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自己紹介 先日(2023/6/10)PCが逝ってしまいました。
長年のデータが全てパーです。登録前のレビュー数十本も全部消えました。
バックアップは大事ですねえ。

皆さんも気を付けてください。

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181.  TAKESHIS’ 《ネタバレ》 
夢と現実が入り乱れ時間軸もバラバラ、実験作というかよく作ったかなと。武の歴史というか記憶の出来事も多く描いている妄想の映画。自問自答を繰り返す武の武によるたけし達の映画かな。個人的にはアレだけど、やっぱ並の監督じゃないと思った。
[映画館(字幕)] 5点(2005-11-07 22:21:41)(良:1票)
182.  人生の特等席 《ネタバレ》 
俳優としては壮絶な幕引きをした『グラントリノ(2008年)』以来ですが、弟子の門出を飾るには良かったのかな。現在進行形のイーストウッドの姿に感慨に浸る方も多いでしょうね。 さすが長年接してきた弟子だけあって、監督兼主演で多くの傑作を生み出してきたイーストウッドの匂いと70~80年代のアメリカ作のような良い雰囲気を感じさせ安心して観られる内容。でも脚本が弱く地味でベタすぎて退屈でもあるな。その疎遠になった発端というのもわざわざソレにするか?という事件でゲンナリだし、いいメンツなのにもどかしさを受ける。 スゴイ球を投げるこれは目っけモンな投手も、あんな小さな子を相手に投げ込みじゃミットの中にクッション材を詰め込んでたとしても説得力に欠けるし滑稽に見えるけどね。アレは年季の入った元球児のオッちゃん辺りが良かった。 自分流のやり方を貫く体中ガタがきている人情型の頑固おやじと、有能な弁護士ながら仕事と結婚のどちらを優先するかの決断を迫られる娘。それぞれが抱える問題、両者間の問題も解決まで歯切れが悪い上にすべてが急激に丸く収まる終盤はヤリすぎ感があったかな。
[映画館(字幕)] 5点(2012-11-26 22:05:03)(良:1票)
183.  ミスト 《ネタバレ》 
原作未読。クリーチャーの造形からしてクトゥルー神話かと思いました。 軍の実験で異次元世界と繋がり、その世界の生物が霧の中から現れ人々は不安と恐怖でパニックに陥る。 忠告を無視し危険を顧みず子供を助けるため直ぐに外に出て行く母親。続々と現れる異次元の生物を前に現状を打破しようとする者。自分の理解を超えた存在を否定し出て行く者。なにもせず諦めてる者など十人十色。 そんな中、常日頃から妄言を吐き散らして嘲笑の的でしかなかった狂信的な女性は神の言葉を聞く事のできる預言者扱いを受ける。普段なら戯言で済ませるモノも、妄言(聖書の引用)が当ってしまうあの状況では縋りたくもなるか。まぁしかし心神喪失な人々を陽動してカルトですなぁ。 極限に置かれた人間模様、パニック連鎖は巧みに凝らされていて嫌になるほど。 世界は霧に包囲され異形の生物が闊歩し、まさに世も末状態。絶望して自ら命を絶つのも理解できるわ。最後の主人公の選択は究極でしたが、霧の中の生物の足音や鳴き声が霧が晴れていくと共に戦車や車の音に変わり、生物が軍に掃討されていくという衝撃度はお見事過ぎる。最初に出ていった母親も無事に子供と一緒に保護されていて、しかも来た道から軍が来るというのがまた無情。
[映画館(字幕)] 8点(2008-05-13 18:18:35)(良:1票)
184.  犬神家の一族(1976)
佐清はインパクトが強かった。プールで真似して遊んだのは私だけではないだろう。
7点(2003-10-22 01:07:06)(笑:1票)
185.  トランスフォーマー
