Menu
 > レビュワー
 > tottoko さんの口コミ一覧。2ページ目
tottokoさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2012
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : イタリア 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1234
投稿日付順1234
変更日付順1234
>> カレンダー表示
>> 通常表示
21.  エーゲ海の天使
戦争映画だからいつか破滅が訪れるのでは、と身構えながら観たのですが、最後までゆるゆると穏やかなままで終わって嬉しかった。軍曹さんのキャラ好きです。迫りくる飛行機をバックにする人がひとりはいてくれないとね。
[地上波(字幕)] 8点(2011-10-10 17:06:19)
22.  あんなに愛しあったのに
大げさにいうと、この映画から人生を学んだ気がした。一発大逆転も、晴天の霹靂も人生にはないんだな、と。でも確実に励まされたような、肩を抱かれたような、そんな気がした。放射線状に3人が別々の方向へ歩みだすシーン、なぜだか美しくて目の奥が熱くなった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2011-09-21 17:52:56)
23.  黒い瞳
美しくて、哀しい。いいかげんなイタリア男に腹も立たないのはひとえにM・マストロヤンニの愛すべき憎めなさがあってこそ。「君を愛してる。嘘偽り無く心からだ。」この文言に当時ガーン、とやられたものでした。結果嘘になったとしても美しい思い出だけを残してゆく。恋上手。名優マストロヤンニの腕の冴え、鮮烈です。
[映画館(字幕)] 8点(2011-09-21 17:44:09)
24.  レッド・サン 《ネタバレ》 
ネームだけで大迫力な面子。重量級の役者を揃えておいて、軽快な活劇に仕上げているのが素晴らしいですね。 三者それぞれがハマった役に収まってるんですよ、これは脚本の当て書きかと思うほどに。ドロンは小ずるい悪党顔だし、ブロンソンのやんちゃぶりに我らが三船の揺るぎ無さ。 外国人の侍観がよく分かる映画でもあります。武骨で己が信条を容易に覆さない。凛として清潔な三船演ずる黒田は外国人のみならず日本人も憧憬を抱くラストサムライでありました。 その黒田にゴーシュ殺害を翻意させるべくちょいちょいブロンソンが仕掛けるのが可笑しい。黒田の気配察知能力の鋭さにブーツ奪還し損ねて「この辺は蚊が多くて寝れやしない」とごまかしたり。剣術の見事さに圧倒され、じゃあ素手で、となっても体術でも容易く引っくり返されるガンマンの図。笑った。こんなに日本人にサービスしてもらえるとは思わなかった。 小競り合いしながら同行してきたリンクと黒田。男の友情がほとばしるラストは胸熱。泣けました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-04-02 23:36:34)(良:1票)
25.  夕陽のガンマン 《ネタバレ》 
キャラが粒立っていて、台詞と演出が粋。ちょっと無理矢理感のあるストーリー展開でも、人物の魅力で引っ張って行ってくれます。 イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフ、つかず離れずの二人。この頃はまだ若いイーストウッドがリーにヒヨッ子扱いされているのが微笑ましい。かのハットの撃ち合いで気持ちを測る場面は渋くて心ときめきますね。 なにしろ役者の顔が皆良いのでさしものイーストウッドもややかすみ気味。二枚目枠ならば立ち姿も素敵なリーに軍配が上がりますし、ならず者連中の脂ぎった悪人顔の群れったら迫力満点です。特筆すべきは何といってもクラウス・キンスキー。やはりあの顔は凄い。途中退場が惜しまれます。個人的にはこの映画での顔№1でありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-02-20 21:21:28)(良:1票)
26.  鉄道員(1956) 《ネタバレ》 
