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61.  メイド・イン・マンハッタン
レイフ・ファインズは素敵だ。彼もついにハリウッドのラブコメに挑戦したんだねぇ。しかし最初にオファーされたのはヒュー・グラントだったのでは、という思いが自然にわいてくる。ヒューはこの時、米国二世議員より英国首相になることを選んだにちがいない。レイフは猟奇殺人犯役をやったあとでリフレッシュしたかったのだろう。  「プリティ・ウーマン」「ノッティングヒルの恋人」を合わせたようなこの作品、残念ながらあの二作品には遠く及ばない。真似をしているだけで自分のモノになっていない、独自のモノがまったくないのだ。まず、オープニングから約20分ほどはイライラするし、全体には洒落た演出もなく、まったく幼稚な恋愛ものです。息子がレイフにインタビューするということ自体、なんの工夫もありゃしないじゃないの。しかしジェニファー・ロペスのドレス姿はアカデミー賞授賞式などで拝見するより数倍品がよくて素敵でありました。 なんとか持ったのはレイフのお美しい姿、スタンリー・トゥッチの間のよさ。そしてちょっと疲れた感ありのボブ・ホスキンスの存在かしら。
3点(2004-09-24 10:03:10)(良:1票)
62.  ダイヤルM
マイケル・ダグラスがいまひとつ好きになれない理由。たいていこの人は上等のスーツを着こなし、財力、権力、地位、美しい妻を持つアッパーな働き盛りの男に扮する場合が多い。けれど清潔感がないのだ!ちゃんとお風呂に入ってる?みたいな感じ。セクシーというより色モノ、色悪といった言い方が合うと思う。ちょっと誘惑されるとふらふら~としてしまう危ないやつ。ところでこの作品「おーい、みんなヤル気あるのか~」という感じでした。グウィネスに華を持たせすぎじゃないか?デヴィッド・スーシェにポアロ並みの活躍を期待した私がいけなかったのかもしれない。リメイクなりの良さが全くなかった。
2点(2003-12-05 10:43:22)(笑:1票)
63.  バベル 《ネタバレ》 
この監督の他の作品は「21グラム」しか観てないから偉そうなことは言えないけど、時系列なんかをバラバラにしてそれほど難しくないモノを難しいモノのように仕上げるのが好きみたいだと感じた。こういう人は私にとってはとても面倒臭い人になります。 本作は群像劇のカタチをとって難しくもないテーマを難しくしてますね。 ところで私、外国人が描く日本と日本人というものにわりと寛大なほうだと思ってるんですが、これは酷い! 都会の高層マンションに住む傍目には恵まれているようで、実は機能していない家族っていうのはわかる。しかし日本は猟銃を所持している人はいても普通の主婦が拳銃自殺なんてしませんし、いくら言葉でコミュニケーションがとれないからって、素っ裸になってベランダで立っている娘を見て通じあえたなんて思う親はいませんから。 ひょっとしてこの監督は日本のAVを結構観てる人なんじゃないかとも思った、歯医者のシーンとかありそうでしょ。 個人所有のひとつのライフルがもとで大騒動になるっていうのはわかるんですけど、そのライフルの出所が日本人ビジネスマンっていうのはどう考えても無理がありすぎです、どういうつもりでこんな設定にしたんだろ???確かに猟銃を使った事件があるにはあるけど、この監督さんにとってはそれが凄く特別なことなのかしら。 モロッコのエピソードはいいとしてベビーシッターのはどうなのかなあ、これもちょっと無理やりぽかったです。タイトルを知った時点で宗教的な教訓を感じるはなしかと思ったけど、そこまで感慨深いものはなかったです。 メキシコのおばさんだけじゃなく登場人物はみんな愚かといっていいんじゃないかな、その巻き添えをくった幼い兄妹がかわいそうでした。何もモロッコくんだりまで行かず、近場にすりゃよかったものを・・・とにかく無事に保護されてよかったです。 40代後半の監督さん、もうそろそろそれなりの品性を感じる表現を身につけてもいいと思いました
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-12 11:31:53)(良:1票)
64.  フォー・ルームス
