなぁ、、、。 あの役の俳優さんが台詞大変そう。 ホントうっさい、声が大きい人ってイヤだね~自分の事ばっか話しちゃってさ~って思った。 この作品は決して気持ちの良いもんではありませんよ。 ゲロだの、腐った肉や魚介類に悪臭に蛆だの、アルバートの下品な言葉使いだの、 きわめて不快指数が高いです。 しかし何故か美しい。不快なものが「美しさ」を高めているのか、何故か美しく感じてしまう。 「美」と「酷」は相反するもので、しかしお互いがお互いを引き立てあうものだとある人はいいます。 だから何故か僕には、あのトラックの腐った肉が強烈な美しさを放っているように感じた(それは偏に僕の変態趣味によるものかもしれないが)。 しかし映像から「におい」まで感じ取ってしまうほど感覚の鋭い人には、あのトラックの腐った肉の場面は強烈過ぎると思います。 「強烈な悪臭」っていうのは生理的にダメだ。ついつい顔を歪ませてしまう。 だからあの場面は強烈な印象を受けた。 マイケルの殺され方がとても残酷で、参った。 強烈な「赤」がとにかく印象的だった。レストランの豪華でお洒落な感じが良かった。 レストランが真っ赤なのに対して洗面所が真っ白だったのもまた凄いセンスだ。 レストランとは全く違う空間を出していて効果的だったと思う。 ソプラノで歌う少年の歌声がとても美しく、この下品な作品に崇高な雰囲気をあたえていたように思う。 最後の「料理」が運ばれてくる場面は不気味だった。 色彩、デザイン、音楽、映像も美しく、下品なようで実は品があるのかも。 しかしとても生々しい。 この作品には独特の美学があるようだ。 とはいっても、婦人用トイレに入ってきて、まだ女性が入っている便所の個室の扉を次々と蹴飛ばしてゆくアルバートを見て、「この男ほんとサイテーだな!」とか思っちゃいました。 ベストオブ「最低な男」映画ですよ、コレは。
[DVD(字幕)] 8点(2008-05-17 02:28:21)(良:1票)
25.  世にも怪奇な物語 《ネタバレ》 
1話+++ 黒い馬の存在感がとても良かった。 迫力があり、とても不吉な感じがした。 音楽も神秘的で良いと思う。 享楽に耽る女主人公もセクシーだ(ちょっと病んでいるけど)。 そのセクシーな女主人公と、ダンディーで逞しい黒馬との組み合わせがまたセクシーだ。 炎にはとても勢いがあり、そこに消えていく二人はとてもロマンチックだ。  2話+++ 「影を殺した男」というタイトルにゾクっとする。 これは原作の校舎のどこか歪んでいる感じが好きだが、本作ではそれがあまり出ていなかった。 ウィリアムの性格が悪過ぎてイライラした。 ベッドでウィリアムがウィリアムウィルソンの首を絞めようとした時に、ウィリアムウィルソンが笑顔で振り向いたのはとても不気味だった。 トランプ勝負の相手の女性がとてもセクシーだった。 侮辱した相手を負かせて、自分に屈服させるのはとてもエロティックな関係だと思う。  3話+++ 一番鬼気迫る感じだったかな。 インタビューの時の天才っぽい喋り方が良かった。 主人公の病んでいる感じが良かった。 テレビ局とか、なんか近代的な都会っぽくてなんか違うかなと思ったけど、 それでも独特の雰囲気が出ていて良かった。 車で爆走するシーンのスピード感が気持ちよくて、アトラクションの様だった。 パーティーはとてもシュールで個性的な人が沢山いて賑やかだけど、 そこから離れたとたんに暗闇で孤独になり、闇の住人のような存在も顔をのぞかせ、 なんだか都会の闇を見たような気がした。 少女が怖い! フェリーニ監督のセンスを感じた(ような気がした)。  一本のDVDなのに、それぞれの物語ごとに監督や撮影や音楽が違う人なんですね。 それが一番びっくりした! いや~、、、「世にも怪奇な作品」ですね。  
