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 > にじばぶ さんのレビュー一覧。4ページ目
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プロフィール
コメント数 3245
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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61.  鶴は翔んでゆく
戦争映画は見飽きた感があって、これもありきたりなストーリーなのだが、その描く世界観は実に真面目である。 その戦争悲劇に対する真摯な描き方に対しては、敬意を表したい。
[ビデオ(字幕)] 5点(2010-11-21 23:05:29)(笑:1票)
62.  杏っ子 《ネタバレ》 
よっしゃ~!やっと観れたー! 映画館で運良く上映された為、この度、めでたく観ることができました。  香川京子主演で、監督が成瀬巳喜男とくれば、ハズレはまずありえません。 香川京子ですが、本作では苦しむ女性を演じています。 しかし、とても芯が強く、夫である木村功に苛められても決してへこたれません。 強い女性を演じさせても、全く違和感なく演じきるところは、さすが香川京子です。  本作は、いわば成瀬作品のお決まりパターンで、どんなに衝突しあっても夫婦である限り決して別れないという内容です。 現代においては、離婚というものが決して珍しいものではない為、ここまでして夫婦という関係を維持するという行為は、理解し難いのも事実です。  しかし、夫婦という形式はとっていますが、本作のこういった内容は、人生の色んな局面で教訓となることでしょう。 苦しいことがあっても決してへこたれず、最後まで粘り、頑張り続ける。 これは、例えば仕事などにも当てはまる人生訓です。  本作の中で山村聰が言います。 「苦しいことがあっても、一休みしてそれで回復したら、また頑張るんだ。そして倒れるまでとことんやり切るんだ。」 と。 最後にこの様な内容のセリフが出てきて、作品は幕を閉じます。 苦しいことはあるが、明日から何とかやっていこう、乗り越えよう、そんな勇気が湧いてくる素晴らしい作品でした。
[映画館(邦画)] 7点(2008-06-08 00:07:41)(良:1票)
63.  革命前夜
これは期待はずれだった。 パゾリーニと同じ白バックのオープニングロールで始まったので、更に期待は膨らんだが、本編が始まって、それはすぐにしぼんでしまった。  ロッセリーニ作品の様な格調高い雰囲気も映像もなく、かといって、パゾリーニ作品の様な洒脱さや皮肉も感じられない。 しかも、フランス映画的な難しさが充満した内容なのが余計にネックだった。
[ビデオ(字幕)] 3点(2009-06-17 01:59:26)(良:1票)
64.  ソウルメイト/七月と安生 《ネタバレ》 
学生時代からの友情って、お互いが歳を重ねていくと、意外と脆くも崩れ去る。 お互いがお互いの人生を歩み出し、それぞれが異なった経験を重ねていくにつれ、学生時代の透き通った友人関係に少しずつ亀裂が入る。 やがてその亀裂は、決定的な決別へと繋がっていく。 そこに異性に対する恋愛が絡めば、更に関係が危うくなることは想像に難くない。  現実には亡くなったが、小説の中では生き続ける。 虚実が織り混ざっており、見てる途中で少し混乱したが、この結び方は実にいい。 話とは関係ないが、安生を演じた中国の国民的女優であるチョウ・ドンユイ、本作でその魅力を存分に発揮している。
[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-18 21:50:35)(良:1票)
65.  ドクトル・ジバゴ(1965) 《ネタバレ》 
単なる不倫映画ではない。 だけど、不倫が主軸にある。  戦争や政治的な大きなうねりの中で、人は翻弄され、時に不倫という過ちを犯す。 確かにそうだが、それを肯定的に捉えたこの映画を好きにはなれない。  しょせん過ちは過ちであって、しょせんは不倫である。 裏切られた妻の思いはどこへ? そこが描かれていない。  そして、映画としてみてみると、まとまりがない。 伝記的映画だから仕方ない部分があるにせよ、長い尺とあいまって、緩慢な印象が残る。  良い部分は、ロシア革命を体感できることと、大きな冬の大地が良く撮れているところと、ブロンド女性が美しいこと。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-13 00:32:19)(良:1票)
