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あろえりーなさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 4673
性別 男性
年齢 41歳

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41.  クロユリ団地 《ネタバレ》 
序盤、隣の部屋がどうもおかしい、そこに恐る恐る入ると、老人の死体が、、、そして実は自分の家族はもうすでに、、、という風に話が進んでいくのだが、実にわかりやすいストーリーでそれなりに見れるのだが少なくとも怖くはない。う~ん、なんだろう、このまま消化不良で終わるのかと見ていると、妙な霊能力者が出てきてヘンテコな祈祷を始める始末。このへんは、ホラーというよりコメディすれすれな感じで、鑑賞してる自分も戸惑ってくる。と思いきや、「みのるくん」がついに声色を変え、家族に扮しだした!ドアを開けたくなる誘惑。それを必死に止めようとする笹原。すると、今度は笹原の婚約相手に扮するみのるくん。何ということ、、、、。なるほど、要はこれがやりたがったんだな、と気づく。実際、ここが本作の一番の見せ場。ある意味、みのるくんは一種の恐ろしい妖怪みたいな存在になってくる。ドア開けちゃって部屋に入ってきた彼は、いよいよチャイルドプレイのチャッキー化してくる。そして地獄で火あぶりにされる笹原。それを恐ろしい形相で見下ろすチャッキー。じゃなかった、みのるくん。このへんの映像はなかなか良かったのだが、それにしても救いようがない話だ。二宮さんにしろ笹原君にしろ、何も悪いことしてない。むしろ、自分を責め続けるという罪悪感に捕われてるだけなのに。もう少し、光のある終わり方にしても良かったのでは、なんて思ったりもする。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2013-11-13 16:41:24)
42.  クリーパーズ・キラーズ 悪魔のまなざし 《ネタバレ》 
「ジーパーズ・クリーパーズ」の監督ということで、 どれどれと思い観てみました。 作品紹介には、「おそるべきモノ」が町に 存在している、と書いてありますけど、 別にそんな恐ろしいものではありません。 見た目はただの男の子です。 演出的には悪魔っぽくやってますが、 だからといって変身したりするわけでもありません。 特殊効果をやるほどの予算もないと思います。 でも低予算なりに、音楽とかで盛り上げたりと 頑張りが見て取れます。 こういう作品に出てくる警察は決まって アホばかりなのですが、本作も例外ではありません。 話に深みは全くありませんが、よく言えば 何も考えずに観ることが出来ます。 なぜかあのモノを犬が察知出来るという設定だったので、 主人公は猫よりも犬を飼うべきだったのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 5点(2013-08-30 01:46:44)
43.  クラウド アトラス 《ネタバレ》 
難解な映画だという風に聞いていたので、最初からぐっと構えて鑑賞致しました。確かに、序盤から次々と違う人物、違う舞台が展開する様を見て「うわ、ついていけるかなこれ、、、」と不安を感じながら観ていたのですが、物語が進むにつれて6つの舞台がそれぞれ関連しあい、1つの方向に向かって紡いでいくのがわかると難解さもいつしか消え去り、心地よく鑑賞している自分がいました。なにより、この作品のテーマや言いたいことは劇中の台詞でかなり話されてるので、テーマさえ汲み取れればそれほど難しい話ではないと思います。古今東西、あらゆる時代や人種、文化をカット&ペーストで繰り広げていく壮大な世界観はとても気に入りました。そしてまた、特殊メイクの凄さにも目を見張ります。特典映像を見て初めて「え、この役をこの人がやってたの!?」て何度も驚かされました。この映画は、そういう楽しみ方もあると思います。