Menu
 > レビュワー
 > タコ太(ぺいぺい) さんの口コミ一覧
タコ太(ぺいぺい)さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1370
性別 男性
自己紹介 投稿にあたっては
①製作者の映画愛を信じて基本的に0点は付けていません。
②レビュー作品の「あらすじ」は率先して書いています。

※「ぽこた」からニックネームを変えました。サブネームの「(ぺいぺい)」は継続です。(2024.2.28)

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
(かなりネタバレです) この作品の中心となるのは聴覚障がいのある家族の在り方。父も母も兄も障がいがある中で唯一健聴者の長女ルビーは、幼い頃から一家の通訳として重要な役割を果たして来た。家族は仲睦まじく、貧しいながらも幸せに暮らしていた。しかし、高校生となった彼女は、漁業の手伝いで昼夜逆転のような生活をしながら学業や恋をすることの困難さを知ってしまう。障がいがあることで少なからず社会生活に困難を抱えているルビーの家族は、明るく前向きに生きる強い力を持っているが、彼女の存在なしではここぞという時に無力さを感じてしまう。歌う喜びを知り新しい人生の夢を胸に抱いたルビーは、進学への強い意欲を見せる。しかし、両親は彼女なしでは家業の維持が出来ず生活基盤を失ってしまうことを恐れる。妹思いの兄は何とかなると彼女を擁護しようとするものの、心の中は不安で満ち溢れている。誰も正解を得られないような状況。どうすれば誰もが幸せになれるのか?物語には客観的な判断をもって家族を導くような存在は登場しない。誰に導かれることもなく、家族が自らの力で正解を求めて行く姿が印象的です。 序盤の下ネタ満載のコメディ風味から、中盤から後半に描かれる障がい者が社会生活を送っていく上での深刻な問題、CODAの悩みと苦しみ、そして終盤の爽やかで希望に溢れた結末と続き、安心して観ていられる感動作です。彼女が学校のステージで歌う場面で訪れる突然の静寂によって現実に引き戻され、進学に一番反対していた母親が彼女に告白する出生時の感情に驚き、そして振動でリズムを感じることの出来る父親が彼女に触れながら歌声を感じる場面で感涙し、気付いた時にはすっかり作品世界に没入していました。 上手く行きすぎでしょ?といった見方もあるかも知れません。予定調和が過ぎるみたいな。でも、生きる力、家族を愛する力が明るい未来を約束してくれるという、希望が前面に押し出された作品があってもいいじゃないですか、との思いからひさびさに10点献上します。
[試写会(字幕)] 10点(2022-01-31 22:17:56)(良:2票)
2.  孤独なふりした世界で 《ネタバレ》 
人口1600人の街で図書館に勤め住人との交流もあったであろうデル。しかし彼は孤独だった。そして、ある日突然の住人死滅。彼は真に孤独になった。しかし、それは彼が心のどこかで求めていた孤独だった。けれども、その孤独は彼の心の隙間を決して埋めてくれるものではなかった。  おそらくは善意であれ悪意であれ差別的な出来事もあったのでしょう。母親との生活も満たされたものではなかったようです。住人死滅以前の孤独は彼が作り上げた孤独。住人死滅後の孤独は望む望まざるを問わずに降りかかった孤独。真に孤独な状態は彼の真意ではなかったのだと思います。  それでも貫いた孤独。如何に善行を積もうと「するべきこと」を全うしようと、彼の心は決して満たされてはいなかった。彼は認めないまでも、住民死滅後の孤独も彼が作り上げた孤独の延長に過ぎなかったのかも。  そこに突然訪れたグレース。一見して彼とは全く相入れないキャラクター。彼も彼女の存在を認めようとしなかった。何故なら彼は孤独であるべきだから。しかし、同情にかこつけて彼は彼女を受け入れる。彼は本当の意味での人との交流をずっと求めていたから。  終盤のサプライズは蛇足のようでいて蛇足ではないでしょう。外の世界の不純さとデルの世界の純粋さの対比。二人に未来はないのかも知れませんが、創られた理想郷よりも人としてありのままに生きて行くことが出来る荒廃した世界の方が、二人に幸福を約束してくれるのでしょう。  思いがけない佳作に出逢えました。限りなく9点に近い8点を献上します。  邦題は原題の優れた意訳とも思えますが、個人的には直訳で良かったのではないかと思います。