[DVD(字幕)] 8点(2008-02-09 01:42:47)
26.  サイレントヒル 《ネタバレ》 
クリストフガンズ監督(名前を間違えて覚えてた)はジェボーダンの獣で毒々しい近親姦を描いたり拷問したり、このサイレントヒルでも生々しい魔女裁判を描いていたので、 この監督の心象風景にあるのは渋沢龍彦の文学のような血生臭い暗黒時代なんだと思う。 このサイレントヒルでは魔女裁判の火あぶりが生々しすぎる。 血のゲロを吐きそうです。 人をボコボコに殴ったときの胸糞悪い感じがとても残る。 宗教の血生臭さも異様でやっぱこの監督は暗黒だ。  ただこの監督はジブリのようなファンタジーも大好きなオタク監督だ。 教会の(偽)聖域に魔のものを持ち込むシーンもジブリの影響が大きい。 そんな監督は原作ゲームも大ファンです。 だからこれほどクオリティーが高く映画化できたんだと思います。 やっぱ映画化するってのはそれを好きな人に監督を頼まなきゃダメだと思うんです。 好きだからこそサイレントヒルの幻想的な美しさを見事に映画化したんだと思います。  ただ日本人とは宗教が違うためか、解釈もだいぶ違っています。 このサイレントヒルはどうやら「死後の世界」らしいのです。 シャロンとローズとシビル捜査官はあの事故で既に死んでいたと思います。 また微かに少女趣味が漂うのは、そこが女性しか立ち入れない空間だったのかもしれません。 サイレントヒルという町は人間がいないからこそ美しいのだと思ってました。 この作品では人がずらずら出てきますので、そこが欠点でした。 ただこの監督は人間の暴力や生々しい邪悪を描きたい監督であるなら人が沢山出てくるのもしょうがないと思います。  音楽をまるまる使用したのは、ゲームの方のイメージとダブるので使い分けて欲しいです。 幻想性は高いし、この独特の哀愁はクセになります。  最後に一人残されたダリアの悲しみは深いです。 あの世に逝ききれない魂の集う場所がサイレントヒルだとするとまた哀愁が増します。  ダリアの風貌と、アレッサが血を浴びて踊るシーンと、霧で包まれた灰色の教会は巨匠ティム・バートンにも見せたい気がします。  この幻想的な哀愁を味わうために年に一回は観てます。   
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-07 00:35:07)(良:2票)
27.  エル・スール 《ネタバレ》 
個人的に主演の少女は、(ミツバチのに比べて)アナトレントには及ばないとは思いました。 しかし良い映画だと思った。  父親は何か神秘的なパワーを持っていたのでしょうか。気になります。  ホテルのカフェでポツリと一人寂しく座っている父親がとても小さくてみえて印象に残りました。 映画の中で寂しい人を見ると悲しくなっちゃいますねぇ。。。 父親の孤独感がとても伝わって来たように思います。  全体の雰囲気が良かったと思います。 映画館の雰囲気とか、凄く良かったです。   「エルニド」とか「エルスール」とか、「ミツバチのささやき(原題に『エル』がついていたと記憶している)とか、、、(まったく別物では『エルトポ』とか『エルシド』)とか、、、 「エル」シリーズ(?)。この「エル」はどういう意味なのか、ちょっとだけ気になります。  また今度観よっと!
