1. 網走番外地 南国の対決
《ネタバレ》 返還前の沖縄の、異国情緒溢れる光景が非常に印象的でした。内容的には、非常にオーソドックスなヤクザ映画に人情劇を散りばめた感じでした。 [地上波(邦画)] 6点(2014-09-06 00:35:37) |
2. 網走番外地 北海篇
《ネタバレ》 「網走番外地」と銘打ってはいるが、ドラマの舞台はトラックの中と北海道の大地。高倉健の魅力を引き出す要素が満載です。荒唐無稽な点も多いですが、そこがまたいいですね。嵐寛寿郎 の鬼寅親分の貫禄はさすがでしたね。 まあ、敵役が揃いも揃って情けない連中ばかりだったのがちょっと物足りなかったですね(痛快ではありますが)。 [地上波(邦画)] 5点(2013-03-31 13:41:12) |
3. 圧殺の森 高崎経済大学闘争の記録
《ネタバレ》 非常に地味で華々しさは全くありませんが、権力というか当時の「大人の世界」の論理に対して戦いを挑む若者の姿にはいろいろと考えさせられました。彼らもまだ20前後で頭でっかちな部分もあるけれども、おかしいと思ったことに対しおかしいと声を上げる姿勢は間違ってはいないと思います。 彼らは闘争では何も変えることはできなかったかもしれませんが、このように映像記録として残り多くの人間に影響を与えたという意味では非常に大きな戦果を得たといえるのではないでしょうか。 [映画館(邦画)] 7点(2012-02-07 23:35:16) |
4. あの胸にもういちど
《ネタバレ》 60年代のサイケな映像や音楽に合わせオートバイとマリアンヌ・フェイスフルの妄想が虚無的に疾走(というか暴走?)する1時間半、今なお斬新な60年代カルチャーを堪能させていただきました。ラストも衝撃的でしたね・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2009-01-12 22:01:33) |
5. 赤毛
《ネタバレ》 ユーモラスな雰囲気、独特のリズムとテンポの見事さで観客を映画の世界に引きずりこんでおいて、骨太なメッセージをガツンと食らわす岡本喜八監督の手法はお見事としか言いようがありません。キャスティングも非常に素晴らしく、三船敏郎は勿論のことニヒルな高橋悦史や岸田森の演技が印象的でした。 まあ、政権がどんなに変わろうとも権力というものの本質はそう変わることは無いということなんでしょうね・・・・・。 [DVD(邦画)] 8点(2008-05-30 18:44:46) |
6. ああ爆弾
《ネタバレ》 歌舞伎や浪曲、狂言などの邦楽や念仏までも取り入れた、実験作とも言える和製ミュージカル喜劇です。 ただ、奇抜な演出のインパクトは強烈なんですけど、なんかそれだけというか、全体的にはそれ程面白くなかったというのが正直な感想ですね・・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2008-02-26 18:20:53) |
7. あなた好みの
深夜にテレビを付けたらたまたまやってて、ついつい最後まで見てしまいました。まあストーリー自体はしょうもないんですが、渥美マリの不思議な魅力と60年代文化の新鮮さに惹きこまれましたね。 しかし、「恋の奴隷」は名曲ですね(奥村チヨも出演しています)。 [地上波(邦画)] 7点(2007-09-10 18:25:29) |
8. 赤い天使
《ネタバレ》 「綺麗ごと」など全く通用せず、人間の本能が剥き出しになってしまう・・・・戦争というものの実態を生々しく描き出した傑作です。 とにかく、戦争においては人間は人間で無くなるということを残酷なまでに我々に見せつけてくれます。本当に衝撃的な作品です(月並みな表現ですが)。 ただ、ちょっとメロドラマ的な部分が中途半端に多かったかなと個人的には思いましたね。興業面も考慮しなければならないから仕方ないんでしょうけど・・・・・。 これは是非多くの人に観てもらいたい作品です(ちょっとエグいですけど)。 [DVD(邦画)] 9点(2007-08-28 18:46:01)(良:1票) |
9. あれが港の灯だ
《ネタバレ》 戦後の日本と朝鮮半島(この映画では韓国)の決して良好ではない関係を上手く描き出している作品だと思います。日本と韓国、双方の言い分を一方に偏ることなく伝えているのも良かったと思います。日韓(朝)問題に興味がある方には是非観てもらいたい作品です。 しかし、後味が悪すぎますね・・・・・。これで希望が残るラストなら満点なんですけどね。 [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-18 16:51:49) |
10. アルジェの戦い
《ネタバレ》 アルジェリア独立運動を描いた、セミ・ドキュメンタリー映画です。とにかく、リアルで生々しい描写が続き、まるでニュース映像を見ているかのようです。(もう、テロのシーンなんか見てられません・・・・) いろいろと考えさせられる作品でした。植民地支配からの独立運動のエネルギーに惹き付けられはしましたが、無差別テロに対して恐ろしさや怒りを感じる部分もありました。 しかし、この作品フランス人が見たら怒るでしょうね・・・・・・・。 [ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-31 19:58:06) |
11. あなただけ今晩は
《ネタバレ》 マンガみたいな展開でしたね。肩の力を抜いて見れる楽しい作品でした。良い意味でくだらないですけど、クオリティは高いです。(変装したジャック・レモンが地上に登場するシーンや喧嘩のシーン等ではセンスの良さが光っています。) ラストシーンのオチは本当に秀逸ですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-06-26 10:14:32) |
12. アパートの鍵貸します
《ネタバレ》 ジャックレモンの軽妙な演技も素晴らしいですが、シャーリー・マクレインのエレベーターガールに非常に惹かれてしまいました。彼女の作品は、「スイート・チャリティ」しか見たことないんですが、全然イメージが違いますね。 しかし、この作品で描かれているサラリーマン社会の状況は、現在の日本でもそんなに変わってないですね。今から46年前の作品だというのに・・・・・・。まあ、会社勤めをしている者であれば、ほとんどの方がジャック・レモンに共感できるのではないでしょうか・・・・・。ただ、現実に同じ状況になった場合、私だったら会社に残ってそのまま地位にぶら下がっていると思いますが。 テニスラケットでスパゲッティの湯切りをしているのには笑ってしまいました。ラストも良い感じですし、まさにコメディ映画のお手本といえる作品です。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-04 19:17:50) |
13. アラバマ物語
《ネタバレ》 本当にすばらしい作品でした。グレゴリー・ペック演じるアティカスは、威厳があって尊敬できしかも愛情を注いでくれるまさに理想の父親ですね。 当時の黒人差別が根強い中でも、周囲に流されず自分の職務を忠実に全うする姿は非常に感銘を受けました。 まあ、あとはブー・ラドレーですね この作品は。イギリスのバンド「The Boo Radleys」の名前はここから付けられたのか、と思うとちょっと感動しました。(Wake up it's a beautiful morning♪♪) それと、おてんばな娘役の子がとても可愛いです。(HAMの仮装がたまりません。) [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-04-16 22:14:22) |
14. 甘い生活
《ネタバレ》 美しい映画です。映像も、音楽も、出てくる役者さんも全てが退廃的で美しく、約3時間非常に素敵な雰囲気に浸ることができました。(アヌーク・エーメいいですね。) 心の中ではそこから脱け出したいと思いながらも、退廃的・享楽的な生活を送っている主人公の姿には惹かれるものがありました。(マルチェロ・マストロヤンニの演技が素晴らしいです。) [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-16 21:40:02) |