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かたゆきさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1885
性別 男性
年齢 48歳
自己紹介 自分なりの評価の基準は、
10・超大好きな作品。完璧。映画として傑作であるばかりでなく、自分の好みと見事に合致している。
9・大好きな作品。完璧に近い完成度。手放しに歴史に残る傑作といっていい。
8・好きな作品。本当に面白い。欠点があるかもしれないが、それも含めて好き。
7・少し好きな作品。普通に面白い。欠点もあるかもしれないが、そんなに気にならない。
6・普通の作品。可も無く不可も無く。最後までストレスなく観られる。面白いけど、心に残るものはあまりない。
5・少しつまらない作品。最後まで観るのにちょっとストレスを感じた。面白い部分も多少はあった。
4・つまらない作品。最後まで観るのが苦痛だった。ほとんど面白いところが感じられなかった。
3・かなりつまらない作品。最後まで観た自分を褒めてあげたい。観終えた後に、怒りのあまりDVDを割りそうになった。
2・超つまらない作品。時間と金を返せ。観終えた後に、怒りのあまり製作者全員を殴りに行きたくなった。
1・絶望的につまらない作品。最低。観終えた後に、怒りを通り越して死にたくなった。
0・死霊の盆踊り。

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81.  アンノウン(2011) 《ネタバレ》 
途中まではすごく良かったのだけれど、さすがに最後のオチは無理があるだろう。それまでのテンポのいいアクションシーンが一気に興醒め。敵の凶悪な計画をなんとか阻止したぜって元々あんたが計画したもんだろう!最後は自首するわけでもなく、若いおねーちゃんと電車でバイバイて……。本当に途中までは良かっただけに残念な映画。
[DVD(字幕)] 5点(2012-05-01 11:35:25)
82.  デモニック 《ネタバレ》 
地方の寂れた田舎町で独り暮らしをしている中年女性チャーリー。ある日、彼女に医師を名乗る人物から電話がかかってくる。「あなたのお母さんが今昏睡状態で大変危険な状況に陥っている。今すぐ来てくれませんか」。急なその知らせは彼女を酷く動揺させるのだった。何故なら、看護師だったカーリーの母親は十数年前に精神を病み、老人ホームへと放火して21人も殺害した罪で服役中だからだ。以来母親とは関係を絶ち、連絡すら取っていなかった。それでも何年も抱え込んだ心の傷に決着を図るため、カーリーは指定された都会の病院へと向かう。そこで彼女はにわかには信じられない提案を受けるのだった。先端技術で再現された、あなたの母親の深層意識へと潜入し問題の原因を探り出してほしい――。半信半疑ながらも提案を受け入れたカーリーはさっそく、母親の脳波を元に作り出されたという仮想現実へと踏み込んでゆくのだが……。過去に大量殺人を犯した母親の深層意識へと入り込んだある女性が経験する驚愕の体験を濃厚に描いたサイコ・サスペンス。『第9地区』や『エリジウム』を撮ったニール・ブロムカンプ監督の最新作ということで今回鑑賞。この人って、デビュー作である『第9地区』がすこぶる良かったもののその後は正直右肩下がりな印象だったのですが(個人の感想)、本作でだいぶ底辺までいっちゃったような感じですかね。ぶっちゃけさっぱり面白くなかったです。まあ内容の方は『インセプション』以来大量に制作された人の夢の中に入り込む系のお話。この仮想現実空間の描写が敢えて映像の質を落とした、今発展途上のメタバースみたいなチープな質感にしているところはちょっと新しく感じました。でも、本作の観るべき部分はそこくらい。後は、同ジャンルの先行作で散々見てきたような映像がずっと続き、しかもお話のテンポが悪いことも相俟って最後まで退屈で仕方なかったです。しかも後半からはタイトルで盛大にネタバレしてる、現代の悪魔祓いというオカルト要素をぶっこんでくるのも支離滅裂感が半端ない。とにかく登場人物の誰も彼もが何がしたいのかよく分からないのが致命傷。特に主人公。母親を救いたいのか決別したいのか最後まで意味不明で感情移入出来ませんでした。ブロムカンプ監督、『第9地区』が自分はけっこう好きだっただけに、この先華々しく復活してくれることを祈るばかりですね。
[DVD(字幕)] 4点(2023-03-10 09:48:11)
83.  THE INFORMER 三秒間の死角 《ネタバレ》 
自由と引き換えにFBIの潜入捜査官となった元犯罪者の男が、様々な組織の思惑と陰謀により再び刑務所へと舞い戻ってしまうというお話。全編を覆うひりひりするような緊張感はなかなかのものだったし、ロザムンド・パイクやクライヴ・オーウェンといったベテラン勢の熱演は見応えありました。特に、犯罪組織とFBI双方に嵌められ、刑務所で孤立無援となってしまう主人公の焦燥感は息が詰まるほど。ただ、それに対して脚本がいまいち。話が無駄にややこしいうえに、後半になるにつれどんどんとサスペンスが盛り下がってゆくというのが映画として致命的。主人公が最後にどうしてそんな行動を取ったかもよく分かんないし、なぜ、最後の最後でクライヴ・オーウェンが捕まったのかも意味不明。ストーリーの見せ方をもっと考えてほしかった。残念!
