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sayzinさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2394
性別 男性
ホームページ http://sayzin.tumblr.com/
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21.  死ぬまでにしたい10のこと
(何故か長くなっちゃった…)  極端に社会経験の乏しい若い主人公の行動を一概には非難しませんが、私から言わせて貰えれば、どれもこれも「23歳の小娘の思いつきそうなこと」でしかない。劇中、彼女は娘達のことも含めて、一度たりとも他人のことを考えません。全ての行動が自己満足の為だけ。死期の迫った人間が自己中なのは許しますけど、映画を如何にも綺麗事として作ってあるのが気に食わない。クローズ・アップばかりのドグマ風カメラ・ワークも鬱陶しいだけ。それに浮気相手が、何で女に逃げられていつまでも呆けてるイケてないヘタレ野郎じゃなきゃいけないんだ? 夫以外なら誰でも良いのか?(なら、俺んトコに来い!) 「君は僕との生活で一度も不平を言ったことが無かった」と能天気な旦那は言いますが、彼女自身も気づいてなかっただけで、腹の中では不平不満が渦巻いてたんだと思う。あと、“My Life without Me”というのは彼女が死んだ後のことではなく、彼女の生きた23年間を表してるんだと感じました。それにしても驚いたのは、大して話題作だったとも思えない地味な少女趣味的ミニ・シアター系映画に、既に130のレヴューが並んでたこと。ファッション雑誌か何かで芸能人が薦めたりしたのかな…? 4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-02 00:03:24)
22.  スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする
最初っから狂人の主観で物語が進むので、何が起ころうとここに驚きは無い。中盤辺りでラストも簡単に想像がついてしまいます。それに原因も結果も無く、唯「精神疾患の男がこういうことをしました」というだけの内容では話も面白くない上に、はっきり言ってこの映画を観る意味すら無いと思う。従って本作は「衝撃のどんでん返し」等を期待するのではなく、正に狂気の雰囲気だけを楽しむ作品。しかし雰囲気を楽しむにしては演出が落ち着きすぎです。題材的にはデヴィッド・クローネンバーグよりも、確かにデヴィッド・リンチに向いていたかもしれません。そんな訳で、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-12-02 00:03:01)
23.  太陽の雫
ハンガリーの辿る目まぐるしい近代史(てか、本作が目まぐるしいだけか?)を、三世代を演じたレイフ・ファインズが駆け抜けていく。本作が3時間を費やして描くのは、如何に体制が変ろうとも決して変わらぬ人の愚かさと、ユダヤ人迫害の歴史。社会が右に行こうと左に行こうとやることは全く同じ。それは、左右どちらも「敵」がいないと成り立たない体制だからです。そして最終的には、いつもユダヤ人が敵に仕立てられる。これこそが何千年もの間、脈々と続いてきた差別構造。ユダヤの名前を取り戻した子孫が平和な生活の得られる社会を、我々は築けるのでしょうか…。確かに大河ドラマとしての重みには欠けてる様な気もしますが、その分、この手の映画としては非常に観易くなってるので門戸は広いと思います、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-15 00:17:24)
24.  ワンダーランド
伝説のポルノ男優ジョン・ホームズが関わったとされる、1981年7月に起きた「ワンダーランド通り殺人事件」の顛末を描く実録映画。私はホームズの凋落を辿る一種の伝記モノを期待したんですけど、映画は既に彼が落ちぶれた後に関係した麻薬絡みの事件だけを扱っています。登場するのは社会の底辺で麻薬に溺れたお馴染みのチンピラばかりで、事件自体も正に「ありふれた事件」。真相がどうであろうと、そこから悲哀を感じることも出来ませんでした。意外にも演出はドキュメンタリー・タッチではなく、今風のカット割や合成、そして効果音等を駆使してありますが、脚本はもう少しミステリー色を強調しても良かったと思います。それにしても、キャリー・フィッシャーとリサ・クドローの老けっぷりが凄かったなぁ…、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-11-02 00:02:51)
