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1.  湖中の女 《ネタバレ》 
監督・主演のロバート・モンゴメリーがまずはカメラに正対して長広舌を披露する。視線をほとんど逸らすことなく長台詞を軽やかに語る彼の 眼にまずは吸い込まれるのだが、そこからその彼の眼がキャメラと化してドラマが進行していく。 いわゆる一人称キャメラである。 煙草の紫煙が画面の下手から立ち昇り、鏡の反映が絶妙なアングルで映し込まれ、オードリー・トッターの顔が間近まで迫る。 難儀しただろう撮影上の苦心や技法の方につい関心が向きすぎてドラマにいまいち入り込みづらいのと、画面の動きの乏しさでさすがに中盤には 飽きがきてしまうのがやはり難点か。 と、その辺りは想定したらしく、地味ながら車の尾行やクラッシュなど活劇的見せ場の配置も忘れてはいない。  路側に停車している不審車の横を抜け市街へと車を進行させてゆくフィリップ・マーロウの視点。フロントガラスを緩やかに流れていく夜の街路。 バックミラーに視線が移ると、不審車のヘッドライトが次第に迫ってくるのが判る。  ノワールムード香る、一人称のカメラが良く活きるシーンである。
[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 7点(2016-11-10 23:41:31)
2.  小間使の日記(1946) 《ネタバレ》 
ロケーション主体で硬質な画面のブニュエル版(1963)に対し、ほぼ全編セットのルノワール版。 画面の感触にしても、少々強引気味なハリウッド的エンディングにしても印象は大きく異なる。  ポーレット・ゴダードの笑顔と笑い声は、後年の『黄金の馬車』のアンナ・マニャーニを思わせる快活な響きで、髪を下ろした表情のアップなどもとても魅力的に撮られている。 また、ルノワール的な風変わりキャラクターを演じるバージェス・メレディスも、その容貌にそぐわない軽快な動きをみせ印象的だ。そのハイテンション気味のアクションが、リスや家鴨とともに、生の「動」と死の「静」を際立たせている。  セットの都合によるのだろう、屋内と屋外を縦に開通するルノワール的ショットに欠ける点などには物足りなさを感じるが、賑やかなモブシーンの活気や、家鴨の屠殺の瞬間にカメラを屋外に引いて小間使い部屋の窓のショットへと繋ぐ移動などはやはり特徴的だ。  そして圧巻は、群衆を俯瞰で捉えながら横たわる男に寄っていく移動ショットの凄味。 ここでも、静と動が強烈に印象づけられる。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2010-11-04 21:33:41)
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