人間、生きていて色々と自分を見失ったり、人生の意義がわからなくなったりするものです。正しく生きることにどれほどの意味があるのかとか、悪人がのさばり続ける世の理不尽さとか。この作品は輪廻転生、カルマをテーマにしてるけど、この仏教の考えがそういう悩みに対してこういう答えを提示しているんだって、そのことをこれほど感覚的に理解出来た映画は他にないような気がします。善心は、未来へと続いていく。その人生でバッドエンドだとしても、それは次のよりよい未来につながっていく。人間は欲の塊だけど、欲はいつまでも満たされない。そんなことよりもっと大事なことがある。意味のあることがある。欲に振り回されるよりも、意味のある人生を送ろう。見終わって、そんなふうに思った次第です。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2013-08-10 01:01:53)(良:1票)
44.  黒部の太陽 《ネタバレ》 
195分という実に長丁場の作品でしたが、最後まで集中してみることが出来ました。石原裕次郎はまた彼なりにいい演技してるとは思うが、やっぱり三船敏郎の存在感と格好よさには本当に惚れ惚れしましたね。偉大な俳優だなぁとあらためて痛感。現代だと、穴掘るにはそれ専用の巨大掘削マシーンみたいなのがあると思うのだが、その当時は膨大な人力とローテクの組み合わせで穴を掘り進めていたのですね。当然、それだけ危険も多いし、大変な仕事であったろうと思う。一番の見せ場は、やはり水が吹き出るシーンでしょうか。不気味な音を出しながら、天井がバリバリとへこんだりするシーンなんかは、自然の猛威といいますか、人間のささやかな抵抗に対し自然の圧倒的な力が牙をむいてきたみたいな感じで、凄く恐ろしさが出てました。そして凄まじい勢いの水に飲み込まれんとするシーンはまさに圧巻のスペクタクル。記録性だけでなく劇場映画としての楽しさも発揮しています。娘さんが不治の病に侵されてしまう展開と、黒部ダム建設をシンクロさせるのも意義がより深まってよかったと思います。知恵と時間とお金があれば、人はなんだって出来るんだという意見と、癌のように人にはどうしようもないものがあるという意見の対立が印象深い。ダムが貫通したときに、他界の一報が届く。そしてダム自体も、最後の碑のショットで示されているように多くの犠牲の上に完成している。人はなにかを得るために、なにかを失う。でも失うことを恐れては、得ることも出来ない。そんな人間の生き様を、今日も太陽は変わらず見下ろしている。そんな雄大なラストもまた印象的。
[DVD(邦画)] 8点(2013-06-20 01:28:00)
45.  グレイヴ・エンカウンターズ2 《ネタバレ》 
続編ということなので、前作よりは 幽霊の出方を派手にしなきゃならない、 という思いはわかるのだが、そのせいで 完全に「お化け屋敷」みたいな感じに なってて、幽霊的な怖さはなくなったように思う。 主人公が映画学校の学生で、 「グレイヴ・エンカウンターズ」は本物の映像なのでは ないかと考え行動する展開になっているのだが、 そのせいか後半では幽霊が「映画を完成させろ」と 文字で訴えたり、複数のカメラを宙に浮かせて そのカメラの映像でシーンを見せていったりと、 作りが映画的になってしまいリアリティがない。 やっぱり、モキュメンタリーっていうのはそのリアリティが 売りである手法だと思うので、そのリアリティを損なう 要素は眉唾物であろう。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-03-21 12:40:39)(良:1票)
46.  グラバーズ 《ネタバレ》 
これは掘り出し物でしたね。 イカ?タコ?ヒトデ?っぽいエイリアンが 島の人たちを襲うという、手垢のついた展開の SF映画ですが、これまでの宇宙人映画と違うのは 「エイリアンはアルコールが苦手」という要素。 それ故に、住民たちは飲んだくれになって エイリアンと対峙するという、このアイデアは 素晴らしいですね。それで酔ってるもんだから、 主役の男女もいつの間にかいい関係になってたり。 巨大エイリアンに泥酔した男がいちゃもんつけてたら 月をバックに吹っ飛ばされるシーンが かなりのお気に入りです(笑)。 CGの出来もまずまずだし、サクッと見れる お気軽コメディに仕上がってます。