「驚異の映像」というと大体大した事が無いのが多いんですが、コレは半端じゃないですね。ロボットにトランスフォームして縦横無尽に暴れまわる様は、ロボットアニメを見て育って来た者としては「生きてて良かった。」と思えるほどインパクトがありました。特にハイウェイのバトルはゾクッと来ました。オプティマス・プライム(コンボイ司令官)カッコ良い!ただロボットに個性があまり見受けられずドッタンバッタンやってるだけなのと、軍人が出すぎてるのが勿体無かったな。次作は変形合体ロボをぜひお願いしますね。 しかし、ここまで出来る時代になったのかと。アレも出来そうだなぁと妄想が膨らむのは私だけではないでしょうねぇ。
[映画館(字幕)] 8点(2007-08-13 21:51:52)(良:1票)
186.  テッド 《ネタバレ》 
アメリカの80年代カルチャーに詳しい人が見ると大ウケなのかな。アメリカで大ヒットしたってのはそこらがツボの人が多いってコトなんだろうか。確かに80年代は映画も音楽もイイ物がたくさんあって良い時代だったとは思うけど、あまりにも内輪ウケ的な内容だった。 フラッシュ・ゴードンやそのパロのフレッシュ・ゴードンは見た事があるけど、はっきり言って忘却の彼方。スターウォーズ、ナイトライダーの曲やエイリアンのネタなんかはニヤっとはしました。一番ウケたのは「よせ、スーザン・ボイル」だったかな。字幕は日本人にも分かるようにアレンジしたと思われる引用もあったが、かえって引いてしまい面白みも失せた気がする。下ネタやブラックジョークも多いから観に行ってドン引きした人も多いだろうな。数多く固有名詞がでてきますが、元ネタ不明で理解できないモノが多いと思います。アメリカ人と日本人の差ってのもあるでしょうね。幼児性からの脱却というテーマもありますが、微妙かな。 クマの縫いぐるみという可愛らしさだが中身はダメダメなオッサンというのがウケたんだろうけど、確実に観る人を選ぶ映画なのは間違いない。
[映画館(字幕)] 5点(2013-01-22 22:52:55)(良:1票)
187.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 
オリジナルは未見。3人家族が無機質で不気味な2人組の青年に翻弄され弄ばれ結局殺される。凄惨な描写は全く無いものの家族や青年たちの行動や台詞はイライラさせられるし不愉快になりますね。映画を見ている観客への問い掛けや、主導している青年の巻き戻しを見ると2人の青年の彼ら(彼?)の単純な「嫌がらせゲーム」でしかないのかな、と思います。観客に対するモノか分かりませんが理不尽で嫌悪感を抱かせる手法は巧かった。 関係無いですが片割れのおデブの方は、見た目といいボケっぷりといいパフュームのあーちゃんに似てるな。
[映画館(字幕)] 6点(2008-12-29 21:16:18)(笑:1票)
188.  クロニクル 《ネタバレ》 
ドキュメンタリータッチで描かれた超能力を手に入れた少年たちの悲喜劇。内気な少年が撮っているカメラの視線からなるPOV方式(主観撮影)の作品。そのカメラからの視点は力を得た少年の手を離れ、空を飛ぶ自分たちを映したり、他の人のカメラ映像、防犯カメラ映像、TVカメラ映像など常にカメラ映像で誰かの視点という手法なのはよく練っており、編集の上手さもあってお見事としかいえませんね。その視点が離れれば離れるほど状況も悪化していくし演出も非常に上手かった。 最初はチープな力も訓練を繰り返すコトにより超絶パワーを得る。心の闇に堕ち頂点捕食者になろうとした内気で気弱な普通の少年の境遇は分からないでもなかったが、他にいくらでも方法があるけどね。まぁ勢いであーなっちゃったんだろうな。共感できる方も多くいるんではないでしょうか。満足な人生をおくっている人は面白い力を得た程度、鬱積した人生の人は正義に目覚めるか悪に堕ちるか。どう転ぶかは強大な力を得た人の境遇でどうにでもなりますね。 しかしまぁお金はかけなくてもセンスと発想力で良い映画が撮れるというお手本のような作品ですね。 大手配給会社の作品でこの出来の良さなのにアメリカ公開から1年半以上も寝かされた上に2週間限定公開ってのは解せませんね。キャンペーンで1,000円均一ってのはお財布に優しかったですけども。
