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no oneさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL https://www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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1.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 
友人と深夜までお酒を飲んでいたりすると話題が妙に哲学チックになったりするものだ。異国で出会った二人の会話も日常生活とは違ったテンションで進み、自然と親密な空気に包まれていく。教会や墓地を巡りながら思い出話をするうちに、やがて生と死について語り合うようになる(この辺の何気ない展開が上手い!)。話題が生真面目になったと思ったら男がふざけ、ふざけすぎると女が引き戻す、まるで古い友達同士のように息が合っている。二人が打ち明ける悩みごとがまた真実味があって、とくに(自分の性別のためか)男性の吐露する心情には頷ける部分が多かった。相手が誰でもそうだが、会話が深くなるのは決まって夜明け前の、一日でもっとも静かな時間帯なのだ。  ここに描かれている出会いが永く続き得る真実の愛なのか、というと大いに怪しい。しかしまったくの偽物で、浮かれ気分に生じた勘違いでしかないと判断するのも寂しいし、フェアではないと思う。むしろ性格の異なる二人が非日常で会ったことで、本来なら成立するはずもなかった共感が生まれたのだとしたら、それはそれで素晴らしいことじゃないだろうか。「もし魔法があるとしたら、それは人が人を理解しようとする力のこと」という台詞があった。ロマンティック過ぎる言葉だけれど、自分は素直に感動してしまった。  二人が旅先ですれ違ったなんてことのない人たちが見せる、不自然ではない程度の優しさがまた良い(ただしあのエセ詩人は、自分が客の立場になったら「は?」ってなるかも)。素人俳優に占い師に詩人にダンサー、と冷静に考えると癖の強い人ばっかりだ。忘れてはならないのは初対面の旅人にツケでワインを出してくれるあのバーテン。旅先でああいう人が一人でもいると、思い出のつやがぐんと増すんだよね。  久々にいい恋愛映画を観た。それに実は、恋愛だけがテーマではないだろう。これは何よりも会話を楽しむ映画であり、言葉を交わすことの価値について、人と人のつながりについての映画だ。たとえ短い時間のことであっても、心が通い合ったことが嘘になるわけではないのだと、この作品は優しく教えてくれている。
[DVD(字幕)] 8点(2009-09-06 01:30:22)(良:2票)
2.  コーヒー&シガレッツ
こういう作風は苦手だな、と思い込んで敬遠していたけれど、なかなかどうして面白かった。普段は時間を無駄にしないことにかりかりしている自分のような人間が、時間を無駄にすることの楽しさを描いた作品を楽しめたのは意外だった。コーヒーにスプーンを突っ込んでかちゃかちゃかき回す音までが心地よい。人によって合う合わないの差が大きいようだけど、合う人はとても幸せな気持ちになれるだろうと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2006-11-22 12:20:05)
3.  GONIN
山本英夫の漫画『殺し屋1』が好きな人は好きだろう(映画の方じゃなくて原作ね)。ていうか山本英夫はこの映画からインスピレーションを得たとしか思えないほど、主要プロットは酷似している。ヤクザを題材としたハードバイオレンスであり、戦いだけで紡ぐ超シンプルなストーリーがそのまんま。恋人を目の前でレイプされたシーンなんかどこかで見た気がする。でもどちらもそれなりに楽しめる作品となっているので、両作品に触れて損はないだろう(違いを挙げるなら、『GONIN』の方はリアルで銃撃戦主体、同性愛の空気が強く、『殺し屋1』の方はキャラクターの濃さが特化しているといった部分だろうか)。凄まじい暴力描写は受けつけない人の方が多数派なのではないかと思う。ビートたけしの演じるゲイの殺し屋にはしびれた。バイオレンス大好き、格闘技観戦にはわくわくするぜ、という血の気の多い方におすすめします。
[DVD(字幕)] 8点(2006-01-06 05:07:35)
4.  ゴジラVSビオランテ
タイトルバックのダサさから引いた。音楽もダサくて引いた。スーパーX2というネーミングにも引いた。外国人俳優の演技力にも引いた。超能力少女にも引いた。大空に浮ぶ少女の顔にも引いた。あらゆるセンスの賞味期限が切れている。 オープニングの銃撃戦からあまりにもしょぼいので嫌な予感がしたが、全体的に突っ込みどころが多くて疲れる映画だった。面白い場面もないわけじゃない。自衛隊の動き方がリアルで、ゴジラの口に向けて普通の人間が引き金を引くシーンはかなりかっこよかった。高嶋の弟さんの役柄もかっこいい。でも欠点が多すぎてやっぱり高い点はつけられない。 怪獣ものとしては傑作というのが一般的な評価のようだけど、とても信じられなかった。
