21. 海洋天堂
《ネタバレ》 ジェット・リーといえばアクションスターのイメージしかなかったので、こういう作品にも出てたんだということに驚き。 そして、見事に父親役を演じておりましたね。年齢的なことも考えての挑戦なのでしょうか。 周りの人たちが、みんな良い人ばかりでしたね。両親ともになくなっちゃったけど、大福君は幸せや。 [地上波(字幕)] 6点(2016-10-04 21:38:36) |
22. ガス燈(1944)
《ネタバレ》 1944年。戦時中にこんなサスペンス映画を作ってるだなんてアメリカはすごいですねぇ。 モノクロ映画の良さが存分に出た画作りでした。そしてイングリッド・バーグマンの美しさに見とれておりました。 純粋で性格の良い、当時の女性でしたら、こんな強引な言いくるめで洗脳していくのもアリだったのかなと。 今だともっと過激に見せていくんだろうけど、時代もあって全体的に上品。それがまた良いです。 [地上波(字幕)] 6点(2016-09-05 21:29:56) |
23. カウボーイ
《ネタバレ》 なんだか、あんまりピンとこない作品でした。 フランクとリースの関係がなんとも微妙と言いますか、掴みにくいんですよね。 住む世界が違うからソリが合わないのは当然なんですが、ラストのあれだけで和気藹々? 蛇を投げつけられて死んだ人が不憫すぎるでしょう。闘牛シーンもかったるい。 [地上波(字幕)] 5点(2016-09-04 21:47:06) |
24. 紙屋悦子の青春
《ネタバレ》 役者泣かせの長回しの多い作品。 あれだけ長ゼリフを覚えるのも大変だろうなぁと思い観てたが、方言もどことなく一本調子な気がする。 舞台的な作風にしたかったのかな。まぁこのストーリーだとゆったりしたテンポで語るのがふさわしいだろう。 小津さんが反戦映画作ったらこうなりそうだな、という印象でした。 [地上波(邦画)] 5点(2016-08-16 18:26:25) |
25. がんばれ!ベアーズ
《ネタバレ》 これは本当に面白いですね。今まで見た野球映画で一番好き。 とは言ってもよくあるスポ根ものとは全然違う、ダメな子たちばかりのダメチームをダメおじさんが強くしようと奮闘する、 極めてポンコツだらけの映画なんですけど(笑)、どの子もキャラが立っててすごく面白いのよね。 一つ一つのネタが秀逸で笑かしてくれる。大人も子供もみんなが「成長」する、大人も子供もみんな楽しめる作品。 [地上波(字幕)] 8点(2016-07-20 23:37:29) |
26. 駆込み女と駆出し男
《ネタバレ》 すごく映像の美しい時代劇だなと思いました。 原田監督の円熟味がここに極まっているといいますか、編集・テンポ・カメラワーク、いずれも申し分なく、 特に素晴らしいと思ったのがライティングです。なるべく自然光でやろう、江戸時代の画作りをしようというのが見て取れ、 夜のシーンとかが、行灯だけで空間が照らされてます感をちゃんと出してるんですよね。 それでいて、役者の顔はしっかりと浮かび上がらせてる。この辺の案配がとても巧みだなと思いました。 東慶寺というところは江戸時代の縁切寺だったそうで、そういうものがあったこと自体知りませんでした。 人の数だけいろんな理由の縁切りがあるわけで、実際もこのお話のような感じだったんだろうなぁ。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2016-01-24 00:10:18) |
27. カリフォルニア・ダウン
《ネタバレ》 いや〜、凄まじいまでの地震と津波。マグニチュードどれぐらいだったらあんなんなるのかしら? ストーリー的には、地震予知が可能ですというような設定になってるけど、現実には難しいだろうなぁ。 まぁとにかく、映像的には迫力満点でした。水の表現とかが少しCGくさいと感じたりもしましたが、 街が崩壊する様子は凄くよくできてる。 特に、高層ビルで人々が逃げ回り、屋上に上がるも崩れ落ちるシーンが凄まじかったです。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-01-18 20:19:56) |
28. ガガーリン 世界を変えた108分
《ネタバレ》 人類で初めて宇宙に行ったガガーリン。 今でこそ数多くの宇宙飛行士が宇宙に飛び立つ時代になっているが、 その当時は「そもそも人間が無重力状態で生きられるのか?」すらわかっていなかった。 そんな状態で、宇宙に行くわけですから、これ以上野心的な冒険てないんじゃないでしょうか。 人類史に残る偉業を成し遂げたガガーリンですが、意外にも家族(特に母)は喜んでなかったですね。心配ばかりしてた。 どこまで史実に基づいてるのかはわかりませんが、ああいう親の姿は万国共通なのですね。 [DVD(字幕)] 6点(2015-12-29 22:25:35)(良:1票) |
29. ガントレット