[DVD(字幕)] 7点(2013-02-15 00:16:33)
47.  くるみ割り人形(2009) 《ネタバレ》 
かなりの子供向け作品なので、 少なくとも大人が観て楽しめるような内容ではありません。 製作国はイギリスとハンガリーということで、 ハリウッド資本ではない映画としては 結構お金かかっている感があります。 ですが、どうにも中途半端なんですよね。 チャイコフスキー作曲のバレエ音楽の内容に 忠実ではあるんだけど、もっと幻想的に 出来なかったのかとか、ナチを連想させるネズミ軍団たちも もっと異彩を放つキャラに作れなかったのかなとか。 時折入るミュージカルもとってつけたようなレベルです。 唯一よかったのは、エル・ファニングちゃんの熱演でしょうか。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2013-01-02 23:24:14)
48.  グレイヴ・エンカウンターズ 《ネタバレ》 
序盤、幽霊など全く信じていないクルーたちが、いつものようにやらせを撮影したりおちゃらけたりと醜態を晒していて、超常現象が起こってからの彼らの変化、落差といったものは「つかみはOK」といった感じで良いんですけど、中盤からですね、超常現象とかいうレベルじゃなくなってくるわけですよ。いつまで経っても夜が明けない。それどころか、建物の構造がどんどん変わって「迷宮に迷い込んだ」みたいな状態になる。さらに、患者につける腕輪がいつのまにか全員についてたりとか、病人服になってるとか、天井からたくさんの手がのびたり化け物みたいな男が天井にいたりと完全に「お化け屋敷化」しちゃうわけですね。この手の作品は近年多く作られていて、より一層レベルを上げようとしてるのはわかるんだけど、ここまでいっちゃうと現実味がなくて個人的には駄目ですね。それに、あまりに手ブレがありすぎて途中酔ってしまいましたし。女性患者が現れて振り返ったら顔が~のシーンがピークでしたかね。それにしても、このカメラは後日どうやって回収されたんでしょう、、、(笑)。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-11-08 17:27:43)(良:1票)
49.  クライムダウン 《ネタバレ》 
山岳クライム・サスペンスです。 ただのアクションじゃないですよ。 冒頭、5人の登山者が地中に埋められた箱の中から 一人の少女を救い出すのですが、 一体誰が、なんの為にこんな事を?ていう ミステリー要素があって見ていて面白いです。 そして、仲間のロープが何者かによって切られ、 自身もまた岩落としの攻撃にあって川に落下する。 このへんがまた実にスリリング。そして敵の正体は? 他の仲間たちと合流し、必死になって逃げるわけですが、 悪者たちの無慈悲なライフル攻撃がほんと恐ろしい! ここまでは、凄く良かったです。 ただ、山を下りて街に行き警察署に入ってから 物語はスローダウンします。敵や少女の正体も 明らかになっていくのですが、なんだか尻すぼみ。 個人的には、ラストまでやはり山の中の シチューエーションでやってほしかったかなと。 文明の世界に入っていくと、とたんに駄目になっちゃいますね。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-18 01:48:41)(良:1票)
50.  グッド・ドクター 禁断のカルテ 《ネタバレ》 
