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コメント数 982
性別 女性

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1.  故郷(1972)
住み慣れた故郷を離れなくてはならないという話は同じようなキャストで作られた「家族」とよく似ている。 仕事を失って故郷を離れるという話や、登場人物の役名まで一緒だったりする。 この70年代はじめというのは日本が大きく変化していった時代なのだが、この一家をとおして、高度成長期という時代の中でいかにして人々の暮らしが変わっていったかが分かる。 石船は海の埋め立てで石を運んでいるがそれも大型船にとって替わられつつある。こうして田舎で立ち行かなくなった人たちは、人手をいくらでも必要とした都会の工業地帯に吸収される。そして働き手が都会に出た後の田舎には老人たちが残される。 一家が島を去る前老人は孫を連れて高台に上り、「ここがお前の故郷だ」と目に焼き付けるように見せるのが切ない。 人々はこうして至るところで住み慣れた故郷を離れていったというだけではなく、同時にその美しい自然まで失っていった。 こうした時代の変化を知る世代としてはここに描かれた全てに深い感慨を覚えずにはいられない。監督の意図したものも単なる郷愁だけではなく、生活の向上と引き換えるように大切な自然や家族の絆といった大切なものを失ってしまった日本への嘆きだっただろう。       
9点(2004-08-09 16:18:06)(良:3票)
2.  恋におちたシェイクスピア
グウィネスってこういうクラッシックファッションがよく似合う。上品で可愛く雰囲気がぴったりはまっていたしジェフリー・ラッシュも素敵だった。劇中劇の「ロミオとジュリエット」にシェークスピアの恋を絡め、スピード感あふれる展開で見せてロマンティックだった。見せ方も良かったけどそれ以上に脚本が良かったんだと思う。8.5点といったところだけど好きなので。
9点(2003-03-03 23:01:35)
3.  恋は邪魔者
楽しくて面白かった~。レニーちゃんや他の人のファッションも素敵だし、思い切り「コメディ」してるのが可笑しい。モンローウォークとか気取ったポーズとか、彼女がこういうのを誇張してやってもちっとも嫌味にならないのよね。ポワァ~ンとした雰囲気と役柄がマッチしてた。長セリフを一気にまくし立てたり、表情の豊かなのに感心する。ユアンも負けず劣らずキザっぽく、かっこつけてて可笑しい。ここぞというときには黒ぶちめがねをうまく使いケーリー・グラント風に見せたり、、ドリス・デイとグランドの本家も見たくなりました。こういう軽~いラブコメをうまく見せてくれるととってもハッピィな気分でうれしくなる。
8点(2003-10-29 21:05:55)
4.  この素晴らしき世界
生きるか死ぬかという戦時下、みな自分たちのことだけで精一杯。そんな時、あろうことか迷惑この上なしというユダヤ青年を匿う事になってしまう夫婦。子供が欲しくて欲しくて、でも授からない。ユーモラスでメルヘンで「どっこい生きてる、人間万歳!」という爽快なラスト。
8点(2003-03-04 23:47:53)
5.  GO(2001・行定勲監督作品)
窪塚クンをこれで初めて見てとても魅力的だった。最初のバスケットの跳び蹴りの元気のいいこと!もちろん父親の山崎務は圧倒的存在感があってこの映画を大きく支えている。コウちゃんもよかった。地下鉄で肝試しや危ないバカをしたり、不器用に恋したり、友人や民族学校でのエピソード、在日問題も含めてんこ盛りの元気のいい青春映画。邦画では久々のいい出来だと思う。
8点(2003-03-03 23:20:57)
6.  ごめん
