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おばちゃんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 919
性別 女性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/20084/
ホームページ http://tiaratiara.exblog.jp/
年齢 70歳
自己紹介 前からありましたっけ?[この方のレビューを非表示にする]とカスタマイズできる機能。最近ですよね? 知らないうちに進化し続けてますね、このサイト。また来ようと思います。

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1.  特別な一日 《ネタバレ》 
スリリングな行きずりの官能を描いていると同時に、繊細な情感が漂っている、まさに名作です。 歳を重ね、「ひまわり」の当時より枯れてきた二人の演技は、さらに珠玉。 本当に、ある1日を切り取った、という趣きながら、映画のテーマは深い。 冒頭のシーンで、ソフィア・ローレンの夫が、ヒトラーの演説に興奮して出かける様子が出てきます。この1エピソードでほとんどすべての背景を伝えているところが、スゴイところです。 このレビューはほかの作品に比べ何度も何度も書き直しましたが、いつも稚拙だなあ・・と溜息をついています。 ぜひほかの方のレビューを読んでみたい1作です。切に切に、ご来訪をお待ち申し上げます。 m(__)m  (定価3980円でDVDも出ているようです。決して営業じゃありませんよ~)
[ビデオ(字幕)] 10点(2003-12-08 10:48:34)(良:2票)
2.  ひまわり(1970) 《ネタバレ》 
戦争によって家族が、愛しあうどうしが、引き裂かれていく悲劇を描いた名作ですが、私は、どんなタイプの映画であれ、映画の中の人物像は、その人がどのようにナチュラルに行動し、語っているかが一番気になります。そして本作が素晴らしいと思うのは特にその点です。たとえば。ロシアで奇跡的に命びろいをした夫は、助けてくれた彼女をふりきるようなことが人間として不実であることはわかっていました。彼の切なげな無言の表情が胸を打ちます。でも自分の「本心」が行動を起こさずにはいられなかった。彼自身が本当に愛しているのは別の人だから・・。でも運命は彼らを決定的に引き裂いてしまいました。胸をかきむしられるような痛みがつらく、駅での別れのシーンは、何度見ても涙が抑えられません。ところで。私はある日たまった新聞を整理していて、読み落としていた記事を目にしました。ある教育者一家の家族愛のルポでした。ご長男が太平洋戦争出陣で亡くなり、戦友が遺品を届けに来てくれたそうなんですが、両親は会わなかったとのこと。会えなかった、のでしょう。代わりにご兄弟がお会いになったようです。このエピソードだけ書いてもよくわからないかもしれませんが、戦争の悲惨さというものはそういうことなんだと思うんです。そしてこれは私の想像ですが、ご両親の心情はその戦友の方にこそ一番わかりすぎるほどわかったのではないかと思います。まして気分を害して帰られたということはおそらくなかっただろうと思います。この記事をきっかけに改めて、この映画で、ソフィア・ローレンが帰還兵から夫の消息を聞いたとき、そのことで頭が一杯、というふうだったシーンを思い出しました。大変な思いをしてわざわざ尋ねて消息を知らせてくれた人に感謝の一言もないの?というご意見もありましたが、それはまさに平和ボケといってもいい状況にある私たちの今の感覚がそう思わせしめるのではないか、と感じます。その方の感想を非難したいわけではありません。しかし自戒も込めて思いますが、実感が狭い見方と同義である場合もあるのです。この映画は、砲弾も戦闘も描いてはいないけれど、戦争というものの実相をきちんと描いた、私たちが観続けていかなければならない名作だと思います。折りしも、昭和20年代以降まさかと思っていた、戦地への同胞の派遣が行われました。割り切れない思いでいっぱいです。
[映画館(字幕)] 10点(2003-07-10 20:33:09)(良:7票)
3.  鉄道員(1956)
「ぽっぽや」は「ぽっぽや」と名乗ればいいのに、えーい、腹が立つ。そう言う私はそうよ、中年オバサン。「道」のようにエライ事に気づいちゃうと自分もガックシだから、これは見直すのをやめておこう。重苦しい家族間を癒してくれるかのような末っ子の男の子のかわいらしさが、忘れられません。冒頭シーン、よかったですね。