66.  オーバー・フェンス 《ネタバレ》 
世間からのはみ出し者を温かく、そして大らかな大人の視線で描いた作品。 とっても見応えがあり、良い映画だと心から感じた。 主演二人の熱演、プロとしての演技が心に響いた。  たまたま見た映画だが、とんだ掘り出し物だった。 期待せず見始めて、「おっと、何だかコレおもしれーぞ!」ってなった。  こういう映画との素晴らしい出会いがあるから、映画は止められない。
[インターネット(邦画)] 9点(2020-10-29 01:13:07)(良:1票)
67.  男はつらいよ お帰り 寅さん 《ネタバレ》 
過去の映像が出てくる度に、涙が止まんない。 なんでここまで涙が出てくるのか、自分でもよく分かんない。 シリーズ全体の思い出か、寅さんが懐かしすぎたからか…  言葉では言い現せない、涙腺を直接刺激される感覚。 おそらく他のどんなに感動する映画を見たとしても、この感覚の涙は出てこない。 とにかく、訳も分からず涙が出てきた。 こまった。  でも、まだ涙がひかないうちに、今度は寅さんの面白いシーンが出てきて、笑ったり。 やっぱり、渥美清さんの演技は絶妙に面白くて、何度同じシーンを見たか分かんないけど、何度見ても笑ってしまう!
[インターネット(邦画)] 9点(2021-01-31 10:33:23)(良:1票)
68.  黒い画集 第二話 寒流 《ネタバレ》 
これはこれは、胸がすくほどの傑作バッドエンド。 これでもし都合よくラストで池部良が救われたなら、凡作となっていたに違いない。  二転三転する出来すぎた展開に、途中、不安になったが、ラストのひねりなし、情け容赦なしのバッドエンドで不安解消! ストーリーを二転三転させて最後に悪者をやっつける、といった陳腐な娯楽サスペンスとなることなく、弱肉強食の世界を痛烈に表現したのは見事と言うほかない。  要するに池部良は新珠三千代に溺れさえしなければ何も起らなかった。 女に溺れたが為に、順調な出世街道から外れ“寒流”に流れされた。 家族にも逃げられた。 全ては女に溺れたのが原因だ。 男がその全人生をかけて築き上げてきた社会的地位が、たった一人の女性と懇意になったが為に、あっという間に崩壊してしまったのである。 なんという怖い話であろうか。 女というものの奪い合いから生じる人間関係の歪み。 そこから生まれる嫉妬や憎悪。 本当に怖い。   これはおそらく、守るべき物を沢山持っている人ほど怖い話なんじゃないだろうか。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-04-22 22:44:01)(良:1票)
69.  さくら(2020) 《ネタバレ》 
そこそこ生きてると思い出したくない辛い思い出もたくさん積もってくる。 そんな人生の古傷をえぐられるような映画。  言いたいことは分かる。 辛いこともあるけど元気だしていこう!なんだろうけど、憂鬱にしかならなかったな。
[インターネット(邦画)] 5点(2024-03-02 21:14:28)(良:1票)
70.  元禄忠臣蔵 前篇 《ネタバレ》 
誰もが知っている『忠臣蔵』を、溝口健二が撮った。 それが『元禄忠臣蔵(前篇・後篇)』だ。  前篇と後篇合わせて、怒濤の224分!  しかも私、恥ずかしながら『忠臣蔵』そのものが初体験。  そんな私に果たして本作の224分が耐えられるのか?!   まずはオープニングから。  溝口作品を観るに当たっての楽しみの一つに「オープニング」がある。  特に溝口作品の中でも、時代劇系の作品はオープニングがカッコイイことが多い。  本作は超大作ということもあり、予想通りのかっこよさ。  大体この時代のオープニング・ロールって短くてアッサリ気味のものが多いのだが、本作は違った。  長い長い。 しかも重厚でかっこよすぎ。  しょっぱなから大満足である。   そして本編のはじまりはじまり・・・  しかしいきなり問題発生。  