頑固おやじに振り回される家族の情景。モノクロのしっとりとした質感とイタリアン美女に天使のような子どもの画でちょっと敷居が高くも感じますが、往年のテクニカラーを施して昭和感を出せば向田邦子脚本のドラマのような親しみやすさが一気に出ますねきっと。本質同じだもん。 親父はガンコで、でもそんなに強いわけではなくて。家庭を支えているのはしっかりした優しい母親の方で。そして幼い末っ子はいつも大人たちの秘密を知る立場で、「黙っていてね」と守秘義務を課せられる笑。結局筒抜けになっちゃうんですけども。 イタリア映画の人間ドラマによく見る「俯瞰した姿勢」が本作にも顕著で、人物らは状況を切り開こうと必死に動いたりしないです。なるようになるからね人生は、というスタンスが昔の日本映画の淡々とした味わいにも似ているなと感じます。 ガンコ親父を取り巻く環境は浮いたり沈んだり、ささやかな友人の思いやりが大きく周囲を感化して、ほっとする終幕に落ち着きます。優しい脚本に心なごみます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-01-26 18:22:24)(良:1票)
27.  君の名前で僕を呼んで 《ネタバレ》 
陽光に輝く木々の緑や、石造りの街並みの美しいこと。美形の俳優二名によるラブ・ストーリーは美的センスに関しては非の打ちどころのない小品に仕上がっています。 相手への思慕が止めようもなく溢れ出て、文字通り悶え悩むティモシー・シャラメの繊細な演技は印象的でした。彼はさほど表情筋を使わないのだけど、全身を使って表現を行う役者さんですね。ピアノをふざけた時の大袈裟な腕の振りとか、面倒な来客の際に見せるおどけたステップとか。そしてオリバーを想う時の苦しそうな寝返り。 悲恋の範疇に入るのかもですが、ゲイ・カップルの話にしては、障害の極めて少ないケースでした。かつて見てきた同性愛モノにつきものだった「迫害」がほとんど無いです。なんと両親も公認、さらに驚異的なことに気晴らしにぞんざいに付き合った女友達まで許してくれるとは。ばれたら最後、社会からリンチすら受けかねないとか、家族からの絶望的な目つきとか、そういうヒリついた状況下のゲイストーリーばかり聞いてきたのでこの作品の甘いことにはとても驚きました。もっとも、どんな恋愛パターンでもそうですが周囲からの抵抗値が高い方が、お話が強く激しく輝くような気もしますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-02-05 17:49:57)(良:1票)
28.  ぼくの伯父さん
洒脱で軽快さがいかにもフランスぽいコメディ。チャップリンとの大きな違いは、全編に彩られたオシャレな空気。パリの下町の建物の美しさ、色彩の綺麗なこと。目を楽しませてくれることにかけては、世界一の喜劇王の一連の作品よりも上手です。ヘンテコなモダニズムの極みみたいな社長の家すらアート感炸裂。笑わそうという目的が美術と一致するとは凄い。 ふわふわと他愛のない、いわば新聞の4コマ漫画が次々と展開されている感覚です。”超短編”の連続なので、3割ほど内容カットしても良かったかも。飽きなくて。 親子一緒にイタズラをしかけた体になるラスト、あそこは本当に良かった。伯父さんの置き土産ですね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-28 17:02:30)
29.  サン★ロレンツォの夜 《ネタバレ》 
子供というのは未熟な生き物だ。あの”禁じられた遊び”のなかで墓の十字架を勝手に使ってマイワールドを作っていたように。6才の女の子にとって、戦時は非日常。夜中に村が爆破されるのをどこかわくわくしながら待ったり、財産を消失したおばさんがイヤリングを預けてくれたことで胸が躍ったりする。こういうコドモ感覚、私もかつて持っていた。遠い記憶の中に。 大人の感性で捉えると耐えられないほどの苦痛を、子供の「?」フィルターを通して酷さを緩和しているような描写の映画である。 しかし観賞している私はもう大人なので、あののどかで美しい麦畑で、厳かな聖堂で、何が起きたのか悲しいかな知っている。コドモ側の「イヤリングもらって嬉しい」、「米兵さんは風船をくれて親切」と並行して起きている大人側の苛烈な現実。あまりのギャップに心をどこに置けばいいのかわからなくなった。 少女は母になりわが子に語る。それはおとぎ話のようだけど、内包されたただならぬ事実をその子も長じるにつれて知るのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-07-29 23:38:31)
