21. 伊豆の踊子(1974)
歴代アイドル映画だから、アイドルが可愛く引き立てば良しとしましょう。歴代の中でようやく元祖昭和8年の田中絹代版を見たら、やはりこれは以後のアイドル映画とは違うものがあります。見てるうちにどんどん引き込まれる面白さがあります。踊り子と学生の淡い恋、だけじゃなくその周囲の人間や出来事など話に広がりがあります。お互いにはっきり恋を打ち明けてますしね。ラストの別れは姿も見えないのに、薫が着物の袖を懸命に振るので本当にいじらしいです。 6点(2003-10-28 13:38:59) |
22. 依頼人(1994)
スリルとサスペンス、レンフロ君、S・サランドン、トミー等演技陣が良くて最後まで面白く見られます。テンポのいい運びもいい。 7点(2003-05-31 16:47:54) |
23. 生きものの記録
原爆の恐怖で狂わんばかりに叫び続ける老人を三船が演じた異色作。この老人の気持ちは監督の気持ちでもあったのだろう。晩年の八月のメモワールでも、オムニバス映画の夢の一話でも原爆の恐ろしさを訴えている。黒澤監督は娯楽作以外ではメッセージ性の強い作品も作っている。晩年にその傾向が強いが、この時期には珍しい。第五福竜丸事件がこの頃だったか?それがきっかけかもしれない。 6点(2003-05-31 16:39:37) |
24. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
ショーン・コネリーも加わって、親子のやりとりがコメディっぽくておもしろい。コネリーは渋くっていい歳とってます。スピードとスリルの冒険はいつ見てもワクワクする。 8点(2003-05-17 17:30:02) |
25. イル・ポスティーノ
ほのぼの、しみじみ、じんわり、ほんわか・・言葉で表すとこんな感じ。詩人の「詩」がまた良くて映画の雰囲気にぴったり。素朴な島のポストマンが高名な詩人と交流して詩を作ったり、詩人のために島の音を集めて録音したりするところで最初のような気分になる。 7点(2003-04-08 11:17:10) |
26. インサイダー
実話の題材がおもしろい。ラッセル・クロウとアル・パチーノの二人の演技が素晴らしい。ハリウッドアクションのピーマン駄作の多い中で硬派のつくりが光る。 8点(2003-02-19 18:10:26) |
27. いつか晴れた日に
イギリスの俳優で演じたのが成功のカギか。ハリウッド俳優ではこういう雰囲気は出せないんじゃないか。エマとかケイトとかみんな品格があるよね。イギリス映画もしくは俳優出演映画は好きです。心情的にも日本人にも共通するような親しさを感じる。 8点(2003-02-07 22:00:15) |
28. 活きる
激動する政治状況に翻弄される中国の人々の、生き抜くために流れに逆らわず擦寄りつつ生きていくしたたかさ。長い歴史の教訓の中で、それが国民性になってしまっているような気がする。夫婦が悪戦苦闘する様がおかしくも悲しい。コン・リーがうまいと改めて思った。 8点(2003-02-07 21:30:54) |
29. インソムニア
寒々しい色彩と風景で見てるだけで寒くなった。アル・パチーノはうまい。ロビンはコメディに徹するべし。 6点(2003-02-03 20:49:13) |