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61.  インビクタス/負けざる者たち 《ネタバレ》 
■うーん、いい話なんだけどイマイチ足りないところがある感じ。その根本原因は「なぜ弱小南アチームが強くなったかがまったく描かれていないので、WCでの勝ち上がりにも思い入れが出来ない」という点にあると思う。南アが弱いということが事実に反していてもそれはいいが、でもというか、ならなおさら南アが強くなるプロセス、あるいは奇跡の勝利を収めるに値する何か、を事前に差し込んでほしかった。それが「大統領の応援」だけだというのでは拍子抜け。  ■他方、マンデラ大統領の重み、ドラマは上手く描けていたと思う。「赦し」の難しさ、それを実現させていくマンデラのすごさ、等々。みんな「一人の魂の指導者・・・」を引いてるけど、個人的には凡庸ながら「危険を冒せないものは指導者になれない」っていう台詞が好き。  ■というわけで、悪くないんだけど、スポ根に大切な「勝つ為の秘訣」が見えなかったので2点減点。いい映画だとは思うんだけどね。なんだかんだラストの勝利はぐっとくるし
[映画館(字幕)] 7点(2010-06-25 02:17:32)(良:1票)
62.  太陽を盗んだ男 《ネタバレ》 
なんとなく日常に閉塞感を覚えるたびに、ふとこの映画を思い出す。なんというのか「強烈」な映画。前半の感じからしてもうそれはじんじんと伝わってくる。ただし後半の展開があまりいただけない。爆弾奪還→カーチェイス、は明らかに余計。  (06・7・16更新)2回目見ました。怠惰な日常にふと飽きたので(笑)。やはりある種のエネルギッシュさは全開です。それと、ストーリーを知っているので、これとってるのは東京のどこだろう、みたいなのも楽しみました。「あれ、DJのいるのって新宿のあそこだよね。変わってないな~」「渋谷のどこだろう?あ、銀座に切り替わった」とか。ただ、やはりサスペンス映画に専念すべきだったと思います。アクションが変に入ってて不自然。上記カーチェイスもしかり。ラストの乱闘ももっとコンパクトでよかったと思います。張り詰めた感じがあそこで崩れています。それでも10点は変わりませんが
[DVD(邦画)] 10点(2006-12-19 10:02:37)(良:1票)
63.  マスク(1984) 《ネタバレ》 
障害者ものはあまり好きではないのだが、本作では障害をメインに出さず、むしろ好き勝手しているが息子のことを思っている母親との葛藤を描いた部分の方が大きくなっているところが特色だと思う。あのような病気を抱えながらも常に前向きに生き続ける(ただ「希望を見て、優しい人」とかじゃなく、本当に普通の青年のように遊んでいる)のが極めて印象的だ。  ■しかし、彼を根本的に受け入れてくれるのが、ある意味「不良的な仲間」になってしまっているというのは皮肉だろう。世間的には「まっとう」とされている人々ほど、実は上っ面でしか人を見ておらず、単なる外見でロッキーを蔑み、他方「不良・アウトロー」な人々の方が、外見ではなくその心で人を見ようとしている。  ■けど、ラスト直前の展開は悲しい。好きな子とは遠く離れることとなり、ヨーロッパ旅行はなくなってしまう。学校は再び居場所がない。すべての歯車が悪い方向にかみ合い「生きたい」気持ちが失われたことが、彼の最後を引き寄せてしまったのだろう。  ■ところで、彼女は目が見えたとしても、果たして彼のことを受け入れてくれただろうか。。。。。。
[DVD(字幕)] 8点(2010-10-11 22:20:21)(良:1票)
64.  バンク・ジョブ 《ネタバレ》 
これが実話だというのが驚きだ。銀行強盗がさまざまなスキャンダル品を持って行ってしまい、それによって狙われるとは・・・  駅での駆け引きの絶妙なところとか、パトカーで銀行を探すところとか、細かなところに手に汗握るような仕掛けがあって面白い。地味だけどいい作品。
[DVD(字幕)] 8点(2009-07-21 11:02:20)(良:1票)
