1. 勝手にしやがれ
会話と雰囲気を楽しむ映画なのだろうが、実験国家としてある意味似たもの同士である米仏の近親憎悪的関係を理解していないと、2人のやりとりがよくわからないのかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2021-02-12 12:47:03) |
2. 眼下の敵
実話がベースのようだが、双方艦長の読みが当たりまくりでちょっと話がデキスギだし、WWⅡでジュネーブ条約がしっかり守られていたとも思えず、話がキレイ過ぎるような印象も受ける。ただし、戦争の空しさ・愚かさは伝わってくるという不思議な作品。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-08-15 18:33:38) |
3. 鍵(1959)
《ネタバレ》 原作未読だが、70歳で書いた作品という事を考えると、この「老いと性」というテーマは70歳にならないと理解できない境地であるのだろう。テーマ的にてっきり中村雁治郎の視点・心情で物語が展開するのかと思ったら、中盤から各々の登場人物の心情が交錯して、ありがちなカネと色が中心の2時間ドラマのサスペンス的なしょうもない展開になってしまい、肝心の「老いと性」というテーマがボケてしまったような。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-20 11:35:01) |
4. 狩人の夜
《ネタバレ》 冒頭にクーパー夫人が出てきてテーマらしい事を述べているのだが、これがその後の展開とどうも結びつかない。「偽預言者に気をつけろ」と言ってもクーパー夫人は少年から事前に情報インプットされてるわけで、騙された前半の人々とは違うし。「心の清い者は神を見るだろう」と子供達の顔が出てくるが、少年は父との約束守ってるだけで、心が清いかどうかも微妙だし、少女は幼いだけだし。少年はカネのために、両親が死んだ事を悔やんだのだろうが、人形ぶちまけるのもちょっと唐突かなと。群集が騒ぐのもなんだかよくわからないし。全体的にキリスト教が関係しているようだが、どうもよくわからない作品。ロバートミチャムは名演だったとは思うけど。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-06-11 12:40:58)(良:1票) |
5. 悲しみよこんにちは
《ネタバレ》 自由奔放な父娘の前に現れた常識的な大人の女性。そもそもなんでこんな父親に惚れたのかが疑問ではあるが、あれこれ介入されたら17歳の娘にとってはウザイ存在だろう。自分の企てが相手を傷つける事に目覚める所に唐突感はあるが、後先考えない小娘の誠実と解釈すべきなのだろうか。そして、その後に起こる悲劇。自殺か事故かは永遠に謎だが、これだけの大人の女性が失恋程度で自殺するとも思えない。精神不安定な状態での運転ミスによる事故だろう。が、娘は悲しみを一生背負っていく事になる。そして年齢と共にその悲しみも変化していくのだろう。懲りずに女をひっかえとっかえしてる父に愛想がつきないのが不思議だ。まだ子供であり、そのうち父が女の敵であるという事に気づくのだろうか。ちなみに原作は未読だが、18歳でここまで書けるのはスゴイと感じると同時に18歳でないと書けないのかなとも思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-23 08:55:43) |
6. 風花(1959)
善光寺平は去年行きましたけど、50年以上前はこんなだったんですねえ。その後オリンピックも開かれ、今は新幹線も通る大都会で、東京へは100分で行けるし。家や身分に縛られて生きる事の窮屈さ。随所に出てくる東京という地名。当時の人は有馬稲子に希望を感じたのでしょうか?時代は変わり、女性も生きやすくなって今はよい時代になったような気もしますが、結婚相手選びや上京幻想等々変わらぬ価値観もあるのかなと。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-05-10 10:09:16) |
7. ガンヒルの決斗
《ネタバレ》 カークダグラスがどこまでもカッコいいなあ。絞首刑の説明の行はとても迫力があるし(聞いているだけでも怖い)、アゴのワレ具合もなんとも言えない。妻の仇ではなく、あくまでも保安官として、法の裁きを受けさせるために、妻殺しの犯人を追う。女が味方したくなるのもわかるよ。でも、最後は汽車には乗らなかったねえ。女心は複雑ですね。 7点(2004-04-09 02:29:03)(笑:2票) |
8. 風と女と旅鴉
個人的に錦之助には竹を割ったような単純明快なヒーローをやって欲しいと思っているので、こういう複雑な性格の主人公だと、どうも見ていて振りまわされてしまいます。 5点(2004-04-05 20:58:40) |