[インターネット(字幕)] 8点(2024-01-15 17:16:50)
3.  コンティニュー 《ネタバレ》 
最近流行の(と言いたくなるぐらい散見されますね)タイムループもの。シチュエーション的にはタイムループの定番スタイルを採っていて、ゲーム仕立てに演出することで主人公が死にまくる(時として結構グロく)にも関わらず悲壮感は皆無。基本的にコメディと言って良いかも知れません。主人公が作品中で80年代アーケードゲームに興じるなんてのは結構好きな演出です。  物語の核となる秘密のマシンについては、その理論が科学的根拠に基づいているようで結構アバウト。なので、本格的なSFタイムループものとして受け止めてはいかんのだと思います。あくまでもエンタメ作品。ありえねー!と叫びたくなるような主人公の活躍ぶりも、これでいいのだ!と理解するべきかと。  テーマ性を前面に押し出した本格SF作品ではなく、あくまでも殆ど悪ふざけに近いノリのコミカルアクション作品として観る限り、非常に楽しい時間を過ごせました。  主人公の愛息役の子役が何とも可愛らしく良い表情でした。でも、個人的にはナオミ・ワッツ様の変わらぬ美しさに出逢えたことが一番の満足点。それもあって甘めの8点献上です。  ちなみに、ラストはあれで良いかと思います。ハッピーエンドもバッドエンドも説明的で野暮になっちゃうでしょう。説明が破綻してしまうでしょうし。(そこに至るまでに相当破綻してはいますが)
[インターネット(字幕)] 8点(2024-01-15 11:19:05)
4.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 
(地元自治体の平和事業での上映会にて観賞) 原作未読。皆さんのレビューからして結構アレンジされてるようですので、あくまで本作についての感想です。 戦争の悲惨さが随所に込められていながら、悲しみを前面に押し出すことを極力抑えた演出が、逆にリアリティーとなって伝わってくる作品ですね。誰が死のうと、自分の身に何が起きようと、そのことに捕らわれることなく生きていかねばならなかった時代。かといって決して死に対して無感覚ではなかった時代。現代よりもずっと、日本人が命を慈しんでいた時代。今の日本のあり方に警鐘を鳴らすようなメッセージ性のある作品ではなく、戦中戦後の日常性の対比から、平和の大切さを教えてくれる作品でした。 上映会には子どもたちの姿が多かったけれど、低学年以下には難しかったかな?
[映画館(邦画)] 8点(2017-08-13 10:03:49)(良:1票)
5.  50回目のファースト・キス(2004) 《ネタバレ》 
短期記憶障害という設定は他の作品にも見られるところですが、皆さん御指摘のとおり、普通は重くて苦しい設定になりますよね。特に邦画だと完璧にルーシーは悲劇のヒロイン。そして、ヘンリーは報われない愛に生きる純愛一途な青年。次から次へと涙のシーンの連続。てな感じになってしまいますが、アメリカ映画となると視点が違ってくる。しかも、アダムとドリューという役にハマりきった2人が盛り上げる。 細かいことを言えばキリのない作品。でも、日々繰り返される悲しい現実をこんな風に日々訪れる希望の連続へとシフトできる。映画ってのはいいもんだなぁ。
[DVD(字幕)] 8点(2010-12-06 02:38:16)(良:1票)
6.  告発のとき 《ネタバレ》 
戦争の悲惨さを描いた作品は星の数ほどあるにしても、この作品は独特の視点から兵士たち、そして家族の苦悩を描いていて、重々しい中にも何かしら希望を見出せるような、つまり、現実は悲惨でしかないけれど、その真の姿に気付いた時、人間はやっと次の一歩に踏み出せると言うような、いつかきっとこの悲惨な現状は淘汰されるかもしれない、そんな希望の欠片がここには描かれているような気がします。 悲しいけれど良心的作品。 邦題は、ちょっと考えすぎかな?