65.  フッテージ 《ネタバレ》 
バイオレンス描写に頼らず、ストーリーと音だけで勝負している正攻法のホラー映画。次に起きることはかなり予想可能なのにもかかわらず、見て「ぎゃっ!」となるシーン多数(特に芝刈り機。あれはぞくっとした)  ■設定がそもそも強引(首つり事件の謎を解くために、事件の家に家族で引っ越してくるとか、家族のことなんだと思ってるの!?)なのだが、序盤の展開は不穏な空気が漂っていてよい。しつこすぎないけど不意に物音がしたり、テープが毎回勝手に動いていたりと、不安感だけが煽られる。  ■しかし、子供たちが現れ始めてからは、正直「現実的なオチはないんだ」と分かってしまい、かなり興ざめではある。超常現象なら「なんだってあり」なわけで、だとしたら超常現象と分かってからの展開が間延びしすぎ。途中から「元の家に戻って、そこで殺される」は見え見えなわけで、そうするとむしろ「早くしろよ」とじれったく思える。  ■途中までは非常に良かっただけに、後半の展開をもっとうまく工夫できればいい作品に仕上がったのに、と惜しく思う。
[DVD(字幕)] 7点(2014-03-04 01:09:53)(良:1票)
66.  スーパー! 《ネタバレ》 
すでに書かれているが「キック・アス」と見せかけてその正反対を行く作品。徹底して通常描かれない「ヒーローとは何か?」「正義とは何か?」を問うていく。  ■主人公はダメな中年であり、ヒロインが暴力大好きな女の子。「凡人でも強くなる」には道具に頼るしかないわけで、そうやって武装した凡人が「正義を実行」し始めるとどうなるのかが本作。基本的にやり過ぎだが、「何か悪いことをした人」にしか暴力をふるっていないのはやはりポイント。  ■本作はゆえに暴力シーンも多いので注意が必要。ただ、この映画は「暴力礼賛」などでは全くない。むしろアメコミなどで平然と描かれるシーンが「実際にはどのようなものか」を明白に提示することで、そうした描写に一石を投じる意図であろう。それは「ファイト・クラブ」や「ファニー・ゲーム」がむごい描写は多くとも暴力批判なのと同じで。
[DVD(字幕)] 8点(2012-03-07 00:34:06)(良:1票)
67.  カサンドラ・クロス 《ネタバレ》 
電車という地味な道具ながら、最後までしっかりと見せきってくれる。 1000人を抹殺という軍の姿勢、それを必死に食い止めようとする医師や乗客。犯人が伝っていくときにはホント「見るな」でしたし、銃撃戦のときも「出てくるな」だった子供に腹が立つぐらい、みんなに感情移入していた。「後ろだけでも助けるしかない」というのは、あまりに厳しい決断であった。
[DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 23:43:02)(良:1票)
68.  二十日鼠と人間(1992) 《ネタバレ》 
ラスト、犬の死の伏線がここに結集し、残酷な結末を迎える。この映画はまさにこのシーンのためだけに作られたといってもいい。  ■が、逆に言えばこのシーン以外があまりに冗長。のんびりと言えば響きはいいけど、要するに中だるみ。  ■そして、多くのこの映画の論評やレビューを見ていても思うのだが、レニーが「無垢」であるのはいいとして、「無垢」であるがゆえにそれが美しかったり善であったりするのか、それが非常に疑問でならない。「悪意ある犯罪」は悪意を取り除けば平穏に暮らせるが、「悪意なき犯罪」はまさに悪意ではないがゆえに、どこからもストッパーをかけることが出来ず、ある意味「悪意ある犯罪」より危険である。そしてそれを美しいかのごとく称賛してしまうのはもっと危ない。ある種の倒錯があるように思う。
[DVD(字幕)] 3点(2010-01-01 22:38:46)(良:1票)
69.  アシュラ(2012) 《ネタバレ》 
