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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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41.  Bモンキー
多分「トリプルX」の余勢を買って日本公開された、アーシア・アルジェント主演のアクション・ラヴ・ストーリー。凄腕の女強盗・通称Bモンキーが、極普通の小学校教師と恋に落ちるという話。ユマ・サーマンとジュリエット・ルイスを足した様なルックスのアーシアは、ビッチと乙女、大胆と純情を併せ持つ主人公にピッタリ。私もこんな彼女が欲しい。しかし、映画自体は低予算の小品なので、ストーリーやアクションではなく、アーシアの魅力を堪能するだけで終わってしまう。惜しげも無く曝け出した彼女のナイス・バディが本作最大の見所。これは一種のアイドル映画ですネ、5点献上。
5点(2005-01-11 01:11:44)(良:1票)
42.  みんな元気(1990) 《ネタバレ》 
恥ずかしながら「ニュー・シネマ・パラダイス」の何十倍も感動してしまった。本作のマルチェロ・マストロヤンニが近視眼的な人物だとは思いません。息子の一人が「何でも直ぐに見抜く」と言っていた様に、子供達を愛してるが故に、わざと騙された振りをしてきたんだと思います。しかしそれ以上に、妻にも先立たれ、自分も先が長くないことを自覚している老人として、一生を捧げてきた子育てが失敗していたと認めたくない思いが強かったんだと思います。親にとっては子供が年老い、幸せに死ぬまでが子育て。「何をしたかも、刑務所の名前も言うな。いつ出てくるのかだけ教えてくれ」という台詞に、親の持つ無償の愛情を感じました。「子供達はみんな元気だ」とは、自分に言い聞かせる言葉だったのです、8点献上。
8点(2005-01-11 01:11:22)(良:1票)
43.  ブラザー・サン シスター・ムーン
これまたどうなんだろう? 宗教映画と言うよりは、【やましんの巻】さんの仰られる様に、音楽共々ヒッピー映画の側面が強いと私も感じた(↑これって一応ミュージカルなんですか?)。宗教に関心の無い典型的な日本人、そして映画ファンの私には、フランチェスコがどういう人物だかさっぱりと伝わってもこなかった。小作人の一人が言った様に、この宗派(?)の開祖の人達は全員裕福の出。はっきり言って毎日が食うや食わずの人間に、花が美しいとか鳥は自由だとかほざいてる暇は無い。ましてや親の財産を勝手に捨てるなど言語道断。唯の放蕩息子でしょ、この人、4点献上。
4点(2005-01-11 01:10:57)(良:1票)
44.  ひまわり(1970)
戦場から還らなかった夫を待ち続け、遠い異国の地で遂に探し当てた夫の手がかり。しかしそこにいたのは洗濯物を取り込む若く可憐な女。それだけで全てを悟るジョバンナ。戸口からは幼い娘が顔を覗かせ、「ズドラーストヴィチェ」ではなく「ボンジョールノ」と声をかけてくる。生活感に溢れる部屋。枕が二つ並んだベッド。子供を叱りながら忙しなく動く、溌剌とした若い妻。それらは全て、ジョバンナが10年間夢に見続けてきた光景。夫の生存だけを信じて生きてきたジョバンナが、初めて夫であって欲しくないと思った瞬間の再会。居た堪れなくなって列車に飛び乗るソフィア・ローレンに、ただ涙、涙…。ジョバンナを待っていた、寡婦よりも残酷な運命。ひまわりは、あらゆる悲劇の上に大輪の花を咲かせていました、7点献上。
7点(2005-01-11 01:10:35)
45.  悲しみは星影と共に
最近の深夜テレビが初見だったんですけど、ユダヤ人迫害物としては非常に珍しい映画だと思った。多くの作品は大抵ポーランドかフランスが舞台ですけど、この映画の舞台は旧ユーゴスラビア(「旧」と付けなければならないことに、また別の歴史の悲劇を感じる…)。この元多民族国家に於いてもナチスのユダヤ人迫害が行われていたことに、今更ながら全ヨーロッパが巻き込まれていたという認識を新たにしました。そしてまた本作は、自国もムッソリーニを抱えていたイタリア製で、言語も当然イタリア語。これも珍しかった。ついでに言えば、主人公のセルビア系ユダヤ人女性(?)を演じるのは、アメリカ人のジェラルディン・チャップリン(台詞は吹替)。ところで、この邦題と中身は全く繋がらないと思うんですけど…、5点献上。
