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黒猫クックさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 791
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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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21.  アンナと過ごした4日間 《ネタバレ》 
なかなか面白かった。  文学的な匂いがプンプンにおってきて、卒倒しそう。特にこういう完成度の高い物になってくると、もうミステリーでもラブコメでもホラーでもいいから娯楽になってくれ、と願ってしまったりして。  要するに、私はこういうヨーロッパ然とした文芸作品にあんまり興味を惹かれないところが原因なんだけど、じわじわと人間性を映しはするけど行為そのものの画的な面白さという物には焦点があたらないお話にはいつも当惑する。とは言え、この作品の忍び込む件とか裁判なんかの派手になりそうなシーンを技術で抑え込むなんて言うのはスゴいなと感激してしまったりもした。  現実には起きなかった幸運を劇中事実に反して起こすという古代からある手法を、よく吟味もせずにご都合主義とか言ってしまうことは、嫌いだ。同じように、こういう映画の主人公の行為をあり得ないとか、境遇を貶めすぎだとか、そういう風に捉えるのも嫌いだ。  ご都合主義も悲観的な作品も本質的には両者現実からの距離を同じくして逆方向にした、技術の上で成り立っている物語だ。両方同じくらい現実には馴染まないのだが、やっぱりこの悲哀が何となくより上質な物に感じさせる。それだけに満足度が高い。
[DVD(字幕)] 6点(2010-09-18 23:33:09)
22.  ある子供 《ネタバレ》 
ブリュノは永遠に子供だ。生まれたとき、どこかに何かを落としてしまった。彼がもう少し賢ければ、死と金の狭間を漂いもう少し裕福かもしれない。もう少し愚かであれば緩やかに、長い時間を掛けて破滅するのだろう。  心に道徳や倫理という概念を持たない人間を子供であるとすれば、子供という人間は道徳や倫理を持たないだろうか。そうか、多くの子供は確かにそれらを全て持ちはしない。赤ん坊から子供になったその瞬間の何も備えていないまっさらな「子供」がそれらを持たない。少しずつ人間の心の肝心なものが理解できてくるにしたがい、大人びてくる。 どうやら二元的な判断はできない。こうなると大人の定義とはなんなのか。という背面にある事実に我々大人はたじろぐ。が、きっと身体が成熟していることや老成していると言うことではそれはあり得ない、と断ずることが出来ればまずは自分が子供寄りではないんだろうという安心感は得られる。  安堵感、この映画がもつ強すぎる情調に不快感や不安感を持つことに気づくと同時にそこに至る。きっと好転しないであろうブリュノの人生に、哀れみを感じつつも白眼視するこの感情も大人のもつまっとうな正直な感覚だと思う。周縁に哀れみや寂しさだけしか彼に向けない、彼と同じように何かを落としてきてしまった人間達が永遠に彼らのような子供達を再生産し続ける。叱責や黙殺のような浄化機能をそれこそ道徳や倫理にしたがって正常に使いこなす社会は、それを作るのは大人達であって彼ら子供達ではない。  そして子供達が身体だけ成熟して作り上げたコミュニティは、とても社会とは言い難い裏社会のような共棲集団であるが、それはこの映画の中の絵空事ではない。子供達は永遠に子供達を作り続ける。きっと抜け出すことが出来ないであろうその輪が、この社会のみえにくいどこかにあることを思い出すことが出来た。  と言うわけでなかなか面白い。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 01:22:25)
23.  アメリカン・フライヤーズ
いつだったか。子どもの頃深夜にやっていたのをビデオに録って観た。当時ケビンコスナーのあの味わいが好きでいろいろと観てみたが、なんだかんだ言って大作指向の作品よりもこういったチョットいい話的小品の方が好きだった。  この作品の自転車で爽快に繰り広げられるサワヤカバトル的な描写は実に迫力満点で、それだけでも観てよかった的感激があるが、やっぱり可もなく不可も無くなストーリーと相まって安心して最後まで観ることが出来る。  また観たいなぁとか思ってDVDを探してみるが、見つからなくて残念な作品の一つ。