ものすごーく期待したんだけどなあ、しっかりハズレでした。特にタランティーノ担当の4話がいちばん面白くないというのが腹立たしい。なぜこんなに面白くないのか私なりに考えてみた。原因の多くは出ずっぱりのティム・ロスにある。彼のこういう役を見るのはあとにも先にもこの作品だけだが、顔の筋肉が引きつってケイレン起こしゃしないかと思えるほど、おどけた表情を作り一生懸命だ。けれどそれがうっとうしい、無理していると感じてしまう。だからおかしさがすーっと入ってこない。やっぱり一生懸命と技量、資質はちがうのよね。これがスティーヴ・ブシェミなら無表情でフロントに立っているだけでもも可笑しかったにちがいない。私もこの中では三話にはかろうじてノレました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2004-09-06 10:52:08)(良:1票)
65.  アパートメント(1996)
ずいぶん前にハリウッドリメイク版を観て、オリジナルとそのキャストを知って「観たい!」で、この度やっと観賞しました。 大まかなあらすじは同じだけど見せ方が違うのね、フランス映画はやっぱりこうでなきゃいけない。 男女4人がすれ違ったり絡み合ったり、けれどアリス以外の三人は完全にアリスを語るために存在しているキャラと言ってよく、だから特にマックスは道化そのものという感じ。ここがリメイク版と大きく違う部分かな。 エゴと欲ですね、自己愛と保身もかな。どれもあって当たり前、でもそのバランスが悪いと厄介。リザに電話でカフェでマックスに語るとこなんて甘えとしか思えず、その上リザのあの結末を見ればアリスのしたことは許されないでしょ。結局成就しなかったのも仕方ないことです。私にとってはアリスのような人間は「ナシ」だわね、共感も切なさも感じませんでした。 なんといってもモニカ・ベルッチの美しさに参りました。黄色のニットの色目や風合いと着こなしに注目しました、こういうとこもやっぱりフランス映画のよいところです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-29 18:48:59)(良:1票)
66.  ダウントン・アビー 《ネタバレ》 
ドラマシリーズは上質の群像劇でした。 映画になると2時間ほどでまとめなければいけないので、物足りなさを感じるかもしれないと思いながら鑑賞。 いえいえ、大満足です。 屋敷の全景が何回か出てくるんですが、映画館のスクリーンで見ると威厳のある壮大さに圧倒されます。  バイオレットおばあ様と故マシューの母イザベルは期待通り、イーディスがやけにグラマーで色っぽくなっている。 レディ・メアリーが何気に大人しくなってたように感じましたが。 伯爵一家よりも使用人サイドの奮闘ぶりがコミカルでよかったですね。  予想外のトムの活躍ね、なんかいちばん目立ってたように思う、アレン・リーチはかっこいいです。 いちばん気になっていたトーマスも落ち着くとこに落ち着いてよかった。 ワクワクもウルウルもユーモアもちょうどよく、ずっと笑顔で観ていられる映画です。  私にとってヒュー・ボネヴィルは長く「ノッティングヒルの恋人」の失業した友人バーニーでしたが 今はもちろんグランサム伯爵です。
[映画館(字幕)] 8点(2020-01-16 20:33:07)(良:1票)
67.  間奏曲はパリで 《ネタバレ》 
鑑賞後、イザベル・ユペールはいくになったんだとそれがいちばん気になり検索しました。 御年66歳ですと!!!てことは本作撮影時点で還暦ですか、いや~~参りました。 サイコパスな役をやれば冷ややかでゾクッとくるし、本作のようなロマコメでは抜群に可愛らしく愛らしい。 すごい女優さんです。  子どもも完全に手が離れた中高年の夫婦の倦怠期、奥さんのブリジットが冒険しちゃうんですが 実は夫婦の危機は過去にもあったということがわかり、単に退屈で刺激がほしかっただけではなかったことに なぜだかホッとした私。お互い無関心ではないんですよこのご夫婦は。 伏線に使われるのが原因不明の湿疹ていうのが面白いです。中高年になると寝込むほどではない体の不調って 大抵ストレスとかホルモンとか自律神経のせいにされるのよ、ブリジットの場合もそんな感じなんですよね。 危機を乗り越えられるほどの愛があり、許せる余裕があるっていうのがいいですね、 やはりフランスは大人の国であります。 行きずりのデンマーク人役の俳優さんはイーサン・ハントの敵役だった人ですよね? こちらも検索したら既に故人でびっくりしました。初見ではロシアとかの重量挙げ、砲丸投げの選手みたいだなと。 スウェーデンの俳優としてマックス・フォン・シドー、ステラン・スカルスガルドのようにまだまだ活躍してほしかったですね。イザベル・ユペールの可愛らしさがプラスです