確かに、建前上は医者と患者ですから、 そこに恋愛が入り込むというのはタブーでしょう。 しかしながら、お医者さんも人間ですから、 あわよくば恋に落ちるということも十分考えられる。 たぶん表に出てないだけで、そういうことって現に あるんだろうな~なんて思いながら見ていました。  主人公マーティンは、孤独と焦りを感じていたし、 そんな中で自分を解ってくれる患者ダイアンと出会い、 好意を持った。それは恋心もあるし、なにより 自分を理解してくれる大切な存在でもあったのでしょう。 なので、薬をすり替えて病気を再発させるという 禁断の行為を犯してしまう。ダイアンが死んだとき、 彼は相当に悔やんだはず。 ただ、その描写は割とマイルドだし、ダイアンの恋心も かなりわかりにくい描写なので、あまり真に迫ってこない。 映画としては、むしろその後の展開、掃除係のジミーが 日記を発見し、取引を持ちかけるところから面白くなる。  それは言って見れば、マーティンが爆弾を 抱えてしまったようなもので、実にサスペンスな 展開になってきます。彼の行為は全くの犯罪であり、 許されることではないのですが、映画というのは 不思議なもので、「このままバレないでくれ~」と 彼を応援する自分がいたりもする。 しかしながら、本当にバレずにまた医者として働く 彼の画で終わる。あぁ良かったと思うと同時に、 実に薄気味悪い。この微妙なラインというか 感覚の不安定さが、この作品の持ち味なのかもしれない。
[DVD(字幕)] 6点(2012-09-01 21:05:40)
51.  黒く濁る村 《ネタバレ》 
一言で言うと「すっきりしない」作品です。 そういう意味では確かに黒く濁った 映画なのかもしれないけど、 でも黒く濁ってるのは村だけにしてほしい。  見る人の想像にお任せします、みたいな感じで、 それは別にミステリーとして悪いわけではないんだけど、 でも、どうにも人間の心境というものがよくわからない。 あのラストからすると、犯人はあの人ってこと なんでしょうが、それだと動機がよくわからない。 なので、「え!?お前が犯人なの!?」ていう驚きじゃなく、 「え?お前が犯人なの?」ていうすっきりしない気持ちで 終わっちゃう。 村人との追いかけっこや崖でのやり合い、 放火シーンなどアクションは悪くなかったけど、 全体的に釈然としない映画だった。
[DVD(字幕)] 5点(2012-08-16 10:59:49)
52.  クヒオ大佐 《ネタバレ》 
なんというか、どたばた喜劇みたいなものを勝手に予想していたのですが、実際観てみると2.3回クスッと笑える程度で、それもブラック・ユーモアの類いなんですよね。そして喜劇ではなく、むしろ切ないお話です。クヒオ大佐自身も、自分が育った悲しい境遇がああいう人格になったんだと言う事が描かれてるし、そのクヒオ大佐にひっかかてしまうしのぶや春とった女性も観ていてかわいそうな気持ちにすらなってくる。ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐ってキャラが完全に芸人だし、妙なインチキ風日本語も含めクヒオ大佐自身は完全にコメディです。でも彼を取り巻く世界はとてもブラック。そういう喜劇と悲劇の狭間にいる奇妙な人たちと言う感じで、良くも悪くも独特な世界観の作品でした。そしてクヒオ大佐のエピソードだけでは話が膨らまないと思ったのか、日本がアメリカに莫大な金を貢がされた湾岸戦争のエピソードが絡んできます。これによって、数人だけの狭い世界と国家間の広い世界をリンクさせようと考えたのかもしれませんが、それが成功しているかどうか、僕にはよくわかりません。いずれにせよ確かなのは、この主人公キャラを演じるのは意外と難しいと思うのですが、堺雅人はとても巧く演じていたな、ということ。演技派の俳優さんだなと実感させられます。
[DVD(邦画)] 5点(2012-07-11 20:06:36)
53.  蔵の中 《ネタバレ》 
う~ん、、、難しいですねぇ。ちょっと僕には高等過ぎました。抑圧された愛情の比喩?なんでしょうか。全体的に、そういう文学的な比喩で構成されている感じで、なかなかついていけない世界観ですね。それよりも、あのオネエ言葉で喋る弟がいちいち面白くて笑ってしまう。「もっとおぶち」とか、あんな言い回し反則でしょう(笑)。驚いたのは、見終わってネットを見たら小雪役の人が実はニューハーフだと書かれてあったこと。どう見ても女ですやん。弟がオネエだと思ってたら、姉が男だったとは、、、。