微笑ましい小学生の恋というと「小さな恋のメロディ」を思い出しますが、これは日本版の恋メロといった感じの爽やかな初恋物語。男の子の生理も含めてリアリティのある描写が生き生きしてますが、やはり男性のほうが実感わくでしょうか。 ヒロイン・ナオ役の櫻谷由貴花ちゃんが自然体でとても印象的ですが主人公の久野雅弘君もうまくて、2歳年上の中学生と判っても一目ぼれのナオちゃんにまっしぐらのセイ君が純真で可愛い。後半剣道着のまま自転車でナオちゃんを探して走るあたりから彼の顔が凛々しく大人っぽくなってくるのがステキです。全体に子供たちが主なので下手すると学芸会みたいになりそうなところですが、主演の二人はじめ子供たちが自然だったのが良かったと思います。
7点(2005-03-07 21:09:34)
7.  五線譜のラブレター/De-Lovely
私はコール・ポーターのミュージカルやスタンダードナンバーにも疎いのですが、ショー場面などミュージカルらしい華やかさが楽しめました。ナタリー・コールやエルヴィス・コステロなど登場する歌手たちや歌をよく知っていたり、お好きな方ならもっと楽しめるのかもしれません。 歌やショーを絡めながらポーターの人生を回顧するという形式で彼と妻との関係が描かれますが、印象としては妻ナタリーの深い理解と寛容によって築かれた愛情関係という感じです。ポーターの同性愛嗜好を知ったうえで結婚し創作と成功の支えとなり、自分亡き後の夫の世話係まで用意するというのは普通には理解しかねるほどの夫婦の姿ですが、これは人間性以上に彼の才能を認めていたゆえなのでしょう。そんなナタリーを演じるアシュレイ・ジャッドは落ち着いた声と物腰で、優雅なファッションや真珠のアクセサリーなどを身にまといとても美しく魅力的でした。ケビン・クラインのパリッっとしたスーツ姿も素敵で、自演してるピアノや歌も良かったです。ストーリー的に感動というところまではいかなかったのですがミュージカルとしては十分楽しめました。びっくりしたのはポーターの切断後の足や老けメイクの巧みさ。アシュレイの老けメイクもなかなか凝ってました。   
7点(2005-01-25 22:23:31)
8.  ゴールデン・ボーイ(1939)
これはホールデンの主演で事実上のデビュー作とされているらしい作品。 時に面影は見えるものの50年代の最盛期の見慣れた中年の彼とはイメージが違い、ちぢれ毛の初々しいホールデンが可愛くて別人のように見える。 自分の進む道を試行錯誤する青年と父との愛情ものだが、精神的豊かさが物質的豊かさに勝るということをバイオリンとボクシングで象徴してるような感じ。 この一家には母親がいないがピアノを弾く姉とその夫が同居している。姉弟の演奏を幸せそうに聞く父という団欒が貧しくても精神的豊かさのある家庭をうかがわせる。 もう一つはこの一家がイタリア系ということで。ボクシングの興行で儲け話に乗ろうと1人のイタリア系マフィアがジョーに近づく。同じイタリア系移民で地道に暮らす一家とマフィアという対比。ここからも金銭より貧しくとも正しい生き方をという、理想主義的なメッセージが見えるような気もする。 リー・J・コップの父親がひたすら息子を心配する親心がいじらしい。    
7点(2004-10-04 18:37:17)
9.  好人好日
立派な数学者だけど常識にはまるで疎くて貧乏暮らしという変わり者の学者が、文化勲章を受賞しておこる周囲の騒動が明るくコミカルに描かれる。お金や常識に無頓着なこの主人公は、泥棒に入られると騒ぐどころか受賞した勲章をやってしまうし、返しにきたら「泥棒に追い銭」というようなありえないような変人ぶり。こんな破天荒な話もコミカルで面白いが、結婚前の娘(実は戦災孤児)と父の会話や、長年連れ添った妻との描き方などホームドラマとしても心地よい暖かさがある。 笠さんの飄々とした変人ぶりや淡島千景、三木のり平など味わいのあるキャストの他にも、ほんの脇役で高峰三枝子や野川由美子、北林谷栄など多彩なキャストも楽しめる。 コーヒー1杯40円でテレビを見に行く、文化勲章の年金が50万円など世相もうかがえる。小品だけど後味のいい佳作といったところ。     