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-02-28 16:09:11)(良:1票)
68.  ベティ・ブルー/インテグラル<完全版>
カット版を先に観ました。インテグラルではゾルグの心情がより伝わりました。ベティはまるで猫のよう。ラスト、窓から猫が一匹部屋に入ってきますね、あの猫がベティに見えました。あちらにおおかたの感想は書きましたが、やはり苦しい映画だというのは同じです。観終わったあとしばらく動けなくなってしまうのね。この作品の原題は「37°2 LE MATIN」(朝、37゜2)女性の基礎体温になりますか。最も妊娠しやすい状態、つまり女性がいちばんキレイな時、心身アツくなっている、高揚している時といってもいいですね。ベティの愛はいつも37゜2のようでした。
9点(2004-03-25 09:33:12)(良:1票)
69.  ぼくの美しい人だから
スーザン・サランドンはやっぱりこれです。睡眠中のスペイダーを襲っておきながら、「Please」と言わせて食っちゃうのだ。実生活でもひとまわり年下のティム・ロビンスを夢中にさせたサランドン、説得力があります。ジェームズ・スペイダーも冒険は怖いアッパーなボンボン役がぴったりだ。これを見て金持ちだけど嫌味なヤツというイメージは拭われました。しかしスペイダーはセックス絡みの作品が多いですなあ。目元が淫靡だからかしらん。二人の育ち、教養のちがいをしっかり見せられたのがチクチクと痛かったわね。カラダから始まった二人はいろいろあったけれど、やがてお互いを必要としていることに気づく。そのいろいろがリアルでした。
9点(2004-09-21 11:46:19)(笑:1票)
70.  死刑にいたる病 《ネタバレ》 
PG12?どうしてR15じゃないんだろ??まずこう思いました。 題材は興味をそそるんですが、映画としては面白くないです。原作は知らないけど描き込みが足りないというか、散漫でさら~となぞっただけという印象。 拷問シーンを長々とじっくり見せるとか、産まれたばかりの赤ん坊特有の握った手と足が燃えるシーンとか悪趣味もいいとこです。 そんなものより描くべきものが他にたくさんあると思う。ついでに言えば死産とか言ってたけど、赤ん坊は産声をあげる間もなく殺されたと私は思います。 突然現れた学生ぽい若い男の子に名刺見せられたくらいで大の大人がペラペラ喋るっていうのもなんか腑に落ちない。 雅也の母親と榛村の関係性、雅也の家族との関係性の描き方も中途半端です。このように中途半端と感じる所が多すぎです。拷問シーンに時間を割いてる場合じゃないと思うんですけど。 レクター博士とバッファロービルの表面的なとこだけみたいなキャラの榛村大和も怖さがないんですよね、裏付けできる知性を感じませんし、根津さんが拉致されるとこだけまんまバッファロービルなのよ。 だいたい高校生にもなれば榛村みたいな馴れ馴れしく歯が浮くようなお世辞ばっかり言う人は「キモイ」と言われるのがオチだと思うし、狙われた子たちの共通点を見ると、つまりそういうタイプの子にしか相手にされない人物なわけですよ。 それと同級生の女の子を演じた子がヘタクソすぎです。「筧井君、筧井君」とウザくてイラっとする声のトーンに萎えた。 ラストでああなるならもっと演技達者な子をキャスティングしないとね。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-09-26 11:07:41)(良:1票)
71.  地獄の黙示録
何回も観てる、でもコッポラが何をしたかったのかは未だにわからないというのが正直な感想です。聞くところによるとコッポラもマーティン・シーンも撮影中正気じゃなかったみたいです。 アメリカにとってベトナム戦争というのは、どうしようもないくらいの恥部で、後世に語り継がれつづける醜態、失敗の代表だと思うし、戦争ですよ?どうあがいたって芸術作品になどできないのです。だいたい戦争の狂気はわざわざ映画で教えられる必要はないと思うけど。 カーツ大佐とかサーフィンとかプレイメイトとか「ひゃ~何だこれ」っていうのを次から次へとみせてもらいましたが、「だからなんだ」としか思えなかったです。 ベトナムへの言い訳はもううんざりです。原爆ふたつも落とされた国はどうすればいいのさ。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2010-05-03 19:46:38)(良:1票)
