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The Grey Heronさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2686
性別 女性
年齢 61歳
自己紹介 映画は生きる糧のひとつであり、心の拠り所のひとつ。

さらに、
笑わされ、叱咤され、癒され、
映画は掛け替えのない友でもあります。

当サイトに於いて21年目を迎えさせていただきました。
管理人様のご尽力、作品とレビュー多くの出会いに只々感謝です。

今後ともお付き合いの程、宜しくお願い致します。



                                    

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41.  ヴェニスの商人 《ネタバレ》 
パチーノとアイアンズの共演。自分にとっては夢の共演です。圧倒的な存在感はさすがです。夢のひと時を堪能出来、大満足でした。興奮冷めやらずの状態で、今日の所は取り敢えずここまでで・・・・箱を選ぶ時の思慮深さにうっかり騙されそうですが、自堕落な生活を送るぼんくらバッサーニオの厚かましい願いを聞き入れ、借金を申し込み、常識外れの証文であっても、甘い見通しを根拠に応じたのはアントーニオであり、証文通りの要求をするシャイロックに非は無いのです。ユダヤ人であるというだけで、ゲットーに押し込め、蔑むという慈悲のかけらもない行為をしておきながら、その相手に慈悲を乞うとは何事かと思います。 シャイロックは、鬱積した怨念を晴らそうとしますが、証文の盲点を衝かれた途端、要求を取り下げてしまったのは、刺し違えても言うまでには至らなかったようで自分としては、残念に感じました。財産没収はまだしも、改宗を命じるとは、驕るのも大概にしろと言いたいです。指輪の件もぼんくら振りを心配しての事かも知れませんが、執拗過ぎて不愉快でした。パチーノのぶすぶす燻り続ける怨念が裁判で一気に燃え上がる様子、アイアンズの破滅を覚悟するも、命の炎が細くなって行く事を怯える様子、共に圧巻で絶妙なキャスティングです。原作を読んでいましたが、見ごたえのある作品でした。未読の方は、読む前に鑑賞される事をお薦めします。
[映画館(字幕)] 8点(2005-11-09 19:56:35)
42.  穴(1960) 《ネタバレ》 
無実の罪でなく、刑務所内で虐待された訳でもなく、犯した罪を償う責任を果たす事から逃れたいという身勝手な理由で練られた脱獄計画。最初は、あの手この手で知恵を絞って成功にこぎ着けようとするも結局は失敗、その原因は何か?の興味津々で観ていました。五人の知恵とチームワーク、特に砂時計を作る件には唸らされましたし、頭だけでなく力ずくでひたすらに穴をあけ続ける姿に成功させるという強い意志を感じました。あの異常な程の音は彼らの意志を表していました。ガスパールの描かれ方が絶妙で、裏切る、裏切らない、どちらにもとれて、もしかしたら成功するのではと次第に手に汗握って観ていました。鏡に映った光景は思わずアッと口走ってしまった強烈さでした。裏切り行為は情けないといえばそうですが、ガスパールと寝起きを共にしながら察知できなかった己の不明さを棚に上げて、目くそが鼻くそを笑うように感じました。署長もそう思っているのではないでしょうか、彼らより何枚も上手だったようで、やはり最後の一歩を踏むことは難しいようでしたね。
8点(2004-10-20 20:55:26)
43.  セルピコ
不合理だと誰もが理解しながらも決して口には出さずまとまっている組織の中にあって、筋を貫き通そうとしたセルピコ。仕事の実力、何事にも動じない精神力、信念、共感して協力してくれる者が無いと出来ない事ですね。理想を言うと、組織の為を思うなら、ヒラ刑事の現在は出来る限り我慢して、一日も早くトップになってやりたい改革をやる事だと思いますが。彼女はセルピコのもとを去っていきました。試練に見舞われた時、相手が自分と同じく苦しい事を分かろうともせず、自分の苦しみだけを喚きたてるというお馴染のシーンが繰り広げられ、ラスト、セルピコの側にいたのがアルフィのみだったのは寂しかったです。