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-14 13:55:17)
7.  ゴーストライダー
納得の出来映えですね。原作がアメコミですから、細かな点にこだわらずにエンターテイメントと割り切って観賞しました。実にスピーディで迫力ある展開、なによりもカッコいい!よくよく考えると善玉だか悪玉だかわからないヒーローですけれど、まぁここはひとつカッコいいから許しましょう。飽きずに楽しめた1時間半でした。敵役が弱すぎるという御指摘が多々ありますけれど、やっぱヒーローは水戸黄門的天下無敵の方が好きです。そういう意味では、セガール映画に通じる安心感があるかも。
[DVD(字幕)] 8点(2008-01-12 14:03:49)
8.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
妻は、知性も才能も容姿も全てに充たされた一見完璧な女。夫は自意識が高く感性が鋭いようでいて軽薄で低俗な男。表面だけ捉えれば裕福で互いへの愛に溢れた理想的な夫婦に突然訪れた不幸。  ところが一皮剝けば本性とも言うべき隠された顔が現れて来る。妻は、自分というものを封じ込められ親の価値観の元に作り上げられた人生に怯える愚か者。夫は全ての不幸を妻に転嫁し自らの正当性に固執する愚か者。  これは二人の愚かな男女が惹かれ合い憎み合い、そして再び惹かれ合うという、結婚生活をデフォルメして表現したブラックコメディなのかなと受け止めました。  ま、こんなことは滅多にあるものじゃないでしょうし、仮にあったとしたって真実を知る者が少なからず存在する以上このまま順風満帆な人生は待っていないでしょう。その前に遅かれ早かれ自己崩壊するでしょうし。  冒頭とエンディングに大写しになる妻の表情の空虚さ。特に目の虚ろさが印象的です。最初に観る冒頭の表情は「このカット、NGじゃないの?」とさえ思えるのですが、エンディングの同じ表情を観て思わず納得。この作品の本質を語る見事な演技と演出に納得です。  夫の一人称と妻の一人称が交錯しながら物語は展開しますが、夫の双子の妹の目線がもう少し欲しかったかも知れません。この兄妹は二人揃って一人前という印象を受けましたので。  冒頭のナンパシーンの気色悪さと終盤の若干のダラダラ感が減点対象です。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-05-15 14:26:03)(良:1票)
9.  コンテイジョン 《ネタバレ》 
現在の所謂コロナ禍より遡ること十年近く前に、この作品が製作されていたことには驚くばかりです。 「感染」をテーマにした作品は、映画やTVドラマ、小説など多々ありますが(ある意味ゾンビものも含まれますね)、フィクションでありながらもドキュメンタリー色を匂わせる作品となるとある程度限られて来るかと。本作はその中でも筆頭に挙げられて良いのではないかと思います。 ひとりの登場人物、ひとつの組織、ひとつのエピソードを掘り下げるのではなく、ややあっさりし過ぎかと思えるぐらいにスピード感をもって描かれる物語は、今だからこそのリアリティをもって迫ってきます。そのあたりは、封切り直後とコロナ禍真っ最中の現在では、大きく印象が異なる部分ではないかと思います。コロナ禍を通じ現実として目や耳にしてきた事柄が、本作では幾つも登場し語られます。そして、登場する豪華スターたちが必要以上に存在感を示さず、寧ろあっさり退場してしまったりするところにもリアル感が滲みます。そのあたりが、本作が他の豪華オールスターキャスト作品とは大きく性格を異にしているところでしょう。有名俳優が演じているからと言って特別な役柄・存在ではなく、生き残りやヒロイズムなど保障されていない。この潔さは好むところであり、本作のような作品にリアリティを持たせる上での重要なファクターであると思います。 ただ、あくまでもエンターテインメント作品であるということを考えれば、そういった描き方は観る者に消化不良感をもたらすものであり、作品世界に惹き込まれつつも漠然とした不満が残りました。エンディングで本作の構成の種明かしをしつつも、何となく語られ足りないものを感じてしまうのも、必要以上の説明を省いた結果かなと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-02-24 23:36:50)(良:2票)
10.  コンフェッション 復讐の暗殺者<TVM> 《ネタバレ》 
元々が短編連続ウェブドラマなだけに、小気味良いテンポで展開する物語に、観る者は思わず惹き込まれていきます。ただし、途中から結末が見え隠れしてしまっているのでは?ちょっとストーリー的には直球勝負し過ぎのような気がしますね。まぁ、予定調和といってしまえばそれまでなのですが… とは言え、ウェブドラマとしては異例の豪華キャストが贈る舞台劇のような味のある作品。おまけについてるバックストーリーも楽しめて、秋の夜長にお勧めの1本です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-11-07 01:33:20)