[映画館(字幕)] 8点(2013-09-28 21:22:27)(良:1票)
189.  マイケル・ジャクソン/THIS IS IT
2001年のアルバム「インヴィンシブル」以降は音楽活動を行っていなかったマイケル。もう音楽への情熱はないのかと思ってましたが、2009年になり「最後のコンサート(どんどん追加して50回w)」とマイケル本人が宣言し、順調に準備を整えていっていた矢先に急逝。今作はその最後のコンサートになる予定だったもののリハーサル風景。 リハーサルという不完全なものを世に出すというのは、完璧主義のマイケル本人は良しとしないと思うが、マイケルの姿を観たかった世界中のファンのために公開したのは良かったとは思う。まぁ後々映像化するつもりだったんだろうけどね。 リハーサルのマイケルは軽くやっているであろうダンスもキレキレで、高音の歌声も相変わらずでゾクゾクさせてくれましたね。コンサートにかける本気度も凄い。ただ作品全体でいえば、やっつけで大急ぎで作った感がありありで残念でした。100時間以上のリハーサル風景、舞台裏風景から抜粋して編集したらしいけど、もっと編集含め場面も吟味して欲しかった(これ以上の良い場面がないのなら謝ります)。ファンは大丈夫だろうけど、マイケルをあまり知らずにお祭り感覚で来ている人は観てもピンと来ないだろうな。 約10年間の音楽活動をしていない空白期間が物凄く悔やまれる。側近にもうちょっとマイケルを理解できる人、守ってあげられる人がいればな。色々な面で晩節汚した感があるので興味のない人や最近の若い子には変人奇人としか映らないだろうけど、アルバムを聴いたりプロモやツアーのDVDでも見れば、数多くいるスーパースターの前に超がつく別格の人だったというのが分かると思います。このドキュメンタリー作品の「THIS IS IT」ではなく、本来のコンサートの完成形を観たかった。合掌。
[映画館(字幕)] 6点(2009-10-28 23:53:45)(良:1票)
190.  アクアマン 《ネタバレ》 
2013年『マン・オブ・スティール』から始まったDCエクステンデッド・ユニバース6作目。DCヒーロー大集合だった前作『ジャスティス・リーグ』から一年以上の間隔とDCはあまりにも展開が遅いのが難点ですね。役者は年を取っていくのだからもっと計画的に事を運んでもらいたいです。アメリカでは年末に公開で日本は三ヶ月遅れですが、海が主戦場の半海底人アクアマンだけに夏に公開した方が浮遊層に訴えかけるのに適していた気がする。海外では大ヒットらしいですが日本ではどうだろうな。 その海底での大バトルは歴代アメコミ映画でもトップクラスの映像で凄かったですね。スーパーパワーを持つモノ同士の戦いはもちろん、七つに分かれてしまっている海底王国とその科学力、多種多様な水生生物と最後には大怪獣と大迫力でした。それに加えシチリアやサハラ砂漠など各地を回るアドベンチャー的な面白さがあり、環境汚染などいまの社会問題を取り入れつつ兄弟との王位継承問題や部族間の争いに次作以降の展開を考えたライバルなど王道的展開。主役のジェイソン・モモアのワイルドな見た目と真逆の陽気で茶目っ気のある性格はDCにいなかったタイプで新鮮だった。マーベルでいうと立ち位置含めてまんまソーなんですけどね。そのアクアマンに対抗する義弟がいかにも王族なキリッとした金髪イケメンでジェームズ・ワンの死霊館シリーズでおなじみのパトリック・ウィルソン。とても対照的な見た目でしたがさすがの存在感でした。 しかしまあジェームズ・ワンはなにをやらせてもセンスが良いなとつくづく思いましたね。
[映画館(字幕)] 7点(2019-02-10 21:44:32)(良:1票)
191.  THE JUON/呪怨
日本劇場版に若干ビデオ版を取り入れただけの、今までの集大成というか良いトコ取りで上手くまとめた印象。「ハリウッドでナンバーワンを獲得」という言葉に弱い一般層や邦画は観ないが洋画なら観るという方々を取り入れるにはもってこいな作品に仕上がったかな。ビデオ版と日本劇場版もレンタルで高回転するかもね。ハリウッドでナンバーワンを獲得するとは同じネタを引っ張り続けた清水監督も満足だろうけど、偉大な一発屋にならんことを祈りますわ。続編も決ったらしいけど慎重にね。
