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コメント数 885
性別 女性

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1.  ギター弾きの恋 《ネタバレ》 
よく「道」と比較されますが、あれよりも抑えめで引き算された映画。 ハティは500ドルと一緒に捨てられて泣いたろうに、そんなところは見せない。 分身であるギターを粉々にして泣きくずれるエメットの顔も見せようとはしない。 映画の弱点はすべてが見え(見せ)すぎることですが、アレンはそれが哀れっぽさの誘因になるとわかっているんですね。 彼や「ジャズ・カントリー」の著者ナット・ヘントフが語る架空の解説も客観性を助長するもので、才能に人格を食われたギタリストを冷静に見つめながらもいとおしむ視線を感じます。 映画に感情移入や共感や感動しか求めていないのであれば、映画の見方はずいぶん狭くなると思うんです。 ポスターは金の月に座し星座を散らしたジャケットをまとい得意気にプレイするエメットなのに、本編ではここまともに弾くシーンはなしっていうのもハズしていて面白い。 来年没後60年となるジャンゴ・ラインハルトが一瞬姿を見せるのも心憎い演出で、彼はとても有名だけれど、エメットのように自分は第二のジャンゴと自負しながら消えていったギタリストも大勢いるんだろうな、とそんなことも思われました。 ショーン・ペンとサマンサ・モートン、黄色くけぶる映像、ロマギターの音色もよかった。
[DVD(字幕)] 8点(2012-10-06 06:59:58)(良:1票)
2.  キッチン・ストーリー 《ネタバレ》 
ベント・ハーメル作品ではきっと一番有名、これも冬のノルウェーが舞台。 家庭研究所調査員のおじさんと被験者のおじいちゃんの緊張感みなぎる日々にできたホコロビ。 あの観察台が本当にあったというのがおかしいね。 イザック役の俳優さんは名優だそうで、転機となる「パイプたばこを切らしてたのに気づいてガックリ」の演技がうまくって、フォルケも味のある風貌。 ノルウェー人とスウェーデン人の昔ながらの敵対意識もチラリと見せる。 まるくて可愛いトレーラーの中での誕生パーティは2人きりだけど楽しさいっぱい、祝ってくれる人がいればそれだけで。 友人をうばわれた格好で嫉妬するグラントもいてあわや、という場面も。 いろいろあったトラブルも雪や氷のように解けて、冬のあとには春。
[DVD(字幕)] 8点(2011-12-08 07:00:43)
3.  宮廷画家ゴヤは見た 《ネタバレ》 
ミロス・フォアマンは「アマデウス」「恋の掟」がそうであるように、悲劇的な要素を含む時代物でも悲愴にはせず娯楽的、スペインの歴史を仮託した15年以上に及ぶ内容を2時間以内に収め理解しやすい話運び。 若干駆け足気味でも勿体ぶった気取りもなく、物語としてきちんとまとまっている。 ゴヤ役のスカルスガルドは重要な役を目立たずかつ上手に演じる人、北欧の透ける容姿も風貌だけで人目をひくバルデムと好対照。 時代のフォト・ジャーナリスト的な存在であるゴヤの私生活を見せないのは、イネスの庇護者としての立場をやりやすくするためもあるのだろう。 変身を遂げる破戒僧ロレンソは終盤で意地を見せ、彼もまったき極悪人というより時代に翻弄された小悪党なのだと思わせる。 不運なイネスは美しさも正気も失っても求めるものは変わらず、父の黒髪と母の美貌を受け継いだアリシアは変わり果てたイネスの代替の如く映える。 「アマデウス」は皇帝のつたない演奏に家臣がお追従を並べていたけれど、国王カルロス4世(似てるぅ!)のこれまたお上手でない演奏による自作の曲をゴヤが賞賛させられる箇所があって、フォアマンはこういうのがお好きなよう。 高貴な身分でも才には乏しき王族に迎合せざるをえない家来の茶番寸劇。 王妃マリア・ルイサの内面をはからずも暴いた肖像画は、本質を見抜くゴヤの異能の片鱗。 本物のゴヤ作品は末尾に上下二分割で見せる凝りよう。 哀しいはずのラストシーンは何ともいえない美しさ、最後はみごとに芸術的。 子どもらの戯れ歌も祝歌のように聴こえ、イネスは幸せなのかもしれない、欲しかったものをようやく二つともその手にできて。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-08-10 07:00:07)