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 03:11:43)
28.  ブリキの太鼓 《ネタバレ》 
好きな作品。 オスカル少年の独特な語りが面白い。 この作品、冒頭でおばさんがジャガイモ?を、とてもおいしそうに食べているのが印象的だった。 そして、オスカルのお母さんが魚をまずそうに食べているんだけど、何故かおいしそうに感じた。 しかし、あの魚を獲るシーンの「牛」は気持ち悪すぎるでしょう。。。 僕は何度も再生してしまいましたよ。 シュールな作品だが、とても壮大な一つのドラマだと思う。 でも意味が分からない。 なぜ小人なの? なぜ太鼓なの?なぜガラスを割るの? なぜ成長しないの?不思議なことだらけ。 でも、とても素晴らしい。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:37:44)
29.  髪結いの亭主 《ネタバレ》 
おじさんがとても面白かった。 ダンスしているときにとても良い動きをしていた。 お店の雰囲気が素晴らしい。 暖かくて静かで、時間が止まっているような感じ。 そこはまるで、周りとは切り離された別の空間。 柔らかな明かりを取り入れて、それがお店の様々な物に反射して、とても奇麗な色合いを出していると思いました。 コロンって飲んでも大丈夫なんだ。 最後がどうしても意味がわからないんだけど! でもお洒落な作品でした。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-12-04 02:07:41)(笑:1票)
30.  ニコラ 《ネタバレ》 
オープニングはシャイニングを彷彿とさせる。 少年の、「子供の」目線で描いているのがとても良いです。 また、スキー教室というのが良い。 ニコラの妄想がどんどん膨らんでゆくのが面白い。 夢から現実に戻り、それがまた夢だったなんて、 どんどんと非現実の世界に引きずり込まれていくようだ。 個人的には子供達の集団での寮生活というのがツボだった。(しかもスキー教室!) 主人公の少年に「誰かパジャマを貸して」との先生の問いかけに、「私が」と挙手した少女は中性的でとても可愛らしいと思った。 子供を描くことで「小さな恋のメロディー」的な部分もあり(主人公をかばう不良っぽい少年とか)、 これは僕個人の憶測ですが(違ったらすみません)、 この監督は「小さな恋のメロディー」で、「主人公ダニー」と「親友で悪ガキのトム」がどこか同性愛的な雰囲気を放っていると感じて、 その関係をこの作品で少しオーバーに表現したのだと思います(違うかな?)。 また都市伝説が少年の妄想を侵食していき、それがとても不気味な雰囲気を出している。 その裏側で渦巻く何かがとても不気味で、それは少年の頃に感じる不安なのかもしれない。 子供のころは都市伝説がもつオドロオドロしい雰囲気がとても怖かった。 孤独で疲れ果てた父親、ベッドの上でその父親が少年を自分の傍らに座らせる場面は 「シャイニング」からの強い影響を感じた。 少年のバカバカしい変な妄想(バカバカしいが、変にリアリティがある)、しかしそういった子供特有の妄想をとてもうまく捉えていると思う。 また、講師のパトリックがとても良い。 冬の雪山がとても神秘的だ。窓の外で雪が降っている、それがいい。 子供の頃は他人と違う事がどれだけ孤独な事だろうか、 ニコラの疎外感がとても伝わってくる。 とても長いスキー教室に感じられる。 終わり方も、あまり謎が明かされないで良かったと思う。 そしてエンディング、なんだか雪山に消えてしまいそうになる。 (この作品のDVDは恐ろしくジャケットが美しいです)
[DVD(字幕)] 8点(2007-11-20 01:42:01)
31.  禁じられた遊び(1952) 《ネタバレ》 
何度観ても素晴らしい映画だ。 少女ポーレットが牛を見て泣いちゃうところが面白かった。 場面場面で流れる音楽がとてもいい。なんかとても優しいし、暖かい、懐かしい。 登場人物に人間味があり、とても暖かいものとして描かれている。 とても人間らしい暖かさだが、しかしその裏で大人達は醜く争っている。 人間は暖かいとは簡単には言えないけど、人間は暖かいものと信じたくなる作品かな? 農家にも暖かさがある。 ミシェルとポーレットの語らいが良かった。 風車小屋の中に十字架を並べたところなんて夢のように美しい雰囲気が漂っていた。 あれはミシェルとポーレットの二人だけの世界で、あの二人の雰囲気なんだと思う。 父親がミシェルをお仕置きしている場面が、なんだか凄い本気で怒っているのが面白かった。 ミシェルが十字架を盗んじゃうのを観るととても腹が立つが、 でも、大人は嘘吐き!ミシェルとポーレットが可哀想だ! 昔の映画を観ると、飾り過ぎないで描きたいものをシンプルに描いていると思う。 伝えたいことをそのままやっている。  戦争という凄惨なものを背景に描いているが、なぜか僕はそれよりも暖かいという印象が残る。なんだか暖かい作品。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:41:23)