6点(2005-02-15 21:54:08)(良:1票)
192.  アントマン 《ネタバレ》 
原作未読。物体のサイズを変える物質ピム粒子を使った特殊スーツにより身長1.5cmまで縮んだり、その物質を利用したディスクであらゆる物を縮小・拡大でき、蟻とのコミュニケーション能力もあるアントマン。アベンジャーズの面々は直球な人外の強さなので、この変化球のようなキャラクターの登場により幅が大きく広がった感がありますね。人間にとっては狭い子供部屋が小さなアントマンには広大な世界になるわけで、玩具の列車が彼には本物になり、他のヒーロー並みの格闘をしていても人間には虫が動き回っている程度の認識。そこら辺を交互に見せるサイズ違いのギャップがとても上手くて面白かったです。ルイスをはじめとする仲間たちとのやり取りもコメディタッチで笑えるし家族ドラマもある。ピム博士はスタークの名を上げ嫌悪しているし、アイアンマンとファルコンとの遭遇もあるのでマーベル世界の一員としての立ち位置も受け入れやすい作り。それぞれのバランス配分が良いので、他のマーベルヒーローを知らない人でも作品に入り込めると思います。『アイアンマン』から始まったMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の中でも上位に来る出来だと思いますね。
[映画館(字幕)] 8点(2015-09-20 20:47:29)(良:1票)
193.  ルパン三世 愛のダ・カーポ 〜FUJIKO's Unlucky Days〜<TVM> 《ネタバレ》 
記憶を失った不二子。おしとやかで丁寧な言葉遣いになり、いつも優しく家族を見守っているバカボンのママのようだった。
5点(2004-01-11 16:21:43)(良:1票)
194.  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》 
『ドクターストレンジ』や『アベンジャーズ/エンドゲーム』で世界の分岐を説明しておき、今作の予告編で「あの戦いで扉が開いた」「別の次元から来た」と紹介されるベック(ミステリオ)。「マルチバース(多元宇宙)の世界につなげちゃうんだな」と普通に思っていたら、ミステリオは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の冒頭でBARFというバーチャル・リアリティの技術で空間に映像を投影するホログラフィを扱っていた人物で、エレメンタルズという怪物から何から全てがトニーに煮え湯を飲まされた連中によるフェイクだったのは本当にやられたと思いました。ミステリオの戦闘は「ストレンジっぽくて派手だけど効いてなさそう」とは思いましたがまさかドローンによるイリュージョニストとは考えませんでしたね。リアリティ・ストーン級の幻影使いで世界を謀ろうとしていたとは良い意味で裏切られました。親愛なる隣人でネクスト・アイアンマンと呼ばれる重責に悩む多感な高校生であるピーターには格的にも話の都合上でもこれ以上ないちょうどいい相手だったと思います。そのミステリオを倒すためジェット機内のトニーのラボで新しいスーツを作るピーターとそれを優しい顔で見守るハッピーはグッと来たな。AC/DCの『Back In Black』が流れたのも良かった。MCUへのオマージュもたくさんあり合間に入るユーモアのセンスもスパイダーマンらしく可愛げがあり微笑ましく楽しかったです。スパイダーセンスも復活しトニーの意思を受け継ぐ男として丁寧に描いてハッピーエンド。と、思いきやあのラスト。彼の苦難の旅は始まったばかりなんだなと思わされました。MCUどこまで行くのか。
[映画館(字幕)] 7点(2019-07-05 01:45:55)(良:1票)
195.  KANO 1931海の向こうの甲子園 《ネタバレ》 
