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プロフィール
コメント数 404
性別 男性
ホームページ http://onomichi.exblog.jp/
年齢 55歳
自己紹介 作品を観ることは個人的な体験ですが、それをレビューし、文章にすることには普遍さを求めようと思っています。但し、作品を悪し様にすることはしません。作品に対しては、その恣意性の中から多様性を汲み取るようにし、常に中立であり、素直でありたいと思っています。

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1.  ゴッドファーザー・サガ<TVM>
「ゴッドファーザー・PART1」と「PART2」を年代順に並べなおした「ゴッドファーザー・サガ」。テレビの深夜劇場で4週連続2時間づつ放映していたのを眠い目をこすって観続けたのは、僕が高校生の頃だった。少年ビドーがコルレオーネ島から逃げるところに始まって、アメリカのイタリア移民社会での貧しい暮らしぶりやその中で暴力によってのし上がっていくところの淡々としていながらも叙情的な映像、ドラマティックで緊張感溢れる殺戮シーンと若きデニーロの哀愁と野望を秘めた表情、その精悍な立ち回り、時折発っするセリフから漂う掠れた雰囲気などなど、初回にしてぐぐぐいっーと惹き込まれたものだった。その後のブランドやパチーノの登場、とくにパチーノの挫折や成功の具現者としての憎悪と苦悩の歴史から、忘れがたい胸を締め付けられるようなラストシーンに至るまで、全てに通底した「呪縛の歴史」には圧倒されたと言う以外に言葉がない。でも、このコッポラ作品には、<その後の大傑作「地獄の黙示録」にも通じるが>歴史大作であるとともに、ニューシネマ的な青さ、もどかしさが僕にとって大きな魅力なのである。デニーロやパチーノのようなニューヒーロー達の若々しい存在感は、その「もどかしさ」の体現者として、僕らの胸をしめつける。この物語は、ファミリーの血の結束をテーマとしながらも、魂の孤独へのアンビバレンツな感情、呪うが故に救われる、その絶対的な孤独への呪縛を描いていると言えないだろうか。「この世界は永遠に家庭とは相容れぬ。破滅か、しからずんば。。。世に孤独ほど憎むべき悪魔はいないけれども、かくのごとく絶対にして、かくのごとく厳たる存在もまたすくない」-坂口安吾の青春論より-
10点(2004-08-24 01:24:28)
2.  心(1973)
夏目漱石の「こころ」は純愛小説である。漱石にとって恋愛とは、完全なる自意識の劇であった。恋愛とは自我の可能性と不可能性を行きつ戻りつしながら、常に自己自身の不一致と世界への不信に苛まれる「私」という存在の自意識過剰なモノローグとして在る。ある意味で漱石の描く恋愛小説とは、個人小説でありながら、その個人の不確かさを描くことによって、常に個人が個人として在るという近代の前提を覆す反近代的な物語にもなり得るのである。小説「こころ」は恋愛小説であるが、それは同時にモノローグであるということを決定的に指し示した作品ともいえる。 それを映画化すると「心」になるのだが、この評価はなかなか難しい。何故なら、そこで描かれるべきものは、思いが常に言葉としてしか表現できないという関係性の限界から立ちのぼるモノローグであり、それは言葉を突き詰めることによって初めて表現される苦悩であるから。モノローグのない「こころ」は、自意識の劇にはなり得ない。では何か?? その不明瞭さこそが「心」という作品の核心なのかもしれない、というのはかなり穿った見方ではあるか。
7点(2004-08-03 22:54:19)
3.  ゴッドファーザー
アメリカだけじゃなく、日本の男もみんな「ゴッド・ファーザー」が好きなのである。
10点(2003-10-26 14:07:20)
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