11.  コロンビアーナ 《ネタバレ》 
全体的にクールでカッコいいんだけれど、今ひとつ説得力が無いのは皆さんのご指摘のとおりですね。 本筋部分が甘すぎます。復讐したければ最初から復讐すれば良いのに、と思ってしまう。おじさんに鍛えられて一流の殺し屋テクを身に付け、そしておじさんのもとから仇敵への無念を晴らす旅に出る。難攻不落の要塞に攻め入り敵の親玉を追い詰める。それが普通じゃないのかなぁ…何も、ファミリーを危ない目に遭わせてまでおびき出す必要は無いでしょ。FBIのボスの自宅を難なく突き止めることが出来るんだから、敵の居所ぐらい楽勝でしょ? とは言え、丁度良い尺に目の離せないアクションの連続。ひねりの効いたアイディアに緊迫感溢れる演出と有無を言わせぬ彼女の存在感。アクション娯楽作品としては満足です。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-28 17:59:18)(良:1票)
12.  ゴーストライター 《ネタバレ》 
娯楽作品として会話と雰囲気を楽しむのであれば文句なし。緻密なストーリー展開を期待するとハズレ。観る者の立ち位置で評価が変わってしまうのでは傑作とは言えないのかも知れないけれど、流石の出来に7点献上ですが、ワタシ的には後に残るのがラストの紙吹雪のイメージだけってのが淋しい限りです。そんなことに首突っ込んだんだから少しは用心しろって…
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-15 11:31:12)
13.  ゴースト・オブ・チャイルド 《ネタバレ》 
お約束的展開で、先読みはそれほど難しくはないものの、スパニッシュ・ホラー(っていうカテゴリがあるかどうかはともかく)独特の雰囲気や画面の質感は個人的には好みです。ストーリーも厚みがあって登場人物にも無駄がない。ただただ恐がらせるだけのホラーではないです。 モノクロで映し出される過去の悲劇は相当理不尽ですけれど、軍事政権下では実際にあったのだろうと思わせられる陰惨なもので、これじゃ死者(特に子どもたち)は浮かばれず、屋敷に霊は残るだろうなぁ…。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-02-12 02:14:48)
14.  コールドプレイ 《ネタバレ》 
先に続編を観てしまいました。 こちらの方がよりベーシックですね。この手のホラーの基本を押さえた作りです。 で、両作品に通じるのは画面の美しさ。役者さんたちの安定感。そして、必要最小限度と言って良いくらいのグロさ。地味ながらまとまった作品だと思います。日本人の感性に合うのかも>ノルウェー・ホラー。 ま、強いて言うなら、殺人鬼の背景がこの作品だけではイマイチ表現しきれてない。かと言って、第2作だけでも良く解らん。両方観て、なるほどって感じ。いっそのこと1本にしてしまえば?っていうのはいかがかしらん?
[DVD(字幕)] 7点(2010-09-06 03:08:58)(良:1票)
15.  告白(2010) 《ネタバレ》 
原作を先に読んでいました。よく練りこまれた作品と思います。 なので、どうしても原作との比較になってしまうのですが、それ抜きに考えてもラストの数分間は不要と思います。爆破シーンも、体育館での鼻血錯乱シーンも、「な~んてね」も要らない。やはり、あの場面は原作の方が良い。観る者に考えさせるべきと思います。まして、逆回転時計まで登場させるとは…。 全体を通しては、原作にかなり忠実で、映像化は難しいだろうと思える部分(告白者ごとの視点の切り替えとか)は、流石と思わせるアレンジが施されていて、映画としての秀逸さが感じられます。観客動員力も納得です。 ただ、やはり原作との比較の中では、原作者がそれぞれの告白の中に散りばめている「思い」が薄められているようで、テーマが母の愛なのか若者の狂気なのか社会の崩壊なのか… 何かしっくりこない感じがしました。必要以上にクラスが荒れているように表現されてたり、主題とは関係のない苛めシーンが差し込まれていたり、そこだけ観てしまうと中途半端に学園青春ドラマっぽかったりして。 まぁ、とは言え映画を先に観ていれば大分レビューも違っていたかな?全体としてのまとまりの良さに7点献上です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-08-01 19:32:33)
16.  コントロール(2004) 《ネタバレ》 