史実については全く知りませんでした。日本統治時代の台湾が舞台とはいえ、全編にわたってほぼ日本語で作られているというのは驚きましたね。当時の街並みや風景、出てくる人々の所作振る舞いなど、本当の日本人以上に日本精神を持った人が多かったという当時の台湾らしさが出ていてとても良かった。台湾で野球経験者をオーディションして選び、そこから演技指導をして喋った事のない日本語のセリフも覚えなければならないというのは物凄く労力のいることだったと思う。たどたどしくも頑張って覚えたと思われる面々は、ひたむきさがあり野球命の田舎の野球少年の顔をしていて、見ていて微笑ましい気持ちになりました。日本人、漢人、台湾原住民という混成チームを率いた近藤兵太郎監督役の永瀬正敏は、民族に関係なく分け隔てなく接して威厳のある古風な日本人然としていて抜群の配役だったと思います。台湾に功績のある八田與一の史実もからめ、『黄金の稲穂』という締めはとても清々しかったな。素晴らしい作品をありがとう台湾。
[映画館(字幕)] 9点(2015-01-30 01:34:22)(良:1票)
196.  ベルセルク 黄金時代篇III 降臨 《ネタバレ》 
原作既読。結局、関係者は焦点をガッツ、グリフィス、キャスカの三人に絞らざるを得なかったのかも知れないけど、黄金時代篇の優れている点の大きな要素である群雄像として鷹の団の面々の描写が三部作通して薄っぺらい。鷹の団の面々との繋がりがあるからこその三人なのに。そのせいもあって、蝕もさらに絶望感が感じられず、ゴッドハンドも神々しさ禍々しさを微塵も感じさせず、合っていない音楽と相まって残念な出来に終わっていますね。予算がないなら風呂敷広げないで、TVアニメ版後の黒い剣士やゲームにもなった千年帝国でもやっとけば無難だったのにな。ハッキリと捧げちゃうグリフィスには激しく萎えたし、まだ映像化を続ける気があるのなら、『開戦ののろし』『ドラゴンころし』は絶対入れるべきでしょうに、カットしてはいけないシーンやセリフを多くカットしてしまっていてせっかくの映画化なのにガッカリだった。サーガを全て映像化!と宣伝してましたが、やはりあの凄まじい描写の大作を全て映像化するには無理があったんだな。序盤から既に『全て』じゃないしねぇ。スタッフロール後にもう一度ED?の曲がありますが、アレを入れるのは大人の事情なんですかね。
[映画館(邦画)] 4点(2013-02-18 22:35:12)(良:1票)
197.  バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生 《ネタバレ》 
大成功しているマーベルのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の向こうを張りDCエクステンディッド・ユニバース(DCEU)としてDCコミックスの看板二人の対決が映像化。次元の違いすぎる二人なのでスーパーマンのデコピンでバットマン死にそうだなと思ってたら、お約束のクリプトナイトを持ってきてスーパーマンの手加減もあってかそれなりに勝負になってましたね。それぞれの正義の解釈に違いがあり、二人を手玉に取るレックス・ルーサーの策略もあってぶつかる事になるものの、公聴会の自爆テロでその気持ちに確信した狂気を秘めた正義のバットマンのズレた逆恨みにしか見えなかったな。スーパーマンの力は悪を呼ぶし悪に転んだ場合の脅威を考えると、という解釈も分からないでもないけどね。その憤慨した矛を収めるのが母親の名前が共通だったってだけなのもイマイチ解せなかった。まあ「俺に任せろ!」と真正面から突っ込んでいってフルボッコにするバットマンには笑いましたが。 スーパーマンは悩める青年でもいいけど終盤に見せたバットマンとの軽い掛け合いみたいなのが出来る明るいスーパーマンが観たいですわ。「マン・オブ・スティール」に続いてイマイチな感じ。 今回一番良かったのは気品とセクシーさを兼ね備えるガル・ガドット演じるワンダーウーマンが出てきた時ですね。2大ヒーローに入っても負けないくらい華があって存在感もあるので今後に期待です。逆に途中で顔見せ程度に各ヒーローが出てきていた中でフラッシュは良いとして、敵が来たと思って穴から出てきたウツボや水中でコントしてるオッサン芸人にしか見えなかったアクアマンは微妙な見た目でしたが単独映画版は心配だなぁ。