25.  ベルヴィル・ランデブー
眺めてるだけで十二分に楽しい気持ちにさせてくれる、オリジナリティ溢れるフレンチ・アニメーション。素朴でレトロでありながら、奇抜にデザインされた世界が、デジタル技術によって細かく丁寧に描かれてます。私は導入部の時代の流れの表現でいきなり魅了された。丘の上の一軒家が発展する街に飲み込まれ、鉄道高架が無理矢理その家を傾ける。それでもおばあちゃん達の日常は変わらない。これこそ現代社会のカリカチュア。人間離れした姿形と動きを見せるおばあちゃんと三つ子も、台詞が全く無いにも関わらず凄く魅力的(ツール・ド・フランスはおばあちゃんが出た方が勝てるんじゃないか?)。とにかく、世界観構築の見本であり、キャラクター・デザインの手本であり、アニメ表現の基本がここにあります、7点献上。
[DVD(字幕)] 7点(2005-10-18 00:04:19)
26.  ランド・オブ・ザ・デッド
「夜」に生まれ出でたる生ける屍達が、「夜明け」を迎え、「白日」の下に集い、「大地」を埋め尽くす…なんてことを想像してると、かなり裏切られます。昨今のゾンビ・ブーム(?)の追い風に煽られたのか、満を持して登場した本家本元ですけど、仕上がりはアナクロニズムに溢れた、まるで80年代のB級映画みたい。この方もジョン・カーペンター同様、全く変わってないんですね。流石に元祖だけあってカニバリズム描写は他の追随を許しませんし、込められた社会風刺も解らなくもないですが、基本ストーリーはスケールも小さくて陳腐この上ない。ファンには嬉しくあるかもしれませんが、ロメロに思い入れの無い人やB級慣れしてない人にはお薦めしません。そんな訳で、“George A. Romero's”の冠に敬意を表し+1点、5点献上。
[試写会(字幕)] 5点(2005-08-26 00:33:00)
27.  アララトの聖母
(ちと長文) 前年度には、やはりトルコ軍の悪逆無道振りを描いた「ダスト」という映画も作られており、どうにもここ最近のこれらの作品には、トルコのEU加盟に反対する政治的匂いを感じる。我が国が国連常任理事国入りの運動を活発化させると、中国・韓国が反日運動を活発化させる様なもんでしょうか。何千年も昔の遺恨が原因で戦争してる所もある位ですから、高々百年足らずの過去の恨みを忘れられないのも理解できます。しかし特定の民族が残虐なのではなく、イスラエルやチベットを見てみれば、かつての被害者であるユダヤ民族も中華民族も同様に残虐なのは明白。要するに、人間という種が残虐なのです。私としてはその部分こそ重要。製作サイドはトルコに対し、アルメニア人虐殺を認めさせたいのでしょう。「事実」を劇中劇という形で提示し、麻薬密輸容疑者の話を「信じる」という行為から、自分達の訴えを無条件で信じて欲しいという気持ちは窺えます。では、それを信じたとして、南京大虐殺を認めたとして、彼らはその後の関係をどうしたいのか? たぶん千年後も同じ問題が持ち出されることでしょう…、5点献上。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-26 00:09:00)
28.  逢いたくて(2002)
邦題に「逢」の字が使われてる場合、ほぼその映画は「めぐり逢い」をモチーフとしてるのかな?(原題は「もっと楽園に近づく」って感じ?) 本作も例外じゃありません。遥か昔の恋人が忘れられず、足繁く映画館に通っては「めぐり逢い」を観て、映画の様な再会を夢見てる初老(と言っても差し支えないですよね)のご婦人が、仕事先のニューヨークで遊び人風(「マディソン郡の橋」風?)のカメラマンと出逢う話。その恋人の存在が最後まで曖昧なままなので、これこそ「まぼろし」というタイトルが相応しい気がします。恋人の存在同様、主人公のディティールも曖昧なままなので、なぜ彼女が他の男を毛嫌いし、昔の恋人に執着するのかも解らない。もっと言えば、このカメラマンは何が良くって主人公に惹かれたんでしょう? 3点献上。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-08-16 00:09:33)
29.  キルスティン・ダンストの大統領に気をつけろ!