7点(2004-08-09 15:59:40)
10.  この森で、天使はバスを降りた
傷ついて人生をやり直そうと見知らぬ田舎町に来た若い女性は、結果的に自分の身を犠牲にしてハナや森に潜む息子、子連れの母親などを救済している。 彼女は天使というよりはキリストを感じさせるようなところもある。 意図的な犠牲、というのではなくて、こういう無意識な誰かの犠牲の上に自分や他の誰かの幸せがあるのかもしれない、と思ったりする。ラストでは自然に涙がこぼれたが、なにか人の心に訴える力のある、ちょっと宗教的雰囲気もする作品。
7点(2004-07-12 19:51:13)
11.  コールド マウンテン
ラブストーリーがメインかと思ったら、これは抑えた描き方でしかもからみの描写部分が少ないので激しい恋情というほどのものは薄い気はする。が、畑仕事をするインマンにエイダが馬車の上でピアノを弾いたりするところなどで抑制された情熱を描く。それより戦場内外での悲惨な描写や、愛する人恋しさにインマンがたどる過酷な帰郷へのエピソードの中に戦争の虚しさ、残酷さ、悲しみなど様々なメッセージを感じる。ルビーは戦争を雨に例えて直裁に愚かしさを語っているし、未亡人は「銃やナイフの金物は社会を悪くするだけ」と言っている。その彼女でも憎しみから兵士を撃ち殺してるし、味方が脱走兵や家族へ加える残酷な仕打ちも愚かしい。舞台の南北戦争は唯一アメリカが戦場になりアメリカ人同士が戦った戦争だけれども、込められたメッセージには今の戦争への思いに通じるものがある。、、ということで私はこちらのインパクトのほうが強かった。実際じっくり見せる脱走の紆余曲折やエイダとルビーの話に比べ再会やラストはあっさりした感じで恋愛への感情移入は薄い。それより迫力ある戦闘シーンやメッセージ性、何気に出てくる豪華なゲスト出演者、性格のはっきりしたメインキャストが良かった。     
7点(2004-05-03 20:17:47)(良:1票)
12.  コヨーテ・アグリー
夢をかなえるために都会に出てきた女の子の元気一杯な青春物語。主人公のバイオレットは父親思いのいい娘だし、父は娘を思うという親子の愛、田舎の親友は結婚式当日でも彼女の父親の入院に駆けつけ、彼女を励ます友情の深さ。都会で知り合ったボーイフレンドは、恵まれない生い立ちの中で一生懸命働いて生きているというけなげさ。こういった登場人物が爽やかで気持ちがいい。バイオレット自身もデモテープの売り込みひとつなかなかうまくはいかないし、泥棒に入られるしとさんざんで、コヨーテという猥雑で喧騒のバーで悪戦苦闘しながら働くことになる。こういった描かれていることのあれこれが等身大なのがいい。 バーでのハチャメチャぶりはともかく、女の子たちはスタイルもルックスも良くて、ボトルのパフォーマンスに見とれてしまう。ここでバイオレットが才能を発揮して成長し、ついには人前で歌えない自分自身を克服するというのも超サクセスというのではなし、ストーリーも爽やかな後味でいい。パイパー・ベラーボは可愛くて歌もいいし好印象。
7点(2004-01-05 15:01:52)(良:1票)
13.  小早川家の秋 《ネタバレ》 
今見ると名優・スター俳優がぞろぞろ出ていて、さながら俳優博物館のような感じ。中村鴈次郎、浪速千栄子、杉村春子、森繁久弥などなど・・大旦那の鴈次郎と小早川家の人々、その他多くの関係者たちの人間関係や日常生活を軽いタッチで描いていく。軽快な話がラストは主人公の死で終わるが、墓石にからすのシーン、葬列のラストシーンなど音楽も不気味な感じ。この作品完成の翌年に母の死、2年後には監督自身の死がある。そんなことを予感させるような感じがもする。農民で第三者のちょい役の笠智衆と妻の望月優子が火葬場の煙を見て言う。「若い人でなければいいが」「死んでも死んでもまた生まれてくる」「うまいことできてますなぁ」とつぶやいて、繰り返される人の生や無情をストレートにセリフにしている。 