[映画館(字幕)] 6点(2016-03-27 23:44:29)(良:1票)
198.  バレット(2012) 《ネタバレ》 
ウォルター・ヒルが好きそうな無骨な男を66歳にもなるスタローンが演じていて格好良くもあるんですが、雑すぎてあんまり魅力的に見えなかったな。バディ物として粋な雰囲気はあるけど、正義を重んじている風なだけで信念が全く感じられない相方の人はいなくても問題無いような存在感の無さだし、アジア人である必要を感じなかった。敵役のジェイソン・モモアは存在感ありますね。目力が凄いです。 最後、フェラーリに乗って去っていくスタローン、ロッキー『イタリアの種馬』の異名に掛けたんでしょうかね。逮捕時の写真として『ランボー』の写真も出てきくるのでファンはニヤリでしょう。
[映画館(字幕)] 5点(2013-06-06 22:44:55)(良:1票)
199.  ダーク・シャドウ(2012) 《ネタバレ》 
70年代の音楽を流しまくり、デップお得意の人を食ったようなユーモア溢れる演技が、200年のズレを持つ時代錯誤の男の滑稽さと相まって良さ気な雰囲気の予告編。アレを期待して本編を観ると物凄くガッカリすると思います。 時にシリアスで無駄にえげつなく、時にコメディで下らない下ネタもあり、どの層に向けたものなのか分からず中途半端としか思いませんでした。 落ちぶれた一族の末裔を含め、何かありそうなキャラクターが多く面白そうではありますが、結局何もなかったな。唐突に化けた狼少女や、幽霊が見えるという男の子が急に強気になったと思ったら死んだ母親の霊が出てきて魔女を仕留めるとか、複線も何もなく完全に観てる側は置いてけぼりでしょう。やたらと家族や一族をアピールするなら、煮え湯を飲まされてきた一族総出で勝たないとスッキリしないけどね。脚本がダメダメです。 いつものバートンらしいダークな雰囲気は抜群で色調や美術はとっても良かったんだけどな。
[映画館(字幕)] 3点(2012-05-24 21:18:22)(良:1票)
200.  死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 《ネタバレ》 
すっかり死霊館ユニバースになっていますが実在の心霊研究家エドとロレインのウォーレン夫妻がメインの『死霊館』としては三作目。呪われた屋敷が舞台だった前二作を監督したジェームズ・ワンは控えめながらもオカルトのキモを抑えた良作シリーズを構築しましたが、『ラ・ヨローナ』のマイケル・チャベスに託された今作は悪魔憑依を理由に無罪を主張した事件をベースにしていて警察と協力したりスリラー要素もあり過去最高レベルのパワフルさを見せるロレインなど派手な展開もありで新鮮味がありました。ツボは抑えつつも演出面ではだいぶエンタメが強くなった印象もあるのでシリーズを追ってきたファンでも好き嫌いありそうな気がします。 首謀者であり黒魔術で悪魔召喚を謀っていた元神父の娘は細身で黒装束な出立ちの貫禄ある強敵魔女でしたが、生きている狡猾な人間が相手というのは新たなパターンで恐ろしかったです。毎度思いますが実際の事件ではどうなってたんだろうな。 被害者を救おうとする献身さやお互いを気遣い支え合う夫婦愛。薬のくだりも見え見えでしたがジーンと来ました。パトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガはハマり役だし、良い感じで年齢を重ねてきて包容力が増してるし安心感がありますね。これからも楽しみなシリーズ。
[映画館(字幕)] 7点(2021-10-03 22:30:58)(良:1票)

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