9点(2003-07-19 01:24:02)(笑:1票)
4.  ニキータ
初期のベッソンはいいのう。なぜこのCOOLさが今はかげをひそめてしまったのかしら? 個人的には8かなと思うけど、平均点が低すぎるから、9をつけたいです。(追記:個人的には、この映画はストーリーを楽しむ作品じゃないんでは?と思うんですけど。孤高に生きていく人間の切なさ、かっこよさを、もっと見てほしいんだよなあ・・)
9点(2003-03-21 05:15:07)
5.  おみおくりの作法 《ネタバレ》 
巷にあふれたダメな邦題よりはよほどいいとは思うのですが、受け狙いで考えに考えた感じもあって、好きか?というと、あまり好きな題じゃない。原題Still Lifeのほうがずっとしっくりきます。一言で表現するなら、「静謐」な映画でした。最後のシーンがいい、という一言が実はネタバレになってしまう映画なので、この一言は禁句にしたほうがいいと思います。知り合いが何気なく言ったこの一言で観に行ったのですが、聞かないでおきたかったなあ、というのが、今の正直な気持ち。ところで、このサイトでの「コメディ」のくくりって、どして!?と思いました。クスッとくるところも確かにありますが、これをコメディとしてくくるのは、私には抵抗があります。→追記:コメディというカテゴリーは外していただけたようですね。単純ミスだったのかな? いずれにしろ、気づいて外してくださった方(管理人さんかしら)、ありがとうございました。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-19 07:36:04)
6.  NINE(2009)
行く前から「伊達男のダニエル・デイ=ルイスが見られりゃそれでええのっ!」と言っておりました。彼の美しい肢体と表情が拝めただけで私は大満足。 でもこの役は彼の今の年齢でギリギリな感じもあって、だからこそ引き受けたんじゃないかしら、と推測。もっと若いときでも年取ってからでも実現しなかったんじゃないかと思う(彼が出てきたラインナップはもっと社会性あるか問題提起となる作品ばかり。本作はスケールは大きくてもテーマは小さい。本来の彼の好みではないと勝手に推測)けど、この役をあのレベルで演じられる人がほかにそういるとも思えないから、やっぱりこの映画は、それだけで「あり」だな、と思うのです。(彼がほんとにそう思ったかどうかはわかんないけど「こういう映画もありだな、今だったら引き受けてもいいな」と思ったんじゃないかと私は思っちゃう) 彼以外のキャストで拾い物は妻役のマリオン・コティヤール。元々好きなタイプだけど、今回は特にいろーんな表情、表現のできる女優さんという思いを強くした。この人、相当に引き出しが豊かそうで、今後がますます楽しみ!
[映画館(字幕)] 8点(2010-04-01 22:19:37)
7.  ムッソリーニとお茶を
秀作。役者がツブ揃い。特にシェールがいい。ゼフィレッリ監督だものねえ、もっと早く信用買いすべきだったなあ、と後から思いました。 笑っちゃったのが、見なかった息子の一言。「あれ、だってヘプバーンでしょ?」だって。 だから見なかった、というのも往年のファンに失礼な話ですが、ティファニーとムッソリーニを間違えたんだってさ。ありえへーん!
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-29 00:06:00)
8.  太陽がいっぱい
やっぱりこの映画が与えた衝撃は、かつての私にとっても大きかったなあ。皆さんが言ってるので芸がないけど、ラストがあまりに秀逸。若者は今の映画を見たほうがいいよ、なんてほざいていたけど、そうすると確かにこういうものを見逃してしまうし、そりゃもったいないか。 
8点(2004-06-14 09:47:27)
9.  マーサの幸せレシピ
中身は、タイトルやパッケージから想像した甘ったるさとはむしろ正反対。ビター味の最後にちょい甘でした。でもこれじゃ、ブラックチョコなのに「まろやかチョコ」という商品名がついてる感じ。もっと中身に合った名前にしてくれよー。まろやかチョコが好きな人は「グエッ」となるだろうし、ビター味が好きな人は、食べ損なっちゃうところだったでしょ! もうまったく、いい加減、バカみたいな邦題はやめてほしいです!!(みかんさんの「プリティ・ブライド」のレビューを読んで、まったく同感! と同時に、私の苦手なギアとジュリアの共演でも、初めて「プリティ・ブライド」・・じゃなかった「Runaway Bride」、見てみようか、という気になりました)あいかん、話を戻します。