内容としてはかなりタブー的なものに挑んでいる作品。人間が、まさに「人間」になるがゆえに苦しみ、そしてその罪と犠牲の中で葛藤する。アシュラはその只中を経験し、人間になりかけているところですれ違いを繰り返す。  ■若狭はアシュラの人肉を拒み「食べるぐらいなら死んだ方がいい」と言う。しかし、彼の恋人もまた若狭のために盗みという罪を犯そうとする。もし盗みがうまくいったとしたらどうなったのであろうか。恋人の持ってきた食べ物を若狭が食べるのだとしたら、それは結局「罪と汚れを他の者に被せることによって、自らの汚れなき状態を安心している」だけになってしまうのではないか。アシュラはその取りつくろいが極めて下手であり、恋人は恐らく上手くやれる。しかしそれは本質的には違いはない。「私は罪なく生きる」ではなく「いかに汚れなき生き方だと思っていても、私も罪の中にいる」と自覚し葛藤することが必要なのであろう。それが最後の法師の一言に表されている
[DVD(邦画)] 9点(2013-04-18 01:00:15)(良:1票)
70.  ロッキー 《ネタバレ》 
有名だが見ていなかった映画だったのでついに鑑賞。え~、こんなご都合主義的かつ単純なストーリーなの、というのが率直な感想。  ■アポロとの対戦の経緯はあまりにも唐突というか、まずはありえないような展開だし、エイドリアンとの恋もあんな簡単に成就するわけがない、と思ってしまう。そしてあんなわずかな期間で世界チャンピオンと互角に戦えるようになれるというのは、もう妄想の世界。  ■ファイトシーンが意外と短いのは全然よいというか、そこが本質でないので全く問題ないのだが、この映画において最も重要なはずのトレーニングの描写が、ただ練習シーンをカッコよくつなぎあわせているだけなのが、あれれという感じだった。「自分はただのゴロツキなんかじゃない」と示すために、奇跡的に掴んだ幸運を生かすべく、必死で血のにじむような猛特訓をした、という部分こそがこの展開においては最重要だと思うのに。あれだと「そこそこの選手ならだれでもやってるトレーニング」にしか見えない。  ■確かに安心して見ていられるサクセスストーリーではあると思う。でもこれがアカデミー賞作品賞かあ・・・とは思ってしまった。
[DVD(字幕)] 6点(2013-11-10 23:58:39)(良:1票)
71.  イースタン・プロミス 《ネタバレ》 
バイオレンス&サスペンス目的で見始めたが、自分の予想をよい意味で裏切ってくれた。 そこで描かれてる闇世界のさまざまな人間模様に引き込まれた。 誰もが皆不完全な感じ(完璧な善や完璧な悪がない)で、そのもつれた中で皆がもがいているようだった。  バイオレンスの特徴としては、銃ではなくてナイフというところがバイオレンス性をはるかに高めているように思う。 前作「ヒストリー・オブ・バイオレンス」では何とも思わなかったが、今回は冒頭のシーンからそのバイオレンスにやられた。 有名なサウナシーンは、裸であるがゆえにその傷も生々しい。  この内容を100分でまとめ上げたのはお見事。 画も美しいし雰囲気に引き込まれる。充実した100分だった。
[DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 00:53:49)(良:1票)
72.  インターステラー 《ネタバレ》 
SFの形態をとってはいるが、SFを用いた人間ドラマが主軸。その意味では、画的にきれいなシーンもいくつかあるが、全体としてみて2001と対比するのはいささかずれている気がする。  ■地球を救うために最後の開拓に飛び立つ、という展開は非常にオーソドックスだが盛り上がる展開で、またその中で残してきたものとの関係、家族と再会したい者と人類に賭ける者との対立など、いろいろよく描けている。小説だと『ゴールデン・フリース』が似ている気がした。あれだけの大志をもって飛び立ちながら、孤独に寄って心をむしばまれていく、という豹変も、あの残酷な世界に一人ぼっちの苦しさを考えると理解できる。  ■「解がない」ことを隠した展開は、バッドエンドならば某記憶喪失映画に近いが、この映画では最終的にはハッピーエンドにこぎつける。しかし、ブラックホールの中が時空を超えるヒントになるという設定まではいいが、あの部屋とだけダイレクトにつながるという設定はいかにもご都合主義というかもはやしらけるレベルだし、ブラックホール内の造形もいかにもただの人口施設という感じで、それまでの星の作り込みと比べると貧弱さを感じる。  ■「インセプション」と同様時間のずれをうまく使っており、その辺りは面白い。ただ「1時間が7年になる水の惑星」からの帰還で、ひげが生える程度であまり時間経過感を出せていなかったのは残念。