『忠臣蔵』のストーリーを私はほとんど知らなかった。  しかも本作はフィルムの保存状態が悪くセリフが聞き取り不能な部分が多数あったのだから致命傷。  そしてかたぐるしい文語調の昔言葉。 さっぱり分からないのだ。  しかも冒頭から浅野内匠頭が吉良上野介を切りつけてしまうというシーンから始まり、『忠臣蔵』のストーリーを知っている人なら難なく理解できたであろう場面が、その時の私には全く理解できなかったのだ。  結局、前篇が終わるまでストーリーを把握しきれず終了。  このまま後半も終わってしまったらどうしよう・・・という不安に襲われつつ、後篇へ。
[DVD(邦画)] 7点(2007-09-02 23:22:45)(良:1票)
71.  ディア・ドクター 《ネタバレ》 
西川監督さすが。 とっても楽しめた。 人を肩書きや資格で区分けする事の意味を、世間に問う内容。 人を助ける非医師とろくに助けない医師と、どっちが患者にとって助けとなるのか。  ただし途中、デコルテの露出はげしい井川遥に目を奪われ、若干、内容への集中力が落ちたことを白状しておきます。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-02-21 19:24:48)(笑:1票)
72.  不良少年(1961) 《ネタバレ》 
不良少年の非行、そして特別少年院への入院。 少年院内でのトラブルや友情、そしてシャバに出るまでの顛末を描いた、“記録映画的体裁をとったフィクション作品”である。  銀座や浅草、その他、東京都内のいたる所でロケを行っており、そういう点でも非常に楽しめる。  当時の「不良少年」って、こんな言葉遣いだったんだぁ、とか興味がつきなかった。 主演の少年は迫力も全くなく、大した不良少年に見えなかったのはご愛嬌。
[映画館(邦画)] 7点(2009-07-28 23:41:04)(良:1票)
73.  異常性愛記録 ハレンチ 《ネタバレ》 
いやー、楽しかった!! それがまず第一の感想。 石井輝男作品の中では『網走番外地』に次いで好きな作品となった。 館内には女性一人客やカップルなどもちらほら。 単なる成人娯楽映画でないことは客層からも伺える。 21時20分からの上映ということだったが、オールド・ファンな方もいて、改めて石井輝男の底力的人気を感じた。 主演は若杉英二。 いかにも不健康そうなオヤジさん俳優で、元プロ野球の東尾修氏に似ている感じのお人だ。 それに対するは石井輝男作品のミューズ、橘ますみ。 いつ見ても綺麗だし、可愛らしい。 この二人の組み合わせの時点で既に興奮してしまうわけだが、内容は更に凄く、橘ますみは90分間陵辱の限りを受ける、と表現しても嘘にはならない程の内容。 途中、さすがに飽きも出てきたところで、展開がうまい具合に変わる辺りはさすがの演出。 その後、一気に怒涛(?)のクライマックスへ。 見所は沢山ある。 まずは橘ますみのとっかえひっかえの衣装。 今見ると時代遅れ的なファッションセンスだが、それが期せずしていい味を出している。 そんな服が存在したんか、というような奇妙な衣装を颯爽と着こなす橘ますみ。 これは見ていて純粋に楽しめた。 また若杉英二のちょっとした動作も面白い。 部屋の埃を指先でチェックする辺りの動作とか。 特にラストシーンで雷に打たれるシーンがあるが、あそこは爆笑してしまった。(場内にも爆笑の渦が起こった) 本来なら爆笑すべきシーンでないところで、爆笑を誘う独特の面白さがあり、これは石井輝男の他の作品に通ずる魅力でもある。 また、途中で登場するオカマに目を惹かれてしまった。 青山ジミーというオカマさんらしく、当初は有名なあのカルーセル麻紀が出演するところを代打で出たらしい。 さすがに体は気色悪かったが、目もとがとてもお美しく、これまた興奮。 上映終了後だが、館内には拍手が巻き起こった。 そして周囲のお客さんはみんな笑みを浮かべている。 かくいう私も、顔には笑みが浮かんでいた。 ホール内には、「いやー、良かったー」「楽しいネー」の声。 みんな笑顔で談笑している。 みんなを幸せにする映画、『異常性愛記録 ハレンチ』。 流行の映画を観て「アー、タノシカッタァー」もいいけれド、そんな人達にこそ是非観て欲しい映画だナ。   橘ますみの「ハレンチよ!!」に万歳!