7点(2003-11-03 14:30:13)
14.  地上より永遠に(1953)
ハワイが舞台の軍の非人間的なイロイロが描かれている。社会派のジンネマン監督らしい作品である。主演のモンクは反骨精神があるばかりに、上官からしごかれたり苛められたりする。味方のフランク・シナトラもいびられとうとう脱走すると射殺されてしまうし、真珠湾攻撃の混乱の中でモンクは味方に撃たれて殺されてしまう。何とも暗くて救いようのない話ばかりだが、唯一バート・ランカスターとデボラ・カーの海岸での不倫シーンはロマンティックで、ここばかりが有名になっている。しかしメインはあくまでも軍隊という特殊な環境の中で、いかに人間が軽く扱われそれが異常な状態であるかということを描いていることである。豪華なキャストのそれぞれが見応えがある。
7点(2003-08-29 15:24:12)
15.  コリーナ、コリーナ
地味だけどとてもいいお話。ウーピー演じるコリーナがとても魅力的。派手だけど中身の薄い作品よりこういう映画を見て欲しい。
7点(2003-07-09 13:21:03)
16.  心の旅路
甘いラブストーリーの得意なM・ルロイ監督だからこれも紆余曲折があるラブロマン。戦争で記憶を失った男(ロナルド・コールマン)が美しい女性(グリア・ガースン)と出会い結婚する。男は交通事故で昔の記憶を取り戻すが、現在の記憶を失う(こんなのあり?)。失踪した男は実業家で女はそれを知って彼の秘書になる(都合良すぎ)。秘書と実業家として彼らはまた結婚する(二重婚?。)ラストは謎を解くカギでかつての住んでいた家が開き、彼は彼女が以前の妻だったことを思い出す・・というものでご都合主義も目に付くが、美男美女コンビでうまく見せてしまうので結構泣けてしまうのだ。G・ガースンは理知的な美貌で独特の雰囲気がある。
7点(2003-06-01 12:30:35)
17.  交渉人(1998)
ストーリー展開がスリル満点で最後までひきつけて見せる。駆け引きなんぞ「こんなのありなんだー」って知って面白かった。
7点(2003-03-03 23:47:23)
18.  ゴースト/ニューヨークの幻
アメリカって幽霊ものが好きなのねえ。死後の世界か「死」をよほど恐れているのかと思ってしまう。デミ・ムーアがきれい。これじゃ死に切れないね。ウーピーのインチキ霊媒師の役どころがとても面白くて、この映画をグレードアップさせた気がする。ラスト、ウーピーに乗り移って抱きしめてあの世に行くってのが泣かせる。
7点(2003-03-03 23:38:26)
19.  ゴスフォード・パーク
劇場で1度見た時、この大勢の登場人物の顔と名前や職業、誰が誰の雇い主で召使なのかと混乱し半分も理解できなかった。それでもなんとなく話は分かったような気にもなるんだけど、やはりこれは劇場よりビデオで巻き戻して見たほうが良かったと思う。雇用関係で上の階と下の階の人々の人間模様を描き分け、なおかつ殺人というミステリー仕立てにした脚本や演出は手が込んでいる。エミリー・ワトソンはここでも存在感がひときわ目立つ。彼女やヘレン・ミレンなどに混じって若いメイド役の女優も印象的だった。
6点(2004-01-18 22:22:59)
20.  恋人よ帰れ!わが胸に
ワイルダーだから少々甘いのだけど、こういう「いい人」をだます悪い人=ウオルター・マッソーの役どころがまず嫌い。出来云々以前の倫理観の問題ね。で、どうしても気楽に楽しめないの。
6点(2003-03-03 23:08:16)
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