4.  キャバレー(1972)
1930年代のベルリン。 芸人の華やかな世界を見せる一方でナチス台頭の時代背景をチラつかせることによりひきしめ、原作が「ベルリン・ストーリーズ」というように物語も一つじゃない。 イギリス人歌手とアメリカ人学生の関係にドイツ貴族もからんで、ブライアン(マイケル・ヨーク)の忘れていた設定が後で生きてくるのには思わずゾクッと。 白塗りMCのジョエル・グレイ、マリサ・べレンソンのユダヤお嬢様もオモシロイのだった。 ボブ・フォッシーの映画は自伝的な「オール・ザット・ジャズ」の方がより好きだけれど、ライザ・ミネリの強い個性が天真爛漫な歌手サリーで生きて、「私は子羊じゃなくてトラ、自由な根無し草」と歌う"MEIN HERR"、そして何といっても"CABARET"「人生はキャバレー」♪ 犠牲をはらっても夢を追おうとするサリーの望みはこの時代の中で潰えるのを予感させつつも、ライザの生命力にみちみちた存在感はオーディエンスの心からはずっと消え去らぬはず。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2011-05-20 07:00:03)
5.  今日から始まる 《ネタバレ》 
実力派の舞台俳優フィリップ・トレトンが炭鉱閉鎖後の不況にあえぐフランス北部の幼稚園長に。 「田舎の日曜日」のタヴェルニエ監督はソフィー・マルソーを三銃士にしたり、「ラウンド・ミッドナイト」はジャズ、これはドキュメンタリー風と多様な作風。 炭鉱町ものはフランス映画ではそう見かけない。 市の予算が足りず常に逼迫する状況の中で奮闘する若き園長とスタッフの女性たち、彼らを頼りにする住民と無心に遊ぶ子供たち。 幼稚園という狭い場所を舞台にしながら様々な人間の思惑が交錯する中を、ダニエルは情熱をもって駆け回り、外部と折衝し、子供の瞳の奥を見つめ、語りかける。 が、問題はひきもきらない。 家庭人である彼の生活も平行して描かれ、同居する恋人の息子と和解するシーンが目をひく。 なかなか謝るきっかけをつかめずにいた少年が、母親と彼との不和にするりと滑りこんで「女ってむつかしいよな」みたいな目配せをしあって、ちゃっかり男の同盟を結ぶのがおもしろくもあり。 家族との触れ合いに癒されても余裕のないスケジュールに悲劇も起こるべくして起こってしまうが、ダニエルの去就が気になる。 本当に責任をとって辞めるのだろうか? みんなの冷えきった心をあたためた、心づくしの祭りのあとに。
[DVD(字幕)] 8点(2010-11-08 00:00:02)
6.  キリクと魔女
画も内容もまったくユニークで、これぞアートといった感じ。生まれ落ちた瞬間から並々ならぬものを感じさせるキリクはスゴイ。わるい魔女をやっつけておわり、じゃないしね。(こんな大団円があるでしょうか?)なんとも懐が大きいのです。近年見当たらないザックリしたテイストも魅力。エンディングに流れるユッスー・ンドゥールの‘Kirikou,c’est mon ami(キリクはともだち♪)のメロディが耳に残ります。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-05 06:59:32)
7.  キングコング(1976) 《ネタバレ》 
ユニヴァーサル作品ではないこともあり他の2作とは扱いの違う2代目だが、わが最愛の巨猿はモデル・アニメーションとCGにはさまれ、いささか分の悪いこの着ぐるみコング。新たにドワンの名を得たヒロイン、ジェシカ・ラングのコケットリー、滝やタンカーのシークエンス、今はなきワールドトレードセンタービル登攀と70年代的なアレンジがされ、ジェフ・ブリッジスとチャールズ・グローディンの白黒対決も明快。コングを死に至らしめる人物を自業自得に消し去り、ラストの無慈悲なセリフを省いたのも正解。「私をはなさないで!」が胸をつく。製作費2370万ドル。