ディープスロートの正体が明かされた今となっては、本作の陳腐な設定が益々陳腐に見えてしまいますけど、当時のヒッピー文化に毒された二人の可愛いノータリンを眺めてるだけでも充分楽しめました(17歳のキルスティン・ダンストはこんなに可愛かったのだ!)。それに、こんなパロディ映画で存命中の実在の人物を実名でコケにしちゃうんだから、アメリカってホントに凄い。政権関係者は後ろめたさがあって文句を言えないにしても、ちゃんとボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインもパロディの餌食になってます。アメリカに於けるウォーターゲート事件って、本当に歴史的大事件だったんだなぁと思います。日本でも、そろそろロッキード事件を笑い飛ばす(立花隆含む)様な映画が作られても良いかもしれませんね、6点献上。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-03 00:15:36)
30.  ピーター・パン2/ネバーランドの秘密
「トイ・ストーリー2」も慣例に従い、最初はビデオ販売のみで企画されたものらしいですけど、にも拘らず、あちらは前作さえも遥かに凌ぐ完成度でした。しかしこちらは、ホントにファミリー向けの廉価版ビデオこそ相応しい出来。物語や楽曲、作画品質等、とてもディズニーが劇場公開するレベルには達してません。本家本元のディズニーで「ピーターパン」を名乗るからには、それなりの覚悟があった筈。なのに、何でまたこんな物を公開したんでしょう? いっそネバーランドには行かないで、ドイツ軍による空爆の続くロンドンでのサヴァイヴァルを描いた方が良かったかもしれない。それにこの邦題…。先頃、無罪判決が下りましたが、何か現実世界のいかがわしい「ネバーランドの秘密」を連想させるゾ。そういうことで、4点献上。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-06-27 00:38:40)
31.  みなさん、さようなら(2003)
前半は凄く面白かった。カナダの社会体制どころか、あらゆる主義主張、宗教、経済、国家に対する辛辣な視線。登場する時代遅れのインテリ馬鹿達も、たぶん監督の自分自身に対するアイロニーだと思う。これは確実に批評家(=インテリ)受けする内容なので、各国での受賞歴には非常に納得した次第(「たそがれ清兵衛」の良さは日本人にしか解らないと思う)。しかし後半は一転、やたら繰り返されるフェード・アウトでどんどんと物語がブツ切りにされ、いつの間にやらエロ親父も神妙になり、主題が何だったのか解らなくなってしまった。インテリ層には原題や9.11の意味する所が解るのかもしれませんけど、私の様な凡人にはイミフ。どうせなら、「死」そのものも茶化して終わらせるくらいして欲しかったと思います、5点献上。
[DVD(字幕)] 5点(2005-05-13 00:21:47)
32.  ベアーズ・キス
孤児、サーカス、ヨーロッパ歴巡、妖精、恋心、メタモルフォーゼ、そして異世界への誘い…。これらは19世紀の思春期少女の夢想って感じで、確かに古典的おとぎ話を現代に蘇らせるのが本作のテーマだったのだとは思う。しかし、古典と決定的に違ったのがセックス。その描写も非常に直接的。お陰で本作は子供向けではなくなった。では、この話を大人が観て満足できるかと言えば、そうも言えない。そうなると、アンナ・パキンを5倍くらい可愛くした様なレベッカ・リリエベリ(何と当時で既に21歳なの!?)の獣姦シーン(?)を見て興奮する位しか用途が思いつきません、4点献上。
4点(2005-02-15 02:31:47)
33.  バイオハザードII アポカリプス
前作と違い、のっけからゾンビがワラワラ登場してくれるのはありがたかったんですけど、前作同様ホラー色やサスペンス色は希薄なので、面白さの点では今回も今一つでした。これだけゾンビに囲まれる恐怖感の無い「ゾンビ映画」も、ある意味凄い。正にゲーム感覚。それに皆さんご指摘の通り、「エイリアン2」と「4」を足した様なストーリー設定は丸っきり新鮮味に欠ける。物理的時間が短いのもあって、流石に退屈する間も無く終わってしまいますが、印象に残るのはミラ・ジョヴォヴィッチ嬢の変わらぬ脱ぎっぷりだけというのでは寂し過ぎます…。よって、ミラ嬢にだけ5点献上。
5点(2005-02-15 02:24:18)
34.  エイリアンVS. プレデター
現代の地球が舞台ということで、物語的には完全に「プレデター3」。最初のヤツより「プレデター2」の方が好きな私としては、誇り高き狩猟民族プレデターが、「2」の設定で登場してきたのは嬉しかったです。が、映画の面白さで言えば今二歩位の印象。謎の熱源、私設調査団、ただ殺される為だけに登場する専門家達等、どれもが既視感のある設定。簡単に解明してしまう事の顛末、弱く見えるエイリアンとプレデター等、盛り上がりにも欠ける。やっぱメイン・イベントを熱くするには前座だってそれなりに重要。全くもってポール・W・S・アンダーソンらしい軽い仕上がりでした、5点献上。