さて本作はドイツ映画らしくないという評もあるらしいが、そうだろうか? 主人公が自分の幸せを見つけていくプロセスは、日本とかアメリカ映画だったらありえないほどのもどかしさ。ドイツ人気質はさして知らないが、何となくドイツらしいのかなと思う。難点は登場人物の多さを生かしきれてなかったことかしら。昔の家族関係、料理の修行時代をうかがわせるエピソードなどを加えて本人の話にしぼりこみ、主要な登場人物はもっと少なくしてしまったほうが、マーサへの共感を増し、すっきりと見やすかったのでは?と思う。音楽、映像がよかっただけに、ちょっとザンネン。あでも、こんなにデリシャスなキスシーン、ほかではちょっと見たことなかったのを思い出しました。キスがうまくなりたい人、必見です!!・・なので、1点増やしちゃおう。(^^)・・クスクス。かーすけさん、キスはうまくなりましたか? できたらやっぱりほかの人とためしてみてくださいね(^^)。
8点(2003-08-28 11:11:25)
10.  イングリッシュ・ペイシェント
戦争をバックにした大河ロマンとして、ゴージャスな味わいだったと思います。「ただそれだけでしょ」と言われたら、「はいその通り」としか言いようがないけど。ドラマの面白さ、ということで言うと、2つの時系列の物語が交錯している効果がいまいちだったことが惜しい。あの 映画の中での「現在」のお話が何をいいたいのかが、つかみづらかった。あちらのラブストーリーもほんとはなかなかだったんですけどね。 そのために、わかりやすいほうの「過去」の話にばかりスポットがあたり、「ただの不倫もの」に貶められてしまっていることはかなり残念です。とはいえ、私としちゃ、「不倫もの」というレッテルだって、いいんじゃないかと思ってるんですけど。だって、主役二人の色っぽさって、そんじょそこらにころがってはいませんよー。十分に見ごたえがあります。結婚していようがいまいが運命的に出会ってしまう二人、というシチュエーションは昔からロマンものの定番で、立派に一ジャンルです。公開当時だってちゃんとロマン大作として宣伝されていたし、誰だって簡単なあらすじくらいは知ってから見たんでしょうから、「不倫はいけません」という人は、最初から見なきゃいいと思うんだけどなあ・・。
8点(2003-03-20 23:54:51)
11.  ジョニーの事情
ベニーニに深遠な役は似合わない。 「気がいいだけがとりえ」という陽気で優しい役がぴったりです。 運転手をしている彼、なぜか美女に言い寄られ(そうです、いつも一緒に仕事してる奥さんのニコレッタ・ブラスキ)、まんまとはめられてしまいます。 しょぼくてかわいそうな役で、笑い所もけっこう定番の展開ですから、まあ「くだらない」と一刀両断に切り捨てる人もいるかもしれないけれど、私としてはこういうひたむきでかわいいだけのベニーニが好き。 
7点(2004-05-30 20:44:50)
12.  カストラート
見終わった後、ドッと疲れを感じたのを覚えているので、また見たいかというと微妙な気がします。カストラートのすばらしい声、高い芸術性は堪能しましたが、当時から有名なようにこれは合成された声ですよね。本物の彼の声のすばらしさは、それが天性のものであるところによるわけですから、この映画には最初から矛盾した点があるわけです。もちろん現代の映画は、CGをはじめ無数の「合成」によって成り立っているわけですから、それを否定したらほとんどすべての映画を否定することになりかねないでしょうけれど、映画の中で賞賛されているのはまぎれもなく生の歌声であるわけなので、今思うと、手放しで称えるのがためらわれます。見て損のない作品であるとは思いますが・・。
7点(2004-03-24 11:48:10)
13.  ふたりの女 《ネタバレ》 
ソフィア・ローレンが、名作「ひまわり」(70年)と同じく、ヴィットリオ・デ・シーカ監督と組んだ、60年製作の反戦映画。戦時下の、母と娘がたどる運命を描いた、やりきれない、悲しい映画です。ソフィア・ローレンが、母。今回の相手役は、マストロヤンニではなく、 ゴダール作品の常連、ジャン・ポール・ベルモンドです。彼は今ではそういう特定の監督の作品のイメージが色濃いかもしれませんが、けっこう多彩な監督、共演者と仕事をしていました。本作でも、なかなかのハート・ハンサムを演じていた記憶です。二人がたどった運命は実に悲惨で、「ひまわり」以上に苛酷な描き方でしたが、「ひまわり」が音楽に華麗に彩られた作品であることに不満がある方には、本作をぜひお勧めいたします。