72.  007/スペクター 《ネタバレ》 
えー、とにかく長いです長すぎです。2時間程度でまとめていただきたい。 148分かける価値を見出せません、無駄に長いです。これが大きなマイナスです。 こういったアクションもので「まだ続くの?いつ終わるの?」と思わせたらダメだと思う。長い割に内容はたいしたことないです。アクションシーンも目がまわるし、やたらガラスが割れて破壊しまくってるだけで面白味がありません。「粋」が無いんです。 そしてダニエル・クレイグのボンドシリーズで初めてユーモアを感じましたが、まだ全く足りないです。 レア・セドゥはかわいいけど、彼女はどっちかというと悪役顔ですし、ダニエル・クレイグとは見た目の相性がしっくりこない感じがして、なんか浮いた存在のように感じてしまいました。見終わった頃にはイタリアの宝石モニカ・ベルッチのことはすっかり忘れてしまっていた。老けたなあと感じたけど、これだけの長丁場なんですからしっかり絡んでほしかったです。なんだか「残念」という言葉しか浮かばなくて、ダニエル・クレイグのボンドは最新作が最後らしいけど、上映時間が最長の2時間43分だと知って不安しかない。
[インターネット(字幕)] 4点(2021-09-15 14:26:43)(良:1票)
73.  ダンケルク(2017) 《ネタバレ》 
戦争映画はかなり苦手です、話題になった作品も殆ど観てません。 でもこの「ダンケルク」今まで観た数少ない戦争映画とは全く違うものでした、これは敵を殺しまくって、ナントカ作戦で見事に勝利し満身創痍のヒーローがいるという物語ではなく、海岸に追い詰められた30万人の若い兵士たちをとにかく救おうとするのですね。まだ子どもといってもいいくらいの若い兵士ばかりなの。敵を殺して勝ってナンボじゃなく、人を救うことに徹底した戦争映画でした。ここが素晴らしいと思うんですよ。 戦争娯楽作品にしていないの、特筆すべきはここなのよ。 隠れる場所のない海岸の長い長い桟橋に武器も持たずにずらっと並んでいる若い兵士たち、そこへ空から攻撃されるという恐ろしさ、恐怖なんです。やっと船に乗っても攻撃される、重油まみれになり炎に襲われる。いったい何回沈没した船から脱出し大海原に放り出されたのか、怖いです。戦争の無意味さ、不条理がこれでもかと伝わる映画でした。同時期、カレーの部隊は救出されなかったという事実もあるのね。 空から見える海の美しさが一層悲しい。 本作とゲイリー・オールドマンのチャーチルの方と両方観るのもいいかもね。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2021-01-28 14:11:08)(良:1票)
74.  ノッティングヒルの洋菓子店 《ネタバレ》 
そうねえ、全体的に浅いですね。朝のロンドンの街を自転車で走り抜けていくオープニングは良かったし、期待できそうだったんですけどね。 サラの人物像がほとんどわからない、ただベイキングの腕前は一流だったらしいだけなので感情移入ができないし、潰れる寸前の崖っぷちから成功を掴んだっていうより、なんだかんだあってもトントン拍子っていう感じで達成感や幸福感をあんまり感じなかったです。 そのサラ役ですが、イギリスで驚異的な視聴率のアマチュアベイカーコンテスト番組「ブリティッシュ・ベイク・オフ」の優勝者のひとりのキャンディスなんですよね、あの番組は日本でも観られて私も大好き、キャンディスは印象的な人でよくおぼえてる。番組をきっかけにメディアに出る人も多く、キャンディスは美人で個性的で確かに女優にいてもおかしくないルックスなので、映画にも出ちゃったのね。 唯一の色物、ユーモアて感じの赤外線おじさんがもっと活躍してくれると期待したんですがそうでもなかったのが残念。  せめてお菓子を作る工程にもっとチカラを入れてほしかった、手元のアップを多くして美しく見せてほしかったです。 最初に店に出すのがフランス菓子テイストのものばかりで、知らない食べたことないみたいなのがイギリス人らしいなと。 