[地上波(字幕)] 6点(2010-06-06 18:09:13)
24.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 
なかなか面白い。アシモフファンならもう少しだけいろいろ楽しめると思う。  原案がアシモフのロボットモノなだけあり、設定にどっしりとした安定感がある。これが不思議な印象を引き出しているんじゃないだろうか。純粋な映画的設定であればむやみに二転三転したあげく、サスペンス的な要素まで入ってくるんだろうけど、ロボットの立ち位置がずれない。SF映画なのになんつう違和感か。  そういところも意外性高く楽しめたけどしかし、映画なんだからもうちょっと移り変わりの表現は何とかならなかったのか。なんかテレビムービーっぽい印象がある。突然ハイ変わりました的な直球表現にも妙な違和感を感じた。  妙に素っ気なく、テーマは大きい。この感覚は何だろうかとおもうとアシモフだ。それも早川文庫の翻訳版。万が一この妙な味わいが意図的に作られたものだとすると心憎いとも思える。未読作品の原書を読んでみたくなる。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-03-21 13:55:54)(良:1票)
25.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
よもやこれほどの物が、これほどの質量で、これほどの記憶を残すとは。ビックリした。それ以外の言葉が思いつかない。  最初に言ってしまうと、昔の宮崎映画にインスパイアされてねえか?っていうシナリオには若干戸惑ったが、それは問題ないだろう。メタノールを金鉱だと思っているヨーロッパ人をターゲットにしてるんだろう、きっと。彼らにサトウキビ畑をどこに作るつもりなんだい、と説いているんだろう、きっと。そういうことにしてスルーしておく。だから日本人がいくらどこかで聞いたような話に感じても当人はそれほど気にならないんだろう、きっと。  といっても、もののけ以前のジブリのクラシック作品で自然保護を叫ぶ映画は、なんか思想的勘違いが入ってるし、そこを上手く練り直してくれてる。正直ありがたい。お話は似ていたらできが良い方が強い、発案者には価値がつく。それで良い。  特殊効果の表現だが、ちょっと待て。凄い。今まで、アクション映画はCGがリアルになってもT2初見の興奮を消し去ることはできないだろうと思っていた、が、今後はアバター初見の興奮を消し去ることはできないだろうという基準に変わった。  今まで観たCGIで、一番、圧倒的に、あり得ないほどリアル。広告やトレイラーを観たときは、生き物の(CG用語ではない)テクスチャが10年前に退化したな、タイタニックで時間止まってやがんな。位に思っていたが、それは一瞬で間違いだと分かった。そういう問題がどうでも良くなった。  モーションが今までのCGにはできなかったレベルで、物理法則が人間の頭では現実に見えるくらいのリアルさで迫ってくる。粒度や質量が、遠影が、実写じゃない人が、すべてが同じ密度に感じられてどこも浮いてない。背景がどう見ても実在し、オブジェクトが不気味なほどのリアルさで動いているということは、後にテクスチャを張り替えるだけで恐ろしいほどリアルな別バージョンを出すことができると言うことを意味する。明らかに意図的に嘘くさい生き物の質感には、そういう後出しじゃんけん商法を感じる。  実は楽しみだ。
[映画館(字幕)] 9点(2009-12-29 23:26:02)
26.  赤い風船 《ネタバレ》 
ものすごく良い映画だと思う。  手を離すと飛んでいってしまう風船が、自分から離れずにいつも一緒にいてくれる。それだけでも胸がいっぱいになる。意地悪だったり優しかったりする赤い風船は、友達だったり彼女未満の大事なガールフレンドみたいな存在になってずっと心に残るかもしれない。  映像のきれいさとか、風景のきれいさはもちろん、生活が垣間見られるたくさん出てくる子供のかわいらしさ小憎らしさとかには、特に隠された意味って無いように感じる。そこを排除して純粋に少年に感情移入することができるからこの映画の良さって引き立つのではないかと思う。  こういう純粋な短編に、簡単に比喩や寓意を乗せてしまうのはあまり上手ではないと思う。だから作り手がくれた世界に素直に甘えて、描写から方々に意味や結論を引き出すよりは風船に乗ってパリの上を飛んでいくという幻想を純粋に楽しむのも大いにありだと思う。
[DVD(字幕)] 9点(2009-12-20 23:38:50)(良:1票)
27.  アウトブレイク 《ネタバレ》 