男は殺され、女は陵辱される・・。戦争を端的に象徴しています。きれいごとは一つもありません。美しい反戦映画からはうかがいしれないものが、ここにはあります。でも、忘れてならないのは、現実はこの映画以上に悲惨だということです。最近の映画作家がつくる戦争物は、私たちの日常から戦争の実感が薄れているのに比例して、絵空事ばかり。そんな中、つらくても目をそむけずにこういう映画も、観てみてほしいものです。ソフィア・ローレンは、本作と、「ひまわり」の出演の経験が、エットーレ・スコラ監督と組んだ「特別な一日」(77年)の、静かですが確かな演技で反戦を伝える名演へと結びついていったような気がします。
7点(2004-01-10 22:50:01)(良:1票)
14.  Mr.レディMr.マダム
こ、このページの、この異常さは何なんでしょう?(笑) 「○○が好き」(変更前のレビューへの投票かとは思いますが)という書き込みだけで(笑:2票)のきのこ様、急にオネエ言葉になっているなるせ様、いつもの理論派をかなぐりすててるSTING大好き様、フシギすぎます~。でも、今テレビでかかっている「北の国から」の再放送をBGMにこれを書いてる私も、かなり異常(しかも場面は蛍ちゃんの結婚式という、チョ~クライマックス!不謹慎、ごめん。)ほんとうに、偶然は残酷だわ~(←これじゃ、つなげたことにならないって!?)。いや、私も少しはマジメになろう。ほんとに本作はなるせ様がおっしゃるように「上質のコメディ」で、STING大好き様がおっしゃっているように手ばなしで「ホントに面白い」といえる映画です。つけ加えたいのは、彼=ウーゴ・トニャッティの伊達男ぶりと、この彼を愛するカノジョ=ミシェル・セローの愛の深さ、その表現のいじらしさ、かな。そこがアメリカのリメイク版とは、大きく違う点です。色っぽさも、さすがフランス+イタリア映画。
7点(2003-12-18 23:04:01)
15.  私生活
本作は、スキャンダラスな女優だったブリジット・バルドー自身を最も投影した作品、と言われていますね。 当時、フランス国内の映画賞もとったとか。 そもそも昔のこの人は、かわいくてセクシーでほっとけないキャラで、マリリン・モンローと双璧の人気だったと言っても過言ではないが、モンローが死によって伝説の人になったのと比べ、動物愛護でヒステリックに叫ぶオバチャンになってしまって、おそらくかつてのファンも離れ、すっかり過去の人になってしまったんでしょう。ザンネン。 でもそれで映画愛好者にも忘れられていってしまうのは、積年の末端ファンは少しさびしい。  本作は、たまたまスターになってしまいマスコミ攻勢につぶされていく、無邪気でコケティッシュな女の子がたどる運命ってことで、BBのかわいさ以外にさして見るところはないかもしれないのですが、ラストシーンのうまさ、きれいさ、残酷さが、なぜか私の脳裏に鮮やかに残っています。
7点(2003-12-18 12:39:04)
16.  ロミオとジュリエット(1968)
レオ+クレアの現代アレンジ版と比べ、こちらのほうが「正統派」と思っている人が多いようですが、本作が世に出たときも実は、「解釈が現代的過ぎる」と賛否両論だったことを思うと、なかなか面白い現象だなあと思います。ゼフィレッリ版のこちらは、役者よりもディテールの凝り方が面白いんですよね。オリビアは確かにキレイだし、とにかくすべてにおいてゴージャスな映像だから、若者の心をおおいにくすぐるし、それが今の時代にも通じるということは、本作がなかなかの普遍的大作になりえたことを物語っているけれど、レオ+クレア版のほうにも書きましたが、人物の造形は間違いなくあっちのほうが、原作のロミ・ジュリを再現しています。少なくともロミオは、レナード・ホワイティングのような、少女マンガに出てきそうな典型的な二枚目がやる必要はまったくなし。無鉄砲な純情なかわいい男の子、というのが正解です。(なんちゃってね、私にとり、中学のとき、親や教師と一緒にではなく、初めて友だちと見に行った映画、というのが本作です。そのときは私だってレナード、かっこええ!と思ったですよ。でもそのあと1~2作出たくらいで、この人ものの見事に沈んじゃったけどね)それともう1つ思い出したことが。私の亭主は当時、何人ものガールフレンドと、それぞれ初めて見るような顔をして、この映画を見に行ったんだと。10年くらい前に初めてその話を聞き、なんと不誠実なやつと一緒になっちまったもんだ!とわが身を嘆いたもんでした。あーあ。・・ま、しかしこの映画は当時そのくらい流行った、というエピソードでした。チャンチャン!