[DVD(邦画)] 5点(2012-07-08 23:05:56)
54.  クライモリ デッド・リターン 《ネタバレ》 
序盤の「人間三枚下ろし」のショボイCGを観て、嫌な予感はしたもののその予感は的中してしまいました。特殊効果やクリーチャーの出来映えがシリーズ中一番見劣りする。OVだから仕方のないことなのかもしれないけど。それならばシナリオのほうはどうかと言うと、肝心のクリーチャーファミリーが今回は二人だけ(しかもうち1人は早々に殺される)で、トラップを仕掛けてそこに捕まった奴らを襲うだけというあまりにショボい役回りに成り下がっています。終盤こそようやくそれらしい闘いが観れるものの、尺の大半は囚人たちの仲間割れと警官&ヒロインとの小競り合いに終始している。囚人の中には警官を助けてくれるいい奴が一人いて、警官だって散々「金を捨てたい」といってたのに、あのラストでそれをぶち壊し。ブラックユーモアのつもりだったのかもだけど、あのオチは個人的には残念だったなぁ。面白い部分もあったことはあったが、シリーズ最低の出来であることは間違いないです。
[DVD(字幕)] 4点(2012-04-13 00:01:04)
55.  クライモリ デッド・エンド 《ネタバレ》 
前作よりも、グロ度と馬鹿馬鹿しさがパワーアップしていすま。ただ、前作よりはハラハラドキドキ感が減っているかな。そんなわけで、個人的には前作のほうが好きだけど、これはこれでそれなりに楽しめました。明確な主人公がいないので、誰が生き残るのかというのが最後までわからなく、そういう意味でもワイワイ盛り上がれます。今回登場する奇形一家は、前作よりもまだ見た目は酷いわけでもなく、食事のシーンも皆で「アーメン」と言ってお祈りしちゃうぐらい普通の家族として描かれてる。でも、女の笑い声がちょっと怖かったね。ラストでミンチになった時にはスカッとしましたわ。
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-12 00:20:09)(良:1票)
56.  クライモリ(2003) 《ネタバレ》 
そんなに怖くはないけれど、娯楽作品としてとても楽しめる仕上がりになってます。なによりわかりやすいし、ホラーにありがちな、ストーリーとして破綻してるような部分もない。殺人鬼の3兄弟は見た目ももはや怪物だし、しかも終盤何度でも蘇ってくる不死身っぷりなんですが、それは近親相姦などの特殊要因で身体が無敵化しているという考えで乗り越えることが出来る。ゾンビを出せばその時点で現実性がなくなるけど、この独自の設定でそれなりのリアリティを保つことに成功してると思います。木の上から下に飛び移る3人は少々超人的だけど、そこもそれほど気にはならない。むしろ、斧で生首だけになって胴体が下にごろんごろんと落ちていくショットがなかなか巧いなと思いましたね。スタン・ウィンストンが特殊メイク担当してるだけあって、3兄弟の形相や家の中のギミックなど、クオリティ高くて良かったです。とりあえず、ガソリンスタンドのおっちゃんにどなたか入れ歯をプレゼントして差し上げて下さい(笑)
[DVD(字幕)] 6点(2012-04-11 20:38:00)(良:1票)
57.  くもりときどきミートボール 《ネタバレ》 
空から、たくさんの食べ物が降ってきたら、、、街が一面にお菓子で埋め尽くされたら、という子供が一度は考えそうな願望をそのままアニメで表現し、なおかつそれなりのテーマ性を兼ね備えた作品となっています。肥満体国アメリカらしい、食い過ぎ文化への警鐘と見て取れるし、あるいはもっと包括的な、欲望のエスカレートに対する皮肉とか、環境破壊の問題とか、そういうものにまで思いをはせることの出来そうな内容です。ただ、ストーリー構成それ自体はもの凄く月並みです。映像的にはそうだなぁ、巨大な食べ物が雪崩のように街を襲い、そこから逃げて海へ出る一連のシーンがなかなかのものでした。個人的には、お猿の大好物だったくまさんグミ(ハリボー)が僕自身も大好物なので、ハリボーのカメオ出演には思わずニンマリとしてしまった。