当時この映画が流行っていたとき、たまたま学校の書店で売っていたエボラの実録ものを読んでしまっていた。著者はCDCの専門家らしい。  で、このせいで映画向けに脚色された部分に違和感を感じてしまって楽しく観られなかった。感染して組織がボロボロになった人が直っちゃう(”治る”どころの騒ぎではない)、空気感染する、ワクチンがあっという間に出来る、防疫手段がない、とかそういう映画のためのおいしい演出をそういうものだって思えるくらいの時間をおくべきだった。  はっきり言って、これだけ強力なウィルスと、その対抗手段を模索する人間の戦いって素直に観ていれば相当面白かったはず。ちょっと余計な知識を入れたがために知ったか振りたい無意識の欲求に負けて斜に構えて観てしまっていた。現実のウィルス知識を披露したければ、映画相手ではなくそういう学校に入り直してしかるべき場所でやるべきであった。とは言え、そういう人たちもこの映画は面白くちゃんと解釈するだろう。  この映画を観たあと数時間して「しまった!」と我に返って、映画は創作設定を素直に楽しむべきだと後悔した。だって作った人たちはこっちが突っ込んでる程度の知識は徹底的に取材済みで、余計な部分は切り捨てて作ってるに決まってるんだから。無念。ちなみに、同時に借りてきたアクション映画も全く同じ突っ込みをして台無しにしてしまい後悔している。
[ビデオ(字幕)] 4点(2009-08-14 02:39:00)
28.  愛と野望のナイル 《ネタバレ》 
妙に痛々しい描写と、なんか楽しげな題材が相まって不思議となんだかリアルに感じた。友情物語をナイルの源流と絡めるなんて、どうしてこういう話を思いつくかなあ。すげー。  違うやり方でなんかもっと面白くなりそうな感じはするけど、子供の頃に観たので十分に楽しめた。こういう地味でじわじわと世界観が迫ってくる映画って絶対子供の頃に観ておきたい。
[映画館(字幕)] 7点(2009-08-08 00:47:53)
29.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 
普通におもしろかったと思う。  画的な魅力はやっぱりただ事じゃないと思う。現代の演算と手仕事の組み合わせと比べたら確かに荒さはあるけど、それは雑さとは別のもの。80年代の特殊撮影をCGIと比べて雑だとは誰も思わないように、アニメでもそういうものだと思う。  ただストーリーがちょっとファンやフリークじゃないと、集中しにくいのが難。大友作品のほとんどがそうだけど、ストーリー的に考えつかなかったんじゃないか?っていうニオイがする。やっぱり原作者が必要な作家だと思う。  アメリカ人に受けがいい。やっぱり動く部分が多い!アメリカにフリークが多いっていうのは品質の高さを表していると思う。日本では寛容な止め画、紙芝居、ただの多重スクロール、拡大縮小といった動いてないけど動いて見える技法を抑えて、多少のグニャグニャや作画荒れは気にせず何が何でも動かしたいっていうのがガンガン伝わってくるのがいい。  もちろん日本的なアニメが悪いというのではないが(止め画全開の漫画の深夜テレビアニメ化は悪いが)、宮崎アニメや押井、大友といった大作映画でないと、アメリカ人が作るグリグリ動きまくるアニメ映画のような感激が作れないっていうのは正直ヤバイような気がしないでもない。  手描きでないとだめとかCGはだめとかそういう殻に閉じこもり続けると、ガラパゴス諸島のようなことになるんじゃないだろうか。昔、手描きの新技法が文字通り「新しかった時代」を何十年もたっても絶対的解答と思い続けさせてしまうのは、この映画や昔の大作日本アニメ映画のできが良かったからなんだろう。
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-07-29 10:26:54)
30.  アウト・フォー・ジャスティス
初期セガールにしてはややアクションが雑。 敵の設定が弱すぎるのが難。いつものように弱いのではなく、弱すぎるところがポイント。 セガールの体裁きがきれいすぎて、フォークダンスのようにギクシャクしたスタントマンが躍りかかって、なんとかセガールが形を作るというシーンが目立ってしまった。 スタントマンの質がひどかったのだろうか。  ラスボスの弱さはセガールものの中でも飛び抜けていて、なんでこんな設定にしちゃうんだよってほんとに残念。 最後なんてセガールに武器を持って立ち向かってしまうという一番やってはいけないことを、台所でやってしまった。まったく・・・。  それでも今回、ゴミバケツのある路地(頭から突っ込まれるどころではない)、車の脇(轢かれた方がいいくらいだ)肉屋や定食屋といった包丁や厨具のある個人商店(刃物とフライパンは持ってはいけない、死にたくない場合は椅子がいい)、プールバー(キューが危ない、絶対に折って使ってはいけない)、普通の住宅(手すりや壁の角際で因縁をつけてはいけない)、その台所(もっとも危ない)といったセガールに関わっちゃいけないという場所を網羅しており、そこでセガールに躍りかかるとどういう風にボコられる(もしくは殺られる)かという参考書になっていて大変勉強になる。  実用的なので確実に押さえておきたい。