[DVD(字幕)] 4点(2022-08-09 04:55:21)(良:1票)
84.  カオス・ウォーキング 《ネタバレ》 
西暦2257年、ここは地球から遥か遠くに浮かぶ、未開の植民地惑星。この地を人が住めるように開拓しようとやって来た先遣隊は、この星の原生生物の反撃に遭い、壊滅的な打撃を受けてしまう。そればかりか、男たちは自らの考えた思考が映像となって見えてしまう謎の現象「ノイズ」に悩まされていた。原生生物によって女がすべて皆殺しにされてしまったこの星で生まれ育った青年トッドは、そんな男社会の中で鬱屈した日々を過ごしていた。そんなある日、なんと地球からやって来たと思しき宇宙船が近くに不時着するのだった。そしてその宇宙船の生き残りの中には、彼が生まれてから一度も見たことのない〝女〟がいたのだった――。ヴァイオラと名乗る彼女は、トッドをはじめとする男たちの思考が丸わかりになるノイズに戸惑いながらも、地球に帰る道を探り始める。そんな彼女を執拗に捕らえようとする村の首長。トッドは彼女のために二人で村を逃げ出そうとするのだが……。男の考えていることがすべて映像となって見えてしまう謎の星を舞台に、未来を求めて走り出した男女をダイナミックに描いたSFアクション。今もっとも勢いのある若手俳優トム・ホランドとデイジー・リドリーが初共演ということで今回鑑賞。いやー、久しぶりにきましたね、こーゆー設定勝負の出オチSF。『ハンガー・ゲーム』が大ヒットして以来、一時期大流行りしていたこのタイプの映画って、とにかく荒唐無稽な設定を勢いとお金だけを大量に掛けたCG映像とで強引に見せ切るのが常。ただ、本作はそんな勢いもないし、お金もそんなにかかってなさそうだしで、正直イマイチな出来でした。本作の最大のウリは、男の考えてることが女に丸わかりになっちゃうという日本のライトノベルなんかにアリがちな設定。童貞男子が大喜びしそうな、「僕のこの好きという気持ちをあの娘に伝えたい!でも、そんな勇気もないし、フラれるのも嫌だし、なんか僕の想いがあの娘にいつの間にか勝手に伝わったら良いな。ついでに僕の日々考えてるエッチな妄想も伝わっちゃって頬が赤くなったりしたら、なんかもう……ヒャハ!」というこの設定も、イマイチうまく使いこなせていないような。ここら辺、やはり日本のラノベの方が上ですね。またここまで大風呂敷を拡げといて、最後は二つの村同士の小競り合いみたいなんで終わっちゃったのも肩透かし感が半端ない。それに、あの途中で出てくる原生生物も何のために出したのか分からないくらい中途半端に退場してしまったのも残念。まあ簡単に言うと、さして面白くなかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2022-04-07 07:00:48)
85.  ガール・イン・ザ・ミラー 《ネタバレ》 
自己主張が苦手で大人しく、クラスでも浮いた存在である17歳の女の子、マリア。その内気な性格が災いしていじめっ子の格好のターゲットにもなっていた。保守的で厳しい両親とも折り合いが悪く、家庭にも居場所がないという鬱屈した毎日。やり場のない気持ちを持て余し、バスルームで密かに自慰行為にふけっていた彼女は、急に誰かの声を聞く。「マリア、あなたを救ってあげるわ」――。何と鏡の向こうに居るもう一人の自分がそう話し掛けてきたのだ。戸惑いつつも、鏡の向こうに居る自分へと日々の悩みや夢を語り始めるマリア。いつしか鏡の向こうの自分が現実の自分を支配するようになり、やがて悲劇が訪れるのだった…。孤独な少女が鏡の中で出会ったもう一人の自分、そんな〝彼女たち〟がプロムの夜を境に豹変し、自分を貶めた人間へと復讐してゆくさまをエロティック&ダークに綴った青春ホラー。