21. ザ・バンク -堕ちた巨像-
《ネタバレ》 銀行とインターポールのタタカイだけど、肉体的なアクションと知能的なサスペンスがどっちつかずで中途半端ですな。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-02-15 20:19:55) |
22. 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)
《ネタバレ》 約6年半ぶり2度目観賞。新作公開に向けての復習。サルの進化とヒトの退化を対比させたシリーズ最終章。妻子を殺され、復讐の旅路につくシーザー。西部劇風のシブさを醸し出しているが滑稽でもあるよね、サルの分際で(笑)。“悪い場所”に捕らわれちゃうけどタタカイになるとヒトと互角以上に渡り合う。シーザーの死と引き換えに、このホシにサルの国を作っちゃえ。ドラマに魅せられず前2作に劣る印象。 [映画館(字幕)] 6点(2018-01-27 22:58:47) |
23. ザ・ウォーク
《ネタバレ》 N.Y.ワールドトレードセンタービル、2本の巨塔の間を1本の綱で渡ったワイヤーウォーカー。高飛車で傲慢、そのナマイキな性格は大道芸人の天性なのか。仲間集めからレッスンと周到な潜入捜査、決行当日のスパイ大作戦と入念な準備を経て、「その時」が訪れるラスト30分。天空の大海原を歩く…その姿は空の貴公子。その映像は観客自身がスカイウォークしているかのような失神系3D。オニさんこちら…結局はケーサツのお縄に。自分トーシロだけど、何だか綱渡りしたくなっちまう痛快な良作。 [映画館(字幕)] 7点(2016-02-08 00:03:07) |
24. THE LAST -NARUTO THE MOVIE-
《ネタバレ》 第四次忍界大戦から二年後、スカッと爽やか短髪男になったナルトが選んだのはヒナタ。フタリの恋愛アドベンチャー。冒険自体はアニメオリジナルストーリーと何ら変わらずツマラナイ。黒幕がヒナタに熱烈プロポーズを繰り返していて、威厳がなくナンセンス。月面でファイナルバウト、このマンガの舞台もついに母なる地球を飛び出しちまった。結ばれたフタリ、エンドクレジットに流れるウェディングシーンはブキミすぎ。 [DVD(邦画)] 6点(2015-09-13 22:48:21) |
25. 西遊記 はじまりのはじまり
《ネタバレ》 チャウ・シンチー監督流に解釈された西遊記ビフォアストーリー、ドタバタ妖怪コメディ。遠目からだと小栗旬に見えてしまう三蔵法師、天然女戦士、貧相な優男が実はヤンチャクチャモンキーの孫悟空、肌ツヤな猪八戒、遠目からだと松田翔太っぽい沙悟浄、おっきくて臭いあんよを持つジジイ…個性的なキャラが続々登場。ぶっ飛んだお話だが、中華風の独特の笑いと間合いが印象的。 [映画館(字幕)] 6点(2015-01-02 03:17:42) |
26. 柘榴坂の仇討
《ネタバレ》 浅田次郎原作の武骨な本格時代劇。主君・井伊直弼暗殺を許してから13年の時を経て時代が変わってもなお、仇を追い続けるサムライ。そんな武士の衿持を保つためだけに生きた漢のお話です。刻々と迫る運命の瞬間。中井貴一と阿部寛、日本刀がよく似合う俳優お二方がぶつかり合う殺陣シーンは、劇中を終始流れる張り詰めた凄味の極み。あれだけの執着を持ちながら目の前の仇を斬れなかった漢。無念としか言えません。それでも良作には違いありません。 [映画館(邦画)] 7点(2014-12-31 20:53:18) |
27. 猿の惑星:新世紀(ライジング)
《ネタバレ》 3年ぶり2度目観賞。新作公開に向けての復習。前作から3年、キャスト一新。「共存」か「対立」か。ヒトとサルの命運決する時。ヒトの温もりを信ずる穏健派のシーザーと抗人派のコバ。サルにはサルなりの複雑な考え方の相違があって、決して相容れることはありません。ディザスタームービーにありがちなムダなシーンがほとんどなく、こういった普遍のメッセージがストレートに伝わってきました。禁じ得ぬセンソー、次作でいよいよ自由の女神陥落か…。 [映画館(字幕)] 7点(2014-12-31 03:19:21) |
28. SAYURI
《ネタバレ》 ゲイシャのキビしい世界を歩んだ女の子のドラマ。華やかな表舞台の裏に潜むドス黒い女の戦い。登場人物に日本俳優と中国俳優が入り混じった洋画。大好きな京都でのお話ですが、重苦しすぎて疲れました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-06-29 02:37:21) |
29. さよなら渓谷
《ネタバレ》 男女関係に殺人事件が絡む恋愛ミステリー。男女間の複雑な心境を綴る静かな作風だが、セリフの間が長すぎてテンポを悪くしているようです。真木よう子が体当たり演技とエンディングテーマにおけるナマウタ披露で、モスクワにて殊勲。 [DVD(邦画)] 5点(2014-03-30 01:25:13) |
30. サイコ リバース
《ネタバレ》 男が夫と妻を一人二役。二重人格・精神分裂症、カツラ・婦人服・口紅でマジ女装、女言葉、挙動不審な態度…ある意味怪演ですが、大変申し訳ないけれど気色悪いです。これはホラーサスペンスの元祖「サイコ」の名を冠した駄作です。異例の総合4点以下、生涯ワースト15入り内定。 [DVD(字幕)] 4点(2013-05-04 00:22:49) |