《ネタバレ》 蜂の巣バス。そこまで撃たんでもよかろう〜(笑) [ビデオ(吹替)] 6点(2015-12-15 22:28:22) |
30. カリフォルニア・ドールス
《ネタバレ》 ピーター・フォークが物凄く活き活きと演技されているというか、 今までピーター・フォークと言ったら刑事コロンボのおっさんというイメージだったけど、 この作品見たら女子プロのマネージャーのイメージとして脳裏に焼きついたなと。ドンピシャなはまり役だなと。 お金はなく、その場しのぎの生活だけど、この人たちすごく楽しそうやん。人生楽しんでるやん、て思いました。 このマネージャーとレスラーはある意味夫婦のようなもんですね。なんとも言えない絶妙な関係。 ラストのバトルも実に熱い。強さと美しさの融合。女子プロレスリングの魅力を今更ながら発見した次第です。 [DVD(字幕)] 7点(2015-10-29 23:54:16) |
31. カイト/KITE
《ネタバレ》 映像とか雰囲気に先走っちゃったタイプの作品ですねぇ。 とは言っても安っぽい感じは否めなく、まぁ映像的に良かったのはクラブでのアクションシーンぐらい。 何より、シナリオが全然面白くないのよね。実は〇〇が〇〇だった〜っていう終盤のどんでんも、 途中でなんとなくわかっちゃったし。 サワちゃんもスタイルはいいけどそんなに顔がかわいいわけでもなく、エロ要素も少なめ。 色々と不満の残る出来でした。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-10-16 21:33:49) |
32. 神さまの言うとおり
《ネタバレ》 鑑賞しながら、「あぁこれは一般的には評価低いだろうなぁ」と思ったらやっぱり(笑)。 個人的には以外と楽しめたので高評価をつけようと思います。 ダルマさんとか招き猫とかこけしとか、可愛らしいキャラたちが遊びながら人を惨殺していくそのギャップがかなりツボ。 それぞれのステージも変化に富んでて、見てて退屈しませんでした。 子供達が不条理なゲームに巻き込まれて次々と殺されていく映画は最近多いですが、 本作はいい意味でくだらない。三池節全開なのです。 まぁ、見る人を選びますが、コミック的エンターテイメントを映画という媒体にしっかり落とし込んでると思います。 子供の時は、やたらと毎日がだるく、人生って退屈だな〜と思うときがありましたね。 そういう退屈な日々ってどれだけありがたいことか。分かりやすいメッセージもまた良いです。 [ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-10-03 23:14:59) |
33. 風にそよぐ草
《ネタバレ》 「去年マリエンバートで」のアラン・レネ監督だということを見終わって知りました。 映像的にすごくフレッシュで若々しい印象だったので驚き。でも、内容的には然もありなんという感じですね。 前半こそ、あぁ、ここから大人の恋愛が始まるのだな、と楽しく拝見していたのですが、 中盤からは「このおっさん、狂信的なストーカーですやん。ていうか、会ってない人にどうしてここまでするの?」と、 だんだん疑問が湧いてきて、そしてその疑問がどんどん増えていく。終盤になると訳のわからなさが加速。 このお話は、もしやおっさんの妄想だったということか?セスナ機同様、彼の妄想が天高く飛び、そして終わる。 それだけの話か、、いやでも、、、と、悶々とした気持ちが残りました。 [地上波(字幕)] 6点(2015-08-04 14:56:54) |
34. カノジョは嘘を愛しすぎてる
《ネタバレ》 まさに少女漫画らしいストーリーなんだけど、それを少女漫画らしく、 ひじょうに爽やかで美しく撮っているなぁと。透明感ある映像表現は素直に感心しました。 あと、オーディションで選ばれたという大原櫻子さん。 これが歌手デビューだそうですが、歌もすごく上手くて、キャラクター的には昔の川本真琴を思い出しましたね。 [地上波(邦画)] 6点(2015-06-17 23:29:01) |
35. 華麗なる一族
《ネタバレ》 いや〜、長いなぁ〜(笑)。個人的には70年代の風景やいろんなギミックなんかが時代を感じて、 それで興味深く見ていたわけですが、視覚だけでなく内容的にもやはり古いなと感じますね。 そもそも、ああいう風な経営とプライベートが一体化した同族経営って、コーポレート・ガバナンス的にどうなのって思っちゃう。 今の感覚でいうとそうだけど、当時はこういうのが普通だったのかなと。 そしてまた、政界と銀行業界も、べったりというかもはや一体という感じで、 さすがに今じゃここまでの癒着はないだろうな〜とやはり時代を感じた次第です。 もうちょっと昼ドラ的な、秘書と家族間のドロドロした模様を堪能したかったな。 [地上波(邦画)] 5点(2015-05-12 23:01:35) |
36. 海峡