5点(2005-01-11 01:10:09)
46.  刑事(1959)
哀愁を帯びたアリダ・ケッリの歌声に乗せて描かれる、とある殺人事件の顛末。主題歌「死ぬほど愛して」や当時のハードボイルド調ポスター等から連想される内容とは違って、事件はありふれた強盗殺人、その捜査は淡々と行われ、登場人物の多くは少しコミカルな雰囲気でさえある。印象としては「はぐれ刑事純情派」系の刑事ドラマといった感じでしょうか。従って映画の見所は事件そのものよりも、捜査で訪れる町々のイタリア庶民の生活描写と、劇中一人だけ飛び切り美しいクラウディア・カルディナーレ。という訳で、“amore, amore, amore, amore mio”と口ずさみつつ6点献上。
6点(2005-01-11 01:09:38)
47.  鉄道員(1956)
一般的な鉄道員一家の、それぞれの生活の機微を真摯に描いた名作ホームドラマ。酒好きだけど、仕事熱心で陽気で、でも頑固な父親。貧しさをやりくりし、家族全員に優しい母親。只今自分探し真っ最中のフラフラした長男。昔気質の厳格さに嫌気が差している長女。そして、家族全員のことが心から大好きな幼い弟。多くの方が指摘されてる様に、ここには日本のホームドラマに通じる多くのものがあります。ま、今現在、この日本に一般的な家庭ってものがあるのかさえ怪しいので、今の人が観てどう感じるかは判りませんけど…。それでも観て損は無いと思います、7点献上。
7点(2005-01-11 01:09:19)(良:1票)
48.  自転車泥棒 《ネタバレ》 
う~ん、どうなんだろ? 評論家や歴史家にとってはネオ・レアリスモの傑作中の傑作なんでしょうし、クリアな映像で切り取られた当時のイタリア社会は見応えがありますけど、「面白いか?」と問われれば、私の口からはとても面白いとは言えません。もう、見るに堪えない位に悲惨。生活の糧である自転車の盗難、絶望的な自転車探し、出来心からの自転車泥棒、そして息子の前で取り押さえられる父。肩を落とした親子の後姿で終わる救いの無いラスト・シーンに、この先この一家にはどんな不幸が待っているのだろうと、暗~い気持ちになったもんです、5点献上。
5点(2005-01-11 01:08:56)
49.  ラ・マンチャの男
ドン・キホーテとは、負け戦に挑む愚か者のことでも、現実から逃避した狂人のことでも、もちろんディスカウント・ストアの名前でもなく、高邁な理想に生きた誇り高きラ・マンチャの領主。彼の眼はまやかしの現実を見透かし、その向こうに潜む真実を見抜く。彼の折れた槍や曲がった剣は、腐った日常に首まで浸かった現実主義者(例えば私)の心を的確に貫く。現実、戯曲上の現実、そしてアロンソ・キハーナの妄想という多重構造的ストーリーが呼応し合う物語のダイナミズム、名曲と名台詞の数々、ソフィア・ローレンの大胆な演技と美貌、ピーター・オトゥールの「アラビアのロレンス」以上の名演と、見所満載の傑作ミュージカル。映画版の唯一のマイナスは、アーサー・ヒラーの凡庸な演出か。同じ舞台劇の映画化でも得意のライト・コメディではなく、大胆にもミュージカルに挑むとは、彼自身ももう一人のラ・マンチャの男だったのかもしれません、9点献上。
9点(2004-12-15 00:17:28)
50.  トロイのヘレン
もちろん基本ストーリーは「トロイ」と同じですけど、本作の主人公はパリス。彼とヘレンの出会い、深まる禁断の愛、強大な敵国の后を奪い取ったことへの国中の批判等、「トロイ」では描かれなかったことが過不足なく描かれていきます。大艦隊・大軍勢の映像、城壁攻め合戦シーン等も、半世紀後の作品に全く負けてません。もちろん当時CG等ある筈が無く、ほとんどがセットとエキストラ。これは見応えがあります。しかし、本作で最も見応えのあるものは、ロッサナ・ポデスタ嬢の飛び抜けた美貌。彼女のヘレンは、パリスじゃなくたって連れて帰りたくなるってもんです、6点献上。
6点(2004-11-26 00:13:30)