[映画館(邦画)] 8点(2007-09-19 04:20:44)(良:1票)
74.  恋する惑星
私が生涯観てきた作品の中でもTOP5に入る、宝物の様な作品。 音楽も素晴らしいし、金城武やトニー・レオンも素晴らしい。 返還前の香港の夜を知っている人には、たまらない映像の数々。 実際に香港に行ったことがあるかどうかでも、見方はかなり変わるかも。  パイナップルの缶詰、トニー・レオンが女性を口説くシーンなど、その他どれをとっても記憶に残るシーンばかり。  これらにクリストファー・ドイルのカメラが一役かっていることは間違いない。 やはりドイルは天才だ。 本作でドイルのファンになり、今でも彼の撮る作品は追い続けている。  又、舞台となった「重慶(チョンキン)マンション」には実際に宿泊したことがあるので、その点においても感動が高まった。  本作くらいの作品を、またカーウァイに撮ってもらいたいなぁ。
[ビデオ(字幕)] 10点(2007-10-15 12:16:02)(良:1票)
75.  教祖誕生 《ネタバレ》 
終盤、萩原聖人と岸部一徳の立場が入れ替わるシーンに背筋がゾクッとした。 それまで教団を裏で牛耳ってきた岸部一徳の落日の瞬間。 このシーンは非常に印象的。  ビートたけしの肩の力が抜けた演技も実に良かった。
[インターネット(邦画)] 8点(2021-05-18 21:45:40)(良:1票)
76.  太陽に灼かれて
ロシア人監督、ニキータ・ミハルコフによる1994年の作品。  主要人物“コトフ大佐”を監督自らが演じ、その娘役も監督の実の娘が演じた。 最初はその事実を知らないで観たので、父娘の自然で爽やかな演技に驚いたが、実の父娘なら確かにうなずける。  これがもし赤の他人同士だったら、この娘役を演じた天才子役にさぞ驚いたであろう。 しかし、それを考慮に入れたとしても、この子役の演技は素晴らしかった。  自分の中では、『ミツバチのささやき(1973)』や『都会のアリス(1973)』の子役に並ぶ、“ベスト オブ 天才子役”となった。  ストーリーが仮にどうであったとしても、この子役と父とのやりとりを観ているだけで、感動したに違いない。   尺についてだが、136分と少し長め。 しかも前半部分は、後半の悲劇との対象性を強調するが為に、村の穏やかで平和な日常をかなり時間をかけて描いている。  その為、観ていて少し退屈になってしまった。 ただ中盤からは、どんどん話に吸い込まれいった。  後半の悲劇性を体現する上で、前半の演出は必要だったのかもしれないが、後半が良かっただけに少しもったいないと私は感じた。  全体的にもう少しコンパクトなら、みんなに堂々と勧められる名作だったのだが、全体の長さがかなり観る者を選んでしまうだろう。  ゆっくりとした展開と130分を超える尺が気にならない「戦争悲劇・ヒューマン・ラブストーリー好き」の方に向いている作品だ。   それにしても、「平和な雰囲気」の前半部分と、「戦争の残酷さとシビアさを描いた」後半部分とのコントラストが衝撃的だった。  娘の知らない大人(戦争)の世界では、恨み辛みの中で悲劇が交錯する。 しかし、娘の目にはそこに登場する人々は悪人の様には映らないし、その裏で渦巻く悲劇など知る由もない。  その“陰と陽”、“裏と表”をうまく描ききった監督の手腕には驚きだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-01 20:43:33)(良:1票)
77.  台北暮色 《ネタバレ》 
とにかく感じたのは、台北という街がとてつもない大都会だということだ。 そしてそこに暮らす人々には、それぞれの人生があって、皆それなりに大変な過去を背負って生きている。 その人生は互いに交錯し合い、小さなドラマを生んでいく。  それを都会的なセンスで描いたのが本作。 映像も綺麗だし、音楽のセンスも良い。 だが何かが足りない。 それは娯楽性なのか。 でもそんなものは必要ないのかもしれない。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-05-06 00:05:37)(良:1票)