[DVD(字幕)] 5点(2005-10-06 06:26:13)
5.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
色彩には、それぞれが喚起するイメージというものがある。中でも、高貴、権力、悪というイメージを喚起するのが、「黒」。この映画はその「黒」に満ちている。登場人物が身につけるスーツやコートはもちろん、高級車、銃器、そして彼らが背負う暗黒。彼らは間違いなく悪なのだが、その闇があまりにも深いために、もはや善悪の境界を超越した威厳すら漂う。 彼らは通常のモラルにおける悪の側にいるというよりは、通常のモラルとはまったくかけ離れた価値観に従って生きている人間、われわれとはまったく違う世界の住人だ。だからこそ罪を犯しても後ろめたく思うどころか、誇り高い。おそらくは法を遵守しながらも成功を収めるだけの知性を持ちながらも、進んで闇の世界を選ぶ。家族や友を心から愛しながら、敵対する者は容赦なく殺す人々。恐怖によって人を支配しながら、自身はけっして恐怖に囚われることのない人々。不謹慎だとわかっていても、彼らに魅力を感じる人たちは少なくないはずだ。 映画を観ている最中こそファミリーの仲間になったような気分でいられるが、扉が閉じられるラストで彼らが別世界の存在だったことを思い出す。われわれ一般人にはただ恐れ、畏怖することしかできない。
[DVD(字幕)] 9点(2005-06-13 11:57:07)(良:1票)
6.  コレクター(1965)
『ミザリー』を思い出した。もちろん作品としてはこっちの方が古いんだけど、怖さでは『ミザリー』に遠く及ばないと思う。サスペンスの盛り上げ方といい、ラストといい、まず予想通りの展開にしかならず退屈極まりない。音楽の安っぽさといい、時代を感じた。   自分は怖くなかったが、犯人の心理描写で怖がらせるという点ではサイコものの王道といえるのかもしれない。この映画の原作は、しばしば現実の快楽殺人者が愛読しているそうだ。主人公の人物造形がそれだけ真に迫っているのだろう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-05-12 14:43:16)
7.  コラテラル
あまりにも脚本の穴が多すぎて、全然のめり込むことができなかった。穴をあげつらっているときりがない。そもそもタクシー運転手連れまわす意味があまりないし(ごく普通のタクシーの運転手に、明らかに組織犯罪に関わる連続殺人の罪を被せて誤魔化せるはずがない。しかも一度ならず同じパターンの犯行を繰り返している。それ以前に人質にとった運転手に引っ掻き回される危険があまりにも大きい。利点とリスクが釣り合っていない)、殺し屋に対する警察の対応も頭悪過ぎる(殺し屋がいるとわかっているタクシーを包囲せずにターゲットがいる場所まで尾行してどうする? 一般人もいる場所で銃撃戦が起きているじゃないか)。 派手なアクションがない分、抑制された渋いサスペンスが観られるかと期待していたのに、リアリティは皆無。ご都合主義にも程がある。プロの殺し屋の孤独を描いたつもりなのか知らないが、だったら素人以下のバカでしかも超タフ、というスーパーヒーロー的なキャラクターにしないでほしい。プロの犯罪者が実際どんな手口を使うのかとかも全然調べてないんだろうな。もう少し取材を重ねて、リアルで重みのある話にしなきゃ、ヴィンセントという人物になんの凄みも深さも感じることができない。穴を気にせずにすむようなタイプの作品ではなく、むしろ重厚な世界観を構築しなければいけない内容だと思うが、これではあまりにも……。 あと、音楽も個人的にはうるさく感じた。曲がいい悪い以前に流しすぎでは。
[映画館(字幕)] 2点(2005-03-17 05:06:58)
8.  ゴーストオーシャン 《ネタバレ》 
題名の意味が最後になってわかる、というのは好きです。でも面白いのは終盤だけかも。
4点(2004-05-01 15:07:14)
9.  降霊<TVM>(1999)
『降霊』という題を文字通りに受け取ってはいけない。この映画の怖さは、霊の怖さではなく、人間の怖さだ。はじめは単なる幽霊物のようだが、だんだん犯罪サスペンスの趣になり、やがて霊媒師の女性の心のゆがみが明らかになる。そして、役所広司の前に本当の幽霊ではない、彼自身の罪の意識が「降霊」する。これは、怖い。
8点(2004-02-28 05:37:24)(良:1票)
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