30.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
画面いっぱいに広がる異国の広大な風景。その圧倒的な空間の広がりは映画ならでは。加えて男女のままならぬ悲恋、歴史の動乱、と長編作の必須事項をきっちり押さえた200分。さすがにおなかいっぱいになったけれど、第一次大戦から革命に至るまでのロシアの市井はとても興味深かった。初めて知ったこともたくさん。 赤だ白だバルチザンだ、と国内大荒れだ。登場人物らがやや情勢に流されっぱなしの感はあっても、致し方の無いことなのかもだ。何しろ前線から帰宅してみれば共産の名の下に自宅が他人でいっぱい(!!)だ。うわうわ。怖気づくのはそれだけではない。苛酷な鉄道の旅。扉を開けたらもう一枚壁がある。氷壁なのだった。それをばーん、と割って汚物を捨てる。この描写の容赦の無いこと。ロシアの大地がどういうものか、身にしみて分かろうというものだ。 しかもD・リーンは、絵画のような繊細なシーンも不意打ちのように入れてくる。陰影に満ちた室内に黄色いひまわり、エルサの城もかくやと思わせる、氷漬けの邸宅。その銀の輝き。 映像監督の手練が全編にわたって発揮され、画の力が恋バナの弱さを補って余りある。ロシア国内での撮影でないとは驚愕だ。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-08-02 00:17:58)
31.  隠された記憶 《ネタバレ》 
うわー、出たーハネケ節。ヒトの心の暗部を突いてくるのが得意な監督だ。観てるこっちもすっかり気分が沈む。すっきり答えを出したりしない監督だと判って観ないと、「で、何!?」と憤慨すること必至。劇場用予告版とかああいう編集はどうなんだろう。 昔の行為の負い目にとらわれて、一人でパニックになって結果無用に人一人を死に至らしめた男。子供の頃にした自己中行為によって派生した罪を一生抱えていくはめになるわけで、監督はものすごく性格暗いと思う。猟奇ホラーかとも思わせる雰囲気を纏っていて、物語の吸引力はハンパない。でもでも、実はそんなんじゃないんだ。ラストカットで現われるあっけない真実。・・監督性格暗いよ。
[DVD(字幕)] 7点(2014-01-20 22:39:52)(良:1票)
32.  永遠のマリア・カラス
カラス役はファニー・アルダン。なんかこう大きくて、ざくざくっと男っぽいんだけども、そのぶんフェロモンも奥ゆかしさ無く全開で迫ってくるものがある。好きです。劇中劇のカルメン、赤と黒の衣装が強烈に似合って、まさに“スター”といった風格。すごい存在感だ。カラスなのかアルダンなのかどっちに魅かれてるのか分かんなくなったりする。どこまで実話に沿ってるのかは分からない。アーティストである以上、カラスが偽りの興行に同意するとは思えないけども、自らを静かに見切ったラストのアルダンの表情は哀しいけど美しかった。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-13 23:57:06)
33.  花咲ける騎士道(1952) 《ネタバレ》 
のっけから、ふざけたナレーションが良いですよね。歴史をおちょくる語りでもって、あ、これはこういうコメディーなんだな、とこちらの観方も定まるし。半世紀も経ってるのに、笑いのセンスが劣化してなくてとても心地よい。加えてJ・フィリップのイケメンっぷり!うわーチャラいなーっ。でも同時に愛嬌と器の大きさも備えてるのがフランスチャラ男の侮れないところ。キラキラ笑顔をまき散らしつつ、軽々と追っ手もピンチも逃れてく。この人の存在がこの優雅なコメディーにぴったり。敵陣の本拠地を占拠する際のあまりの馬鹿な展開も、処刑の時に木の枝がどーん、も、アドリアーヌが王女となって登場!のくだりも、ドリフ世代としては無理なく楽しく受け入れられます。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-07 23:03:19)
34.  セルピコ
アル・パチーノは反社会の象徴みたいな役以外にも、こんな真逆なキャラクターも上手いんだあ、と唸る一作。汚職を糾弾する役回りですもん、人はそれを“正義”と呼んだり、立場が違えば“変人”であったり。一人きりで闘うことのなんと孤独で困難なこと。作中ずうっと思いつめたようなパチーノの瞳が印象的。考えさせられることは多い映画だったけれど、なんかこうお尻がもぞもぞして居ずまいが悪いのは、もしも組織の中にいたら自分も賄賂を断る勇気なんか無いのではないかと自問してしまうからなのかしら。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-04-11 00:12:42)