日本だと料理もお菓子もフランス物っていうのは最高級ランクの位置っていう感じですが、ヨーロッパでは単にフランス菓子ってだけみたいですね。 日本食ブームもあって抹茶や柚子がイギリス人にも使われることがしばしばあるっていうのもうれしいですね、でもあれは日本人じゃないよね、まぁタイも中国も日本も同じアジア人で何が違うのかよくわからんていうのは仕方ないですね、私も外人、イギリス人てだけでアイルランド人、ウェールズ人、スコットランド人と何が違うのかわからないものね。 映画の内容はかなり物足りないけど、個人的に興味のある部分がいろいろあって損はしなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2021-09-17 15:52:32)(良:1票)
75.  アンブレイカブル
冒頭の赤ちゃんと列車事故のシーンでこれから何が起こるのか期待した私がバカでした。「なめとんのか!」これが見終わった後、浮かんだ言葉。出てくる人がみーんなやたらと暗くて深刻なのね。そのわりには言ってること、してることに説得力がないの。特にあの子どもらしくない子役が不快。ラストのあのオチも「な~んだ~思い込みの激しいオタクだったのね」でした。雨合羽着て、死闘を繰り広げたブルースの立場はどうなるんじゃい!まあ、人助けはできたわけだけど。深刻な表情と演技とイワクありげな作りが災いしたと思う。
[CS・衛星(字幕)] 2点(2003-11-27 23:47:21)(笑:1票)
76.  ボヘミアン・ラプソディ
中学からビートルズを皮切りに洋楽を聴いて過ごしてきた私、クィーンの映画だもの観ないわけにはいかないわ。 初めて聴いたアルバムが「オペラ座の夜」それでいきなり「ボヘミアン・ラプソディ」だもの、キョーレツでした。 クィーンでいちばん好きな曲は「マイ・ベスト・フレンド」ベースラインがすごく好き。  そして映画、駆け足だなという感じは否めない。サンシティのこともなかったし あれってかなり大きな問題だったはず、バンドエイドに参加してないのも関係あるように思うし。 でもまあ、こんなことは言い出したらキリがないんですけどね。 フレディ個人の苦悩に焦点を当てたってことですかね。  とにかくメンバーそっくり、特にブライアン・メイには似すぎててびっくりしました。 ロジャー役は本人よりラブリー、日本でウケそう。 肝心のフレディなんですが本人よりずいぶん小柄な感じがして、そこがイマイチだったかな  でもラストのライブエイドのシーンで不満は全て帳消しです、オープニングに繋がるっていうのもいいね。 よくぞここまでと感心する当時のステージの再現は圧巻。 感動で泣けました、家でひとりで観てたら号泣するとこだけど映画館なんで必死でこらえてた。 本人の映像じゃないのになんであんなに泣けたのかよくわからないんですが、観客のエキストラの中に 泣いてる初老のおじさんがいて余計に泣けてしまった。  音響も良くてクィーンに浸った2時間、大満足でした。もう一回観たいです。
[映画館(字幕)] 9点(2018-12-13 21:47:30)(良:1票)
77.  禁じられた遊び(1952)
ナルシソ・イエペスのあの曲を思い出しただけで涙が出てくる。むごたらしく、リアルな戦闘や人がバタバタと死ぬシーンなどなくても、戦争の悲惨さ、無意味さを充分伝えている。幼い子どもをもってくることで、あざといと言う人もいるかもしれないけど実際、戦争のいちばんの犠牲者は民族や政治的なことも、まだ死の意味もわからない子どもたちなのではないでしょうか。「パリから来た垢抜けた女の子」はミシェルにとって、自分が見つけた、発掘した宝物だったのかもしれませんね。いつも大人に囲まれ見下ろされている立場だったのが、ポーレットに対しては自分が教えてあげる、守ってあげる立場になるわけだから。お墓を作ることは悪くはない、ただ十字架を盗むといのがいけないということでしょう。それによって村が大騒動となり、争いが起きる。何か皮肉な感じもする。大人のある一部の者たちによって勝手に戦争やって、罪のない人々を巻き込み、人生を狂わせているのだから。「ミシェル」と呼んでいたポーレットが、現実にかえったように「ママ」と呼んで雑踏の中へ消えていく、こんな悲しくていたたまれないラストシーンは他にないです。素直にこれが反戦映画というものなんだなと思える。