8点(2004-07-01 05:38:55)
44.  ニキータ
『アサシン』と二日続けて観たけれどこちらのほうが少し良かった。アンヌ・パリローの華奢だけどよく鍛えられている締まった体と野性味のある顔が役にはまっている。映像全体のなんとも言えない雰囲気とせりふのひとつひとつにリアルさを感じ、ラストのニキータとマルコ、ボブとマルコのシーンはこの上ない切なさが漂っていた。
8点(2004-02-28 07:49:50)
45.  モン・パリ 《ネタバレ》 
「人類が月面を歩いて以来最も重要な出来事」原題が示すのは男性の妊娠。いくら何でも無理筋な展開ですが、マストロヤンニ、ドヌーヴ、同僚達が受け入れている姿に白けること無く観続けられました。国宝級の美男美女の二人は超一流の役者だと実感。ほんわかコメディの中にも、中絶・性転換の件や最近ハマっているゆっくり解説動画に出てくるような「長期に亘る加工食品の摂取でホルモン分泌がおかしくなった」件と言った風刺も感じます。 そんなこんなで当然と言うべき結果となりましたが、そこから結末までが素晴らし過ぎ。超前向きな姿は、世間体にこだわる事が愚かであるのを痛感させられました。
[インターネット(字幕)] 7点(2024-04-08 01:15:49)
46.  ロベレ将軍 《ネタバレ》 
藁にも縋る思いの家族から金をまきあげてはバクチですってしまうバルドーネ大佐(大佐であるわけないと思ったら案の定)の火の付いたおが屑のような一言一句の嫌らしさときたら。ヴィットリオ・デ・シーカの達者な演技に仰天します。彼をロベレ将軍に仕立て上げるミュラー大佐(こちらは正真正銘)の一分の隙もない出で立ちと言動に惚れ惚れ。 愛国心に目覚めて迎えた誇り高い最期はイタリア国民を鼓舞していますが、私的に最後までクズのままで哀れな最期を見たかったところです。実話というのが驚きの見応えある良作でした。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-06-24 03:13:15)
47.   《ネタバレ》 
フェリーニ作品に腰が引けるのですがリチャード・ベースハート出演に釣られて恐る恐る鑑賞。 心配は杞憂に終わった良作でした。詐欺師3人一体となっての騙しの手口で貧しい人々のなけなしの金を巻き上げるのに血圧計が振り切れる。外道生活から抜け出すべく後戻り出来た妻子持ちで若いリチャード・ベースハートと出来なかったブロデリック・クロフォード。48歳が強調されておりましたが、一回り上の私はどないなるんや! しょんぼりします。 救いの無い結末ですが因果応報、止む無しなのでしょう。 私的には「道」>「崖」≧「カビリアの夜」であります。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-26 16:12:24)(良:1票)
48.  ゴールデン・ハンター
NATO将官でありカサノバ気取りのアンドレア。不能を自覚し精神分析医から生命に危険が及ぶ強烈な刺激が無いとコトに及べ無いという診断を受け、それならば、と色事に励む艶笑コメディ。ウットリする超二枚目のマルチェロ・マストロヤンニが伸び伸びと三枚目を演じるのは何処を切り取っても絵になる姿でした。お相手の女性陣も皆お美しく、鮮やかなオチも含めて楽しめた作品です。 演出なのか国民性なのか裁判における全員のけたたましさにアングリしつつも大笑いでありました。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-22 00:55:13)
49.  危険な関係(1959) 《ネタバレ》 