35.  アパートメント(1996) 《ネタバレ》 
時間軸が入り組んでるわりに、観やすく整理されている脚本に拍手。しっとりと落ち着いた色彩のフランスの街並みにも見惚れます。個人的に、アリスのような女子が超絶苦手なのでマックスが彼女を選んだ(一時的にだけど)のには仰天しました。そしてさらに男の小ずるさ炸裂の、ラストのちゃぶ台返しに二度唖然、と。いろいろ見ごたえあったなあ。
[DVD(字幕)] 7点(2013-03-01 01:07:16)
36.  薔薇の名前 《ネタバレ》 
難解なことで有名な原作に近づく気はなく、もちろんタイトルの意味もさっぱりだけど、映画が見せる世界観に圧倒された印象のある作品。陰気で暗い雰囲気が中世の暗黒っぷりをあますことなく伝えてくる。魔女にせむし男。人を拒絶するかのように石壁はひんやりと冷たくスペインの冬は荒涼として寒々しい。禁じられた蔵書庫は迷宮のようでおどろおどろしい舞台効果満点。死体も期待に応えて(?)グロい。謎解きに加えてキリスト教の宗派争いにも巻き込まれるS・コネリーが毅然としているうえに渋い。陰気パワーに負けない存在感。だけどもあの彼女、食べ物にも事欠く下層民の女があんなに肉付きの良いプロポーションなのはヘンだよなあ。我ながら「そこ?!」とは思うけど気になったので記しとく。
[映画館(字幕)] 7点(2012-05-23 00:36:25)
37.  ニュー・シネマ・パラダイス
アルフレッドと幼きトトの友情に心があったまります。映画を観る幸せがあふれ出してきそうな映画館の描写も好き。点数はすべてこの前半に。どうも私は育ちが悪いせいか他人のノスタルジーに引っ張られない性質なので、おっさんが郷愁に浸っているのを見てもぴんと来ないのでした。運動会で小さい子が走ってるとすぐ泣くんですが。
[ビデオ(字幕)] 7点(2012-04-28 17:05:00)
38.  五月のミル 《ネタバレ》 
初見の時よりも年をとって、この映画を味わい深く観ることができるようになった。我ながら驚き。母の葬儀に集まる親戚一同が見せる人間模様、くっついたりばらけたり、お約束の遺産相続でもめたりとまあ生々しい。でも人間てこんなもんでしょ、とルイ・マル監督のメガホン捌きはさくさく軽やか。折りしも共産支持の暴動が勃発、着の身着のまま逃げ出して、ケンカしてボロボロになって帰ってみれば事態は収束、私事の葬儀も無事終えてみんな帰ってゆく。根こそぎ持っていかれたガランとした邸内で、母の面影と踊るミル。空騒ぎのあとの、この余韻の残し方。緑が美しいフランスの田舎の光景と相まって、しみじみと人生を思う。やっぱり映画も本も、出合うのに一番適した年齢ってあるのだなあ。
[映画館(字幕)] 7点(2012-03-21 00:12:53)
39.  ロザリンとライオン
綺麗 とにかく綺麗。金色の衣装 金色の髪 金色のライオン。 ロザリンの掛け声と鞭さばきにうっとり。ライオンを正面から捉えては引いてくるカメラの迫力に翻弄されて立ちくらみがしそう。鑑賞後十数年たってもいまだに鮮やかな印象です。
[映画館(字幕)] 7点(2011-07-14 01:19:56)
40.  カトマンズの男
半世紀前のフランス映画にこんなに力いっぱい振り切れたギャグシネマがあったとは。なんというか開いた口がふさがらないほどのはっちゃけぶり。海に落ちたベルモンド、なぜかクレーンで吊り上げられたと思ったら船の排気筒に突っ込まれて真っ黒け。コロコロコミックみたいだ。 そんな程度(失礼)のずっこけを撮りに本当にわざわざカトマンズへロケしに行く、その熱量には畏れ入ります。カトマンズはタイトルにあるけれどほんの少しの滞在のみ。むしろ香港の濃ゆい街が目に刺さって金と赤のハレーションを起こしそうです。 ウルスラ・アンドレス、当代きっての人気女優もよく走ってお馬鹿映画を盛り立てています。大笑いはできなかったけど、制作の熱さがひしひし伝わる映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2023-06-18 16:23:55)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS