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空耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 180
性別 男性
自己紹介 「刑事コロンボ」旧作全作品批評終了。
「チャップリン長編映画(一時間を越える本人登場作品のみ)」全作品批評終了。
「名探偵コナン」映画……15作品のうち14作品終了。
「黒沢映画」……まだまだ

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21.  刑事コロンボ/自縛の紐<TVM> 《ネタバレ》 
トレーニングするコロンボや珍しく怒りの感情をあらわにするコロンボが見られるのはいいが、残念なことにラストが弱い。靴紐の結び方って、私なんか昔から紐が結べなくてわっかなんかあっちいったりこっちいったりしてるもの。私が陪審員ならそんなことでとても有罪にはできない。「被害者は不器用だった」で終わり。それよりも、電話の記録とか残ってないの? 「実は自宅のもう一本の電話からかけてた」または「クラブからは電話をかけていない」ことがわかったら、それで犯人はオシマイじゃん。靴紐よりずっと説得力あるし。
[DVD(吹替)] 6点(2009-05-10 05:06:23)
22.  刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM> 《ネタバレ》 
「悪人じゃない」ってコロンボは言ってるけど、ちとおかしい。だって二人も殺してるんですよ。しかも奥さんを殺害する動機はまだしも、若い女性を殺害する動機はちょっといただけない。身勝手でしかないじゃないか。それにコロンボにしても「なぜ妻殺しのために『関係ないはずの』女性まで巻き込んだのか」という疑問は当然出てこないとおかしい。そして「死んだ妻は夫の弱みを握っていた」「一週間前から若い女性歌手の交代を命じていた」という情報が加わわれば、実は若い女性は「関係ない」わけではなく、犯人は最初から「妻と若い女性」の二人とも殺そうとたくらんでいたことがコロンボなら推理できるだろうし、さらに「妻が握っていた夫の弱み」の内容もたやすく想像できると思うんだけど。 それともしパラシュートを使ったと確信してたなら、実際に山岳警備隊に捜査させてもよかったんじゃなかろうか。遠くに捨ててしまった魔法瓶はともかく、パラシュートは骨折した犯人が墜落現場近くまでやってきている以上、そう遠くには隠していないはずだと推理できる。しらみ潰しにやればそのうち見つかりそうな気もする。 ラストは別のある作品とパターンが同じなんだけど、空港の部分でしっかり謎をかけてあるために「今のはなんなんだろう」という疑問が持続するため、そんなに物足りなくない。 それにしても「軍隊では何やってたんです」と質問して「パラシュートの整備だ」という答えを聞いた直後のコロンボの「なるほど、それか……」と辻褄があった表情をするのが実にうまい。演技力に感心してしまう。
[DVD(吹替)] 6点(2009-05-10 04:49:18)(良:2票)
23.  刑事コロンボ/愛情の計算<TVM> 《ネタバレ》 
ラストの逮捕劇のあまりのお粗末さにコロンボシリーズ(もちろん旧作)の中での最低作品として2点を献上する。いくら犯人を逮捕するためだとは言え、完全なでっち上げで息子を逮捕するなんて無茶すぎる。コロンボの逮捕劇はかなりキワドイものが多いが、それが犯人に向けられているのならともかく関係のない息子と被害者の妻が愛人関係にあったなどというでっち上げはまことにいただけない。裁判やったら負けるどころの話じゃないと思う。大体あんなでっち上げで犯人が音を上げる必然性がないではないか。だからせめて「本当は愛人関係ではないけど、そう思われても仕方がない状況があった(モテルには行ってないけど、モテルの近くで密会していたとか、一度だけ息子が奥さんにキスしようとしたところを誰かに見られていた、など)」ぐらいの設定がほしかった。それまでが非常にいい出来だっただけに残念。それにラストの音楽は「野望の果て」などのラストの音楽と同じだけれども、この作品のラストの場面には全然合ってない。
[DVD(吹替)] 2点(2009-04-20 16:49:21)(良:1票)
24.  刑事コロンボ/第三の終章<TVM> 《ネタバレ》 
この作品の特徴は他の作品では例がないほどに念が入った逮捕劇にある。他のコロンボ作品なら合い鍵のトリックにひっかかった時点で逮捕してしまっているんじゃなかろうか。「この鍵のことをお話したのはあなただけですよ」とか言って。ところが犯人がシラを切ると原稿配達人を買収していたことを証明し、さらについ最近行われた変更が何ヶ月も前の原稿に記されているという決定的な矛盾をつきつけてさすがの犯人も観念する。いや、お見事。お見事なんだけどコロンボ慣れしていると鍵の件にせよ、「知りえるはずのないことをずっと以前に知っている矛盾」にせよ、他の作品にも使われているのでやや興ざめしないこともない。あともう一つ、コロンボが自分の解決した事件(野望の果て)について語っているのが珍しかった。
[DVD(吹替)] 7点(2009-04-18 16:43:15)
25.  刑事コロンボ/毒のある花<TVM> 《ネタバレ》 
これも結末が弱い。シラをきったら医者に連れてって「毒ヅタ」でかぶれたのはどこで? みたいな方面から落とすつもりだったんだろうか。ただあの試作品! あれを海に投げ捨てる場面は「別れのワイン」以上にもったいなかっただろうと思う。なにせ世界にたった一つしかない、ヒットすれば何百万ドル以上もの利益をもたらす夢のクリームだったんだから……(でも、あの酔っぱらいにもう一度作らせればいいんじゃないの? てな気もするんだけど)。そう考えるとあれを捨ててしまったことで会社の命運も尽きたと思って自供したのかもしれない。犯人は素直に美人だと思った。ま、コロンボも私も中年なんで、そこんところは感覚が似てるんだろうな。あ、あと一つだけ。この作品の犯人になぜかウチのカミサンがえらく同情するんですよ……。かわいそうだとか男が悪いとか。
[DVD(吹替)] 6点(2009-04-07 16:38:51)
26.  刑事コロンボ/二つの顔<TVM> 《ネタバレ》 
これは「双子のどちらが犯人?」という疑問が最後まで続くので、厳密に言えば「最初に犯人は明らかになっている」という他のコロンボシリーズとはパターンが違うと言っていい。その点で結末はかなり意外なものになっていると思う。だがそのせいで第二の殺人についてどちらの犯行だか示されないし、しかも結局謎解きも何もされないので、いかにもとってつけたようになってしまっている。それにしても全財産が結婚予定だった女性に行くというのはよくわからないのだが、遺留分とかないのだろうか? 特に甥たちを嫌っていたわけではないと思うのだが、妙な設定だと思う。あとペックさん怒りすぎです(笑)。
[DVD(吹替)] 7点(2009-04-07 16:19:00)
27.  刑事コロンボ/断たれた音<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボに何本かある「え、こんなことで逮捕できるの?」と思わせる作品の中の一つ。しかもこの作品の場合、そもそも殺しの動機が弱すぎることもあって(愛情や遺産をめぐる殺人というのは実際にもあるが、チェスや将棋で「対戦相手に勝てそうにないから殺す」というのはちょっと現実には聞いたことがない)無理がさらに重なる印象を受けてしまう。で、そういうところに疑問が浮かぶと、例えば薬のリストをちょっとみただけで暗記するというのはともかく、それを暗記してどうするんだ? みたいな疑問も浮かんだりする。殺したいのなら適当な毒物を混ぜればいいだけのような気がするし、そうじゃなくてその薬の成分をうんと強くして殺すつもりだったというのなら相当その方面の知識が必要だろうから、なぜチェスの名人がそんなこと知ってるんだということになってまたしても不自然さが増す。あとレストランでのチェスだけど、チェスというのは将棋と違ってとられた駒はもとに戻せないからどんどん駒が減って行ってしまうはずなのだ。あんなに長時間打っててあんなに駒が残るものなんだろうか? まぁどうでもいいことですが……。 あ、あと一つだけ。殺された名人がなんとな~く鈴木銀一郎氏に似てると思ったのは、私だけだろうか……(汗)。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-07 15:58:00)
28.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> 《ネタバレ》 
隠れた名作ではある。コロンボ作品の見せ場である犯人への効果的なほのめかしがこの作品ほど執拗に効果的に繰り返されるのは他にはないと思う。ラストの悪どさも実は「ロンドンの傘」並の反則で、またこれが見事に決まってしまう……んだが、どうも何か一つ二つ物足りない。なぜだろう? 「犯人が憎たらしい奴なのにコロンボと激しくやりあわない」ことがその大きな原因になっていると思う。犯人が探偵で、警察と平行して事件の捜査にあたるという設定上、コロンボが事件についてネチネチ持ち出してくることを犯人は正面から突っぱねることができない(それどころかコロンボを自分の社に高給で迎え入れるとまで言い出す)。つまり犯人が他の作品のようにブチ切れないのだ。もちろん犯人が比較的温厚・冷静な作品の場合ブチ切れることはないが、それはそういう性格だから納得できるのに比べてこの作品の犯人は「カッときて殺した」ほどの短気な性格なので派手にブチ切れていいのに、設定上それができないところに物足りなさが出てくる。だからコロンボはやりたい放題だ。「犯人に聞かせてやりたい……必死に証拠品を探すところを見て笑ってやりたい」というコロンボの言葉通りにありもしないコンタクトレンズを探して「指輪すら見つかりそうにない」ふかふかの絨毯を徹底的に調べるところなど、犯人に憐れみすら感じられないだろうか。ただ被害者の夫がそれなりの立場の人物で「迷宮入りしたら容赦しない」とまで言っているのでこの方面からコロンボに圧力がかかればまだ不満が解消されるのだが、大して文句を言うでもなく墓の場面では犯人に比べてコロンボに明らかに軍配を上げてしまうのも「コロンボ楽勝」に傾いてしまう原因になっている。「憎ったらしい」犯人の話の場合、コロンボは犯人から罵声を浴びせられ、嫌がられ、時には理不尽な圧力をかけられながらもそれを見事に跳ね返してしまうのが面白いのであって、それあるからこそラストのトリックも「してやったり」となるのだが、この作品はコロンボに余裕がありすぎる。それが物足りなさにつながってしまうのだろう。逮捕された後の「殺すつもりはなかった。奧さんはいい人だった」も、むしろ犯人に対して「ふーん。そんなに悪すぎる奴でもないんだな」という印象を持たせてしまうのでさらに逆効果だと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2009-03-17 03:21:41)
29.  刑事コロンボ/構想の死角<TVM> 《ネタバレ》 
やはりラストが弱すぎるでしょうこれは。それまでの運びは悪くないんだから、最後にびっくりするような仕掛けがあれば相当優れた作品になったと思われるのに残念。あと殺される場面で被害者が犯人の方を見てしまうのは絶対おかしい。その瞬間に「ケン、何するんだ!」って叫ばれたら電話してる奧さんに聞かれて終わりじゃないか。電話している最中に撃つのなら絶対バレないように慎重に後ろに回ってズドン、とやらないと……。あとラサンカさんが殺される場面の表情が秀逸だった。
[DVD(吹替)] 4点(2009-03-14 23:40:50)
30.  刑事コロンボ/野望の果て<TVM> 《ネタバレ》 
はっきり言えば犯人が墓穴を掘っただけだが(もちろんそれを見逃さなかったコロンボが一枚上だったとも言える)緊迫感満点のラストが見事だ。銃声の後の大混乱の中で犯人が怒声でコロンボを何度も問い詰める、その最後の問に「いいえ」と否定するところからドラマはコロンボの独り舞台になってしまい、最後の「あなたを逮捕します」まで、そこにいる全員、さらに画面のこっち側の視聴者も皆コロンボのセリフにじっと聞き入ってしまうしかない……。お見事。それから全然関係ないけど、どこかに犯人のセリフとしてドラマを崩さない感じで「御隠居」って入っていればよかったんだが……(汗)。
[地上波(吹替)] 7点(2009-03-05 04:51:58)
31.  刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM> 《ネタバレ》 
そんなに好きになれない作品。まず最後のトリックが弱い。コロンボ慣れしていない人にすら読めてしまうんじゃないだろうか。事実ウチのカミサン(コロンボあんまり知らない)と一緒に見てたとき、ラストの場面で「コロンボがもうここにいるとか」と読んでしまっていたもの。トリックというのはその瞬間まで「思いもしなかった」ぐらいじゃないとね……。それとその前のパンクの場面は何の意味があったのかいまいち不明。緊迫感はあるけど、結局意味がないので拍子抜けする。さらに疑問なのは死体の隠し場所がわからなかったとコロンボが言っているが、殺される直前にその現場で調教師(?)と会話しているわけで、それが被害者が犯人以外に目撃された最後の現場なんだから、近くを徹底的に捜査すれば見つかったんじゃないの? と思えてしまう。少なくともパイルを掘るよりは楽なんじゃなかったかと。それと関係ないけど奥さん二人がそんなに年が違うように見えない(汗)んですが……。もっとピチピチじゃないと「若い」とは言えないよ、ねぇ?(カミサン、ごめん)。何度も出てくる音楽はブラームスのピアノ協奏曲第2番の第2楽章。
[DVD(吹替)] 5点(2009-03-03 01:07:05)(良:1票)
32.  刑事コロンボ/黒のエチュード<TVM> 《ネタバレ》 
あの花だけではあまりにも苦しい。が、この犯人は裁判やればまず有罪になるだろう。なぜって潔癖な奥さんに「僕は有罪だよ」ってしゃべっちゃったもん。これって自白だよね? それを陪審員の前で奥さんが証言したら、やはり有罪とされてしまうだろう。 しかしこの作品は異様な雰囲気がする。鬼気せまるというか……。殺されてしまったピアニストが「あなたは奥さんの気持ちを傷つけるのか怖いんじゃない。お母さんの支持を失うのが怖いだけ。そしてお金ね」と言い当てているのは実に鋭い洞察力なんだが、この男の本性を見抜くほどではなかったのが命取りになった。興味深いことに奥さんの方はかなり早い段階からダンナが殺人犯ではないかという強い疑いを持っているようなふしがあり、犯人の本性をより深く見抜いていたのでは、と思わせる。最後の「でもこれだけは」と夫の懇願を拒絶する場面も、英語では「But not murder」とはっきり「殺人」と言っており、夫が殺人犯であることを確信したことがよりはっきりとわかる(だから「でも人殺しなんて」などと訳した方がよかった気がする)。セリフの違いでもう一つ書いておくと犬の名前の「パンチ」は原語では「munch(むしゃむしゃ食う)」だった。ムンチじゃわからないからひっかけたんだろうけど、ジェットはともかくなぜ「パンチ」なのか長年不思議に思っていたのですっきりした(笑)。他に細かいことだが多数出てくる指揮をする場面、素人目にも全然曲とあってない気がするんですが……。アイネクライネなんて曲の終結に余計な休符が入っちゃってる。あれを撮り直してないのは不思議なぐらいだ。他にもオードリーとのやりとりやワン公の登場やコロンボのピアノ演奏など楽しい場面も多く、なんだかんだで記憶に残る作品。あ、それからもう一つだけ。「30畳」ってのは、舞台がアメリカなんだからおかしなセリフに聞こえてしまうと思う。
[DVD(吹替)] 6点(2009-03-01 03:13:11)
33.  刑事コロンボ/アリバイのダイヤル<TVM> 《ネタバレ》 
「電話がどこからかかってきたか」というのはこの当時記録には残らなかったのだろうか? 「自縛の紐」もそうだが、それがわかれば簡単に解決できる事件ではある。時計なんかぶっこわれることもあるし「そのときはたまたま止まってた」とかいくらでも言えるんだからずっと弱いと思うんだけど。それといま一つ動機がはっきりしない。被害者と犯人とにそれほど亀裂があったようにも見えないし、奥さんとの関係もなんかはっきりしないままで終わってしまうし。探偵やロゴージー嬢とのやりとりなんか面白いんだけどなぁ……。
[地上波(吹替)] 4点(2009-02-26 14:46:30)
34.  刑事コロンボ/悪の温室<TVM> 《ネタバレ》 
ウィルソンとのかけあいが面白いし、しつっこいコロンボ節も健在なんだけど、ラストがおかしい。「なぜこの温室で見つかった3番目の弾を発射した凶器の銃が奥さんのところで今夜になって見つかるんだ」という具合にコロンボは説明するのだが、明らかに問題なのは「銃」ではなく「弾」それ自体である。なぜって、それが凶器から発射されたものであることが確認されたら証拠になってしまうじゃないか。だからコロンボにしても何年か前の新聞記事を確認した時点で金属探知機持ってきて弾探しすればよかったのである。要するにラスト近くの「銃」をめぐる展開は全く無意味なのだ。そもそも凶器から発射された弾を「温室のどこかに埋まっているんだけどどこにあるのかわからない」と放置しておくのがマヌケすぎるのである。
[DVD(吹替)] 3点(2009-02-24 03:22:21)
35.  刑事コロンボ/死者の身代金<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボ慣れしてしまった者からするといささか食い足りないというか、娘のマーガレットがいなかったら逮捕できなかったんじゃないか? という疑問が出てきてしまうところがちょっとマイナス。あと細かいところでは、まず電話のトリックを犯人が自分でコロンボに説明してしまうのはマヌケすぎる。せめて別の人(部下の男性とか)がコロンボに説明するようなシナリオにするべきだった。空のバッグにしても、大金が入っている場合と空の場合では、落下させた時の衝撃というかバッグへのダメージが全然違うと思うのだが、どんなもんなんだろうか。 逆に電話の応対が不自然だとか、車のキーの話とか、銃の口径からはじまって犯人を追い詰めていくような畳みかけはとてもうまいし面白い。犯人役の女性も、動機は最低の一言だが、からっとした性格で(最後にあっさり負けを認めるところからもそれがうかがえる)悪女のくせに好感すらもてるところが面白い。飛行機の操縦桿をコロンボに渡してしまうなんて本当ならありえないことだと思うが(でしょ??)大胆なんだろうな、きっと。まぁ殺しなんて本当の小心者にはできないものなんだろう。あと一つ忘れてた。食堂の親父、いい味出してるねぇ(笑)。コロンボとのやりとりがとても面白い。あとラストのオチもいい。大金持ってるのに払えないって何よ……(笑)。
[DVD(吹替)] 6点(2009-02-16 09:28:28)
36.  刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM> 《ネタバレ》 
外交官特権によって逮捕できない犯人。だったらそれを上回る権力……となると、こうならざるを得ないのだろう。しかしあれほど怒っておきながら「あれはもういい。きれいさっぱり水に流そう」などと言いつつコロンボにお茶まで出す犯人の姿がどうにもこうにも滑稽(笑)。それがほんの数分後にコロンボに自分から逮捕してくれと懇願するんだから、かわいそうすぎる(笑)。普通こういう「憎たらしい犯人」の場合、コロンボにしてやられると見ている方はスカッとするのだが、この話は王様が味方になるというありえないほど最強のカードをコロンボが手に入れてることもあってスカッとどころじゃなくなって「アハハハハ」と笑いだしたくなる一歩手前(クスクスぐらい)になってしまう。この作品の最大の特徴だし、長所とも短所とも言える。それにしても「握手させてください。あなた最高です」という嘘八百には脱帽。それと「スワリの裁き」(よーするに死刑)が厳しいってのはわかるが(単なる死刑じゃなくて、なんかとっても痛そうな死刑)、進歩的な国王なのに刑罰の残虐さだけは旧態依然としているってことなんだろうか。
[地上波(吹替)] 7点(2008-10-27 07:32:48)
37.  刑事コロンボ/死の方程式<TVM> 《ネタバレ》 
トリックよりも何よりも野沢那智の笑い声ばかりが耳に残ってしまう……。  ああそれからもう一つだけ、「あそこで犯人が自白しなきゃどうもならないじゃん」と長年思ってきたが、もし仮にそうならコロンボが解雇された上役と必死になって女社長を説得するんだろうな。甥に甘い女社長も「ビショップ嬢はロジャーと恋人関係にありましたし、あの写真は合成でしたよ。ロジャーは社内に現像のための暗室を持ってる。もうお分かりですね?」の一言で目が醒める可能性はそこそこあると思う。
[地上波(吹替)] 5点(2008-10-12 02:15:32)
38.  刑事コロンボ/魔術師の幻想<TVM> 《ネタバレ》 
コロンボとしては可もなく不可もない平均的な良作。最後のキメのセリフ「お気の毒ですが完全犯罪なんてものはないんだよ。それこそあなたの『幻想』ですよ」が邦題とあいまって効果を上げている。
[地上波(吹替)] 6点(2008-09-28 02:40:06)
39.  刑事コロンボ/溶ける糸<TVM> 《ネタバレ》 
おお、ミスタースポック!……とはいえ、吹き替えの人が違うので、あんまりスポックらしくなかった(う~む)。ただこの外科医、スポック同様おっそろしく冷静な犯人で粛々と殺人を行う……。とても「初犯」とは思えない(汗)。核心に迫るコロンボの推理を笑って聞き流す犯人にコロンボが激昂する個所はコロンボの正義感の原型が見られるようで生々しい。小池朝雄の吹き替えも当然ながら本当に見事である。ラストはあてがはずれたコロンボが一端犯人と握手して去るところがまた興味深い。本当なら「疑って申し訳なかった」と恐縮して謝罪してもおかしくないのに、絶対の自信を持っていた自分の推理が外れたことをメチャクチャ残念がっているのである。犯人も犯人で「謝罪の言葉はないのかね」とは一切言わない。だが本当に冷静なら、コロンボが出て言った瞬間に部屋に鍵をかけて、証拠を隠滅するべきだった。それをしなかったところが、犯人の命取りになったのだ。引き返してきたコロンボの「このあたしを今のいままで」というセリフには、コロンボの自分に対する絶対の自信が窺えて、さらに興味深い(吹き替えのみですけど)。 それと多くの方が指摘しているようにネタばれになってる邦題は完全なミス。新しいファンもいるんだから、修正してほしい。それにしてもこの終結部分は「ドガ」と並んで特に印象に残る。
[地上波(吹替)] 6点(2008-08-07 07:56:06)
40.  刑事コロンボ/意識の下の映像<TVM> 《ネタバレ》 
ロバート=カルプは他の作品にも犯人役で出ている。この人、ご本人は低くて渋いとてもいい声なんだが、日本語の吹き替えは妙にトーンが高く軽い声なので個人的には全然あわないなぁ……といつも思う。犯人の専門分野を活用した逮捕劇はお見事なんだけど、もう数日経っているはずなのにずっと口径変換器をランプに隠したままってちょっとマヌケじゃないかいな、とも思える。それにしてもこの変換器なんだけど、堂々と凶器を飾っておいてバレないんだからメチャクチャ便利じゃないか。ホリスター将軍もこれ使っていればよかったんだよ、きっと。
[地上波(吹替)] 6点(2008-08-07 07:34:01)
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