まあやりたいことは分かるし、主役を演じた女子高生がロリロリでかなり可愛いし、じっとりとした不穏な世界観も良いとは思うのですが、いかんせん物語の構築の仕方が恐ろしく下手な作品でしたね、これ。まず、この主人公が激しいいじめに遭う理由にいまいち説得力がない。こんなに可愛いのにここまで激しくイジメられるようになるには、それ相応の説得力が必要となるはず。例えば、クラスの人気者の顔に致命的なほどの泥を塗ってしまっただとか。そういうのもなく、ただ根暗だからこんなにクラス中からイジメられてますって言われても、ねえ。両親もそんな彼女に「この子は出来損ないだ」なんて平気で言うのも、なんで?って感じで腑に落ちない。そういう設定の詰めの甘さが最後までいっぱい出てきて、僕はさっぱり物語に入り込めませんでした。彼女といつも一緒に居る親友も彼女を助けたいのか実は内心嫌ってるのか、まったくもって意味不明。後半、鏡の中の自分に支配されたマリアはどんどんと犯罪行為に手を染めてゆくのですが、その描写も中途半端。だいたい頭を一回打った程度であっさり死んじゃうって、この世界の人間はどれだけやわなんですか(笑)。警察もこんなにこいつを疑ってるならとっとと拘束しろっちゅーの!挙句、最後は変にアートな感じにしてお茶を濁して終わり…。主人公を演じたロリロリダークな女の子のおっぱいに+1点!
[DVD(字幕)] 4点(2020-07-22 04:20:37)
86.  イン・ザ・トール・グラス 狂気の迷路 《ネタバレ》 
うだるような熱気に包まれたアメリカ南部のとある町外れ。そこでは大人の背丈ほどもある草むらが、見渡す限り何処までも鬱蒼と茂っていた。兄の運転で偶然その地を通りかかった妊娠中の女性ベッキーは、不意に酷いつわりに襲われる。兄に頼んでいったん車を停めてもらい、草むらの陰で水分補給を図るベッキー。すると生い茂る草の向こうから、その声が聞こえてくるのだった――。「誰か、助けて!迷子になっちゃって、僕はもう何日もここで過ごしてるんだ!」。明らかに切迫したそんな少年の悲痛な叫びに、ベッキーはすぐさま兄とともに助けに向かうのだった。だが、何処をどう探しても少年の姿はない。そればかりか、一緒に入った兄ともはぐれてしまう。不安に駆られ、取り敢えず車まで戻ろうと走り出すベッキー。だが、同じようなところをぐるぐると巡るばかりで、いつまで経っても草むらの外へと出ることは出来なかった。パニックに襲われる彼女に、更なる異常事態が訪れる……。鬱蒼と茂る草むらが作り出した、そんな狂気の迷路へと迷い込んでしまった男女を描く不条理系サスペンス・スリラー。監督はかつて『キューブ』と言う作品で、不条理な立方体の迷宮に捕らえられた男女を描き、シュチュエーション・スリラーと言うジャンルを確立したヴィンチェンゾ・ナタリ。数々の罠が仕掛けられた立方体から、何処までも生い茂る草むらへと舞台を変えたそんな本作、まあいかにも彼らしいアイデア一発勝負な内容でしたね、これ。でも、いくら低予算でも独自のアイデアとセンス溢れる演出力さえあればいくらでも面白い映画を創れると証明した『キューブ』とは違い、こちらはどうにも……。草むらの中というずっと同じような絵面の舞台で、数人の登場人物たちがずっと同じような押し問答を繰り返すだけなので、僕は開始30分ほどで早々に飽きちゃいました。原作はスティーヴン・キングの短編らしいですけど、とにかくこの全編を覆う無理やりな引き延ばし感が半端ないです。魅力に乏しい登場人物たちの禅問答のようなやり取りが延々と続いて、最後までさっぱり面白くない。急に出てくるあの謎の植物怪人たちも意味不明で、さして怖くありませんし。ナタリ監督もさすがに歳なのか、あの頃のようなソリッドなセンスはもう枯渇しちゃったってことですかね。うーん、なんとも残念な作品でありました。