[DVD(字幕)] 8点(2015-07-09 10:45:07)(良:1票)
73.  地獄の英雄(1951) 《ネタバレ》 
人は他人の不幸で利益を得たり楽しんだりしている。しかも汚いことに、そうしたマネをしていながら「自分は善人として行っている」と信じて疑わないのだ。 ニュースを伝えるメディアがそれが最も露骨に表れるので本作でもそこにスポットしているが、この醜い心は人間に普遍であるといえよう。ある意味、自分のやっていることが汚いことであることを自覚出来ているカーク・ダグラスの方がまっとうだとさえいえるかもしれない。
[DVD(字幕)] 8点(2010-08-06 00:26:26)(良:1票)
74.  幻影師アイゼンハイム 《ネタバレ》 
■ラストが近付くにつれて予感はされたが、最後の落ちは思ったよりもうまくかかってしまった。 落ちを知ってから考えると、「こんなにうまくいくか!?」だが、ある意味「これもあり」な気もする。マジシャンってそういう綱渡りを成功させるものでもあるし。  ■映像と音楽の雰囲気は良かったので、わりと見ていて気分はよかった。  ■マジックのシーンがもろCGなのはどうかと思うけど。もう少し古典的なマジックに出来なかったのかなぁ。  ■この展開だとさすがに皇太子がかわいそう。まあもとからソフィーは嫌がってたようだというのがせめてもの救いか。  ■警部の心理がよくわからない。ここはもっと描くべきだと思う。相当キーパーソンなんだし。  ■別にこの映画はアイゼンハイムの行動を善として描いているのかはきわどい気がする。一歩引いて見ると結構この映画は面白いような。
[DVD(字幕)] 7点(2008-12-30 00:03:04)(良:1票)
75.  シークレット・サンシャイン 《ネタバレ》 
重く、救いのない内容。救いを与えるべきものがその救いの道を紡ぎ取ってしまっているという何とも皮肉な展開。  前半の誘拐事件はあっさりと終結、悲しさを決して表に見せないが、しかしもっとも苦しんでいるシネの救いを求め宗教に進むところから中盤が始まる。神の救いを感じ、安らかになる。だが、犯人と面会し、すでに神に許されて心が安らかだと言われ、神に裏切られた境地に陥る。ここから、神への復讐の後半へと突き進む。不貞、自傷行為、投石。教会で机をたたくシーンは別の意味での「悟り」さえ感じる。  救いを与えるもの(神)は結局すべてのものに赦しを与えてしまうがゆえに、自分のために特別な施しをしてくれるわけではない。救いというのは与えられるものではなく自力で見つけ出すものだ。「赦しを与える」こと自体が、すでに人を貶めて自分を救済しようという発想の表れなのであろう。  展開については、全体として中だるみしている感が強かった。そこに減点したが、難しいテーマによく取り組んでいたと思う
[DVD(字幕)] 6点(2010-07-07 00:06:06)(良:1票)
76.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