51.  ピノッキオ
いいんじゃない、実写で「ピノキオ」作ったって。名匠の仲間入りしたんだし、好きなこと出来るでしょ。でもさ、お前がピノキオやるなっ! もうさ、養老院の余興じゃないんだからさ、周りまで同年代で固めなくてもいいじゃん。ホントにこんなんが本国じゃ大ヒットだったの? それって日本で言うと「デビルマン」が大ヒットしちゃった様なもんじゃないのかなぁ(しかも不動明に小林旭、飛鳥了に宍戸錠、牧村美樹に吉永小百合、シレーヌには浅丘ルリ子の神をも恐れぬ配役)。ところで話は変わりますけど、ニコレッタ・ブラスキが出てくる度に、木村奈保子に見えてしょうがなかった。いつ「あなたのハートには何が残りましたか?」と聞かれるかと思ってハラハラしたよ。ま、その時は「寒気だよ」と答えるつもりでおりましたが…、2点献上。
2点(2004-11-18 00:07:20)(笑:1票)
52.  ただいま
被害者家族であると同時に、加害者家族でもあるという非常に難しい設定を、確かに描ききれていないとは思いましたが、中々考えさせてくれる映画だと思います。ところで、私はあの美人の主任さんは無神経なのではなく、単にランの事情を知らなかっただけだと解釈してます。まだ若いから余り古くから着任してるとは思えないし、ランの罪状と刑期だけは業務上知っている、純粋に親切な人なのです。でなければ、この複雑な事情を抱えた人間を、最初から家族の元に送ろう等とは思わないでしょう。また、彼女がいなければランも家に帰ることはなかった筈です。だから、この主任さんこそ家族に融和をもたらした天使なのです。だから美人が演じているのです(ブスの天使じゃ絵にならないですから…)。ということで、6点献上。
6点(2004-10-22 00:05:00)
53.  五月のミル
1968年の五月革命を背景にしながら、その熱気から遠く離れた田舎の屋敷で、遺産分配にドタバタしている家族を描いたコメディ映画(確信はないですけど、これも舞台劇の映画化でしょうか)。本作で私が何よりも気になったのは、この人達の恋愛バトルロイヤル。この近親浮気がサラッと粋に描かれてるのは、正にフランス映画ならでは。やがて感心も関係もなかった「革命」にも翻弄される家族達。しかし革命自体と同様に、最後は家族の関係にも全く劇的な変化は訪れず、それぞれが日常へと散っていく。これもまた、家族の絆の一形態を描いていたのでしょうか? 6点献上。
6点(2004-10-13 23:14:12)
54.  一票のラブレター
反目し合う男女が旅を通して惹かれ合っていくという典型的なロード・ムービーのスタイルを採りながら、そこで出会う人々が形作るのはイランの現実。必死になってデモクラシーを捲し立てる女の子が直面する、地方が抱える近代化との軋轢と宗教の壁(同じ国の同じイスラム教徒ですら、これだけ説得が困難だとすると、彼らは他国の異教徒の話なんか絶対に聞かないでしょうネ)。でも、映画の時間はほのぼのと過ぎていきます。ラストに忽然と現れる軍用機のシーン等、ビジュアル・センスも抜群(こういう長回しなら大歓迎)。ところで、最後のあれは「ラブレター」だったんでしょうか。島の全員の説得に失敗した女の子が唯一宗旨替えに成功した人間が、このガチガチの兵士だったんじゃないですかねぇ…。ということで、6点献上。
6点(2004-09-14 23:15:15)
55.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
やたらめったら色々なバージョンがあるようですけど、私が観たのはこれ。「オリジナル・バージョン」というのが、その名の通りフランス公開のオリジナル版だそうですけど、オリジナルも何も、大体この映画は何語で撮られたんですか? 私が観たのはフランス語吹替版ですよ(私は日本語吹替以上に気になりました)。ということで、やけに長い「完全版」ですが、所々に顔を出すリュック・ベッソンの馬鹿映画らしさが作品の質を落としてる様な気がします。この人、どんな題材でも真面目な映画は撮れないんですね。本作もフランスのアート系作品の様に評されることが多いみたいですけど、どっちかと言えばタランティーノの作風に近いんじゃないでしょうか。これを観れば、後のベッソン作品にも合点がいくってもんです、6点献上。