[インターネット(字幕)] 4点(2020-05-11 23:05:24)
87.  アメリカン・サイコ 《ネタバレ》 
アメリカの金融街で充実した毎日を過ごすエリート・サラリーマンでありながら、その裏では心の奥底に暗い衝動を抱えた殺人鬼でもある男。彼の倒錯した狂気の日々を乾いたユーモアを交えて描いたサイコ・スリラー。なんだかんだでけっこう有名な本作を今さらながら鑑賞してみました。うーん、正直さっぱり面白くなかったんですけど!映像的にはときおり印象的なシーンがあるものの、肝心のストーリーの方がだらだらしててもう見られたもんじゃありません。肝心の殺人シーンも添え物程度にときおり出てくるだけで、それもストーリーにうまく絡んでこないですし。最後のオチにいたっては投げっ放しの酷い代物で、もはや怒りさえ感じてしまいました。本作がいまだに曲がりなりにもその名を残しているのは、きっとクリスチャン・ベールの選民意識丸出しのいけ好かないエリート・サラリーマン役が見事に嵌まっていたからでしょうね。そんな彼が血まみれ全裸でチェーンソー片手に女を追いかけまわすシーンは、良くも悪くも印象に残ります。でも、本作の価値はそこぐらいでしょう。この現代に、わざわざ時間を割いてまで観るべき価値は全くありません。
[DVD(字幕)] 4点(2019-12-07 23:05:44)
88.  ギヴァー 記憶を注ぐ者 《ネタバレ》 
ここでは誰も過去の記憶を持たない――。今から遠く離れた未来社会。荒廃した世界から立ち上がった人類は、平和を守るために厳密に管理された完璧な世界を創り上げていた。その名も、“コミュニティ”。ここでは誰もが同じ服を着て規則正しい生活を送り、毎朝同じ薬を呑み、毎晩同じ時間に眠りに就き、誰も嘘をつかず、そして誰も過去の歴史を知らない。誰もが平等のこの世界で、それまで何の疑問も抱かず平凡に暮らしていたティーンエイジャー、ジョナスは明日の儀式を前に緊張していた。そう、その儀式によってその人の一生の仕事が決まるからだ。緊張する彼に告げられた職業は、レシーヴァ―(記憶の器)。それは過去に起きた全ての歴史――良いことも悪いことも含め――を秘密裡に受け継ぐもの。前任者である“ギヴァー(記憶を注ぐ者)”から、さっそく指導を受けることになったジョナス。彼から受け取った記憶は驚くべきものだった。戦争、荒廃、憎しみ、苦痛、そして、愛…。徐々に記憶を受け入れていくジョナスは、次第にこの世界に疑問を抱くようになる…。徹底的に管理されたユートピアに暮らしていた若者の成長と闘いを独創的な映像で描いたSF・アクション。アメリカの児童文学を原作とした本作、ジェフ・ブリッジスとメリル・ストリープという二大オスカー俳優共演ということで今回鑑賞してみました。最初は白黒から始まった映像が、主人公が徐々に記憶を取り戻していくことにより少しずつカラーになってゆくという映像表現はなかなか独創的で大変いい。でも、本作の見どころはそこぐらいですかね。『ハンガー・ゲーム』や『ダイバージェント』といった一時期大流行りした設定勝負のヤングアダルトSFと同じく、今作もこの設定の詰めが非常に甘い!!まず、肝心のこのレシーヴァ―という職業の存在意義がよく分かりません。こんなリスクがあるなら別に人間に記憶を受け継がせなくてもいいのに、何故にわざわざ人にその役目を?また、ここまで管理が行き届いた社会なのに、どうして人にマイクロチップを埋め込むようなことはしないのでしょうか。おかげで主人公は簡単に逃げ隠れしまくっちゃってますやん。それにここまで大風呂敷を拡げておいて、後半はかなりこじんまりとした追跡劇がちまちま繰り広げられるだけというのもスケールが小っちゃ過ぎます。特に酷いのが最後のオチ。あまりに投げっ放しで、「え、これで終わるんかい!」とキレそうになっちゃいました。いくら二大オスカー俳優共演とはいえ、これでは凡作と言わざるを得ません。