■甘酸っぱくほんわりした良作。誰もが憧れるタイムリープを使える少女を軸にした青春ラブストーリーな感じ。純情そうでいて十代も相当屈折してるものだよ、告白を取り消すあたりとか。経験はないけどわかる気はした。  ■タイムトラベルものとしては「バタフライエフェクト」に近い感じ。決して単純にハッピーとはいかず、回避した分だけ誰かが被害に会うというあたりとか。あと、タイムリープするたびに少女が体を痛めつけるところも、タイムリープを安易なものにしていなくていい。  ■中盤がややだれ気味なのとあんまりうまくまとまっていないのとがあるのだが、「お前タイムリープしてるだろ」からラストへの展開はおおと思わされた。でもあの絵にそこまで価値あったのかなぁ。。。  ■ラストの「未来で待ってる」は、普通に「時間がたてば若いチアキと年を重ねたマコトとで出会える」という意味じゃないのかな。だから正確には待つのはマコトだけだけど、代わりにチアキは年を重ねたマコトでもなお好きだ、そういうことじゃないのかな。
[地上波(邦画)] 9点(2010-06-27 00:46:50)(笑:1票)
77.  ザ・ロック 《ネタバレ》 
確かに科学的にみれば突っ込みどころ満載なんだろうけど、面白いんだからしょうがない。 明らかにとってつけたようなカーチェイスやトロッコのシーンでも、かなりハラハラしてしまったし。 やはりショーンコネリーの存在は大きいんだろうな。 90年代のアクション映画ではトップクラスでしょう
[DVD(字幕)] 10点(2006-12-18 17:31:09)(良:1票)
78.  ブレードランナー 《ネタバレ》 
この映画を、ハリソンとレプリカントとの戦いのアクション・サスペンス映画だと思ってみると失敗します。かく言う私もその一人ですから・・・  暗くてごちゃごちゃしてて見にくいのもよくない。「未来世紀ブラジル」もそうなんだけど、「暗い近未来」を描くときに、単純に映像が暗い、ってなってしまうのはやはりよくないだろうよ。そういう面では「ガタカ」はすごい美しい。
[DVD(字幕)] 4点(2006-12-18 18:40:38)(良:1票)
79.  殺人の告白 《ネタバレ》 
「時効が過ぎた連続殺人事件に、真犯人が現れて本を売り出す」という設定だけで面白そうと判断して見に行ったが、これは掘り出し物。エンターテインメントに徹したアクション・サスペンスで、個人的には韓国映画では私的ベストの「オールド・ボーイ」に匹敵する面白さであった。  ■あらすじと予告編ではサスペンスベースかと思えるが、ハリウッド顔負けの二回のカーアクションが入っていてアクションの比率は意外と大きい。ほとんど不可能ギリギリのラインの車上アクションは圧巻。カメラワークもいい臨場感を出している。ただし追跡劇における手ぶれカメラは合わない人には合わないかも。  ■ラストにあっと驚くどんでん返しが仕組まれており、展開が全く読めなかった。公開のテレビ討論会、遺族の襲撃など、息をつく暇も与えないノンストップなストーリー構成で楽しめる。細かいことを考えるといろいろ不自然さはあるが、それを気にかけさせないだけの勢いがこの映画にはある。  ■これ以上の予備知識はなしで見た方が楽しめると思う。
[映画館(字幕)] 10点(2013-09-03 20:23:13)(良:1票)
80.  エリン・ブロコビッチ 《ネタバレ》 
自分勝手で子供を抱えつつバツ2のダメな女性が、ひょんなことから弁護士事務所で働き始め、巨大企業相手に公害の賠償金を勝ち取るまでを描くサクセスストーリー。気軽に安心して見ていられるタイプの映画。  ■シングルマザーの子育ての問題と、公害訴訟の問題、二つを抱えて奔走していた姿は分かるが、全体が広く浅くなってしまっている印象。恐らく最も力を入れたのは「住民との親密なコミュニケーションにより、信頼を勝ち取ること」の部分なんだろうから、そこ(特に困難)をもっと描いた方がよかったように思う。  ■ラストも、もともとこの訴訟で重要だったのは「500万ドル」という金額じゃなくて、企業に非を認めさせてきっちりと責任を取らせることだったはずなんだから、あの終わり方は何かしっくりこない。  ■でものんびり見る分には楽しめると思います。ジュリア・ロバーツが鼻につく人もいるかもしれませんが・・・
[DVD(吹替)] 8点(2012-10-04 23:12:23)(良:1票)

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