子宮でモノを考えるジャンヌ・モローのゲスい事この上なく。類は友を呼ぶジェラール・フィリップ。 外ヅラのみ上品な極悪ゲス夫婦に罰が下るのを待った甲斐があった結末。 ジャン・ルイ・トランティニャン、ジェラール・フィリップが同じフレームに収まっているお宝映像に加点。 本作がジェラール・フィリップ遺作というのに、当時のファンの無念さが想像出来ます。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-12-09 13:31:38)
50.  オフィサー・アンド・スパイ 《ネタバレ》 
敬愛するポランスキー監督作と言うことで駆けつけました。 ドレフュス事件は「ゾラの生涯」で知っていましたが、その作品では描かれていなかったピカール中佐が本作の主人公。 ドレフュスの濡れ衣を晴らそうと奔走するのですが、ユダヤ人への蔑視を持ち友愛も無く実務者として間違った事は認められない、長いものに巻かれないドライな姿でやるせないラストに薄ら寒さが。一方で、裁判での「ブラボー!」小躍りする場面を初めとした権力者の横暴さとユダヤ人への憎悪を剥き出しにする市民の洗脳煽動される姿は力をこめて描かれており、監督は何を表そうとしたのか。 もう一つのお目当てマチュー・アマルリックは出番少なく肩透かし。 中佐の不倫相手を演ずる監督夫人エマニュエル・セニエも何だかなぁといったところ。 ポランスキー印の重厚な映像に加えて、劇場鑑賞だったせいもあるのか、音、に迫力があって、ドアが閉まるという何気ない音にも惹かれるものがありました。御大の次回作も観たいですね。
[映画館(字幕)] 7点(2022-06-29 01:27:56)
51.  夜ごとの美女
無気力なヘタレ男が夜な夜な夢の中でドラマチックな世界に浸る、アホみたいな話であってもジェラール・フィリップと美人女優さんの絡みは絵になりアホさ加減が薄まるのが不思議。彼を取り巻く友人達が味わい深く、けたたましい音に市井の人々の生きる力を感じました。遊び心溢れるしなやかさと芯の強さを見た良作です。
[DVD(字幕)] 7点(2022-04-29 21:12:21)
52.  相続人(1973)
スーツ姿がビシッと決まったジャン=ポール・ベルモンドの立ち居振る舞いに惚れ惚れ。先代父親の死因に迫る展開が雑で曖昧で興に乗れず仕舞い。音楽に聞き覚えがあり、過去に観ていたのかもしれません。
[映画館(字幕)] 7点(2021-12-27 23:47:14)
53.  大頭脳 《ネタバレ》 
天才と言われ澄ました顔していても何処か抜けているデヴィッド・ニーヴン、トニー・モンタナのような妹を溺愛するガサツなイーライ・ウォラック、全編トホホ顔のブールヴィル&超お気楽ジャン・ポール・ベルモンド。現金強奪に於ける個性溢れる三つ巴の争いで最後に笑うのは誰かという展開ですが、観ているこちらが笑いっぱなしのドタバタコメディでした。この手の作品におけるお決まりな宙を舞う札束ももの凄い量で爽快です。ニーヴンとベルモンド直接の絡みがほぼ無かったのが残~念~なところですが、 製作時においてフランス映画史上最大の製作費をかけたという力作且つ快作で十二分に楽しめました。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-29 23:35:03)
54.  大盗賊(1961)
金持ちから奪う義賊のようでありながら山賊には違いないのでいくら格好つけても・・・・・この部分を封印出来れば楽しめるかと思われる活劇の快作。オープニング音楽に「あっ、これは!」すぐに分かったジョルジュ・ドルリュー、毎度の事ながらこれから始まる物語が素晴らしいとの確信でワクワクさせられます。安定のかっこよさを見せつけるジャン・ポール・ベルモンド、渋~いジャン・ロシュフォール、噛ませ犬キャラが光るマルセル・ダリオ、それぞれ輝いていました。そんな彼等を霞ませてしまったのがクラウディア・カルディナーレでため息の出る瑞々しさでありました。