32.  黄金の七人 《ネタバレ》 
とても面白かった。 出てくる人がみんなシュールだった。 街の雰囲気もなんだかレトロな感じがしておしゃれな映画だと思った。 音楽もとても馴染み深かった。 教授が素敵だった。 
[DVD(字幕)] 8点(2007-09-16 01:02:24)
33.  KEN PARK ケン パーク 《ネタバレ》 
あちらの国の十代の感覚がありありと生々しく描かれていました。 まああっちの国ならばどこの家にもありそうなエピソードが大半を占めますが そのほとんどが女子ならば「最低」といいそうな内容でした。 僕的にはみんな間違った方向にいっているようにしか思えない話ばかりでしたが そのどれもに何故か愛着を覚えます。 十代の感覚の重要なポテンシャルを占めるのが性衝動であり、 それが破壊的な衝動にまで繋がっていく気がします。 (極端な例を除けば)ユニークだけどどこにでもあるあるな境遇が描かれていて面白かったです。 その反面で「この映画なんなんだ」って思います。 結構シェットでダサい街みたいなことを言っているんですけど地元愛みたいなものを感じるのは お国柄なんでしょうか。 こんな生々しいク××シーンを映画で見たのは初めてです。
[DVD(吹替)] 7点(2016-05-05 23:01:07)
34.  アンチクライスト 《ネタバレ》 
意味不明なんですけど深い感じがします。何となくですが。 芸術性を感じますし、グロテスクな対象に詩的な美しさをもたせています。 自分には関心がもてない話でしたが 嫌いではない感覚です。 この監督にとって観客のブーイングはきっとおいしいことでしょうね、 スタンディングオベーションとブーイングで会場が真っ二つに割れることはラースフォントリアー監督にとっては大成功なんでしょう、きっと。 私にはちょっと感情移入しがたい話でしたので、以前見た彼の数本の作品よりも胸糞悪さは無かったです。 詩的映像表現や静寂の自然描写、音の使われ方、難解さと寓意性などでタルコフスキーっぽいものを感じてましたが、 どうやら気のせいではなかったようです。 それを思うとなんだか荘厳な作品のような気がしてきました。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-16 23:22:47)
35.  ザ・ホード -死霊の大群- 《ネタバレ》 
迫力満点のゾンビ・アクション映画。 「史上最多のゾンビ」が当時の売りだったみたいです。 まぁ、今ではこれ以上のものがあるのですが。 開始から約25分をダラダラとゾンビ無しの退屈なドラマで綴るので、 これでゾンビ最多記録の更新には間に合うの?とか思ったけど。 それを後半で見事に挽回した様子。 まさにゾンビゾンビの大盛況。その盛況っぷりといったら、 「人気ロックバンドのライヴかよ」っていうくらいにゾンビがあふれてました。 これは楽しいw それから、めっちゃ怖いと思った人が実は意外と気の合う奴だった、っていう展開には他の映画で何回ひっかかっても相変わらず驚きます。 てかビルの管理人ウザすぎます。 それにメインヒロインで気張ってる女、意味不明だし最後の最後までフザけ過ぎ。 逆にこの映画で一番最高なのはデブのオッチャン。終始ハイテンションで面白すぎ。 感染速度がとても速過ぎで急展開。 もうこの世界が終ってる感じなので正直いって誰が生き残っても死んでどうでもいいんだけど。 画面が暗くてカメラが速いので「状況が分かりづらい」というのがあると思いますが、それが結構失敗していない気がする。 たぶんホラーやグロよりもアクションや展開を楽しむ映画だったかもしれない。 暗闇と血と格子が凄惨な感じ出てる。恐怖感はあまり無かったかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-18 23:05:57)(良:1票)
36.  地下鉄のザジ 《ネタバレ》 