[映画館(字幕)] 8点(2005-12-30 08:03:21)
8.  ギャラクシー・クエスト 《ネタバレ》 
「スクール・オブ・ロック」と同様に、既成のカルチャー(?)をバックボーンとして内包するギャラクエ。お笑いを期待しつつ駆けつけたが、夢破れるマセザー&クエレック絶命に思わずボロ泣け。しぼんだハートしか持たぬアーシアンたちが徐々に生気を取り戻す様も観客に希望と勇気を与えずにはおかない。オタクとピュアネスの際どい境目をあえて縫い合わせる2本柱の脚本に抜かりなく、ツワモノを揃えたメインキャスティングも値千金。J・ゴールドスミスのSTのテーマをライト+キッチュにアレンジした「GQのテーマ」がコスミックに鳴り響く。
[映画館(字幕)] 8点(2005-12-10 12:31:18)
9.  ギルバート・グレイプ
ラッセ・ハルストレムは一時期「悲惨さ」をウリにしてましたよね。 この映画はまだいいですが「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」からその傾向はありました。(ハルストレム・トリアー&ハーマンは国は違えどネクラ三銃士だと思ってます。 ミゼラブルな状況を作りだすことに情熱を注ぐ悲惨フェチにも見えますので) メアリー・スティーンバージェンがバカ女なのが悲しいけど、若きレオが(マウスピース入れてるにしても)達者! 環境が生い立ちに近く演じにくかったであろうジョニデがカスんでしまうほど。
[映画館(字幕)] 7点(2010-07-08 00:00:08)
10.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
キャリー(シシー・スペイセク)の最大の不運は、異常な母親に育てられたこと。 萎縮してしまい、本来の自分を出すことができずに学校でも「変な子」扱いの彼女がほんのちょっと自信が持てると、プロム用の素敵なドレスも自分で仕立ててしまうほどの才気が顔をのぞかせ、どんなに抑圧されていたか。 スー(エイミー・アーヴィング、スピルバーグの最初の奥さんです)が急にいい人になってしまうのは唐突にも感じられ、最後なんか悪気はなくともきっかけを作った彼女への報いじゃないかとも思えて。 トミー(ウィリアム・カット)は、名前といいへアスタイルといい、ロック好きのデ・パルマが「Tommy/トミー」にあやかったとしか。 最初は頼まれ仕事だったのが、だんだんと変身したキャリーに惹かれていく流れが自然なので、彼と先生は「除外」してほしかったな。(カット自身はTV「アメリカン・ヒーロー」で復活) トラボルタや10年後「ロボコップ」のルイス巡査となるナンシー・アレンが悪役。 監督の「ファントム・オブ・パラダイス」より映像的にも洗練(アレで導入された画面分割が、コレでは動くようになってるのが効果的)されており、スゴイ映画ではあるけど無差別殺戮なので、そのヘンちょっと気になります。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-07 06:05:25)(良:1票)
11.  キタキツネ物語
はじめて見たキツネの映画。動物映画としても音楽映画としても魅力があったと思います。主役のキツネは犬くらいの大きさに見えますが、本物はとても小さい。そんな彼らを見つけるだけでも大変なことで、1本のドラマ仕立ての映画にするまでには何度も監督の交代があったとか。人間は自然や野生動物を脅かす存在であることを表現するためにキツネにストレスになることもなされていますが、長時間待つことを強いられる動物写真家や動物映画製作者の仕事は本当に動物が好きでないと出来ません。フレップやレイラやこどもたちの歌がそれぞれあり、サントラが今でも出されているのはいい曲が多いからでしょう。黄金色のキツネの住む国には彼らを愛する人がいます。
