141. ギルティ/罪深き罪
このヒロインは、弁護士の名に値しません(いろいろな意味で)。相手方の男も、じめじめして気持ちが悪いだけで、悪役(?)に必須の一種の格好良さが全然ありません。したがって、見るべきところがありませんでした。 2点(2004-09-30 01:20:04) |
142. 北国の帝王
こんな設定でいったいどんな話になるのかと思っていたのですが、それなりの話にはなるのですね。浮浪者と車掌の両者の背景に何の説明もないところがいいです。 6点(2004-09-08 21:11:43) |
143. キスへのプレリュード
《ネタバレ》 アイディアはまあまあなのですが、重点の置き方が完全に誤っています。本題に入るまでに30分もかかっているのは無意味ですし、おじいさんがもともとどういう人だったのかという点はもっときちんと描写すべきです(そうでないと、メグが中に入って以降とのギャップが表せませんし、ラストの感動も半減します)。おじいさんに行ってしまったメグがあっさり見つかってしまうのも、主人公の葛藤の余地を塞いで、物語への興味を削いでしまいます。 6点(2004-06-30 01:51:09)(良:1票) |
144. 黄色い大地(1984)
全体的に淡々と進んでいきますが、黄河の水位がいつの間にか上がっているかのように、登場人物の心理がだんだんと噴出していき、最後にはそれらが強力な迫力をもって描出されます。見終わった後には意外に心に残ります。 5点(2004-06-09 02:09:17) |
145. 君に逢いたくて
タイトルに反して実に地味でじめじめした内容なのですが、それはそれでなかなか新鮮でした。 4点(2004-05-30 00:37:40) |
146. 救命士
こういう退廃的で暗い話こそ、脚本が締まってないといけないのですが、思いつきでシーンを塗り重ねているだけで、ダラダラした展開になっています。色彩や映像の感覚も最低でした。 4点(2004-04-26 02:40:35) |
147. 危険な遊び(1993)
マコーレーとイライジャの、子役の域を超えた演技合戦は見事でしたが、こういう「周りのみんなが誤解しています」系の話は見ていていらいらするので嫌いです。もっとも、すべてを吹き飛ばすあのラストは強烈でした。なお、これと同じ系列の話では、森村誠一の「魔少年」という傑作短篇があります。 5点(2004-04-17 23:58:53) |
148. CUBE
箱の中以外は一切描写なしという潔い姿勢が素晴らしい。順を追っていく謎解きとしても優れている。ただ、俳優たちの演技がみんな下手だったのが残念。 6点(2004-02-28 00:08:19) |
149. キルトに綴る愛
話の設定は悪くないと思うのですが、制作者側の狙った筋が見え見えで、頭で考えただけのような演出も多くて、見ていて醒めます。あと、おばあちゃんたちについて、昔話をしておしまいではなくて、それを話したことによって自分自身の中で何かが変わったのかどうかをきちんとフォローしてほしかった。あれではおばあちゃんたちが単なる道具です。 3点(2003-02-17 23:18:33) |