主演の2人の上手さも手伝い、非常に綺麗にまとまった佳作。 伏線の張り方、効果的な回想シーンの挿入、主人公を取り巻く複雑な状況を簡潔に余すことなく説明していること等々、まとまりの良さは文句ないところ。 ただ、もう少し長尺になってもいいので、テーマを前面に押し出して欲しかった。このままだと、死刑反対論者が語る性善説的作品とも、死刑云々じゃなくて人間は結局ありのままに生きるしかないのだよ的な運命論的作品とも、他にもいろいろ解釈出来たりして、実は単なる娯楽作品だったりもするんじゃないかとも思え、それはそれで考えさせられて面白いんだけど、やはり社会派作品として方向性を出して欲しかった。もしかしたら、私が理解出来てないだけかもしれないけれど。 なので、限りなく8点寄りの7点献上です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-06-27 14:50:44)
17.  519号室 《ネタバレ》 
邦題は同時期に製作された、何となくコンセプトが似ている(私は全然違うと思いますけど…)メジャー作品に似せたもの? もっとも、原題は同名作品が多いので邦題で一工夫するのは無理もないですけど…。  コンパクトにまとまった良いホラーだと思います。幽霊が思いっきり実態を伴うのが潔い。ちょっと物理的に現世に作用し過ぎなのは、いかにも西洋の幽霊ということで御勘弁をといったところか? 亡くなった母親の苦しみが「そこまで?」というぐらい度を越しているところとか、主人公がいつも緩慢な感じなところとか、いくつか気になるとこはありますけど、ホラーとしてのポイントはしっかり押さえていて、まずまず愉しめるので7点献上です。
[DVD(字幕)] 7点(2010-03-22 06:53:10)
18.  コンフェッション(2002)
何よりも、これホント?って感じです。雰囲気はいいんですけれど、ちょっと中身が見えないというか… ま、割り切ってみれば結構面白いですよ。
7点(2004-06-18 22:04:08)
19.  この世に私の居場所なんてない 《ネタバレ》 
何をやってもダメなヒロイン。てか、何をやってもダメと思っている超マイナス思考のヒロインと言った方が妥当かも。  そんな彼女の家に空き巣が入り、ラップトップと祖母の形見の銀食器が盗まれてしまう。警察は親切に(当たり前の)捜査をしてくれるが、彼女の求める捜査とは違う。彼女はもっと自分のことを見て欲しい。彼女だけのために親身になって集中して捜査して欲しい。  この件に留まらず、彼女が周囲に求めるものは結構我儘で自分勝手かも。だから、何かにつけて彼女は満足出来ないでいるような。楽しみに読んでいる小説のネタバレをされてしまう件を除いて(これはホント可哀そう)、概ね受け取り方次第じゃないかなと思えてしまう。  とは言え、振り返ってみれば、かく言う私とて他人のことは言えないようにも思え、ヒロインを全否定は出来ないように思えたりもする。現代社会で自分のスタイルを確立して独りで生きるのは、極めてハードルの高い所業。それでも独りで生きようとするヒロインがどこかしら愛おしくなりました。メラニー・リンスキーが時折り魅せるキュートな素顔が良いです。  相棒として彼女に付き合うトニーがまた良いですね。単なる自分勝手なオタクではなくて、キチンと人と接することの出来るある意味常識人。イライジャ・ウッドの好演が光るところです。  ただ、結局ルースは何を学んだのでしょう?生きることの幸せを掴めたのでしょうか?そしてラストシーンのトニーは幻想なのでしょうか?重傷を負い息絶えたかのように思えましたが…。  コメディタッチのサスペンスは大いに楽しめました。が、観終わった後、何かスッキリしないと言うか後味の悪さが残ってしまいました。現代社会に生きる人間にとってのモヤっとしたテーマこそが本作の味なのかも知れませんが。
[インターネット(字幕)] 6点(2024-01-24 23:50:48)
20.  コリン LOVE OF THE DEAD 《ネタバレ》 
ゾンビ映画としては画期的と言うか、一人の男がゾンビに噛まれ、やがてゾンビ化して街を彷徨う。それをゾンビの一人称的に撮ってるところが新しいですね。 ゾンビとなりながらも、その歩く先には目的性があって、肉親の呼びかけや悲鳴をあげる弱い者には心を動かされているように見えて、そのくせやっぱり人間を食ってしまう。そのあたりには、人間性ならぬゾンビ性が表現されているようです。 ただ、どうせならその視点を大切に徹底して欲しかった。途中に挟まるゾンビの饗宴シーンとか、やたらグロに走って無駄なカットが目立ったりして、それと、全体的にグレーっぽいトーンの画面も気になるところ。 あとひとひねりで名作になるかも知れなかったけれど、制作者は少しばかり自己満足に走ってしまったのかも。ちょっと甘目の6点献上。
[DVD(字幕)] 6点(2012-01-04 01:21:34)
000.00%
1332.41%
2503.65%
3896.50%
41168.47%
516211.82%
625518.61%
734425.11%
822816.64%
9765.55%
10171.24%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS