61. アンティ・キラー
ロシアで大ヒットしたと書いてあったので、ちょっとだけ期待して観た作品。 どうでもいいけどストーリーとか演出とか雑ですね~、余程集中してても分からないかも。登場人物もみんな似てる顔立ちだったりするし、余計に判りにくい。観てるそばから忘れていきそうな作品です。あぁ、もう半分以上忘れてるし~。 でも、アクションとしてはなかなかのもの。特に、最後のシーンは斬新(好き嫌いは別として)でした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-08-25 01:56:45) |
62. アイ・アム・レジェンド
難しいですね、評価。皆さんの書いてらっしゃること、ひととおり読ませていただきましたけど、どのレビューも一理あるかなって感じ。つまりは、当たり前かもしれませんけど、観る人によって全然評価が違うんですよね。観る角度っていうか。 で、私はどうかと言うと、やっぱりコケてるんじゃないかな~。もともとウィル・スミスが好きじゃないってのもあるんですけど、CGで描かれたNYの廃墟っぷりは他に例を見ない出来栄えとは思いますけれど、主人公の行動、言動にどうも共感できない。深読みすれば、てか「もしも自分の身に現実に起きたら」とか考えて、ひとつひとつ理解しようと努力すれば納得できないこともないんだけれど、やっぱり映画でしょ?エンターテインメントでしょ?って考えると、説明不足やら場違いな表現やらが鼻につく。もしかしたら、やっぱりウィルがミスキャストなのかなぁ…?演技って意味じゃないですよ、キャラ的にです。 それと、他にも御指摘ありましたけど、これは「地球最後の男」のリメイクというより「28日後」のリメイクみたいで、「ゾンビ」って呼びたくなるけれど、少なくともこの作品の中では「感染者」では?つまりは「化け物」じゃなくて、まだ「人間」ですよね?正当防衛じゃなくって、いくら精神的に追い詰められたからってクルマで轢きまくるのはどうなんだろうなぁ…?この際、関係ないかもしれないけど。 なんにしても、この原作をこの制作者はこーやって解釈した、ってことで、映画化にありがちな原作離れがそこにあることは間違いなく、原作を熟知してもいない私なんぞが言うのもおこがましいかもしれませんけど、やっぱ表現は変えてもテーマは変えるべきじゃないのではないかと… もしかして、かなり違いますよね? ちなみに、ワンコのサムが近来稀に見る芸達者、というより知的なワンコなので、誰よりもサムに感情移入してしまったぐらいでして、ワンコ好きには必見のサム登場シーンです。 [DVD(字幕)] 4点(2008-05-03 09:13:54) |
63. アドレナリン(2006)
好きだな~、コレ。こういうの好きなんですよ。グロシーンもエロシーンも明るく楽しくね♪ってな感じが良いです。設定はハチャメチャ、ストーリーは超シンプル、自分が良ければ何しても良い!現実にやられたらたまらないけれど、お話の中ではいいんじゃないですかね。大人のお遊び映画ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2008-03-15 12:57:54) |
64. ANOTHER アナザー(2006)
《ネタバレ》 一人の女性を包み込む白い世界(現実?)と黒い世界(悪夢?)。始めは白い世界こそが現実。でも、次第に黒い世界の存在感が増していき、いつしか夢と現実の区別がつかなくなる。なかなか面白いんですけれど、どこかデヴィッド・リンチ風であって、かと言ってリンチにはあと一歩も二歩も及ばないという感が否めない。描きたいのは不条理なのか?はたまた精神世界の闇なのか?もうひとひねりで「傑作」に化けるかもしれないのに、どうにものめり込めない。う~ん、惜しい! [DVD(字幕)] 7点(2008-02-23 02:59:00) |
65. アナザー・エフェクト
ん~、微妙!でも、結構好きですよ、この手のタイムパラドックスもの。 ただ、なんかどっかで観たような気がしないでもない展開。いろいろと味付けの工夫は感じますけどね。仕方ないんだろうな~、もう出尽くしの感がある設定だから。 で、結局終わってみれば「あれは何だったの?」って感じ。そこのところをもう少しひねって欲しかったな。 あ、邦題は直球過ぎ? [DVD(字幕)] 6点(2007-12-22 14:51:06) |
66. unknown アンノウン(2006)
《ネタバレ》 素直に面白かったです。冒頭の「SAW」丸出しのシーンは、そりゃ当然制作者は承知の上でしょ。それはそれでいいんじゃないかなぁ? ある意味「CUBE」と「SAW」という作品は、ひとつの定型を創り上げてしまったんじゃないかと。追随する者は、冒頭の設定を酷似させながら、後に続く展開でオリジナリティを発揮すれば良いのですよ。 で、本作はというと、長編とは言いながら80分程度の作品。かなり無理して押し込んだ感はありますね。もう少し余裕を持って、せめて100分程度に仕上げれば、もっと深みのある作品になったような気がしてなりません。そのあたりがもったいないな。 でも、多少無理はあるとはいえ、全員が記憶喪失で誰が悪党で誰が被害者か判らないという設定は新鮮。キャスティングもいいし、テンポもいい。ラストの種明かしも良かったんじゃないかな? というわけで、私は大いに満足しました。この監督の次作に期待! [DVD(字幕)] 8点(2007-10-08 23:24:55)(良:1票) |
67. アメリカン・ソルジャーズ
戦争は嫌ですね。戦争はしたくない。でも、避けられない戦争はある? 矛盾、ジレンマ。いろいろ考えさせられます。正義というものは都合のいいもので、二つの勢力の戦いは、異質の正義の主張でもあり、始めないに越したことはないけれど、始めなければより悲惨な方に行ってしまうかもしれず、かと言って一度始めてしまうと独り歩きしてしまい、目的も実態も変質してしまう。 やっぱり戦争はしない方がいいですね。でも、絶対無くならないんでしょう。それを必要悪とは言いたくありませんけれど。 優れた反戦映画だと思います。出来れば、テロリスト側の視点も描き込んで欲しかった。(途中語られる捕虜の言葉は、一般市民としての言葉ですよね?) [DVD(字幕)] 8点(2007-10-07 13:55:53) |
68. 嵐が丘(1988)
恥ずかしながら書としての原作を未読の私としては、ある意味正しいレビューを書けないのかもしれませんが、単独の作品としての感想などを少々。 荒涼とした風景の中、中世の雰囲気を存分に演出し展開される物語は、邦画だからこその美しさ、恐ろしさを伝えて余りあります。ただ、これがあくまでもラブストーリー、叶わぬ悲恋の物語であるのならば、絹と鬼丸が互いに抱く熱い想いがもう少しだけ説明されていてもいいのではないでしょうか?そこのところの感情移入がもう少しスムーズに出来れば、より強く惹き込まれる作品と思えます。 しかしながら、意味不明な演出や不要と思われるカットがまずもって見当たらない出色の出来栄え。特に松田優作の鬼気迫る演技は、ファンならずとも惹き込まれるのではないでしょうか? 改めて、本当に惜しい人を失ったのだと実感。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-10-07 08:13:05) |
69. アルティメット・ディシジョン
《ネタバレ》 いや~、シンプルでいいですね~。んでもって、大いに笑っちゃいました。 冒頭から強烈!シールズとは到底思えない軍装品の数々、妙にちゃんとした日本語、いまだに「ハラキリ、フジヤマ、和服」の世界… なかなかの見ごたえです。そして、途中から妙に激しくなる効果音。首を動かすだけで「シュッ!」、手を振るだけで「ビュッ!」、こりゃまた笑えます。んでもって、悪役の最期なんて、前代未聞の死にっぷりですよ! 妙にTVMっぽい作品だけれど、な~んも考えないでアクションものを観たい!って時には最適の一本です。 あ~笑った♪ (注)DVDのジャケットにあるヘリの空中戦シーンは、作品中には全くありません!またしても、とんでもジャケット発見! [DVD(字幕)] 6点(2007-10-01 00:13:20) |
70. アセンション 終焉の黙示録
低予算の実験的映像とでも言いましょうか、独特の雰囲気は見る者を選ぶかもしれませんね。宗教的とも言えるし、哲学的とも言えるそのテーマは、重厚で荘厳。ただ、果たしてそれがきちんと伝えられているのかどうか?全体のテンポがあまりに緩く(勿論確信犯的なのでしょうが)、ラストシーンは必要以上に謎めいたものに仕上げられてます。個人的には決して嫌いでない作風ですが、途中でリタイアしてしまう人が多いかも知れませんね。必ずしも同一テーマではありませんが、「2001年」や「惑星ソラリス」を思い浮かべてしまいました。 [DVD(字幕)] 5点(2005-12-27 01:14:38) |
71. アウトブレイク・エクスプレス
微妙な作品。「新幹線大爆破」「アウトブレイク」「カサンドラ・クロス」… いろんな作品が脳裏を過ぎります。人民解放軍が全面協力というだけあって、内容も「政府は素晴らしい!」「軍は頼れる!」みたいな感じが強く前面に押し出されてますね。よくよく考えるとストーリーの甘さが目立ちますし、時折出て来る独特のギャグにも引いてしまう。面白くないとは言いませんが、ちょっとねぇ~。。。ちなみに、DVDのジャケット、あんなシーンありませんから!(これ、ネタバレというより注意喚起。) [DVD(字幕)] 3点(2005-12-24 02:01:27) |
72. アイ,ロボット
単純に娯楽作品として、解りやすくスピード感ある展開とCG駆使の近未来風景を楽しめますね。時間的にも程よく、丁寧にまとめられている感じです。 ただ、このジャンルの作品は過去数多く作られていますよね。実際、この作品もアイザック・アシモフ作品をモチーフとしていることを公言しているわけですが。それらの作品と比較して、この作品が特に秀逸であるとは言えないような気がします。本来、ものすごく重いテーマなのに、どこか軽く、スタイリッシュに描かれているからか?それともキャスティング故か? 来るべき(?)ロボット依存社会。人間は本当に全てを失ってしまうのでしょうか?結局は、敵はロボットではなく「人間」なのでしょうけれど。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-05 01:09:36) |
73. 悪魔の棲む部屋
雰囲気は十分なんですが、邦題からイメージされるような内容ではありません。またも邦題にやられた!独り不気味さに浸りたいときにはいいかもしれませんが、ストーリー的には単調で盛り上がりにも欠けます。もうひとひねり、ふたひねり出来たのではないでしょうか。見終わって消化不良気味な作品でした。主演のヘンリー・トーマスって、「ET」のエリオット少年なんですね。 4点(2005-03-19 17:44:22) |
74. 悪魔の毒々モンスター/新世紀絶叫バトル
トロマ支持者の方々には申し訳ないのですが、私の感覚から言わせていただけば、仮令どれほど確信犯的であろうとダメなものはダメ。生理的にダメ。やっぱり「一線」を越えなければ取れない笑いは笑いじゃない。そういう意味では、これは最低ランクの作品です。ただ、見る者が心のどこかで実は求めているモノ、そんなもののオンパレードであることも認めざるを得ない。それを「どうだこういうのが見たいんだろ!」という残酷なメッセージを込めて突きつけられているような気がして、ある意味恐ろしくもある作品です。 2点(2005-02-27 19:02:17) |
75. アタック・ナンバーハーフ2 全員集合!
ん~、外してしまいましたね。昔話を持ち込むこと自体は否定しませんが、もともとのストーリーがストーリーだけに感情移入は難しいのでは?彼女(彼)らの人気が確立されているという条件下ではウケルでしょうけれど、一作目のヒットが多分に飛び道具的であっただけにキツイところです。後日談として、もっとヒネッタ展開だったら良かったかも知れませんね。前作を追いすぎた感じです。 2点(2005-01-19 01:17:16) |
76. アメリカン・サイコ
《ネタバレ》 観たいと思いつつ今まで観る機会がなかった作品でした。でも、別作品をレンタルしたら何とこの作品が間違ってケースに入ってたっ!ま、そんなことはどうでもいいんですけど…(汗) 原作を読んでいないので的を得ていないかもしれませんが、やっぱり作品の殆どの部分は主人公の妄想でしょうね。中盤に差し掛かるまでにそんな感じがしてましたけれど(ってか、一人目の殺人のところから非現実的すぎたし)、あくまでも彼の頭の中の葛藤を描いているのではないのかと。そう考えれば、アイディア的にはそれほど斬新な作品とも思えないのですけれど、映像の美しさ、お洒落な雰囲気、随所にちりばめられたユーモア(皮肉?)等々、いろんな意味で面白いです。約90分という比較的短い時間の中で、上手く纏められてますね。 ところで、デフォーさん、メイキングビデオで「語ってる」割には出演シーンが少なくて、何だかもったいないような? 7点(2004-09-01 00:56:40) |
77. “アイデンティティー”
《ネタバレ》 精神世界を描いた作品として画期的だと思います。多重人格やその治療法について少しだけ予備知識があると(例えばダニエル・キースを読んだことがあるとか)、素晴らしく新鮮味を感じることが出来る作品ではないでしょうか。「そぉかぁ~、映像化するとこうなるのかぁ~っ!」みたいな。人格の統合を殺人に見立てる… ん~、やるなぁ~って感じですね。キーパーソンを一番の「弱者」に設定したのも良かったです。 ただ、このジャンルでは「マルホ」こそが私にとってのベストなので、満点は付けられませんでした。 9点(2004-08-17 00:28:26) |
78. 悪霊喰
《ネタバレ》 この邦題は確かにいただけませんね。「罪喰い」の「罪」は、日本人の宗教観においては「悪霊」に通じるということで命名されたとのことですが、どうも同感は出来ません。やっぱり「罪喰い」の方が誤解がなかったのではないかと… それに、これは「ホラー」ではないと言い切りたいところです。某サイトのレビューではかなりの酷評でしたけれど、それらを投稿された方々は、この作品を「ホラー」と思って見たばかりに憤慨されていたようです。 で、肝心の内容についてですが、私自身はキリスト教的な世界観とかには全然明るくないのですが、この手の題材はかなり好きで結構数多く観て来てまして、ハッキリ言って贔屓目の評価です。宗教的な題材ながら、十分一般ウケする作りではないでしょうか?終わり方なんか凄くカッコ良かったりして、これから彼は「処刑人」として生きるの?な~んて考えたり。TVシリーズ化してもイケルかな?などと考えてしまいました。それもこれも主役の彼のカッコ良さ故? 強いて言えば、DVDのおまけで付いてる未公開場面のいくつかは本編に入れたほうが良いのではないのかと?ちょっと説明不足の部分があるような気がします。 《追伸》某サイトで読んだのですが、この作品は監督がパイロット版として持ち込んだものだそうですね。つまりはTVシリーズ化を考えて作ったということらしく、上記のコメント、当たってたようです。 8点(2004-07-30 22:12:42) |