[DVD(字幕)] 7点(2021-08-09 22:05:36)
55.  大追跡(1965) 《ネタバレ》 
オープニング音楽に、子供時分の旅行で電車が動き出した時のワクワク感が浮かびました。流石名匠ジョルジュ・ドルリュー。撮影アンリ・ドカエに、刑事もの?ギャングもの?音楽と合わないなぁ?本編始まって直ぐの接触事故でバラッバラになった車と当事者同士の掛け合いにコメディ作品だとわかりました。この二人、私は知らなかったのですが、フランスで知らぬ者無い喜劇役者というのが納得の存在感で、プッ、クスクス、アハハハ、ア~ハッハ~、大小取り混ぜて笑わせて貰えました。フランスならではの哲学的な台詞も印象的な2人の女性とのロマンスも盛り込まれた展開結末はお見事。あ~面白かった~、芯から楽しめた快作です。1965年度フランス興行収入第1位獲得も納得です。
[DVD(字幕)] 7点(2021-07-09 15:49:22)
56.  ブラザー・サン シスター・ムーン
初見。後悔しか浮かんで来ない過去、澱みきってくたびれ果てた現在、希望が浮かんで来ない将来。 この歳で観た本作に心洗われる思いです。 とりわけ歌に。 贅を極めた聖職者の頂点たる教皇(アレック・ギネス)の神に仕える初心を思い出したかのような振る舞いは、重みがあるシーンでした。 心の拠りどころの一つとなる秀作です。
[DVD(字幕)] 7点(2021-03-29 15:41:16)(良:1票)
57.  海を飛ぶ夢 《ネタバレ》 
ラモンの一言一言から滲み出る聡明さに唸らされます。そんな彼だからこそマヌエラを始めとする家族に感謝の気持ちを一言も残さない事に許せないというか幻滅です。車を見送るマヌエラの万感こもった姿に泣けてしまいました。35歳というのが信じ難いハビエル・バルデム円熟の演技に+5点。
[DVD(字幕)] 7点(2020-10-16 01:18:05)(良:1票)
58.  ドリアン・グレイ 美しき肖像
原作未読、初見。ヘルムート・バーガーは目鼻立ちが整っていますが、ハッとする程美しいとは思えません。彼を退廃の蟻地獄に引きずり込むハーバート・ロムが絶品です。抑揚に欠ける展開で退屈する中でのラストの肖像画の強烈さに初めて目が覚め、最初から物語を思い返したところです。
[DVD(字幕)] 7点(2020-09-02 01:56:33)
59.  幸福なラザロ
1980年にイタリアで起きた詐欺事件を元にしたという本作。 ???な内容であえなく寝落ち。後日気を取り直しての再見で?の部分が理解出来、更に再見で無私について考えさせられる事となりました。聖書に造詣ある方でしたらスッと入り込めるのかもしれません。私利私欲で劣等感やストレスに苛まれる事を思えばラザロの生き様は幸福と言えるのでしょうが、凡人の私にはたどり着けない境地であります。見た目が冴えないラザロですがその澄んだ瞳に、聖人というのは彼の様な普通な人物なのかもしれないと思わされました。良作です。
[DVD(字幕)] 7点(2020-01-05 00:04:46)
60.  陽気なドン・カミロ 《ネタバレ》 
イタリア田舎町を舞台に幼馴染である共産主義者の町長と反共の神父の喧嘩するほど仲がいい関係を軸に、保守VS共産、地主VS小作といった当時のイタリア世相を映し出しています。神父にあるまじき言いたい放題で腕力に物を言わせる豪快さにあっけにとられ、キリスト像と交わす会話に笑わされ(審判買収の件は大笑い)、持ち合わせている熱い人情に胸熱にさせられ、ドン・カミロ神父は忘れ難いキャラクター。対する町長も劣らぬ味わい深いキャラクター。保守・共産それぞれに見送られるラストは監督らしい演出で余韻が残ります。
[DVD(字幕)] 7点(2019-04-29 01:32:26)
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