[地上波(吹替)] 5点(2009-05-17 17:31:37)
31.  アイアンマン
面白かった。 正直今更新しいヒーローとか言われてもな、って思ってたんですがこのキャラ造形が絶妙なところを狙っていて大変良い。 映画化のスタンスも、純粋に映画として完全に分離した商品としてではなく、原作との連携を前提としている作りが潔いし楽しめると言う点で良くできてると思う。  演出面でロボコップのような画作りがちらほら出てきたように思うけど、偶然なんだろうか。オマージュっぽくてなんか楽しめた。 パワーバランスの作り込みが非常に秀逸で、常に不足感を感じるように見てる側にプレッシャーを掛け続ける展開には舌を巻く。 アクションに頼らないアクションシーンや、CGを大事に扱う画作りなど本当に良くできてる。 悪人をいじめの道具に置き換えて、ひたすら暴力を楽しむ昔気質のアクション映画だったらどうしようかと思ったけど、すべてではないにしろ物を作るプロセスや勝つプロセスに重点が置かれていて安心。  悲壮感が無い、と言う点でストーリーに意外性や主張の深さは全然無いようにも思えるけれど、トレンドとして悪の概念をもう少しリアルなテロリストのありようと合体させたところはアメコミ物として新しかったと思う。 もう少し具体的でも良いように思うけど、現在の技術でそうするとコミックの良さがスポイルされるのかも知れないな、などと思った。  最終決戦のプロットも凄く良かった。 性能で劣る相手をわざわざ全力でボコボコにして蹂躙するようなヒーロー像をわざわざ作って、徹頭徹尾客の心の弱さにつけ込むような作りにしなかったのは安心。 それにしても汚いオッサンにしか見えない主人公が金と立場と、主人公特権の超天才というアイテムをつかって事件を巻き起こすという、神話から受け継がれるほど古くてかび臭くて、努力臭が全くしない化石のような話なのに、それでも面白く感じるというのはやっぱり人間てそういうのを望んでいるんだろうか。  そういうことを知り尽くしているからこそこういう物を作れるんだと思う。そういう意味でやっぱりハリウッドはヨーロッパの文芸作品群と比べるとプロとしての純度がなんか違う様に感じる。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2009-04-12 18:37:45)(良:1票)
32.  アマデウス 《ネタバレ》 
この虚実入り交じったギリギリのところ。凄いです。あからさまに凄い。  最初、精神科医と同じように「ハイハイ、始まりましたよ」的に映画を眺めているのに、なんだか途中からホントに有りそうな気がしないでもなくなっていって、しまいにはそうかもと一瞬でもそう思わせてしまう引き込みのうまさ。  物語自体も面白いけれど、街や建物の美しさと汚さを楽しめる。衣装や光の表現もとにかく目で見て楽しめる。そういうリアリティなんかはこういう作品ばかり見ていると、ビジュアルの味覚障害になりそうなくらい完成度が高い。あたかも味の濃いラーメンばかり食べてると何を食べても味がないような状態になりそうで、っていう感覚に。怖い怖い。  こういう良い作品はBDの画質とロスレスの音源でたっぷり楽しみたい物です。 なぜかBDには蛇足なディレクターズカットしかない。完成度が圧倒的に高いし20分短い時間で観ることができる通常版の方が絶対に面白いのだけど。
[DVD(字幕)] 9点(2009-01-03 21:08:41)
33.  アンダーグラウンド(1995)
 映像からビシビシ天才が伝わってきて、この変な世界にもっと何時間でも居たくないけど居たいと感じさせるセンスが凄い。  設定や世界観、紛争なども非常に良く作り込まれていて、箱庭的でありながらリアリティがあるという一番難しい見せ方を受け手が気づかないと言う作りには、見終わった後びっくりすると思います。   音楽も秀逸で、完成度も中毒性も高くて世界に引き込まれる。再生ボタンを押す度に勝手に三時間後の未来に飛び込む。それも何度でも。非常に危険な映画だ。
[DVD(字幕)] 9点(2008-10-19 18:27:42)(良:1票)
34.  明日に向って撃て!
