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プロフィール
コメント数 404
性別 男性
ホームページ http://onomichi.exblog.jp/
年齢 55歳
自己紹介 作品を観ることは個人的な体験ですが、それをレビューし、文章にすることには普遍さを求めようと思っています。但し、作品を悪し様にすることはしません。作品に対しては、その恣意性の中から多様性を汲み取るようにし、常に中立であり、素直でありたいと思っています。

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1.  CUBE
CUBE=システム社会というメタファーだろうか?それは違うと思う。システム社会というのは、人間の欲望を消費動力とする自己増殖的な自動機械というイメージで語られるものであるから、この映画のCUBEとは本質的に全く別物だろう。では、CUBEとは何か?実は僕にもよく分からないw これまでのホラー映画に見られたジェイソンだのなんだのの何か得体の知れない不条理な存在とも全く違う。単に幾何学的な法則に従って構成されたパズルそのもののように思える。センサーによる幾多の殺人デバイスを持ち、単純な循環プログラムを施された自動機械。そんな単純かつ完全さ故にCUBEの謎は幾何学的に回答可能だ。実際、内部の人間は数学的解法によって謎をスイスイと解いていくではないか。そんでもって、皆が一致協力して脱出、めでたし、めでたし、ではなく、そこに現れるあまりにも人間くさい闘争、チープな愛憎は、一体何なのか?はっきり言って僕にはテーマがよく呑み込めなかった。メタファーとは何かしら切実さをもって語られてこそ僕らに共鳴するものである。この映画で描かれる「CUBEという完全性に立ち向かう愚かな人間」という図式は、モチーフとしてかなり古くさいが、実はそのあからさまな捩れと薄っぺらさこそが今は新しいものなのかもしれない。その白々しさが妙にいじらしい映画ではあった。そういえば、整数というのは神的完全性を備えており、その美しさはまだまだ人知の及ばない世界だ、というようなことを最近読んだけど、そういう美しさをもっと表現できればまた違った見方ができたかもしれない。まぁぐたぐた言ったけど、面白いか、面白くないかと言ったら、まぁそこそこ面白い映画だったということだ。
7点(2004-05-19 00:20:42)(良:2票)
2.  ギター弾きの恋
確かにラストシーンは「道」を思い出させますね。でもちょっと違うかなぁ。「ギター弾きの恋」って邦題名は最初けっこうベタだなって思ったけど、案外的を得ていると思う。これは恋物語ですよ。ラストに恋を知ったギター弾きがその後によりいい演奏をするようになったというナレーションには結構ぐっときますよね。ギターを叩き壊しちゃうのはちょっと過激だったけどね。それにしてもショーンペンは何をしてもブロンクスのチンピラ的あやうさを隠せませんねぇ。まぁそれが味なのかもしれないけど。
9点(2002-03-24 16:19:26)
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