7点(2003-12-12 21:29:18)(笑:1票)
17.  昨日・今日・明日
私と同世代で、雑誌「スクリーン」など読んでいた人にはよく知られていたことですが、ソフィア・ローレンは不妊に長いこと悩んで、妊婦姿に大きな憧れを持ち(「映画の中だけでも・・」・・と言ったかどうかは定かではありませんが、そんなエピソードも雑誌に出ていた記憶あり)、そんなきっかけがあっての第一話だったようです。当時の観客は(女性だけ?、あるいは私の個人的感情?かもしれませんが)、そんな境遇にありつつこういうコメディをかっとばす彼女に、偉大さを見出していたように思います。その後お子さんを一人もうけられ、その方ももうさぞや大人になっておられることと思いますが。
7点(2003-12-09 11:47:33)
18.  大盗賊(1961)
ごめんなさい。「大海賊」と同様、「すっごくおもしろかったー」ということしか覚えてません。ただなぜか、クラウディア・カルディナーレが最後のほうのシーンで、からだを張って恋人のジャン・ポール・ベルモンドを助けるシーンがあったと思うのですが、ストーリーの詳細よりも、そのシーンのクラウディアのボンキュッパのナイスバディーばかりやたらと覚えています。(実は私はオバチャンではなく、オヤジだったか!?)
7点(2003-12-08 10:27:40)
19.  天使の詩 《ネタバレ》 
私が中1か中2のとき(記憶がよみがえってきました・・確か中1が終わった春休みだったような気が・・)にロードショーで見た本作を、クロエ☆さんのお母様は私と同じ年頃に、でもTVの深夜放送でご覧になったわけですね。きっと公開から何年かは経って以降のことですよね。^_^; お母様とさえ世代ギャップがあるとは・・ちとショック! までもそれはさておき。昔、なぜか私の周囲で流行った記憶のあるこの映画。その頃の十代向けの(特に女の子向け)雑誌でキャンペーンしたのではなかったかなあ、と。悲劇の主人公役の少年が繊細な美しさを持っていて、編集者たちがそこに目をつけたんじゃなかろうかと思います。昔の少女マンガの「お目々キラキラ少年」の系譜という感じ。しかし本作は実は子どもや若者向けではない、大人が見るべき映画ではないかと思います。母親をなくした悲しみに耐えながら、父親が病弱な弟ばかりを心配する様子にも耐え、それどころか自分も弟を一生懸命かばおうとする。でもそんな気丈さの裏でこの長男が激しい孤独につらい思いをしていることに気づかない父親。そのコミュニケーションギャップが、ちゃんとしたディテールをもって語られていた・・たった一度、40年近くも前に見た映画ですけど、場の空気、緊張感は、覚えています。でも、終盤の悲劇的展開は、本当にいたたまれない。最近はどの国の映画もある意味で似通ってきてしまっていて、ここまで救いのないストーリーは、作られなくなっていると思います。それがいいことなのかどうなのか。とにかく最近の「どこかには救いがある」ストーリーになれきってしまっている私たちにとり、衝撃の展開であることは確か。原作のタイトルも「誤解」らしいですね。イタリア版タイトルももしかしたらそうなのでは? 私はイタリア語の素養はまったくないけど、「Incompreso」というらしいですよ。公開当時の日本では「誤解」というタイトルじゃヒットしなかったかもしれないけれど、少年のガラス細工のような繊細さを描いた本作に、死を美化するようなこの邦題をつけるとは、よく考えると怒りさえ覚えます。
7点(2003-12-07 22:49:19)
20.  ゴスフォード・パーク
え? これってアルトマンだったんだ! 苦手だと思い込んでいたけど、おもろかったー。ネガティブな方向で何かを思い込むって不幸なことなのね。これもまた教訓の1本となりました。(眠かった「プレタポルテ」、今見たら面白かったりして!? 「わーいい」と思った映画が再見するとつまらなかったりするから、見ようかな。あーんでもまた「リスト」が増えちゃうよー・・)
7点(2003-11-21 00:04:00)
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