78.  不毛地帯 《ネタバレ》 
山崎豊子原作の映画化だが、この人の作品ってのは、とにかく社会的腐敗をこれでもかとばかりにえぐり出し、人間の私利私欲にまみれた裏社会を容赦なく描くので、観ていてほんと気分が暗くなる。  その一方、その洞察は凄まじく鋭く、否応なしに引き込まれる。 目を覆いたくなるほどに汚く、腐りきった権力社会に対する辛辣な切込み。 これは凄いという他ない。  仲代達矢の演技の素晴らしさにも感嘆した。 シベリア抑留のダメージを負ったうつろな目、しぼりだすような声。 会社が自分を必要としたことから、当初の意に反して仕事にどっぷりはまり、追い詰められている時の力漲る演技。 ほんとに素晴らしく、そして偉大な俳優だ。  日本映画史の中で、尊敬する俳優を五人挙げるとすれば、私は迷いなく仲代達矢をその一人に挙げるだろう。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-09 01:36:59)(良:1票)
79.  濡れた二人 《ネタバレ》 
わぁー、なんで私がレビュー第一号なんだーーー 普通にビデオ出ているのに、もったいなーい!  、、といいつつ、私も今回やっと観たわけですが。   内容的には、情熱的メロドラマです。 都会の欲求不満な女性(若尾文子)と、熱いだけで子供な青年(北大路欣也)とのロマンスなのです。  若尾文子は二の腕のたるみが気になるものの、足もスラリと綺麗で、美白で、とても色っぽいです。  それに対し、北大路はドラえもんみたいで、全然かっこよくないです。 でも、このドラえもんの様な垢抜けない感じが、見事に役にハマっています。 さすがは増村保造監督という感じです。  それにしても、北大路のバイク運転技術はすごい! 私もバイク乗りですが、あの運転は見事だった。   さて、内容に話を戻します。 北大路の若い情熱が若尾文子に向けられます。 その情熱に若尾文子は吸い寄せられてしまいます。 外見とか世間体とか関係なく、ただただ「自分のことを好きと言ってくれる」ということに惹かれてしまうのです。 もし本当だとすれば、女性を口説くには、一にもニにも情熱ということになります。 いや、情熱が一番に決まってます! 情熱さえあれば、ドラえもん田舎男でも、洗練された大人の都会人女性を口説けるのですから!  決して傑作とは思えませんが、本作はとても味わいのある作品だと思いますね。 「好きだから会いたい」。 この言葉、非常に含蓄があります。  だけど、実際には厳しい現実社会が横たわっています。 現実社会と「好きだ」という感情とが、激しくぶつかり合い、そこにジレンマが生まれ、言葉では言い表すことのできない状況に男と女は巻き込まれる。 そういった様子が、映像的にとても巧く表現されています。 それを巧みに表現してみせた増村監督は、まさに職人監督だと思いました。
[ビデオ(邦画)] 8点(2008-05-20 23:39:14)(良:1票)
80.  モダン・タイムス
チャップリン喜劇としては一番好き。 特に、最後に歌声とダンスを披露するシーンが素晴らしい!! 単純にパントマイムと歌をやらせても超一流であることを伺わせる。 明るい希望を持たせるラストシーンもとにかく最高。 チャップリンの天才ぶりと芸の細かさを堪能できる傑作。   P.S.)ヒロインの女性。とても美しくて魅力的。体は大人の色気、だけど顔は可愛らしい。瞳も魅力的。そして何より、ボロのスカートから伸びるふくらはぎが素敵!
[CS・衛星(字幕)] 9点(2008-12-28 22:04:55)(良:1票)

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