31. サイコ(1960)
《ネタバレ》 数年ぶり2度目観賞。ホラーサスペンス映画の第一人者、奇才アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作。グロすぎてモノクロに、お決まりの本人ノンクレジット出演(ヒロインが勤める会社の前を通る男)、ヒロインの同僚に自らの娘を起用、観る者の心臓を詰まらせる名BGM「キュー」が流れるシャワールームでのヒロイン殺害、母親の“見返りゾンビ”など仕掛け満載。途中入場禁止とするほど意外な結末、ココロに二人の魂が宿る男、それはもはや精神分裂病ではないでしょうか。不敵な殺人鬼にアンソニー・パーキンス、陰のある名演。ヒロインにジャネット・リー。ハンドルを握りしめながら、フロントガラス越しに見せる目がつり上がった鬼気迫る表情。DVDには特典映像が2時間近くも付いていてこちらも見応えアリ。傑作に格上げ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-04-11 01:23:40) |
32. ザ・ハリケーン(1999)
《ネタバレ》 ボクシングの黒人チャンピオンが殺人の冤罪を受けて22年間の投獄生活。彼の無実を証明するためカナダ人たちが奔走。その熱い友情が実を結び、ブルドッグ顔のロッド・スタイガー演じる裁判長から無罪釈放を言い渡される場面は清々しいです。有り得ないような実話に基づいたドラマ、根深い黒人差別がその根底にあります。鍛え上げた彫刻のような肉体、苦悩の日々をデンゼル・ワシントン好演。 [DVD(字幕)] 6点(2013-04-06 23:29:44)(良:1票) |
33. 13デイズ
《ネタバレ》 キューバ危機、米ソによる天下分け目のニラメッコ。ギリギリの外交戦略で乗り切ったまさに一触即発の13日間をアメリカ側の視点で追う本格・社会派政治ドラマ。互いの腹の底を探り合う緊迫の外交戦を臨場感あふれる演出で表現。沈着な名宰相として奔走する大統領補佐官をケヴィン・コスナーが好演。人物相関が分かりにくいのが惜しいです。 [地上波(字幕)] 6点(2013-02-09 23:01:07) |
34. ザ・ファン
《ネタバレ》 売れないナイフ営業マンでダメオヤジのいち野球ファン。鬱々とした野球ドラマが一転、彼がメジャーリーガーを刺殺してから不穏な空気漂う殺人サスペンスに。最期はドシャ降りの球場で大乱闘、射殺。天下のデニーロ様がこのようなB級サスペンスの異常犯を熱演するとは。世間の低評価に反してそこそこ観れました。 [DVD(字幕)] 6点(2013-02-06 01:05:05) |
35. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 医者からリンゴ摘み、そしてまた医者へ。壮大な青春ドラマで評価高く感動するはずなのですが、淡々としすぎて味気なく感情移入できませんでした。 [DVD(字幕)] 6点(2013-01-27 00:42:02) |
36. 最強のふたり
《ネタバレ》 わずか3カ月ぶり2度目観賞。事故で首から下が不随になった車イスの富豪とひょうきんな黒人介護士の心の交流を綴る実話に基づいたフランス・ヒューマンドラマ。深刻で重苦しいはずの介護生活を黒人介護士の天然の陽気さとパワーが明るく楽しい場にします。下ネタ絡みのシュールな会話は笑えました。二人の間にはいつの間にか“最強”の絆が出来ていました。 [映画館(字幕)] 7点(2012-12-29 22:07:46) |
37. 再会の街で
《ネタバレ》 9.11事件で大きな損失、男の友情と悩める夫婦関係。美しい夜の街を立ち乗りミニスクーターで駆ける背中に漂う哀愁が印象的です。濁声を発する精神障害者の役がオハコのアダム・サンドラー主演。 [DVD(字幕)] 6点(2012-09-02 23:36:48) |
38. サーカス(1928)
《ネタバレ》 サーカス場で喜劇王が大騒動。命がけの綱渡り、淡い失恋など名シーン満載。特に床屋ショーはウケました。上映時間わずか69分ですがテンポよくまとめられていました。 [DVD(字幕)] 7点(2012-06-26 00:19:09) |
39. ザ・ファイター
《ネタバレ》 ダメアニキにモンスターペアレント、前半は重たいどん底ドラマで観ちゃいられませんでしたが、周囲が徐々に団結し兄弟二人三脚でアメリカンドリームを目指す姿に引き付けられました。まるでフィクションのような実話です。鬼気迫る形相、クリスチャン・ベイルの減量ぶり。 [DVD(字幕)] 7点(2012-01-03 15:48:29) |
40. 桜田門外ノ変
《ネタバレ》 血しぶきが飛び交う暗殺の殺陣シーンは衝撃でした。幕末ファンとしては充分楽しめましたが、「桜田門外の変」下手人の逃亡劇というやや地味なテーマで一般受けはしないでしょうな。家をひっくり返され、我慢しつつも結局泣きじゃくってしまう清史郎に失笑…。 [映画館(邦画)] 7点(2011-12-25 00:41:08) |