[DVD(字幕)] 4点(2019-10-07 00:42:12)
89.  スターリンの葬送狂騒曲 《ネタバレ》 
ヒトラーに打ち勝った国の英雄か、それとも国民を恐怖に陥れた稀代の独裁者か――。いまだ毀誉褒貶の激しい旧ソ連の指導者スターリン。彼が急死した直後の政治的混乱を実話を基にして描いたスラップスティックなブラック・コメディ。なんですけど、僕はいまいち嵌まらなかったですね、これ。やりたいことは分かるのですが、ちょっと僕はそこまで笑えませんでした。久しぶりに見たスティーブ・ブシェミは相変わらずの存在感でしたけど。
[DVD(字幕)] 4点(2019-06-10 22:34:46)
90.  ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄 《ネタバレ》 
幽霊に借りを払って――。ハロウィンの夜、七歳になる一人息子がそんな言葉だけを残して忽然とその姿を消した。警察による懸命な捜査にも関わらず、犯人どころか少年の痕跡すら発見することも出来ないまま、ただ月日だけが流れていく。父親である大学教授のマイクは当然諦めることも出来ず、私生活を犠牲にして懸命に息子の行方を追い続けるのだった。だが、何も手掛かりを得られることなく息子が失踪してからもうすぐ一年の月日が過ぎようとしていたそんなある日、マイクの回りで不可思議な現象が起こり始める。居なくなったはずの息子の声が何処かから聞こえてきたり、息子が最後に持っていた玩具がいつの間にか机に置かれていたり、何かを訴えかけるような息子の幻が見えたり…。「きっとあの子が何かを伝えたがっている!」。改めて調査したマイクはやがて衝撃の事実を知ることになる。自分の息子以外にもハロウィンの夜に失踪した子供たちは何人もいて、そのほぼ全ては二度と見つからなかったという事実を。いったい息子は何処に消えてしまったのか?最後に呟いた謎の言葉の本当の意味とは?そして、息子は無事に両親の元へと帰ってくることが出来るのか?ハロウィンの夜に居なくなった子供を追って不可解な世界へと迷い込むことになる父親の恐怖を描いたホラー作品。毎度おなじみニコラス・ケイジ主演のB級感満載のそんな本作、あまり期待せずに今回も鑑賞してみました。まあ正直微妙でしたね、これ。とにかくお話のテンポが悪く、息子が失踪する以外これといった事件も起きないままだらだらと展開していくので途中の中だるみ感が半端ないです。その合間に何度も怖がらせイベントが発生するのですが、これがまた今までホラー映画で何度も何度も見せられてきたようなベタなものばかりで、古臭いったらありゃしない。また脚本も雑。途中で急に現れて何もすることなく唐突に死んじゃうあの霊媒師はいったい何のために出てきたのでしょうか。最後のオチもありがちなよくあるもので面白くもなんともありません。そして、本作の最大の欠陥はホラー映画なのに全然怖くないってとこかな(笑)。
[DVD(字幕)] 4点(2017-11-08 13:17:47)
91.  オートマタ 《ネタバレ》 