6点(2004-09-12 00:04:07)
56.  欲望(1966) 《ネタバレ》 
“Blow-up”の原題通り、どーでもいい人間のどーでもいい日常が無限とも思えるほど引き伸ばされた前半(つーか、ほとんど全編)がとにかく苦痛。「サスペンス」にしたって、それらしくなるのはほぼ終盤。ラストは見えないボールを使ったテニス、そしてそこから聞こえてくるボールの音。遂には主人公自身も消えてしまう。これは観客に判断を委ねるって言うよりは、主人公と一緒に製作者も逃げ出してしまった様にも感じる。自分の理解を超え、良し悪しの判断がつかない場合は通常5点を献上してるんですけど(この採点基準も我ながらどうかと思いますが…)、これも自身には良し悪しの判らない映画でした(この邦題も良く解らん)。しかし、これだけははっきり言えます。これはもの凄くつまらない映画です、2点献上。
2点(2004-08-19 19:38:22)(良:1票)
57.  夜風の匂い 《ネタバレ》 
いかにもフランス映画らしいフランス映画。本作を理解するにはフランス人の感性が必要だと思われ、従って日本人の私には今一つ良く解らない映画となってます。登場人物は三人のみ。金持ちの有閑マダム、彫刻家のアシスタントをしているその若い愛人、そして全共闘世代の建築家。最初は老齢に差し掛かった女の情念みたいなものの映画かと思ったら、愛人の方の生きることの悩みみたいなものにテーマが移り、最終的には寡黙な建築家の自殺で幕を閉じる。三者三様の物語を語り、そこに共通点は無い。一種のオムニバス映画の様な感じでした、4点献上。
4点(2004-07-09 16:14:06)
58.  パッション(2004)
ローマ法王が「極めて正確だ」と述べたとか述べないとか。地獄行き決定の無神論者の私には正確かどうかは判りませんが、「極めてリアル」には感じられました。まず、歴史物でいつも違和感を持っていた英語を排したことが大きい。そして描写にも容赦の無かった鞭打ち(この辺は「ブレイブハート」にも被る)。「ここまで見せる必要があるのか?」という問いももっともだと思いますが、ここには底無しの寛容と底無しの残虐、つまり人間が描かれていると思います。全人類の苦役がこの程度のことでは軽過ぎると思ってしまった罰当たりな私は、もちろんキリストのパッションを感じることは出来ませんでしたが、代わりにメル・ギブソンのパッションはひしひしと感じました。それにしても、手の穴だけがどうして残ってるの? 6点献上。
6点(2004-07-03 22:39:53)
59.  マーサの幸せレシピ
確かにこの邦題から私が受けたイメージと実際の中身には相当な乖離があった。しかも神経質でカウンセリングを必要とし、「食べることが嫌いな」、そして多分「食べてもらうことにも喜びを見出せていない」女性シェフ(腕は良いらしい)が主人公ときては、親を亡くしたとはいえ四六時中ふて腐れた子供共々、そこに私を幸せにしてくれるレシピなど見つかろう筈もない。本来ならリナと交わることにより、人間として、女として、そして料理人として一皮も二皮も剥けていくマーサを描くべきなのに、どうも彼女に成長は見られない。彼女の出したラストの結論にも私的には疑問です、5点献上。
5点(2004-05-25 23:09:02)
60.  スウェプト・アウェイ
例によって私、「流されて…」は観てません。で、本作の印象ですが、序盤の演出はいつものガイ・リッチーらしい編集から入ってきますが、物語が進むに従い彼らしさは影を潜め、徐々にマドンナのプロモーション・ビデオ風に演出が変わっていきます(1ヶ所だけあるステージ・シーンのマドンナは本編とは別人の様に魅力的ですが…)。物語に抑揚が無く、演出に抑揚が無く、出演者の演技に抑揚が無く、テーマの割に過激な濡れ場さえ無いので、本当に退屈でつまらない映画になってます。これがガイ・リッチーの限界なのか、それともマドンナの尻に敷かれた所為なのか…、2点献上。
2点(2003-12-29 21:57:19)(笑:1票)
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