《ネタバレ》 青函トンネルって、そんなに長い年月かけて開通したんだ~って、さぞかし大変だったんだろうな~って、そういう知識的なことは身につきましたが、であるならばなおさら、周辺の人間ドラマはいらないよねって思うんです。そういうの全部そぎ落として、トンネル工事だけ、それ一本でやってほしかった。日本の大プロジェクトの映画化ということでいえば石原裕次郎の作品が思い浮かびますが、ああいう風な感じで硬派一徹に作るべきでしたね。本作も、トンネルのセットとかはなかなか見ごたえあるんですけど、源助じいさんがズカズカと突進して案の定息子もろとも怪我して入院するくだりとか、何しとんねんこのジジイって失笑しちゃうわけです。最後のダイナマイト爆破して、ついに貫通!の感動シーンでも、高倉健のどアップのショットから流れてきた音楽は安っぽいシンセのBGMでね、もうちょっと重厚な音楽なかったんかいって思っちゃったし。題材が世界に冠たる大事業であるだけに、もう少しなんとかならなかったかな、というのが正直な感想。 [DVD(吹替)] 5点(2015-02-19 22:44:44) |
37. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
《ネタバレ》 ヴィジュアル的にはほんと素晴らしいと思います。それぞれの惑星の風景と対比、乗り物や異星人たちの造形など、きめ細やかに美しく作られております。重厚なスペースオペラを見ているだけでもそれなりに楽しい。ストーリーとしては、もともとの原作のファンの人とか、ある程度知識のある人のほうがより楽しめるでしょう。というか、なんの予備知識もないとよくわからないところもあります。4人のお尋ね者は一癖も二癖もあるやつらだけど、みんな共通してるのは親をなくし孤独であるなどの暗い過去。初めこそお金儲けのためでしたが、結果的にはそれが彼らをつなぎ合わせたのでしょうね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-24 22:29:48) |
38. 鑑定士と顔のない依頼人
《ネタバレ》 「ニューシネマパラダイス」「海の上のピアニスト」の監督さんですからね。ほっこりするような、そういうラブストーリーなんだと思ってみたわけですよ。それがあのラストですよ、もうびっくり。オールドマンが、部屋に絵を飾ろうとして目の前の光景に驚きガタンガタン!って落としちゃうシーン。自分まであの顔になっちゃいました。なんてこったい。可哀想すぎるやん。いや、確かに、このおっちゃんは姑息な手で高価な絵画を収集していたわけですから、それに対する報いはあってしかるべきなのかもしれませんが、にしても悲しすぎる。日本で言えば、童貞の二次元オタがひょんなことから三次元女性にお近づきになったけど、最後には裏切られて廃人にって感じでしょ。んでまた老人だからネクストチャンスもないでしょうし。脳内で、楽しかった時の記憶をリピートして余生を過ごすだけなんでしょうか。映像的には重厚かつ流麗で素晴らしいです。でも、みんなグルで騙してただなんて、人間不信になっちゃいそう。あぁ悲劇。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-22 20:54:54) |
39. かぐや姫の物語
《ネタバレ》 すごく良かったですね~。ラストなんて、うるっときちゃいました。「竹取物語」をアニメ化すると聞いたときは、なんで今頃?とか、長編に出来るの?なんて思ったものですが、アメリカのアカデミー賞にもノミネートされましたし、文化発信の役割を見事に果たしてますね。そして竹取物語を、一人の女性のラブストーリーとして、見事なまでに脚色してある。竹取物語は俗世の愚かさみたいなものを描いた話と感じてたけど、本作は5人の男たちが宝物を探してくるエピソードとか、なんか微笑ましいというか笑えるんですよね。全体的に嫌味がないというのかな、ラストのかぐや姫のセリフを見ても、人は愚かで困った生き物だけど、それも含めて総じて人は素晴らしいのよ、みたいな、そういう賛歌を感じました。姫が疾走するシーンもタッチが変わって印象的。音楽も素晴らしかった。傑作と言ってもいい出来です。 [DVD(邦画)] 8点(2015-01-20 23:19:05) |
40. カニバル(2013)
《ネタバレ》 出てくる女性たち、そしてその裸体はいずれも美しいので、そういう意味では必見です。ただ、過剰なエロ、あるいはまたグロテスクなシーンはほとんどありません。そういう刺激的な映画ではなく、一人の男性の屈折した心理と感情を静かに描く。カニバリズム自体はさすがに共感できませんが、本作はキリスト教的な観点から主人公の内面を紐解くような内容になっていて、彼が寡黙であるが故に色々と想像して楽しむことが出来る、ちょっとした奥の深い作りになってます。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-06 20:56:10) |