ロボット・プロトコル第1「生物への危害を禁ず」第2「自他の改造を禁ず」――。2044年、太陽熱の異常な高温化により、地表の大半が砂漠と化した未来社会。激減した人類は、オートマタと呼ばれる原始的なロボットを頼りに細々とその営みを続けていた。環境汚染対策、治安維持、老人介護やペットの世話、果ては売春と社会の隅々にまで浸透したそんなロボットたちは全て、二つの安全規格(プロトコル)によって制御されている。オートマタの製造・販売、開発やメンテナンスまで一手に引き受けるのは巨大企業ROC社だ。その保険部門で働くジャック・ヴォーカンは、ある日、信じられないような報告を受ける。とあるオートマタが、なんと自分の身体を修理・改造していたというのだ。「第2プロトコルが破られた」。ジャックはすぐさま調査に乗り出すのだったが、そこには人類の存亡を巡る陰謀が待ち構えていたのだった……。荒廃した未来社会を舞台に、ロボットの機密を巡る陰謀に巻き込まれた男の運命をスタイリッシュに描いたSFサスペンス。冒頭から強調されるいかにもブレードランナーを意識した――というかもろパクリな未来社会に苦笑しつつも、この陰鬱でダークな世界観はなかなか好みなのでけっこう期待して鑑賞してみました。なんですけど、うーん、僕はものの見事に嵌まらなかったですね、これ。やりたいことは分かるのだけど、なんか全体的に空回っているような気がするのは僕だけでしょーか?いつか海に行きたいと願う主人公も悪役となる企業の重役もプロトコルを破った黒幕も、結局何がしたかったのか最後まで観てもいまいちよく分からなかったんですけど。なので、クライマックスの銃撃戦もまあ気持ちが乗らない乗らない(笑)。こういうのがやりたいという監督の思いが先走った結果、脚本がおろそかになっちゃった典型的なパターンじゃないでしょうか。期待してた分、色々と残念なSF作品でございました。4点。
[DVD(字幕)] 4点(2017-05-03 00:12:02)
92.  ホーンズ 容疑者と告白の角 《ネタバレ》 
あまりのバカバカしさに、俺の頭からも角が生えそうだーー!!
[DVD(字幕)] 4点(2016-05-22 20:20:58)
93.  ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界 《ネタバレ》 
「ねえ、聞いて。あたし、世界がこのまま終わってしまうなんて絶対に嫌。だから、あのキューバの核ミサイルのこと、なんとかしよう。あたしたちに出来る精一杯のことを」――。1945年、広島に原爆が投下された年に、ロンドンの同じ病院で生を受けたジンジャーとローザ。それから17年後の1962年、以来ずっと共に過ごしてきた2人はいつも一緒に居る親友同士となっていた。それぞれに問題を抱えた家庭環境から逃れるかのように、彼女たちはお互いの存在に大きく依存してゆくのだった。だが、感受性豊かなジンジャーがキューバ危機によってもたらされた「世界はこのまま終わってしまうのかも…」という強迫観念に捉われると、そんな2人の関係も少しずつ亀裂が生じ始めてゆく……。17歳の2人の少女の、文字通り今にも壊れてしまいそうな危うげな日々をリリカルな映像でもって綴った青春物語。うーん、なんだかこれまで大量に創られてきた思春期少女の青春を雰囲気重視で描いた過去の色んな作品(ソフィア・コッポラとかガス・ヴァン・サントとかの)の影響をモロに受けちゃってますね~、これ。ただ、そんな過去作に比べるとちょっと(いや、かなり?笑)センスが不足しているせいで、こちらはまったく新味のない平凡な作品となってしまってます。唯一新しいと思えるのは「核戦争勃発の危機により、もしかしたら世界は明日にも終わってしまうのかも」という、当時の社会に漂っていた現実的な閉塞感を物語の背景にしているところなのだけど、残念ながら巧く機能しているとは到底言い難い。それに後半、親友の父親に惹かれていくローザという展開もあまりにも単調過ぎるうえに、いまいち心理描写が希薄なせいで一向に感情移入できず、終始睡魔が…。主役を演じた2人がなかなかのかわい子ちゃん(エル・ファニング、いつの間にかなかなかの美少女に育っててびっくり!)で、そんな彼女たちのちょっぴり百合っぽい淫靡な雰囲気がけっこう良かっただけに残念!