[映画館(邦画)] 7点(2010-02-04 06:58:35)
12.  きつねと私の12か月
ドキュメンタリーの「皇帝ペンギン」と違い、少女リラの描写はメルヘンチック、きつねテトゥはドキュメンタリータッチの不思議なブレンド。シニカルな評価もきかれる作品ですが、それもわからないではない。クギをさしているとはいえ本来好ましくない行為であるはずのリラの行動をこんなに楽しそうに描くのは。「きつね(野生動物)は可愛いけれど飼いならそうとしちゃいけないよ、会いたくなったらこの映画をみてね」ってことかな。それでも誰もが親しみをもてそうな、きつねのような赤い毛でそばかす(この素朴なルックスが作品をしっかりガード!)のリラが名の色の服をきて美しい自然の中を歩き回る1年につきあうのは無意味な時間ではないと思います。少し加工されていますが、本物の自然の映像は貴重。この国のサイトはもう閉じていたのでフランスのサイトから壁紙をもらってきました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-02-03 06:59:01)
13.  キングダム・オブ・ヘブン
「グラディエーター」は素晴らしかったが、どこかR・スコットらしくないと感じた。大方が感動できるようにきっちりと抜かりなく作られていたせいか。これはそういう意味でははるかにスコットらしく放縦といえる。主人公バリアンのアバウトさも感動など強要しているわけではないし、矛盾をはらんだ彼は実に人間臭い。戦闘シーンの描写はますます芸術的といってもいいほどだが、それにかぶさる音楽は勇壮ではなくまるで鎮魂歌。虚無と寂寥が漂う。常に雲が輝く空も天の王国という具象を思わせ、かつてS・ヤングを最高に美しく撮ったように、美女E・グリーンをレンズにとらえるさまは監督の深い悦びが感じられる。クルセイドを題材にしても歴史絵巻的なものにはならず、スコットの美意識に貫かれた、それだけに脆弱さも内包する作品ではあるが。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-29 17:52:58)
14.  木靴の樹
ゴッホやミレーの絵でしか見たことのない、過ぎ去りし時代の貧しき農民の生活。蝋燭の光だけで撮られた夜の小屋のうちに、素朴に日々の暮らしを営む人々の姿がほのかに浮かび上がる。二つのベッドを括り付け設えられた新婚の新床。贅沢なものは何ひとつなくても、土と寄り添う彼らが不幸せとは思えぬのである。履く靴のなかった少年ミネクがことのほか愛らしい。
[映画館(字幕)] 7点(2006-02-27 21:44:35)(良:1票)
15.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
ヒロインの生贄台まで五輪の聖火台なみに派手な、ピーター・ジャクソンのワンマンショー。ナオミ・ワッツの2代目アン・ダロウは不死身の肉体と母性愛を併せ持つが、どこか存在感が薄い。ジャック・ブラックはここでもマイペース。恐竜や巨大昆虫にも力を注いだためコングの特殊性が薄れ、重力を考えれば身のこなしも軽すぎる。エンパイアステートビルの空中戦は上空の空気感さえ感じさせ、大都会の唯一の自然である大空の描写はコングの存在の小ささも強調し哀しいほど美しい。コングの落下後すぐジャックの出番!ていうのは旧作にならっているのであっても醒めるし、オリジンに忠誠を誓ったデナムの台詞も両刃の剣。「33年版はコングとアンの心の触れ合いがあったが76年版にはなかった」って…ホラ吹くんじゃないっ!製作費2億700万ドル。
[映画館(字幕)] 7点(2005-12-31 10:05:22)
16.  キング・コング(1933)
さらった小人ガリバーを手に屋根の上に登る巨人の国の大猿がモチーフともいわれる初代コングは、20世紀前半のセンス・オブ・ワンダーに溢れ、「メトロポリス」と並び圧倒的な完成度を誇る。だがカール・デナムに言わせる「美女が野獣を殺した」との台詞には疑問を覚えるし、フェイ・レイの悲鳴に後半飽き、コングの顔も怖すぎる。製作費43万ドル。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-29 10:31:13)