5点(2005-01-05 13:45:33)
35.  コンフェッション(2002)
ストーリーも雰囲気も監督も違うのに、何故か「オーシャンズ11」を思い起こさせるジョージ・クルーニー初監督作品(これがクルーニー・コネクションの持つ匂い?)。原作からして無茶苦茶な内容なので、脚本のチャーリー・カウフマンは適任だったし、非常に「らしく」まとめられていたとは思いますが、私にも何処に面白さを見出せばいいのか判らない映画でした(本来なら、これはコメディにするべき素材だと思う)。物語はスパイ部分よりも、プロデューサー部分の方に皮肉が込められていたと思うので、この番組群に馴染みがあれば、もう少し楽しく観られたのかもしれません、5点献上。
5点(2005-01-05 13:35:52)
36.  翼をください
私が真っ先に連想したのは「乙女の祈り」。しかし、二人の少女に同化する様に作られていた「乙女~」とは違って、本作は二人の少女の間に狂言回しの少女を配置してしまい、その所為で私も、その少女と同じ傍観者に成らざるを得なかった。また、時代をきっちりと描いていた「乙女~」に対し、本作はいつの時代の話なのかもピンと来ない。実際は約30年前の事件だったらしいですけど、この状況にはゲイが市民権を得る以前という明確な時代背景が欲しかった。ということで、私には「ヴァージン・スーサイズ」同様、上辺だけのリセエンヌ趣味にしか見えませんでした、5点献上。
5点(2005-01-05 13:35:11)
37.  スナイパー(2002) 《ネタバレ》 
いつの間にか黒人B級俳優の帝王として君臨していたウェズリー・スナイプス主演の、原題・邦題から連想される通りのB級サスペンス映画。銃規制を訴えるにはスナイプスの目的が良く解らないし、夫は殺し、妻を逃がしてしまうのも良く解らない。これもまた銃規制を訴える手段だとは思いますが、最後に拳銃自殺してしまうのも非常に後味が悪い。ということで、どうも旗色が悪いようですが、B級らしいポップな演出もあって、久々のリアル・タイム・サスペンスとして、観てる間はそこそこ楽しめました。でも、もう一盛り上がりさせても良かった気もしますネ、6点献上。
6点(2004-11-03 12:45:10)
38.  ケミカル51
何か全体的にぬるい映画。多少クールな映像表現ではありますが、それが取り立ててウリになる様な演出じゃない。アクションも特別派手じゃない。カルチャー蔑視コメディとしても、それが貫かれる訳じゃない。登場人物の相関関係も、敵なのか味方なのか判らない緩やかな繋がり。この雰囲気に馴染めれば面白いのかもしれませんけど、私には退屈の一歩手前辺りって感じでした。一番印象的だったのは、「キッド」ではデミ・ムーアのそっくりさんでしかなかったエミリー・モーティマーが、本作ではデミ以上に魅力的な上、凄く大きく見えたこと。役者ってホント凄いですね、5点献上。
5点(2004-10-17 20:41:16)
39.  ミステリー、アラスカ
原題通りとは言え、確かにこの邦題は酷い。私はてっきり「インソムニア」の様な映画を想像してました。日本人の何人がこの邦題からアラスカ州ミステリー町(?)を連想できる? これは「佐賀県三日月町」という人情溢れる邦画を、“Crescent, Saga”というヨーロッパの歴史物風タイトルでアメリカ公開する様なものです。で、中身の方は、これまた絵に描いた様にライトなスポ根コメディ。主人公と妻の関係や町の退っ引きならない事情等を深く描けてれば、後半はもっと燃えたと思いますけど、戦う理由がどーでもいい「町の誇り」の為だけじゃ、映画自体も不完全燃焼です、5点献上。
5点(2004-10-09 00:38:24)
40.  しあわせ(1998)
オープニングに、これから始まる物語のイメージと台詞の断片が一気に提供されるので、一瞬何が何だか分からなくなる。しかし、それが徐々に二つの物語へと収束していき、更にラストでは一つになっていく。ストーリー自体には取り立てて新味はありませんが、フランス、イタリア、トルコ、カナダ、アメリカ、メキシコとグローバルに舞台を変えながら、クロード・ルルーシュが美しい映像はそのままに凄くモダンな映画に仕上げています。それにしても、確かに何でこの映画に「しあわせ」等という、いかにも投げやりな邦題を付けたんでしょうか? それが本作一番の問題です、6点献上。
6点(2004-07-29 11:16:49)
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