[DVD(字幕)] 4点(2014-10-12 23:15:56)(良:1票) ★《更新》★
94.  コロニー5 《ネタバレ》 
ここは雪と氷に閉ざされた世界。太陽の暖かさすら忘れてしまった。俺たちは地下に建造したコロニーで、風邪をひくことにすら怯えながら暮らしているのさ――。地球温暖化を阻止するために建造した、地球規模の気象調節タワーの暴走によって、突如として氷河期を迎えてしまった未来の地球。地下コロニーで、ひたすら終焉を待つかのような生活を強いられているコロニー7の通信機に、唐突にSOS信号が舞い込んでくる。発進元はここからそう遠くない場所に建造されたコロニー5。原因を調査するため、青年サムを中心とする3人の選抜メンバーは、強風吹き荒ぶ雪原へと繰り出してゆく。だが、その〝コロニー5〟には、恐ろしい者どもが闇に蠢いていたのだった…。そんな、いかにもなB級設定に90分という適度な尺、そして終始寒そうな雪雪雪描写が続くだろうストーリーに、これは蒸暑~い真夏の熱帯夜にビールと枝豆片手に観るには最適の映画なんじゃないかと思い、この度ツタヤでレンタルしてきました。なんですが、いやー、ちょっと展開がたる過ぎますね、これ。肝心のコロニー5に辿り着くまで30分以上かかったうえに、物語の核となるであろうあの凶悪な敵の皆さんが登場するのは、さらに20分近く経ってから(合計50分!)。普通のエンタメ映画なら、短いカットをさくさく繋いで、恐らく15分程度でそこまで到達しただろうに、今作のこの間延び具合といったらかったる過ぎて終始睡魔が…。それに、主人公サムの幼き日のトラウマエピソードだとか風邪をひいたらそく死か追放というコロニーの変な規則だとか無駄としか思えないエピソードも多過ぎます!ここは潔く、人喰い野郎たちとサムたちとの決死の攻防を、もうやり過ぎってくらいの怒涛の展開で描いてくれたら、ビールによく合ういいおつまみ映画になっただろうに。残念っす!
[DVD(字幕)] 4点(2014-08-16 00:37:53)
95.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
人と上手く関わることが出来ない内向的な青年ラースが、兄夫婦の家に彼女として連れてきたのはリアルなセックスドールだった。当然のように動揺する兄夫婦。そして小さな町に彼の噂は瞬く間に拡がってしまう。周りの同僚、友人たちの当然の心配や嘲笑をよそにラースとその彼女はどんどんと愛を深めていくのだが、やがてそれは小さな奇跡へと繋がってゆくのだった。うーん、設定自体は秀逸だと思うのですが、それを巧く活かしきれていないという印象を持ってしまいました。こんなに奇抜な設定なのに、肝心のストーリーのほうはあまりにも淡々と進むため、少々退屈。もっと笑いの部分があっても良かったと思うんだけどなー。それに、ラースが心を病んでしまった原因は自分の出産のせいで母親が死んだという罪悪感と、妊娠している義理の姉もそうなってしまうのではないかというストレスのせいなのだから、当然最後は彼女の出産が絡んでくると思ったらそこにまで至りませんでした。やっぱり、最後は義理の姉が無事に出産してくれなきゃすっきりしないですって。それに、ラースの周りの人々がそろいもそろって皆良い人ばかりなのも僕には合わなかったです。うん、4点!ごめんなさーい。
[DVD(字幕)] 4点(2013-12-23 11:49:59)
96.  ボディ・ハント 《ネタバレ》 
かつて娘による両親惨殺事件が起きた屋敷の隣に位置しているため割安で手に入れることが出来た郊外の新居に、母親と共に越してきた女子高生エリッサ。当然、隣家は無人だと思い込んでいたら、実はそこには唯一生き残った犯人の兄ライアンが独りで暮らしていることを知る。最初は当然のように警戒心を露わにするエリッサだったが、ふとしたきっかけでミステリアスな影を背負う彼に次第に心惹かれていく。だが、彼は地下室に誰にも言えない暗い秘密を抱えていたのだった。という、おれ好みのごりごりのサイコサスペンスだとけっこう期待して観始めたのだけど、何故か途中からティーンエイジャーの青臭いラブストーリーがだらだらと続き、ようやくサスペンス展開に戻ったと思ったら、いまいち盛り上がらないままラストを迎えてしまいました。うーん、全く違うジャンルのテーマを一本の映画として融合させようと頑張ったのは分かるのだけど、あんまり成功してないかなー。結局、サイコサスペンスなのか青春ラブストーリーなのか、どっちつかずのなんとも中途半端な映画となってしまいました。残念っす。それにクライマックスも、もろ「羊たちの沈黙(劣化版)」だったし。あと、あの木の幹がどうしても顔に見えなかったんですけど、それっておれだけ?!