17.  危険な関係(1988)
フランス文学の伝統である自堕落な恋愛遊戯。 同じ原作を使ったファースとベニングの「恋の掟」もまた別な意味で艶かしいのだが、印象はこちらの方が強い。 マルコヴィッチは不思議とおフランスが似合い、TV「レ・ミゼラブル」ジャベールや「ジョニー・イングリッシュ」パスカルなど嫌ったらしいムッシュウを演じさせると最高の魅力を発揮する。 
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-16 19:59:31)
18.  キンキーブーツ 《ネタバレ》 
守りたい場所がある。 彼の場合は父親から受け継いだ靴工場。 実話だそうだし、いい映画ですよね。 イギリス映画にしちゃ何か変、と思ったら(アメリカも関わってるせいか)王道で作りが普通すぎる感じはしてしまったけど。 特によかったのは、ニック・フロスト演じるドン。(職人さんの前かけ似合いすぎ! 相方サイモン・ペッグに負けずにがんばってほしー☆) イイ女♪と気に入ったローラに赤っ恥をかかされたと思いこみ、何かとイビったあげくの腕相撲には勝利したものの釈然とせず、パブで腹をわっての会話。 自分の偏見を省みる表情がとってもよくて、真の友情はこうして生まれるのかも。 ローラが○○○であるのが生かされるクライマックスはなんとなくわかるけれど、やっぱり高揚感あり。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-07 07:00:01)
19.  奇跡のシンフォニー 《ネタバレ》 
ニューヨーク・シカゴ・サンフランシスコに離散した親子が音楽の力で一堂に会するという、ファンタジックで現実味の少ないストーリーよりも、音楽の神に愛でられた少年の天才ぶりを見せ(聴かせ)たかったよう。 可愛いフレディ・ハイモア君はたっぷり見られるけれど、出ずっぱりなので少し飽きてもくる。 父親ジョナサン・リース=マイヤーズのロッカー役は「ベルベット・ゴールドマイン」以来? 10年たってもあまり変わりませんね。 母親ケリー・ラッセルは少女の頃からの妖精的な美しさで、3人とも作品の雰囲気にあったキャスト、ちょっと浮世離れしていて。 ロビン・ウィリアムズは、この手の悪役が合ってるような気もしないではない。 感覚的な映画なのですが肝心の音楽は今ひとつだったかも、最後のコンサート・シーンもあまり盛り上がらず。 でも地上の音すべてを音楽と感じとれる能力をもつ少年の「神童の感覚」を作品に吹き込もうとする意欲は感じられるのです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-01-08 07:00:01)(良:1票)
20.  キット・キトリッジ/アメリカン・ガール・ミステリー
アビゲイル・ブレスリンが新聞記者志望の少女探偵に。 30年代の大恐慌が反映されたアメリカ苦難の時代を明るく描いてさわやか。 アビーの08年の作品としては「幸せの1ページ」(秘密の島のニム)の方が好みですけど、金髪のカツラにレトロな衣装のキットはかわいいし雰囲気もよいです。 両親役は何となくなつかしい人たち、スタンリー・トゥッチやジョーン・キューザックもいて、川辺に住むホーボー(不定住労働者)の人々とのふれあいも。 いろいろあっても最後はハッピー♪ 彼女が原稿を持ち込むシンシナティ・レジスター編集部はNYの大衆紙デイリー・ニューズをイメージしているとクレジットにありましたが、この新聞社は「スーパーマン」のデイリー・プラネットのモデルにもなっています。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-02 07:00:02)(良:1票)
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