どうも悪人に感情移入が出来なくて楽しめませんでした。 自由な雰囲気や友情と言うものは、こういった映画にはぴったりの要素ではあるのだと思うけど、強盗だし。 そういう、映画に対しての無粋な突っ込みを忘れて素直に受け止めれば良かったのだろうけどそうできず。邪念が多かったのだろうか。  友情とか自由とか。そういうあこがれに似た気持ちをどこかで感じようとすれば良かったのかもしれない。そうすれば良い映画としてレビューしていたのだろうと思う。
[地上波(字幕)] 6点(2008-10-13 00:38:57)
35.  アレックス
不愉快。 まだこんなの作ってるのかと、これを見た5年前に思った。 80年代から時間止まってんじゃないのか?
[DVD(字幕)] 3点(2008-10-09 21:00:27)
36.  ア・フュー・グッドメン 《ネタバレ》 
どうも法廷ものって好きじゃないんで、評判につられて見て後悔。 どうして残り数分で失言するかなぁ。弁護士つけたアメリカ人が法廷で失言するわけ無いじゃん。 不利な材料しかないのに、怒らせて失言させてハイ勝ちましたって承伏しかねます。 ギリギリの材料を法的に、科学的に化学的に打ち崩してイーブンまで持って行って裁判官が評決を下す様なリアルな映画ではなかった。 キャストが豪華すぎてそれが非常に残念。
[DVD(字幕)] 4点(2008-09-23 02:09:12)
37.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 
 傑作ではないのか。傑作でしょ?  ……傑作だと思うんだけどな。だんだん自信がなくなってくるこの味わいに絶望する。何回見ても面白く感じてしまう。  普通の人の人生を何かが浸食する。いや、していた。けれどそれは全く確証が無いし、確認しない方が良い。危ない、死ぬかもしれない。主人公は過去の自分大きさと、自分がしたことへの後悔にとらわれてそのままうだつの上がらない人生に引きずり込まれてしまった。  ここで、このまま彼が普通の人生を歩むと人生を転げ落ちていくのだろう。使い古されたネタが普通の人に襲いかかる。苦悩と非現実を、現実っぽい世界で打ち破る。アメコミなら本当は。でも彼はそうしない劇中はただでさえ悩み過ぎなアメコミよりも更にシリアスなのだ。  漫画的な顛末を拒否した主人公は超人として前向きに社会で役割を果たしていく用に見える、そこに至るプロットがヒーローものと同じなのに表現が全然違う。これは痺れるわ。あかん、面白いでしょ?   マンガやファンタジーの世界がたとえ壊れたとしても、受け入れられなかったとしても、ストーリーが気に入らなくても、たとえ希望が無くても意志があれば生きていくことはできる。  あかんでこれ良い話や。
[DVD(字幕)] 8点(2008-08-21 22:41:59)
38.  アメリ
変人過ぎてついて行かれませんでした。  映像は綺麗だし、雰囲気をかわいらしく感じたのも事実なんですが、どうしてもビデオクリップ以上映画未満に感じました。
[DVD(邦画)] 4点(2008-07-21 02:43:26)
39.  アイ・アム・レジェンド 《ネタバレ》 
別につまらなくは無いけれど、特におもしろいというほどでもない出来。  プロットにつっこみどころがありすぎて、上手く挿入してある回想の足を引っ張ります。さすがにストーリーで何とか出来るレベルじゃないくらいの考えてなさなのかもしれない。序盤作り出した雰囲気と展開し始めるストーリーのバラバラ感は脳内補完で何とかするしかない感じ。  とはいえホリデーシーズン向けっぽい映画にもかかわらず、背景などの表現は緻密で、張りぼてだけの大道具の時代は終わりつつあるなと感じさせてくれます。ただCGの予算的制限か、時間的制限か、動くキャラはモーション、テクスチャの質感ともによくありませんでした。  純粋なサスペンスや謎を掘り下げる映画を求めると足をすくわれます。宣伝やプロモーションではサスペンスやスリラー系の演出してたから楽しみにしていたんですが、ゾンビ映画やホラーに全く興味がない人のことも考えてほしかった・・・。
[DVD(邦画)] 6点(2008-07-20 18:08:42)
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