[地上波(吹替)] 10点(2003-12-14 00:56:05)(良:1票)
78.  愛人/ラマン 《ネタバレ》 
最後まで少女が華僑の男に対して冷たくそっけないのはやはり人種差別があるのですね。「中国人なんてこっちからは望まないわ、ただお金持ちだからよ」というような態度でした。けれどフランスに帰る船上でピアノの演奏を聴くうち、こらえていたものが一気にふきだし泣き崩れる、なんだかよくわからないけどとにかく無性に哀しいという気持ちというのでしょうか。 10数年ぶりに再見してみたら結構新鮮でした。今回は少女も中国人の男も最後まで名無しだったことに気が付いた。 今までお気楽に女と寝ることくらいしかすることのなかった資産家の32歳の男が初めて女を愛することと、それが受け入れられない成就できない苦しみを知り、苦悩する。早熟ではあるけれどこの男の想いを受け止めるには彼女は幼い。10数年前に観た時よりもレオン・カーファイが魅力的でした。 そしてジェーン・マーチとレオン・カーファイの演技力の差があまりにもありすぎて、ジェーン・マーチが気の毒になってしまいました、雰囲気はあるけどやっぱりヘタなんです、ジェーンちゃんが。でもその演技の差がそのまま映画の中の二人のギャップを表現できたとも言えるかも。そういえばレオン・カーファイが撮影で戸惑ったことは、ジェーン・マーチとのジェネレーション・ギャップだったとインタビューで答えていたっけ。 そのギャップを補う役割みたいなナレーションなんですが、マルグリット・デュラスの「自分大好き、自分賛美」満々みたいな内容がちょっとイヤです。デュラスは映画のデキが商業的すぎると怒ったそうですが、この物欲的な人間ばかり登場する話をどうすれば芸術作品にできるというのか・・・ジャン・ジャック・アノーは大変いい仕事をしたと私は思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-03 01:44:34)(良:1票)
79.  ニュー・シネマ・パラダイス
こういうのやっぱり弱いです、ノスタルジックな雰囲気の中での近所のおじさんと少年の交流。私がいつも思うのは外国映画の場合、子どもに対して妙に不自然に理解ある大人が出てこないのがいい。 途中で退屈になったところもあったけど、あのラストにはやられた。全てはこのラストシーンのためにあったんだと思いました。 なんだろう、とても言葉では言い尽くせないです。感動、驚き、釘付け、言葉が出ないラストシーンといったらまずコレです。ほんとにやられた、フィルムを見ながらワンワン泣きました。なんであんなに泣けたのか、アルフレードという人とその想いに感激したのかなぁ。 中盤退屈でだらけた私、人生の途中でだらけていたトト、しかしあのラストのフィルムで目が覚める、忘れてしまっていた何かが蘇る、そんな感じもあるかな。 不器用でもあり控えめ、でもいつも黙って見ていてくれる、そんなアルフレードのトトへの想い、愛情を感じます。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2003-11-27 22:37:33)(良:1票)
80.  ダイ・ハード4.0
結論から言ってこれは失敗作、駄作です。「ダイ・ハード」がその他多くのアクション映画とは別物という魅力の部分がまったく損なわれてしまっているの。 ジョン・マクレーンがいるだけって感じです。彼のキャラを見事なまでに崩し、それまで個性と存在感が突出していた敵役、相棒役はこれといってインパクトなし。援護するFBIは役立たず。人物描写も省略、ユーモアを意識したであろう時々出てくるセリフもユーモアのわからない人ががんばってここでこう言わせてみましたみたいでなんだか痛々しい。 作りすぎの映像、あの色彩はなんだ!!鬱陶しい映像作りでした。 これまでのシリーズ全体に感じられた「職人気質」は消滅し、今作の敵同様、無機質なただの破壊しまくり映画になってしまいました。あぁ「ダイ・ハード」が・・・こんな気持ちにさせられて2点にしようと思ったけど、ジョン・マクレーンだし・・・どうしよう。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2008-08-11 12:27:22)(良:1票)

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