[DVD(字幕)] 4点(2013-11-14 17:14:12)
97.  ボーン・レガシー 《ネタバレ》 
このボーンシリーズって取り敢えず1・2作目は観たのだけど、なんだか個人的に嵌らなくて、それは何故かと言うと登場人物たちがあまりにも完璧すぎて人間的魅力に乏しいからで、こういう完璧な主人公たちが活躍する疾走感溢れるアクションが好きな人の気持ちも分かるのだけど、僕はもういいやって感じで3作目は観てなかったのだけど、俳優や製作陣も心機一転して新たに創られたという今作、僕の好きなエドワード・ノートンも出てることだしとあらためて鑑賞してみました。うーん、映画が始まってから2時間以上のあいだ誰一人としてほとんど笑わない相変わらず超真面目な登場人物たちが織り成す、超糞真面目なストーリー展開は、やっぱり個人的に苦手だなぁ。でも、それを抜きにしても、ちょっと脚本上の粗が目立つような。クライマックスは当然エドワード・ノートンと直接対決するんだろうなーと思っていたら、唐突に出てきた№3とひたすらカーチェイスして、最後は何故かヨットに乗って「まあ復讐は果たせなかったけど、面倒臭いからこのままバカンスに行っちゃおう」って、ちょっとあまりにもやっつけ過ぎるでしょ、このオチ。
[DVD(字幕)] 4点(2013-10-30 22:52:38)
98.  ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 《ネタバレ》 
男手ひとつで幼い息子を育てる弁護士アーサー。働き口を確保するため、彼は単身、片田舎にあるとある館へと遺言書の調査に向かうことに。しかしそこで待ち受けていたのは、非業の死を遂げたある一人の女性の怨念蠢く妖艶な世界だった。無精髭を生やしてハリポタイメージからの脱却を図るラドクリフ君が主演した、とってもシンプルなゴシックホラー作品。なんだけど、さすがにちょっとこれはあまりにもオーソドックス過ぎると思うんですけど…。今までホラー映画で散々やり尽してきたようなネタがこれでもかとてんこ盛り。カラスやら幽霊やらが急に飛び出してきたり、効果音が突然でっかくなったり、なんだか怖がらせ方も全般的に古いよ!田舎の小さな遊園地によくある安っぽいお化け屋敷のような映画でした。もっと無茶苦茶してくれてもよかったと思うんだけどなー。あと、子供がいつ死ぬかとびくびくしながら暮らしている村人の皆さん、どうしてとっとと引っ越さないんですかね。
[DVD(字幕)] 4点(2013-10-30 17:16:43)(良:1票)
99.  388 《ネタバレ》 
主人公の家や仕事場に仕掛けられた隠しカメラと、その犯人の手にしたハンディカムの映像のみで語られる不条理なサスペンス・スリラー。盗撮魔視線でストーリーを見せるという発想は良いと思うのだけど、さすがにそれだけで一本の映画にしてしまうには無理があったと思う。残念ながら、あまりにも画面に変化がなさ過ぎて退屈極まりない作品となってしまった。それでも、犯人の動機を怨恨の線で引っ張っておきながら、最後は「実は、ただ街で見かけた幸せそうな人間を不幸のどん底へと落として楽しもうという、単なる愉快犯の犯行だった」というオチは、良い意味で後味の悪~い嫌な余韻が残ってなかなか良かった。でも、それでもこのオチのために80分も退屈な映像を我慢して見るのはさすがに辛かったよ、ほんとに。
[DVD(字幕)] 4点(2013-07-24 22:44:35)
100.  キラー・インサイド・ミー
テーマが散漫な映画だった。ミステリーなのか、サスペンスなのか、あるいはバイオレンス映画なのか、そこのところが絞り切れておらず、映画としては退屈な印象。最後はもっと破滅的なラストかもと思ったがそこまででもなかった。
[DVD(字幕)] 4点(2012-04-24 12:50:59)
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