不思議の国のアリスみたいにぶっ飛んだシュールな映画だった。 愉快なドタバタコメディーで見ていてなんか楽しい。 とにかく普通じゃない。古い映画ではあるが、斬新過ぎる展開には驚かされました。 芸術的だと感じる場面が多い。 少女サジ役が小生意気にも可愛らしくて印象的。 ただし薬でもやってそうな感じが少し不気味だった。 おかしな人々に驚かされっぱなしの映画だった。 追いかけっこが最高に楽しい。 最後のほうの破壊だとか乱闘が理解不能だが面白すぎる。 「食べ物で遊ぶな」っていいたいけど、それを超えている。 観る人によっては日頃の憂さやストレスを吹き飛ばす物凄い作品なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-28 18:07:19)
37.  マドモアゼル 《ネタバレ》 
ちょっとトラウマな感じの残るカルト映画だった。 女教師マドモアゼルの腐りかけた美貌が放つ熟れた色気と、 彼女の不条理かつ理不尽なまでの悪徳がこの作品の魅力だ。 閉鎖的な村ではその悪徳は独自の展開をたどる。 ってか動物が可愛そう。 彼女の悪徳と追尾するかのように少年の内にある性のざわめきが描かれてるみたいで面白い。 それからチェーンソーを持ったイタリア男(少年の父)が肉体美をもってセクシーに描かれる。 このイタリア男の笑い方には何か暗い余韻が感じられる。 イタリア男と女教師の辿る末路の差は、まるで男と女の違いが示されてるみたいだ。 差別、暴力、嫉妬、エロス、人間の醜い部分が森の影でむき出しになるが、 それとは逆にモノクロ映像は時に詩的なまでに美しく幻想的で、それがこの作品を芸術の域にまで高めている。 悪女や女教師に強い関心のある人ならおススメかも。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-28 18:07:07)
38.  ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン! 《ネタバレ》 
面白かったと思う。 コメディが良い感じで、思ってたほど爆笑しなかったけど面白かった。 (あんま僕はこの監督さんの作品とは相性が良くないみたいですが)平均点の高い監督さんなんですね。 前半はよく分かんなかったけど、 殺人鬼らしき影が出てきた辺でワクワクしてきた。 後半から徐々にアクションも増えてきて、コメディにも拍車がかかってきて面白くなってきた。 さらにスプラッタが面白くて、、、走る黒装束の人がクリムゾンリバー2のようだった。
[DVD(吹替)] 7点(2013-05-03 01:11:14)
39.  ベティの小さな秘密 《ネタバレ》 
ベティという少女の視点でみた奇妙な世界。 小さいけど不思議なことが様々。幽霊屋敷、夜の森、父が院長をつとめる精神病院、奇妙な転校生、 それらが絵本のようにメルヘンファンタジーに描かれる。 家族はバラバラになり、ベティの要求は何も通らない。ベティの大切なものはみんな大人の都合で奪われてしまう。 そんな中でベティは自分のために自分の大好きなものを守り抜こうとする冒険。 自分で生きることを決意し、守るものを得たベティはその体験を経て少しだけ大人になったみたいだった。 なんにもないけど日常のごく小さなところに物語はある。 「ミツバチのささやき」や「カラスの飼育」みたいなところもある。 また「ロッタちゃん」「おもしろ荘の子どもたち」のような感じも少しする。
[DVD(字幕)] 7点(2013-04-11 23:56:19)
40.  スマイルコレクター 《ネタバレ》 
 非常に面白かった。 ちょっとタイトルがボーンコレクターみたいだけど。 パッケージはエコールとミネハハの続編みたいだ。 羊たちの沈黙のような良質サスペンスな雰囲気が良いです。 サスペンスを引き立てる寒々しい風景や荒涼とした場面もあって良い。 音楽もエレクトロニカみたいで良かったと思う。 本作の鍵となる笑みを浮かべた少女の死体はあまりにミステリアスで美しい。 これは恐らく映画史上最も美しい死体だ。 その笑みはダヴィンチコードのモナリザの笑みのように謎だ。 物語が終わりに向かって収束するテンションはソウのようだ。 剥製はまるでサイコのようだ。 無数の剥製は何を語るのか。ちょっとだけメルヘンでダーク。 こういった犯人の豪華なゴシック趣味には流石に飽き飽きするが、 ほんのりサイコでミステリアスなサスペンスは非常に面白かった。 ただ、サイコサスペンスにしたらサイコ度は低めかも。 それに「フランス版“羊たちの沈黙”」とかいってるわりには、ハンニバル・レクターのような人物が見当たらなかったのがちょっと残念。  
[DVD(字幕)] 7点(2012-11-29 00:49:33)
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