[DVD(吹替)] 5点(2012-04-07 03:06:54)
58.  クレオパトラ(1963) 《ネタバレ》 
いや~、ほんと凄いですね。これだけの大掛かりで豪華絢爛なセットの数々に、大多数のエキストラ、そのエキストラに着せる衣装と小道具と、まさに超大作ですよ。巨大な神殿も、当時の船も全部ほんとに作ってる。相当な制作費がかかってることは一目瞭然で、それ故に20世紀フォックスが傾いちゃうのも頷ける。まぁ、この映像を見るだけでもそれなりに価値があるとは思うのですが、いかんせんストーリーが大味。クレオパトラの女心もどうにもよくわからず感情移入しにくいし、アントニーもみっともないだけのおっさんやし。「ベン・ハー」みたいにアクションスペクタクルがあればいいのに、そういう見せ場が船での闘いのシーンぐらいで他にほとんどなく、いわば「舞台劇」に終始してるんですよね。せっかく豪華なセットを作ったんだから、パレードとかだけで見せるのでなくスペクタクルもやってほしかったかな。そんなわけで、ストーリーはともかく、今ならみんなCGでやっちゃうであろう当時の凄まじい物量作戦で作られたこの製作陣の努力、これに6点を献上。
[DVD(字幕)] 6点(2012-03-28 01:50:53)
59.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 
なかなか面白かったですねぇ。オードリー・ヘプバーンが、こういう暴力のあるサスペンス映画に出てたなんて知らなかったです。盲目の女性という難しい役を見事に演じ切っていたし、悪玉のロート役を演じた人もアブない男っぷりを熱演してました。ほぼ全編がアパートの室内で繰り広げられていて、序盤こそかったるかったものの、実際に密室の中でのやりとりが繰り広げられていくうちにどんどんと面白くなっていき、ラスト8分間は目が離せなくなっていました。部屋の明かりがなくなって、マッチの火だけで敵と対峙するあのシーンは、当時劇場で観ていた人たちには本当に怖かったんじゃなかろうか。なんせ映画館の中も真っ暗になって、暗闇で一体化されるだろうしね。スージーにばっと飛びかかろうとするシーンに思わずびくっとしちゃいました。
[DVD(字幕)] 7点(2012-03-17 00:11:46)
60.  くまのプーさん(2011) 《ネタバレ》 
くまのプーさんは当然知ってはいたけれども、童話もアニメも観た事がなかったので、本作を鑑賞してそのあまりのシュールさに少々驚いてしまいました。絵本の文字とプーさんの世界がリンクしたり、ナレーションの声とプーさんが会話したりすると言う構成上のシュールさもあるのですが、なによりもキャラクターとストーリー運びが他のディズニー映画と比べてかなり特異。ミュージカルをしている点はディズニーなんだけど、寸劇そのものは他に似たようなものはなく、アヴァンギャルドですらある。そして、クリストファー・ロビン以外の動物たちが、みんなもの凄く「おバカ」なんですよね。みんなボケをかましていくんだけど、誰もつっこまないからずっとボケだけが積上っていくというシュールな世界。しかも動物たちは、ただ単におバカなだけでなく、みんなちょっと病んでるわけですよ。ある者は鬱だし、ある者は恐怖症だし、そして肝心のプーさんは、「はちみつ好き」というよりも、「はちみつ狂い」と言った方が相応しい。はちみつをしばらく切らすと、幻覚が見えてきてしまうその様はまさしくジャンキーですよ。いつも画だけで可愛らしいプーさんの世界を認識していた自分にとっては、このプーさんの裏の世界にちょっとしたカルチャーショックを感じてしまった次第です。まぁ、でも子供が観る分にはいいのかもしれないけどね。そんな裏とか考えたりしないだろうし。
[ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-03-15 13:39:37)(良:1票)
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