1. ギフト(2000)
サム・ライミの監督作品ということで、もう少しケレン味のある物を予想していたら、何とも正統派な作りでちょっとビックリ。w サスペンス、スリラー、ホラーなどなどの要素はあるが、どれを取ってもとくに目新しさはなく、その辺を期待すると弱さは気になるが、何気に豪華な役者陣で安心してみていられる。ラストもちょっとイイ話風の終わり方で、鑑賞後の気分も良い。それなりにテンポも良いし、こぢんまりとはしているが佳作と言うにふさわしい一本。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-06-12 19:00:28) |
2. 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
つまらない。「笑える人だけ笑ってくれ」と言うような斜に構えた姿勢が、如何にもモンティ・パイソンの出だな、という感じ。何が面白いのか自分には理解不能。くだらない無い冗談が「コレでもか?!」とばかりに続いていくんだが、笑えないコメディを見ることくらいシンドイ事は無い。むしろこのサイトでの評価の高さに苦笑した。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-04-18 14:57:57) |
3. キャッツ&ドッグス
コレ、劇場に行きたかったんだが行けずに終わったんだよな。いやぁ、行かなくて良かった。w まず話がくだらなさ過ぎ。大人が観られるレベルの話じゃない。そして映像はCGに頼り過ぎ。動物の目線で動物同士の世界を描く点では、『ベイブ』シリーズの足元にも及んでいない。ま、動物映画ってよりは『スクービー・ドゥー』なんかに近い、おバカなギャグ映画なんだな。 [地上波(吹替)] 3点(2007-12-16 23:13:47) |
4. ギャザリング
《ネタバレ》 時空を越えて悲劇の瞬間に必ず居合わせるギャラリー、というのはSFではよくあるモチーフ。大抵、未来からのタイムトラベラーなんていう設定なんだが、そんな素材をこう料理しましたか! という技アリの設定に拍手(まあ、芥川の『さまよえる猶太人』の方がアイデアとしては先ですが)。また、程好いタイミングで少しずつ謎が解かれていくから、それほどストレスも溜まらず楽しんで観られる。主人公キャシーの孤軍奮闘が健気ですな。ラスト近く、キャシーの口から語られる、なぜに彼女がギャザリングになったか……。それを聞くと、イエスって結構ケツの穴の小せぇ野郎だな、なんて思っちゃったりして。www クリスティーナ・リッチは大人になっても可愛いね。彼女のおでこに+1点!w [ビデオ(字幕)] 7点(2007-10-25 20:23:05)(良:1票) |
5. キス・オブ・ザ・ドラゴン
リュック・ベッソンにしては珍しく面白い。まあ、あくまでもマンガの延長線上みたいなデタラメな映画ではあるが、この手の映画でそんな事気にしてたら始まらないからね。一般市民を一切気に掛けずバリバリとマシンガンを撃ちまくる警察、なんてバカなお話もそうそう無いよ~。w 中国武術と針、警察の道場には日本語で貼り紙がベタベタ。でも、そのどれもがどこかトンチンカン。あんな北斗神拳みたいな“針”無いって。w 『TAXi』シリーズや『WASABI』を観ても思うけど、ベッソンってのはよっぽど東洋かぶれなのか、それとも思いっきりナメてんのかね?www それにしてもブリジット・フォンダは年取っちゃったなぁ。妙にやつれた役が似合うってのは良いんだか悪いんだか……。w [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-19 12:58:31) |
6. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 前作は、ただただアホらしいと思ったが、これはさらに輪を掛けて酷い。あほらしい上に退屈ですらある。もう、何が見せたいのか分からないんだな。タランティーノが昔観てきた映画を不器用に上っ面だけマネました、って感じ。娘を生かしておいた意味もさして感じられない。大して深いドラマがあるわけでもないしね。まあ、子役のコは可愛かったから許すがw。それにしてもテンポも悪いしアクションもお話も何もかもが中途半端。香港カンフー映画の修行・苦行ってのは、そこに到るまでのドラマがあって、それをしなきゃいけない状況があるから面白いワケ。ただ殺し屋になるため、ってな修行じゃ感情移入できない。そしてその苦行がラストのトドメのシーンに重なって活きるからカタルシスがある。なのにそれも無し。そういった基本的なことを押さえずに、ただ形だけドタバタと真似られてもね~。なんかリュー・チャーフィーの輝きすら消されてて可哀相だったな。 [地上波(字幕)] 1点(2007-09-04 13:13:15) |
7. キル・ビル Vol.1(日本版)
非常に金の掛かった大掛かりなコント。まあ、ドリフ程度のクォリティはある。……それで全てだよな、この映画。w アホらし過ぎて敢えてツッコむ気も失せるほど、ツッコミ所満載。タランティーノが日本や香港のB級アクション映画が好きなのはよく分かった。ええ、ええ、よく観てますよ。よく勉強してらっしゃる。でもね、後続として自分が撮るなら、それを自分なりに消化した上で発展させる、ってのがクリエイターのあるべき姿なんじゃないの? 何でもイイから撮りゃイイってもんでもないだろ? コレじゃただの物マネもどき。物マネですらない。いやいや、それどころか単なる悪ふざけでしかない。 [地上波(字幕)] 2点(2007-08-28 12:14:28) |
8. 北の零年
もンのすごい肩透かしを食らった感じ。話がちっちゃい。ちっちゃすぎる! 宣伝では『壮大なスケールで描く』とか何とか言ってなかったか? だって話が開拓中の村から出ないんだもん。中央の動きが描かれてないから時代の流れが分からない。よってそれに翻弄される開拓民の悲哀が伝わらない。ただ「冬寒いんだって? 大変だねぇ」、「食べ物無いの? そりゃツラいねぇ」、「馬、取られちゃうの? そりゃ理不尽だねぇ」で終わっちゃう。しかもホントその3つで話は終わり。べつに北海道じゃなくても、そんな苦労話どこにでもあるんじゃね? 渡辺謙のエピも、なんかどこかで聞いた事あるような話で新鮮味も無いしさ。本当は点数的には2.5点と言いたいんだが、まあ無いからオマケして3点入れときます。 [地上波(邦画)] 3点(2007-01-06 18:38:59) |
9. CASSHERN
すげぇっ! すげぇよ、この映画!! 0点までしかないのがもどかしいと思った映画はコレが初めてかも。点数にマイナスが無いのが残念。酷い酷いとは聞いていたが……、よもやココまでとは! 究極のマスターベーション映画。独り善がりなシークエンスの寄せ集め。コレって劇場公開したんだよね? コレを金とって人に見せるってのは、道義的にどうなの~??? 未見だが、これ以上と言われる「デビルマン」がちょっと楽しみになってきた。(笑) [地上波(吹替)] 0点(2006-02-14 18:44:43)(笑:2票) |